中古車を見に行く前に 決めておくのは、年に何km走って何年乗るかです

🙋♂️「中古車サイトで、いい感じの日産ノートを見つけた!」
😊「明日、ついにディーラーに実車を見に行くぞ!」
おめでとうございます✨
たくさんの情報の中から気になる一台を見つけ出すのは、大変だったと思います。
実車確認、ドキドキしますよね。
でも、同時にこんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
🤔「車の知識なんて全然ないんだけど、どこを見ればいいんだろう?」
😅「カッコいいとか、キレイとか、それくらいしか分からない…」
😨「何か大きな問題を見落として、あとで損した…となりたくない」
この記事は、実際にそのご相談をいただいて、お返事したやりとりから生まれました。
そのとき私は、いきなり「ここを見てください」とはお答えしていません。
先に、ひとつだけ聞き返しています。
お時間のない方は、この記事の概要をYouTube動画でも解説していますので、こちらもどうぞ👇
見に行く前に決めておくのは、車のことではありません。
年に何km走って、何年乗るか。
ご自身の使い方のほうです。
それが決まると、同じ1台が「走行距離の多い車」にも「ちょうどいい車」にもなります。
そして当日に見るのは、ご自身の五感と、お店の人。
この2つです。
ご相談者さまが見つけた1台
まずは、いただいたご相談です(内容を編集して掲載しています)。
そろそろ車を買おうと思って、このブログにたどり着きました🙋♂️
中古車販売店だけでなく、オークションで買う手段があることなど、車初心者には全てが勉強になります…!
また「コミコミ50万円でも失敗しない中古車の選び方を5つ解説」は、心に刺さりました!
その学びを踏まえて、カーセンサーで良い感じの日産ノートを見つけたので、明日ディーラーに行ってみようと思います!
車に詳しい皆様、中古車を買うにあたって見ておくべきポイントがあればご教示ください!
私のブログを読んでいただき、ありがとうございます!
とくに「コミコミ50万円でも失敗しない中古車の選び方」の記事がお役に立てたなら、とても嬉しいです。
さて、いよいよ実車確認ですね。
「どこを見ればいいですか」には、一般論しか返せません
このご質問に、私は最初こうお返事しました。
せっかくご質問をいただいたのに、抽象的な答えになってしまって申し訳ないのですが。
最終的には、車に詳しくないと、中古車の良し悪しをチェックするのは、やはりなかなか難しいのです。
そこで、その気になるノートがどんな車なのか、試しに教えていただけますか😊
「中古車のどこを見ればいいですか」――この聞き方だと、返せるのは一般論だけなんです。
外装を見て、内装のにおいを嗅いで、試乗して。
どの記事にも書いてあることに、なってしまいます。
そこで、4つだけ教えてくださいとお願いしました。
- 年式
- 走行距離
- 値段
- グレード
この4つが分かると、その車に対しての具体的なアドバイスができるかもしれない。
そうお伝えしたんですね。
見るポイントは、年式で変わります
まず知っておいていただきたいのは、中古車のチェックは「年式」によって、見るべきポイントの重要度が変わるということです。
古い年式(たとえば10年落ち以上)の場合は、エンジンやミッションなど、車の基本的な信頼性そのものをしっかり見ていく必要があります。
これには専門的な知識が要る場面も多く、車に詳しくない方には少しハードルが高くなります。
一方、比較的新しい年式(5年落ち以内など)、とくにディーラーが扱う認定中古車などであれば、基本的な整備は行き届いていて、大きな機械的トラブルのリスクは比較的低いと考えられます。
もちろん油断は禁物ですが、この場合は整備士のような専門知識がなくても、「自分が納得できるか」「今後、気持ちよく付き合えるか」という視点のほうが、より大事になってきます。
もし、もっと古い中古車を検討される場合は、信頼性の見極め方をこちらでも詳しくお話ししています。
同じ6.6万kmが、多くも少なくもなります
ご相談者さまは、すぐに教えてくださいました。
年式:2015年12月(初度登録)
走行距離:6.6万km
値段:合計80万円(本体58万円、整備や付帯費用など)
グレード:1.2X
装備にナビ、ETC、踏み間違い防止、アラウンドビューモニターが付いていて「これだっ!!」となりました
修理歴なし、記録簿ありです
車内の匂いや実際の見た目、乗り心地は明日試してみようと思います!
