こんにちは!ピゴスです!
こちらの記事は、私が過去に「車の質問」をいただいた経験をベースに編集して、紹介しております
ご質問は、本当にありがたいです!私も回答をする中で、新たな気付きをいただけます
ご質問者様に役立つ情報というだけでなく、ブログを読んでくださっている方にも、ヒントになればと考えて、回答しております
ぜひ、何かのご縁でこのブログをのぞいてくださったみなさまにも、「損しないカーライフのヒント」を見つけていただけたら嬉しいです
一人でも車で損しない方が、世の中に増えていただけますように!
それでは、車が好きな人も、そうでない人も、素敵なカーライフにしていきましょう!!
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【雪国・東北の方】車の下回り塗装(錆止め)は必要?不要?「損しない」ための対策を解説
こんにちは!「ぺんぎんカーライフ」のピゴスです🐧
雪国、特に東北地方にお住まいのドライバーにとって、冬場の悩みのタネの一つが「車のサビ」ですよね
道路に撒かれる融雪剤(塩化カルシウムなど)は、雪や氷を溶かしてくれて助かる反面、車の金属部分、特に見えにくい「下回り」のサビを強力に促進させてしまいます
ディーラーや車屋さんに行くと、
😳「下回りの錆止め塗装、やっておいた方がいいですよ!」
と勧められることも多いと思いますが、一方で、
🤔「本当に必要なのかな?」
🌀「費用も結構かかるみたいだし…」
😥「周りの人はやってない人も多いけど、大丈夫なのかな?」
と、疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
今回は、まさにそんな「雪国の下回り錆止め、やるべきか否か?」という切実な問題について、錆止めの種類から、本当のリスク、
そして「損しない」ための現実的な対策まで、私自身の経験(東北在住です!)も踏まえながら、詳しく解説していきます!
きっかけは読者の方からのご相談
まずは、今回いただいた具体的なご相談内容です(内容を編集して掲載しています)
最近、知人と車の話題になり、「下回りの塗装は必要か」という疑問が解決しませんでした
私の住む東北地方は雪深く、融雪剤が使われます
車屋さんからは「下回りに錆止めを塗るように」と言われますが、「本当に必要なのか?」、「頻度はどうか?」が分かりませんでした
「乗り潰すのでやらない」という意見もありましたが、ピゴスさんの視点ではどうなのでしょうか?
錆び防止は大切ですが、やらないことで他の問題(車検に通らない等?)を引き起こす可能性もあるのか、教えていただけると助かります!
下回りのサビは気になるところですよね
「乗り潰すからやらない」という意見も、一つの考え方ではあります
では、「損しない」という視点ではどうでしょうか?
Q1. 下回り塗装(錆止め)って、どんな種類があるの?
まず、一般的に「下回り塗装」「錆止め」と言われるものには、いくつか種類があります
効果や持続性、費用も様々です
🔶 ① 厚塗りタイプ(ノックスドール、スリーラスターなど)
特徴:
新車時や購入時に、専門業者やディーラーで施工することが多い
比較的厚い弾力のある塗膜を形成し、物理的に塩分や水分、飛び石などから下回りをガードするイメージ
効果:
防錆効果は最も高いと期待できる
「しっかり守れる印象」です
もし私がやるなら「コレ!」と考えます
費用:
数万円〜と、比較的高価
ベストタイミング:
サビが発生する前の新車時が最も効果的です
🔶 ② シャシブラック系(一般的な黒い塗料)
特徴:
車検時などに、比較的安価でスプレーされることが多い、黒い塗料
効果:
正直なところ、本格的な防錆効果はあまり期待できません
塗膜が薄く、すぐに剥がれてしまうことが普通です
「黒々として見た目がキレイになる」という、お化粧のようなものと考えると分かりやすいと思います
本気でサビを防ぎたい方にはおすすめしません
費用: 数千円~1万円程度と安価
🔶 ③ 油膜・ワックスタイプ
特徴:
ガソリンスタンドなどで「下回り防錆」としてメニュー化されていることがあります
ベタっとした油やワックス系の膜を吹き付けるものです
効果:
一時的な防錆効果はある程度期待できますが、厚塗りタイプほどの持続性や物理的な保護性能はありません
飛び石による傷からのサビには弱いという弱点もあります
その他:
施工後の車を整備時に手がベタベタになるので、整備士さんからはあまり好かれない傾向があります(笑)
Q2. なぜ「やった方がいい」と言われるの? やらないとどうなる?
では、なぜ車屋さんは下回り塗装を勧めるのでしょうか?
主な理由は2つあります
- 見た目の問題: 下回りがサビで茶色くみすぼらしい状態になるのを嫌う、という美観上の理由(きれいだと嬉しい)
- 【重要】車検に通らなくなるリスク!: これが一番深刻な問題です。サビが進行し、マフラーに穴(マフラーは専用のマフラー塗装があります)が開いたり、フレームやフロアパネル(床)にサビによる穴が開いてしまうと、保安基準を満たせず、車検に通りません!
