【WECARSに変わった今】ビッグモーターで買った車の車検と保証、損しない3つの選択肢

🤔「ビッグモーターで買った車、車検はどこに出せばいいんだろう」
🤔「購入したお店で車検を受けないと、保証が受けられなくなると言われたけど、本当?」
あの会社がWECARS(ウィーカーズ)に変わった今、こんなモヤモヤを抱えている方は少なくないと思います。
先にお伝えすると、車検は買ったお店に縛られず、全国どこの認証・指定工場でも受けられます。
今回は、実際にいただいたご相談をもとに、損しない3つの選択肢と、いちばん気になる「保証」の考え方、
そしてWECARSの車検料金の実際まで、元1級整備士の目線で解説していきます。
車検は「全国どこの認証・指定工場でも受けられます」。
購入店にこだわる必要はありません。
選択肢は3つ=①ディーラー ②信頼できる整備工場 ③満足しているならWECARS継続、です。
近年の車は電子制御が複雑なので、専用の診断機を持つディーラーだと安心な場面も多いです。
すでに付き合いのある整備工場があるなら、そこも有力な本命です。
「保証が切れる」問題は、まず「保証書・契約書の条件を自分の目で確認」が先。
この記事で、損しない順番を一緒に整理しましょう。
きっかけは、読者の方からのご相談
まずは、今回いただいたご相談です(内容を編集して掲載しています)。
🔶 状況:
昨年(問題が公になる前)ビッグモーターで中古のトヨタ タンクを購入。
今月車検
🔶 言われたこと:
「ビッグモーターで車検を受けないと、向こう10年の保証が受けられなくなる」と説明を受けた。
車体価格とは別に「安心安全10年保証」といった名称の保証に7〜8万円を支払っている
🔶 これまで:
以前は別の車を地元の整備会社に見てもらっていた(費用もチェーン店より高くなく、傷の修理をお願いした縁がある)
🔶 ご希望:
費用は安く済むのが一番。
ユーザー車検は考えていない。
使い方は週1〜2回の買い物と、年に数回の遠出(年3,500〜5,000km)
購入したお店の名前が大きく報道されて、不安なお気持ち、よく分かります
でも大丈夫、車検の選択肢はあなたが自由に選べますよ
しかも、すでに信頼できる整備会社さんとのご縁があるのは大きな強みです
前提:ビッグモーターは「WECARS」に変わった
大事な前提として、ビッグモーターは2024年5月に「WECARS(ウィーカーズ)」へ生まれ変わりました。
伊藤忠商事の系列となり、過去の商慣習の是正が進められています。
- 保証の扱い:既存ユーザーの購入時保証は、原則引き継がれるとされています(ご自身の保証書で必ず確認を)。
- 対応の変化:信頼回復の途上にあるため、むしろ丁寧な説明を受けられる場面が増えているようです。
- ガバナンス:運営母体が変わり、不透明な整備や不必要な部品交換の是正が進んでいます。
つまり、「WECARSで車検を受けるのもNGではない」のが2026年の現状です。
ただし、購入時に付けた独自保証(今回のご相談では「安心安全10年保証」といった名称)は、
他店で整備・車検を受けると失効する可能性があり、そこが判断の分かれ目になります。
損しない「3つの選択肢」
🔶 選択肢①:ディーラー(安心の本命)
近年の車は電子制御が複雑で、メーカー専用の診断機を持つディーラーがもっとも安心です。
高年式の車なら、今後のリコール対応なども踏まえて、正規店とのパイプを作っておくのは「急がば回れ」。
車に詳しくない方には、特におすすめしやすい選択肢です。
🔶 選択肢②:信頼できる整備工場(縁があるなら本命)
今回のご相談者さんのように、以前から付き合いのある整備会社があるなら、そこに戻るのはとても良い選択です。
費用もチェーン店と大きく変わらず、あなたの車の履歴を知ってくれている存在は、お金に換えられない安心につながります。
餅は餅屋というように、ご自身の車に詳しいパートナーを味方につけられると、安心して長く乗れる環境が整いますよ。
「かかりつけ」の車屋さんを持つという考え方は、こちらで詳しくお話ししています。
🔶 選択肢③:WECARSで継続(満足しているならアリ)
サービスに満足しているのであれば、引き続きWECARSを活用するのもアリです。
叩くための記事ではないので、メリットも公平に挙げますね。
- 価格:車検の基本料金は抑えめな水準。費用を抑えたい人に魅力。
- スピード:最短45分の車検や1日車検など、車を使えない時間を減らせるメニューも。
- 店舗網と設備:全国に多くの認証工場。整備の様子が見えるガラス張りの店舗もあり、初心者には安心材料。
- 購入特典:WECARSで買った車への特典(オイル交換無料など)が使えることも(内容は時期・店舗で変わるため要確認)。
大事なのは、自分が何を優先したいか(安さ・安心感・付き合いの長さ)をはっきりさせてから選ぶことです。
「WECARSで車検しないと保証が切れる」は本当?
