新車購入で担当者と合わない!変更方法と交渉のコツを徹底解説

欲しい車は決まっているのに、担当の営業の方と、なんとなく話がかみ合わない。
大きなお金を払う買い物なのに、この方から買うのかと思うと、気分が萎えてしまう。
担当者を変えたいけれど、お店で言い出すのは気まずいですよね。
この記事を最初に書いたとき、私はXに「相手は変えられません」と書きました。
合わない方の性格は変えられなくても、担当の方は、こちらから頼めば変えてもらえます。
ちょっと腰が重いかもしれませんが、我慢せずに、自分で動いて大丈夫です。
ディーラーの担当者と合わないときは、担当の方を変えてもらって大丈夫です。
お店ごと変える前に、まずは同じお店の中で、担当の方だけを変えてもらいます。
頼む相手は店長さんで、「このお店で買いたい」と一緒に伝えるのがコツです。
それでも合わなければ、別の店舗、別の販売会社の順に広げていきます。
そして、変えられると分かったうえで、今の方と続けるのも、立派な結論です。
きっかけは、読者の方からのご相談
まずは、いただいたご相談の内容です。
新車の購入を考えています。
大変言いにくいのですが、お店の担当の方と、なんとなくソリが合わず、その方から買いたくないと思ってしまいます。
店内で担当者の変更をお願いするのは、ばつが悪い気もします。
久しぶりに(自分にとっては)大きなお金を払うので、気分よくいたいのに、萎えてしまいます。
販売店ごと変えるしかないでしょうか?
同じ日の夕方には、ご相談者さまご自身から、こんなお返事もいただきました。
考えてみれば、こちらがテンションが下がると思っているということは、向こうも内心、私のことを嫌なお客だと思っている可能性がありますね。
営業の方は、お客を選べませんし…。
もともと担当だった方が、退職や異動で、いまの担当の方に替わったという経緯があります。
担当の方からは「このお客を相手したくない」とは言えないのですから、こちらからはっきり申し上げたほうが、お互いのためかもしれません。
いまの担当の方は、ご自分で選んだ方ではなかった、ということです。
頼りにしていた担当の方が、異動や退職でいなくなったときの考え方は、こちらでもお話ししています。
担当者の変更は、やってみて損はないことです
ご相談をいただいたときの私の答えは、「担当変更は、やってみて損はない」でした。
素敵なカーライフは、車と自分だけでは成り立たないですからね。
そう考える理由を、3つお話しします。
買ってからのほうが、付き合いは長くなります
新車は、買って終わりではありません。
点検や車検、困ったときの相談、次の乗り換えまで、何年も同じお店とのお付き合いが続きます。
これからもお世話になる相手なので、合う方とそうでない方とでは、カーライフや車の満足度が大きく変わってきます。
本来、車屋さんは頼れる味方です。
だからこそ、合う方に担当してもらう価値があります。
値引きの金額より、頼れる営業さんに出会うほうが大きい理由は、こちらでお話ししています。
担当の変更は、お店でもたまにあるお願いです
担当の変更のお願いは、お店の側では、たまにあります。
本音では変えたいけど、言えていない方も含めれば、そのニーズは意外とあると思います。
お店としても、合わないまま別のお店で買われてしまうより、担当を変えてでも買っていただきたいので、新しい担当の方を付けてくれることが多いです。
納車の前でも、買ったあとでも、担当の変更はお願いできます。
怒るより、担当を変えてもらうほうが早いです
悪気はなくても、人と人なので、合う・合わないはどうしても出てきます。
合わないところを怒って直してもらおうとしても、その方はたいして変わりません。
担当の方を変えてもらうほうが、話は早く進みます。
ご相談者さまが書かれていたとおり、営業の方は、お客様を選べません。
だから、こちらから言うのは、わがままではなく、お互いのためなんです。
元営業として正直に言うと、担当を外してほしいと言われたら、少しは落ち込みます。
でも、合わないまま続けるより、お互いのためです。
円満に担当者を変えてもらう「賢い伝え方」
では、実際にどう頼めばいいのか、手間の小さい順にお話しします。
最初の見積もりの段階なら、別の日に行く手もあります
まだ見積もりを1回もらっただけなら、別の日にお店へ行って、ほかの営業さんに話を聞いてみるのも1つです。
近くに同じメーカーの別のお店があれば、そちらに行ってみるのもいいと思います。
理由が言葉にできるなら、先に「お願い」を1つ
合わない理由がはっきりしているなら、担当を変える前に、その1点だけをお願いしてみる手もあります。
たとえば、話が早く進みすぎるなら「家族と相談したいので、今日は持ち帰らせてもらえますか」。
勧められるものが多いなら「まずは最低限の内容で、見積もりをお願いできますか」。
不満のまま伝えると評価になりますが、お願いの形にすると依頼になります。
評価を受け取った人は身構えますが、依頼を受け取った人は動いてくれます。
それでも変わらなければ、無理に合わせ続けることはありません。
理由が「なんとなく合わない」なら、このあとの頼み方で、そのまま担当の変更をお願いしてみてはいかがでしょうか。
頼む相手は、店長さんです
担当の方ご本人に直接言うのは、お互いに気まずいものです。
お店に行ったときに「店長さんとお話しできますか」と呼んでもらうのが、話が早いです。
店内で言うのがどうしても気まずければ、先にお店へ電話をして、店長さんにつないでもらう方法もあります。
店長さんがお休みなら、営業の責任者の方でも大丈夫です。
最初に「このお店で買いたい」を伝えます
頼むときは、担当を変えてほしいことより先に、このお店で買いたいという気持ちを伝えます。
先に買う気持ちが伝わると、次の担当の方を、真剣に選んでもらえます。
📝 伝え方の一例