- 修理費用: マフラー交換や、フロアの穴を溶接で修理するのは高額になります(ディーラーでしっかり直すと1箇所5万円以上かかることも…)
- 安く済ませるために「ハリボテ」のような修理をする業者もいるかもしれませんが、根本的な解決にはなりません
下回り塗装は、この「サビによる致命的なダメージ(=高額修理費)」を防ぐための予防策、という意味合いでオススメしてくることがあります
Q3. でも、本当に「必須」なの? 最近の車と東北の現実
「じゃあ、やっぱり必須じゃないか!」と思われるかもしれませんが、少し待ってください
・昔と今の違い:
昔の車は、確かに東北のような塩害地域では10年経たずに下回りに穴が開くこともありました
・最近の車の進化:
しかし、最近の車の防錆技術は格段に進歩しています!
メーカーも、下回りに錆びにくい鋼板を使ったり、効果的な防錆処理を施したりしています
・東北での実感:
おそらく、ご友人たちが「やらなくても大丈夫」と言うのは、「最近の車は、何もしなくても昔ほど酷いサビで困ることが少なくなった」という実感があるからではないでしょうか?
実際、通常の使用で10年程度では、フロアに穴が開くほどの深刻なサビは発生しにくくなっている印象があります
【私の結論】
特別なこだわり(常に下回りもピカピカにしたい!など)がないのであれば、最近の車(ここ10年以内くらい?)であれば、
東北地方であっても「特別な下回り塗装は何もしなくても、致命的な問題は起きにくい」と考えています
もちろん、表面的なサビは発生します
見た目は少しみすぼらしくなるかもしれませんが、機能的に問題ない場合がほとんどです
Q4. 整備士さんの「サビてますよ」は要注意?
車検などで整備士さんに「下回り、サビてますね~。錆止め塗装しておきましょうか?」と言われたら、どう考えればいいでしょう?
- 単なるセールストークかも?: ただ「サビてるから塗りましょう」というだけなら、商品を売りたいだけかもしれません
- 具体的なリスク説明があれば聞く価値あり: もし、「この部分のサビが進行すると、〇〇(部品の脱落、強度低下など)のリスクがありますよ」、「このままだと次の車検で穴が開くかもしれません」といった、具体的な場所とリスクを説明してくれるのであれば、それは真摯なアドバイスかもしれません。よく話を聞いてみましょう
Q5.【私のおすすめ】最強のサビ対策は「マメな下回り洗浄」!
では、特別な塗装をしない場合、何もしなくて良いのでしょうか?
答えは「いいえ」
最もコストパフォーマンスの高いサビ対策があります!
それは… 「融雪剤を洗い流すこと」です!
🔶私の実践法(東北在住):
私も以前はノックスドールなどを施工したことがありますが、結局、冬場に意識して下回りを水で洗い流すだけで、「たいして錆びない」ことに気づきました(笑)
🔶やり方:
高速道路や幹線道路など、融雪剤が撒かれた道を走った後は、できるだけ早く(数日以内)に、散水ホースなどで下回りに水をかけて塩分を洗い流す!
これだけです
高圧洗浄機があればベストですが、ホースの水流でもある程度の効果はあります
🔶頻度:
理想は走るたびに毎回ですが、難しいですよね
冬場(融雪剤が撒かれる時期)に月1~2回でも、下回りをサッと水で流すだけでも、やらないのとは大違いです!
🔶効果: この簡単な習慣だけで、車の寿命(下回りの健全さ)が、10年持つところが15年以上持つくらいの違いは出てくるような気がします
手間は掛かりますが、特別な費用はほとんどかかりません!
Q6. 「洗うのは面倒…」という場合の次善策
「いやいや、冬に外で水使うなんて無理!面倒!」
…という方も、もちろんいらっしゃると思います
その気持ちも分かります
そういう方には、やはり「新車購入時」または「中古車購入時(状態が良ければ)」に、
①の「厚塗りタイプ(ノックスドール等)」のしっかりしたコーティングを施工しておくのが、次善策としておすすめです
一度施工すれば、数年間は効果が期待できます
そして、その後は基本的に「何もしない」
自然に任せる、という考え方です
もし気になるなら、車検やタイヤ交換の際に、信頼できる整備工場に市販のスプレータイプの防錆剤(ノックスドールなどもあります)を渡して、
「剥がれているところに軽く吹いておいてください」とお願いするのも良いかもしれません(もちろん有料のつもりで)
まとめ:サビ対策、あなたに合う方法は?
雪国のカーライフとサビの問題
まとめると…
- 効果的な対策は「こまめな下回り洗浄(水洗い)」! これがお金もあまりかからずおすすめです
- 洗浄が難しいなら、「新車時(または早期)に厚塗りタイプの防錆塗装」をして、あとはお任せ
- 車検時の「シャシブラック」は、ほぼ見た目だけ…防錆効果は期待薄
- 最近の車なら、特別な対策をしなくても、10年程度で致命的なサビ穴が開くリスクは昔より低い
- 整備士さんの「サビてますね」は、具体的なリスク説明があるか注意して聞く
ぜひ、ご自身の車の使い方、保管環境、そして「どこまで手間やお金をかけたいか」に合わせて、
最適なサビ対策を選んで、「損しない」カーライフを送ってくださいね!
【おまけ】
東北地方の車はどうしてもサビが多くなりがちです
そうすると、もう車は高く売れないだろうと諦めてしまう方がいます
しかし、そんなことはありません
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それでは、素敵なカーライフを!🐧
おわりに
ご質問に共感していただける部分があったり、回答にお役に立てるセンテンスなどがあったり、しましたでしょうか?
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それでは、損しないカーライフをお過ごしください