ここまで出てきて、やっと具体的なお返事ができました。
そして、その答えは「6.6万kmは多いか少ないか」ではありませんでした。
「あなたが年に何km走るか」でした。
ご相談者さまが、そんなに走行距離を乗らない使い方なのであれば、6.6万kmも問題ないと思います。
逆に、けっこう距離を乗りますよ(年間1万km以上)という場合は、もう少し走行距離の少ない個体を探してみてもいいかもしれません。
もし、広さや別の条件を重視されるなら、安全装備の充実したほかのコンパクトカー(ホンダのフィットやマツダのデミオなど)も候補になりますよ。
ひとつ、目安をお伝えしておきますね。
程度の良い中古車の目安は、年に8,000kmくらいのペースで走ってきた車です。
5年落ちなら、4万km前後ということになります。
ただ、これも当てはまらないことがあります。
土日だけ乗る、年に3,000kmくらい、という使い方なら、3〜4万km台の車でもじゅうぶんです。
つまり、走行距離が多いか少ないかは、車のメーターでは決まっていません。
これから、あなたがどう乗るかで決まります。
ですから、見に行く前に決めておいてほしいんです。
年に何km走って、何年乗るか。
決めておくのは、ここだけです。
比較的新しい1台なら、見るのはこの2つ
では、当日は具体的にどこを見ればいいのでしょうか。
車に詳しくなくてもチェックしやすい、2つのポイントに分けてご紹介します。
① あなたの五感で分かること
専門知識がなくても、ご自身の感覚で「これならOK」「これはちょっと嫌だな…」と感じる部分は、大切にしてください。
- 外装のキズ・凹み:車の周りをゆっくり一周して、気になる大きな傷や凹みがないか。小さな線キズは中古車には付き物ですが、ドアやバンパーの大きな凹み、塗装の剥がれは修理費がかさむこともあります。ご自身が許容できる範囲か確認しましょう
- 内装のキレイさ・におい:シートの汚れやヘタリ、ダッシュボードや天井の状態を見ます。そして大事なのが「におい」です。タバコ、ペット、芳香剤の匂いなど、気になるにおいがしないか。あわせてエアコンを付けて、冷房の効きも確かめておくと安心です
- 試乗でのフィーリング:できれば試乗させてもらいましょう。「まっすぐ走るか」「変な音や振動はないか」など、普通に運転してみて「何かおかしいな」と感じないか。ご自身の感覚を信じてみてください
② これから長く付き合う、お店と人
比較的新しいディーラー中古車は、車自体のコンディションが良いことが多いぶん、「どこで買うか」「誰から買うか」が、購入後の満足度を大きく左右します。
- 質問に、どう答えてくれるか:修復歴や見積もりの中身を聞いたとき、ごまかさずに答えてくれるか。答えそのものより、どう答えてくれるかに、そのお店の姿勢が出ます
- 急かされないか:あなたの質問にきちんと耳を傾けてくれますか。高圧的だったり、急かすような接客ではありませんか
- お店の雰囲気・清潔感:ここで点検や車検を受けることを想像して、気持ちよく通えそうでしょうか
- 家からのアクセス:購入後のメンテナンスを考えると、自宅から通いやすい場所にあるかも、地味ですが満足度に大きく影響します
車は、買って終わりではありません。
点検や車検、もしものときの相談など、購入後も長い付き合いになる可能性があります。
話しやすい担当者さんを見つけることは、安心して「損しない」カーライフを送るうえで、とても大切なんです。
お店や担当者さんの見極め方は、こちらの記事でさらに詳しくまとめています。
正直、プロでも見抜けない部分はあります
ここまでチェックポイントをお伝えしましたが、正直に申し上げます。
その場で自分の目で分かるのは、においと、目立った傷と、ひどいサビくらいなんです。
エンジンの調子や走りの良し悪しは、簡単には分かりません。
じつは、これは私が見ても大きくは変わりません。
だからこそ、比較的新しいディーラー中古車を選ぶ場合は、「完璧な車を見つける」というよりも、「自分が納得できる状態の車」を「信頼できるお店・人から買う」という視点が大切になります。
その点、ディーラーの中古車には安心感があります。
大きなハズレは少なく、万一何かあっても保証で対応してもらえる場合があるなど、車に詳しくない方にはとくに心強い選択肢です。
ただ、ひとつだけ確かめておいてください。
保証は「無料の範囲で、どこまで・何年つきますか」と、契約前に書面で見せてもらうことです。
年式が古めの個体だと、期間や範囲が短くなっていることもあります。
中古車選びに「完璧」を求めると、かえって苦しくなってしまいます。
大事なのは、信頼できるお店で「自分が納得できる一台」に出会うこと。
そう考えると、少し気がラクになりませんか😊