「こちらのお店で買いたいと思っています」
「ただ、いまの担当の方とは、少しペースが合わないように感じていまして…」
「別の方にご担当いただくことはできますか」
「〇〇さんが悪い」ではなく、相性やペースのお話として伝えるのがポイントです。
理由を聞かれたら、正直に、やわらかく
店長さんから、理由を聞かれることもあります。
そのときは、正直に話したほうが、そのあとの関係がうまくいきます。
相性が合わない、というお話でも、真摯に伝えれば分かってもらえることが多いです。
言いにくければ「話の進め方が、私のペースと少し合わなくて」くらいの言い方で十分です。
次の担当には、頼れる方が付くことが多いです
私が見てきた範囲では、担当の変更をお願いすると、比較的、経験のある営業さんが付くことが多いです。
お店のほうも、2度目は合う方を、と考えるからだと思います。
試乗や商談で気まずくならない立ち回りは、こちらにまとめています。
もし「別の販売店」に行くなら、知っておきたいこと
担当を変えてもらっても合わないときは、お店を変えるのも手です。
順番は、担当者、店舗、販売会社の順がおすすめです。
いきなりお店ごと変えないのは、これまでのやり取りや、これからの点検・整備の記録が、担当の方ではなく、お店に残っていくからです。
同じ会社かどうかを、先に確かめます
同じメーカーの別の店舗でも、同じ会社のお店なら、お名前や見積もりが共有されていることがあります。
その場合は、行き先が変わっても、同じ会社の中で担当を変えてもらうのに近い形になります。
同じ会社かどうかは、見積書やお店のホームページに書かれた会社の名前で確かめられます。
たとえば東京では、トヨタ直営だった販売会社4社が、2019年4月に1つの会社になっています。
※トヨタ自動車のニュースリリース(2018年4月・東京の販売会社の融合)と、トヨタモビリティ東京の会社概要より(2026年9月に確認)。
同じレクサスでも、同じ県の中に別の会社のお店がある場合もあります。
最後は、販売会社ごと変えます
担当の方も店舗も合わないときは、販売会社ごと変えるのも手です。
会社が変わると、お店の雰囲気もガラッと変わります。
トヨタは、2020年5月から全国の販売店で全車種を扱う、と発表しています。
※トヨタ自動車のニュースリリース「トヨタ、全販売店全車種併売化を2020年5月に前倒し」(2019年6月)より(2026年9月に確認)。
同じ車を、別の会社のお店で買うこともできるということです。
別の会社のお店なら、見積もりを見比べることもできます。
ただ、目的は値引きを競わせることより、合う方に出会うことです。
お店が少ない地域では、同じお店の中で
住んでいる地域によっては、そのメーカーのお店が、1つの会社しかないこともあります。
ディーラーの数が少ないと、行き場がなくなってしまう難しさがあります。
遠くのお店に変えると、点検のたびに通うのも大変です。
そういうときほど、同じお店の中で担当の方を変えてもらうのが現実的です。
まとめ
担当の方と合わないと感じたら、ひとりで抱えなくて大丈夫です。
- 担当者の変更は、やってみて損はない(お店でも、たまにあるお願い)
- お店を変える前に、まずは同じお店の中で担当者だけ
- 理由がはっきりしているなら、先に「お願い」の形で1つ伝えてみる
- 頼む相手は店長さん(店内で言いにくければ、電話で)
- 最初に「このお店で買いたい」、そのあとに「別の方にお願いできますか」
- 理由を聞かれたら、正直に、やわらかく
- それでも合わなければ、別の店舗、別の販売会社の順に(同じ会社かどうかは会社の名前で確かめる)
- 変えられると分かったうえで、今の方と続けるのも、立派な結論
担当の方を変えてもらうのは、担当の方を責めることとは違います。
合う方と出会えれば、買ったあとの点検や車検も、気持ちよく通えます。
ご相談者さまの、その後
ご相談から5か月ほどたって、納車のご報告をいただきました。
結局、色々考えた末、その担当者から購入しました。
2月のイベントの会場に、予告なく行って契約したのですが、担当者も頑張ってくれて、結構お値引きしてくれたと思います。
感謝です。
担当者とは毎日顔を合わせるわけではないので、今後歩み寄って、なるべく良い関係を構築できたらと思います。
悪い人ではないんですよね、きっと。
新しい車は、トヨタのアクアでした。
担当の方を変えなかった、という結末です。
そのご担当の方から買われたと聞いて、これも何かの縁だと思いました。
頑張ってくれたとのこと、素晴らしいですね。
その年の暮れには、駐車のときにバンパーを傷つけてしまったこともあったそうです。
そのときも、担当の方と整備士さんが丁寧に対応してくださったそうです。
担当の方には「ほかのお客さんが買うときの注意に、今回のことを使ってもらって構いません」と伝えたそうです。
変える道を知ったうえで、今の方と続けることを選ばれたわけです。
保険の担当の方に言い出しにくいことを切り出すご相談でも、比べたうえで今のままを選ぶ、という結末がありました。
この記事で解決しなかったことがあれば、このページ下の「コメント欄」からお気軽にどうぞ。
ニックネームもメールアドレスも要りません。
最新記事のアップも「X」でお伝えしておりますので、よろしければフォローよろしくお願いいたします。
車選び全体を、もう一度ゼロから整理したい方は、こちらの教科書ページもどうぞ。














「これってどうなんだろう」が残っていたら、ここに書いてください。
ニックネームもメールアドレスも要りません。本文だけで送れます。
うまく言葉にできなくても大丈夫です。私が読んで、お返事します。
お返事は、このページのコメント欄に書きますので、また見に来てくださいね。
※ 車種や金額など、ご自身が特定されそうな情報は書かないでくださいね。