ここが、いちばん気になる方が多いポイントだと思います。
正直にお答えします。
一般論として、中古車販売店の購入時保証には、「点検や車検を購入した店(または指定工場)で受けること」が条件になっているケースが実際にあります。
これはWECARSに限った話ではなく、中古車業界では珍しくない仕組みです。
販売店としては、整備の状態を把握し続けることで、保証で見る故障リスクを管理したい、という事情があるんですね。
ただ、保証の具体的な条件は、加入したプランや購入時期によって細かく変わります。
ネットの情報やうわさで「絶対に切れる」「いや切れない」と思い込むのは危険です。
いちばん確実で損をしない方法は、購入時に受け取った保証書・契約書を、自分の目で確認すること。
読んでも分からなければ、購入したお店に直接問い合わせるのが確実です。
🔶 支払った保証費用が惜しいときの、考え方
「保証に7〜8万円も払ったのに、他店で車検を受けたら無駄になる…」と迷う方も多いはずです。
そんなときは、その保証費用を「掛け捨ての保険だった」と割り切って考えるのも一つの方法です。
車が欲しくて購入したのであって、保証はあくまでオマケ。
保証を使うかもしれない確率と、これから縛られ続ける窮屈さを天秤にかけてみてください。
保証に縛られていると、ずっと特定の販売店に縛られたカーライフになってしまいます。
不安を感じるお店に任せ続ける必要はありませんし、逆に満足しているなら続ければいい。
車は安心して任せられるところへお願いして、心のエネルギーは家族や仕事など、他の大切なことに使うほうがずっと健全ですよ。
メンテナンスパックや保証を「付けるか・やめるか」の判断軸は、こちらで詳しく整理しています。
WECARS(旧ビッグモーター)の車検料金はいくら?
結論から言うと、料金は車両区分ごとにはっきり示されていて、明朗な部類です。
WECARS公式が示している車検の総額費用(スタート価格)は、次のとおりです。
| 車両区分 | 車検総額(スタート価格) |
| ハイブリッド乗用車 | 38,250円〜 |
| 軽乗用車 | 43,140円〜 |
| 小型乗用車 | 48,250円〜 |
| 中型乗用車 | 53,250円〜 |
| 大型乗用車(2.0t以下) | 58,250円〜 |
| 大型乗用車(2.5t以下) | 63,250円〜 |
| 輸入車 | 74,650円〜 |
※執筆時点の公式表示にもとづくスタート価格です。料金は変わることがあるので、最新は公式サイトでご確認ください。
ここで初心者の方に知っておいてほしいのが、この総額に何が含まれているかです。
車検費用は、どこで受けても金額が変わらない「法定費用」(自賠責保険・自動車重量税・印紙代)と、お店によって差が出る「車検基本料・整備費用」に分かれます。
この総額は、その両方をひっくるめたスタート価格、という位置づけです。
そして、いちばん大事な注意をひとつ。
この金額はあくまで「〜(から)」というスタート価格です。
点検で「車検に通すために交換が必要な部品」が見つかれば、追加整備費用が乗ります。
これはWECARSに限らず、どこで車検を受けても起こりうることです。
追加整備をすすめられたら、「車検に通すために今すぐ必要か、それとも予防的なものか」を確認する。
これだけで納得感がまるで変わりますし、車検全般を賢く受けるコツでもあります。
そもそも車検料金の相場は? 業態ごとの傾向
比較の土台として、車検をどこで受けるとどれくらいの傾向になるのかをお伝えします。
金額は地域・車種・状態で大きく変わるので、ここでは「傾向」としてつかんでください。
- ディーラー:基本料・整備費用はもっとも高めの傾向。純正部品とメーカー基準の整備で、安心感はいちばん。
- 車検専門店・カー用品店:中間〜やや安め。価格と整備のバランス型。
- ガソリンスタンド:基本料金は安めのことが多いが、大きな整備は外注になる場合も。
- 大手の中古車販売チェーン(WECARSなど):基本料金を抑えめな水準に設定。
ただしこれは「基本料金の傾向」です。
最終的な総額は追加整備しだいで変わるので、「どこが安いか」だけで飛びつかず、見積もりの中身(何をいくらで整備するのか)を確認して比べるのが、いちばん損をしないコツです。
他店に持ち込むときの準備:整備記録を持参しよう
ディーラーや整備工場へ車検を持ち込む場合、整備士は「これまでどんな整備をされてきたか」を確認します。
過去の整備記録が分からないと、同じ部品を二重に交換してしまうリスクが出てくるからです。
購入時の書類(保証書・整備記録簿・過去の伝票)は、必ず新しい整備先に持参しましょう。
それだけで、新しいお店との信頼関係づくりが、ぐっとスムーズになりますよ。
※費用はあくまで目安です。車種・年式・整備内容によって変わります。
まとめ:保証に縛られず、あなたが選んでいい
最後に、今日のポイントを整理します。
- 車検は全国どこの認証・指定工場でも受けられる。購入店に縛られる必要はない。
- 選択肢は3つ=①ディーラー(安心の本命)②信頼できる整備工場(縁があるなら本命)③満足ならWECARS継続もアリ。
- 「保証が切れる」は思い込みで判断しない。まず保証書・契約書の条件を自分の目で確認。
- 支払った保証費用が惜しいときは「掛け捨ての保険だった」と割り切る考え方も。
- 他店に持ち込むなら、保証書・整備記録簿を持参してスムーズに。
車検をどこで受けるかは、これからのカーライフの「かかりつけ」を決める良い機会なんです
不安なお店に任せ続ける必要はないし、満足しているなら続けてもいい
あなたが安心して任せられる場所を、この機会にぜひ見つけてください
もし車検費用が高額になりそうなら、買い替えと比べてみるのも一つの手です(もちろん車検を通して長く乗るのもアリです)。
今の愛車の価値を知っておくと選択肢が広がります。
車のこと全体をゼロから整理したい方は、車の教科書ページもどうぞ。
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