著者:ピゴス - 元1級整備士×元ディーラー営業マン(整備12,000台/販売500台/年300件相談対応)

😃「そろそろ家族のためにミニバンが欲しいな…」

👀「新型セレナ e-POWER、広そうだし燃費も良さそうだし、気になる!」

日産の人気ミニバン、セレナ。

特にe-POWERは、そのスムーズで静かな走りが注目されていますし、広々とした室内はファミリーカーとして理想的ですよね。

でも、いざグレードを選ぼうとすると、多くの方がぶつかる大きな悩みがあります。

🤔「7人乗りと8人乗り、うちの家族にはどっちが合ってるの?」

😵「最上級グレードの『ルキシオン』のプロパイロット2.0は魅力的だけど、7人乗りしかない…」

😃「でも、8人乗りの『スマートマルチセンターシート』もすごく便利そう…」

先進機能を取るか、シートアレンジの自由度を取るか、本当に悩ましいですよね。

今回は、新型セレナ e-POWERの「7人乗り vs 8人乗り」で悩んでいる読者の方からのご相談をベースに、それぞれのメリット・デメリットを両論で整理しながら、あなたの家族構成や使い方に合った「損しない」選び方を、私の考えも交えて解説していきます。

✅ 結論からお伝えします

新型セレナの「7人乗り(ルキシオン)」は、先進機能やデザイン、2列目の快適性を重視する方に向いています。

「8人乗り」は、シートアレンジの自由度や、たまの多人数乗車への対応力が魅力です。

決め手は「普段の使い方」

たまの多人数乗車の頻度で判断し、実車でチャイルドシートを乗せて確かめるのが確実です。

きっかけは、小さなお子さん3人のご家族からのご相談

まずは、今回いただいたご相談の内容です(編集して掲載しています)。

🔶検討中の車:新型セレナ e-POWER(2023年春発売予定)

🔶家族構成:5人家族(夫婦+3歳・1歳・0歳の小さなお子さん3人)

🔶悩み:7人乗り(ルキシオン)と8人乗りで迷っている。

🔶7人乗り(ルキシオン)に惹かれる点:ハンズフリーができるプロパイロット2.0と、ルキシオン専用のフロントデザインが好み。

🔶8人乗りに惹かれる点:1〜2列目を前後に動かせるスマートマルチセンターシートが便利そう。

年に数回、両親を乗せて合計7人になることがある。

🔶疑問:普段5人なら7人乗りでも十分? たまに7人乗ることを考えると、やはり8人乗り?

ミニバンを買うのは初めてなので、どちらがおすすめかアドバイスがほしい。

先進機能とデザインを取るか、乗車定員やシートアレンジの柔軟性を取るか、これは本当に難しい選択ですね。

ご家族の状況を想像しながら、一緒に考えていきましょう。

ピゴス

実は私自身は子どもが2人で、今は5人乗りの車に乗っているので、ミニバンに関してはちょっと素人なんです(笑)

でも、もし私が選ぶなら、2列目が独立した2座シートのルキシオンの、あのファーストクラスみたいな雰囲気に、正直グッときちゃいますね(笑)