見つけたら、ダメ元で言ってみる
気になる一台が見つかったら、最後にもうひと工夫してみてください。
納車前の整備で、消耗品の交換をお願いしてみるんです。
バッテリー、夏タイヤ、ブレーキパッドあたりですね。
「納車前に交換しておいてもらえませんか?」と、聞くだけ聞いてみましょう。
ダメ元でも、意外と応じてくれるのがディーラーの良いところだったりします。
あわせて、確かめておくと気持ちよく乗り出せることが3つあります。
- 納車のとき、ガソリンは満タンにしてもらえるか
- カーナビの地図は、更新できるタイプか(年式によっては対応していないことがあります)
- 鍵は2つあるか、電池は交換してあるか
どれも、あとから自分でやると地味に手間とお金がかかるところです。
契約の前なら、話に乗ってもらいやすいですよ。
商談は、こちらから情報を出すほど良くなります
中古車選びは、車そのものだけでなく「商談の進め方」も結果を左右します。
これは営業をしていたころの本音ですが、やり手の営業マンほど、お客様の要望をよく聞いて、良い提案をしてくれます。
ですから、希望や用途、どれくらいの期間乗りたいかなど、営業マンさんが提案しやすくなる情報を、こちらから伝えるのがおすすめです。
そのうえで、和やかなムードで楽しみながら商談すると、良い結果が得られやすいですよ。
逆に、人と人とのやりとりですから、最初からがっつき過ぎると、相手も心を閉ざしてしまいます(笑)。
細かい要望や値引きの相談は、少し打ち解けてから、あるいは「ほぼ買うぞ」と気持ちが固まってきたタイミングで切り出すのがコツです。
お気づきになったでしょうか。
これは、私にご質問いただいたときと、まったく同じ構造です。
こちらが出す情報が具体的になるほど、返ってくる答えも具体的になる。
プロが相手でも、営業マンさんが相手でも、そこは変わらないんです。
✅ 見に行く日のチェックリスト
- ☑️ 年に何km走って、何年乗るかを決めていく
- ☑️ 修復歴(事故歴)と整備記録簿を確認
- ☑️ 内装のにおい(エアコンを付けて、冷房の効きも)
- ☑️ 外装のキズ・凹みを、一周して確認
- ☑️ できれば試乗して、まっすぐ走るか・変な音がしないか
- ☑️ 保証は「無料の範囲でどこまで・何年か」を書面で
- ☑️ 納車前の整備を、ダメ元でお願いしてみる
まとめ|決めていくのは、車ではなく自分の使い方
いよいよ、気になる一台とご対面ですね。
- 見に行く前に決めるのは、年に何km走って何年乗るか(同じ走行距離が、多くも少なくもなります)
- 当日に見るのは、五感(キズ・におい・試乗)と、お店の人
- 質問には「答えそのもの」より「どう答えてくれるか」を見る
- 保証は「無料の範囲でどこまで・何年か」を書面で確認する
- 納車前の整備は、ダメ元でお願いしてみる
- 商談は、希望・用途・乗る期間をこちらから出すほど良くなる
車に詳しくなくても、大丈夫です。
見抜く力より、決めていく力のほうが、ずっと効きますから。
ちょっと緊張するかもしれませんが、ディーラー訪問、いってらっしゃいませ。
良い出会いがありますように👍
【おまけ】今の車を手放すなら、売り方も「損しない」選択を
車を購入するときには、いまの車を手放す方も多いはずです。
購入はディーラーがおすすめですが、売却については、ディーラーの下取りがいつもおすすめとは言えません。
こちらの記事で、その要点が学べます。
💡 売ると決めた方へ
MOTA車買取なら、先に最大20社が査定額を出して、上位最大3社だけが連絡してきます。
ただし、査定に来てくださる買取店さんも、本気で時間を使ってくださいます。
今日、決める必要はまったくありません。
次の車が決まってからで、じゅうぶんです。
ご相談者さまの、その後
このご相談には、続きがあります。
翌日、ご相談者さまからこうお返事をいただきました。
使用用途は土日に乗る程度ですので、走行距離が大丈夫そうなこと伺えて良かったです!
ブログでもお話されてたように、三方良しの関係が大事ですよね!
失念しがちな考えなので、肝に命じてディーラーに行って参ります!
チェックリストではなく、「三方よし」で着地されました。
自分だけが得をするのではなく、お店にとっても、車にとっても良い形で。
その気持ちで行かれるなら、きっと良い1台に出会えます。
この考え方については、こちらでまとめています。
初めての中古車購入で疑問や不安ある場合は、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。
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