Q1.ルキシオン(7人乗り)と標準グレード(8人乗り)の特徴を整理

まず、それぞれの特徴を見てみましょう。

2023年に新型になったセレナe-POWER、当時の話題です。

ルキシオン(7人乗り)の魅力

いちばんの特長は「プロパイロット2.0」です。

高速道路の同一車線で、一定の条件を満たすと手放し運転ができる、先進の運転支援機能です(もちろん、ドライバーは常に前方への注意が必要です)。

長距離運転の疲れをやわらげてくれますし、所有する満足感も高めてくれます。

また、ルキシオン専用の上質なデザインや、独立した2列目のキャプテンシートも魅力です。

ひじ掛け付きでゆったり座れて、「ファーストクラスみたいでカッコいい」と感じる方も多いでしょう。

シートの間に通路(ウォークスルー)ができるので、3列目への移動がしやすいのも便利な点です。

標準グレードなど(8人乗り)の魅力

8人乗りの目玉は「スマートマルチセンターシート」です。

2列目の中央シートが前後に大きくスライドし、1列目まで動かせば2列目をキャプテンシート風のウォークスルーにできます。

2列目に残せば、ベンチシートとして3人掛けにもなり、とても多機能で便利です。

小さなお子さんが3人いるご家庭だと、ベビーカーや荷物がどうしても増えますよね。

3列目を畳んで広い荷室にしたり、2列目を3人掛けにしてお子さんを並べて座らせたりと、毎日のいろいろな場面で「自由度の高さ」が効いてきます。

新型セレナ8人乗りのスマートマルチセンターシート
出典:日産公式ホームページ「セレナ」

さらに、いざという時に1人多く乗れる安心感があり、価格も最上級グレードのルキシオンより手頃です。

7人乗り・8人乗り 早わかり比較

項目7人乗り(ルキシオン)8人乗り
定員7人8人(いざという時に1人多く)
2列目独立キャプテンシートマルチセンターシート(前後移動・3人掛けも)
運転支援プロパイロット2.0(条件下で手放し対応)プロパイロット(標準の運転支援)
価格最上級で高めルキシオンより手頃
向いている人先進機能・デザイン・2列目の快適性を重視シートアレンジの自由度・多人数の融通を重視

Q2.「たまに7人」のために「普段の5人」をどう考える?

ここが、いちばんの悩みどころですよね。

普段は5人家族なので、7人乗りでも定員的には問題ありません。

問題は「年に数回、7人で乗る時」の使い勝手です。

7人乗りの場合、2列目にチャイルドシートを2つ、3列目の真ん中に小さなお子さん、その両脇に大人、という乗り方が考えられます。

定員上は乗れますが、3列目の真ん中は座席も足元も窮屈になりがちで、大人が両脇に座るとかなり詰まって感じるかもしれません。

もちろん、それが年に数回・近い距離だけなら、その時は少し詰めて乗る、と割り切るのも十分にアリだと思います。

一方8人乗りなら、3列目に乗るお子さんを2列目中央のマルチセンターシートに座らせることで、3列目の大人2人が比較的ゆったり座れる可能性があります。

後悔しない考え方:利用頻度で優先度を決める

ここで、ぺんぎんカーライフ的な考え方をひとつ。

その「7人で乗る」場面は、どれくらいの頻度で、どれくらいの距離を乗るでしょうか。

もし「年に数回・近距離だけ」なら、その頻度の低い場面のために、毎日使う車の魅力(ルキシオンの機能やデザイン)を諦めるのは、もったいないかもしれません。

逆に「年に数回でも、毎回長い距離を7人で移動する」なら、8人乗りの方がストレスは少ないでしょう。

ただ、もうひとつ大事な視点があります。

シートアレンジや定員は、あとから変えることができません。

これは、家の間取りに少し似ていて、迷うくらいなら「多い方・自由度が高い方」を選んでおくと、後悔しにくいという考え方もあります。

特に、小さなお子さんが3人いるご家庭は、ベビーカーや荷物も増えがちですから、その自由度が効いてくる場面は多そうです。

Q3.「欲しい機能」と「必要な機能」、あなたの優先順位は?

結局のところ、車選びは「何かを得ると、何かを諦める」というトレードオフの面があります。

  • ルキシオン(7人乗り):プロパイロット2.0、デザイン、2列目の快適性を得る代わりに、8人乗りの柔軟性は諦める。
  • 8人乗り:シートアレンジの自由度、いざという時の定員を得る代わりに、プロパイロット2.0やルキシオンのデザインは諦める。

どちらが「正解」ということはありません。

いちばん大事なのは、「あなたとご家族にとって、どちらのメリットがより大きく、どちらのデメリットがより許せるか」です。

そして正直に言えば、「あなたがどうしたいか」、その気持ちこそが、いちばんの判断材料だと私は思います。

お子さんたちは、どちらを選んでも、広い車にワクワクして、きっと上手に楽しんでくれますからね。

普段の使いやすさやお子さんのケアのしやすさは、毎日運転するご夫婦の感覚がいちばん確かです。

実際に使う場面を思い浮かべながら、ご夫婦でしっかり話し合ってみてくださいね。

Q4.後悔しないために、実車で徹底シミュレーション

カタログやネットの情報だけでは、分からないことがたくさんあります。

後悔しないために、必ず日産のお店で実車を見て、シミュレーションをしましょう。

  • 7人乗り・8人乗り、両方の実車を見る:できれば両方のシートレイアウトを、展示車や試乗車で確認しましょう。
  • 家族みんなで座ってみる:2列目・3列目にも実際に座って、広さや座り心地を体感してください。
  • シートアレンジを試す:8人乗りのマルチセンターシートは実際に動かし、7人乗りのウォークスルーのしやすさもチェックを。
  • 【最重要】チャイルドシートを持ち込んで装着テスト:普段使っているチャイルドシート(2つ、可能ならジュニアシートも)を持ち込んで、実際に付けさせてもらいましょう。

このチャイルドシートの持ち込みテストが、買ったあとの「こんなはずじゃなかった…」を防ぐ、最大のポイントです。

7人乗りで2列目にチャイルドシートを2つ付けた時、3列目へはどう乗り込むのか。

8人乗りで2列目中央にお子さんを乗せた時、左右のチャイルドシートとぶつからないか。

こうしたリアルな使い勝手は、実車でしか分かりません。

あわせて、トヨタのノアやヴォクシー、ホンダのステップワゴンといったライバル車も見ておくと、セレナの良さや気になる点がより見えてきます。

ミニバンの定番、ノアとヴォクシーの違いが気になる方は、こちらも参考にどうぞ。

ノアかヴォクシーか。迷う人へ。「見た目」と「リセール」で決める損しない選び方トヨタのノアとヴォクシー、迷ったらどっち?違いは主に見た目(顔つき)で、走り・室内・安全装備はほぼ同じ兄弟車。リセール差もオマケ程度です。元ディーラー営業のピゴスが、後悔しない選び方を整理します。...

なお、新型車は納期の問題で、実物を見る前に注文しないとなかなか納車されない、ということもあります。

急がれている場合は、早めにお店に行って、納期も含めて相談しておくと安心ですよ。

Q5.忘れずに! 今の車の売却も「損しない」ように

新しいセレナのことで頭がいっぱいになりがちですが、今乗っている車を少しでも高く売ることも、大切なポイントです。

ディーラーの下取りだけでなく、買取査定も比べてみると、思った以上に差が出ることがあります。

高く売る方法は、こちらの記事にまとめています。

今の車、いくらで売れる?愛車の価値を最大化する方法 車を乗り替えるか迷っている方、まずは車の価値を最大化する方法を知るだけでも、次のカーライフの計画がぐっと立てやすくなり、損せずに進める...

まとめ:機能か、柔軟性か。家族で体験して決めよう

新型セレナ e-POWERの7人乗りルキシオンと8人乗り、本気で考えるほど悩ましい選択ですよね。

  • ルキシオン(7人乗り):先進機能とデザイン、2列目の快適性を重視するなら。
  • 8人乗り:シートアレンジの自由度、たまの多人数乗車への対応力を重視するなら。

どちらを選ぶにしても、次の流れで考えてみてください。

  • 普段の使い方(5人)を最優先で考える
  • たまの7人乗車の頻度と距離で、どこまで妥協できるか判断する
  • ご夫婦でしっかり話し合う
  • そして何より、お店で実車に触れ、チャイルドシートを乗せて徹底的にシミュレーションする

ちなみに、今回ご相談くださった方は、最終的に「8人乗り」を選ばれました。

プロパイロット2.0の魅力よりも、スマートマルチセンターシートの毎日の使いやすさを優先された、とのことです。

ピゴス

どちらを選んでも、間違いではありません。

家族みんなが楽しく快適に過ごせること、それがミニバン選びでいちばん大切なことだと、私は思いますよ。

ぜひ、じっくり楽しみながら、ご家族みんなが笑顔になれる一台を選んでくださいね。

セレナのグレード選びで疑問や不安ある場合は、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。

【おまけ】今の車を「次の一台」の足しに

今の車をできるだけ高く売れれば、その分を新しいセレナの購入資金にあてられます。

まずは、今の愛車の価値を知っておくのがおすすめです。

💡 今の車、いくらで売れる? MOTA車買取なら電話ラッシュなしで最大20社の査定額がわかります。>>MOTAで無料査定してみる

このブログ「ぺんぎんカーライフ」では、ご質問への回答だけでなく、損しないカーライフを送るための記事を書いています。

こちらから、それらの記事をまとめたページに飛べますので、よかったらのぞいてみてください。

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それでは、素敵なカーライフをお過ごしください🐧

ABOUT ME
ピゴス
ギリギリ昭和生まれ、2児のパパとして奮闘中…空いた時間に車の情報発信や質問に答えている管理人のピゴスです! クルマ好き歴30年以上、気付けば1級自動車整備士(笑)元、国産自動車のディーラーの営業マンです。 過去に車を整備したり販売させていただいたりする中で、車を移動手段と考えている方にこそ、様々なお悩みがあることに気付きました。そう言った悩みのある方が、知らないがゆえに損してしまうことがないようにこのブログを立ち上げました。少しでもみなさまのお悩みに寄り添った内容を発信できればと考えております。 取り上げて欲しい題材、個別のお悩みなど、コメント欄や「X」などでいつでもメッセージを承っております。お気軽にどうぞ!