準備なしでディーラーに直接行くのは損?上手な交渉の進め方

「気になる車があるから、今度の週末、とりあえずディーラーに行ってみようかな」
その行動力は素敵なのですが、実はちょっとだけ待ってほしいのです
🤔「言われた金額が高いのか安いのか、分からないまま話が進んでしまった…」
🤔「その場の雰囲気で、つい前向きな返事をしてしまった…」
準備なしでお店に行くと、こんな後悔につながりがちです
今回は、ディーラーに行く前にやっておきたい準備と、上手な商談の進め方をお伝えしていきます
「先に相場をつかんでから足を運ぶ」のが正解で、準備なしだと金額が高いか安いか分からないまま話が進んでしまいます
とはいえ、ディーラーに直接行くこと自体は、元営業の私としてもおすすめです
ネットで希望の車が見つからないときこそ、条件を伝えれば「まだ載せていない入庫予定」や「系列店からの取り寄せ」を出してもらえることがあるからです
大切なのは、相場を武器にして、あなたが主体的に商談を進めることです
ご質問
ご質問をいただきました
ご相談内容
いただいたご相談内容です(内容を編集して掲載しています)
質問をさせていただきます
中古車の購入を考えていて、中古車の検索サイトで調べてみました
ディーラー系の中古車を探しているのですが、希望の車種や予算のものが、見つかりません
とりあえず、相場だけでも把握して、直接ディーラーに行くのは危ないですかね?🤔
ご質問ありがとうございます
中古車を買う前に相場を調べるのは、とても賢いやり方ですね
結論から言うと、相場さえ押さえておけば、直接ディーラーに行くことは危ないなんてことはありませんよ
まず、相場を調べてから動くのは大正解です
なぜ、相場を先に調べておくと損しにくいのか、もう少しお話しさせてください
中古車選びでいちばん怖いのは、相場を知らないまま「これくらいかな」と感覚で買ってしまうことです
相場が頭に入っていれば、目の前の1台が高いのか安いのか、その場で冷静に判断できます
逆に準備なしで行くと、営業マンのペースで話が進み、あとから「少し高かったかも」と後悔しやすくなります
だから、相場という「ものさし」を持ってから動くあなたのやり方は、それだけで損しにくい入り方なんです
見つからないときこそ「直接ディーラーへ」=元営業だから言える本音
ネットで希望の車が見つからないと、「もう探しても無駄かな」と感じてしまいますよね
でも、ここははっきりお伝えしたいところです
お店のサイトに並んでいる車が、そのお店の在庫のすべてではありません
まだサイトに載せていない入庫予定の車があったり、系列の別店舗から取り寄せられる車があったりします
だから、希望の条件(車種・年式・走行距離・予算・地域)を具体的に伝えて、「こういう車、入る予定はありませんか?」と聞いてみるのがおすすめです
遠くのお店にある車も、わざわざ足を運ばなくても、近くの系列店に相談すればスムーズに進むことがありますよ
私も営業のころ、店頭にない車をお客様のためにお探しすることがよくありました
ネットに出す前の車や、系列店の在庫を回してもらえることもあるんです
だから、載っていないからと諦めず、気軽に聞いてみてくださいね🐧
ディーラーと販売店の違いや「取り寄せ購入」については、こちらでくわしく解説しています。
自信がなければ「認定中古車」から選ぶと大ハズレしにくい
どこで買うか迷ったら、車にくわしくない方ほど「ディーラーの認定中古車」から見てみるのがおすすめです
その車を知り尽くした整備士が点検や消耗品交換をしてから店頭に出すので、品質が安定しているからです
さらに、多くは1年ほどの保証が追加料金なしで付くので、「買って数ヶ月で高額修理」という金銭的なリスクを抑えられます
メーカーの看板を背負っているぶん最安ではありませんが、その分、相場から大きく外れた価格になりにくいのも安心材料です
とはいえ、これはあくまで「1つの考え方」です
メーカー系列ではない一般の中古車販売店にも、程度の良い車を良心的な価格で扱う、頼れるお店はたくさんあります
すでに信頼できるお店とお付き合いがあるなら、そちらで探すのも、もちろん良い選択ですよ
| 購入先 | 強み | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| ディーラーの認定中古車 | 納車前の点検・1年程度の保証・価格が安定 | 一般のお店より少し割高 |
| 一般の中古車販売店 | 価格が手頃・掘り出し物に出会える | お店選びが大切(実車と保証を確認) |
認定中古車から探すメリットは、こちらでまとめています。
上手な交渉の進め方|元ディーラー営業の6ステップ
ここからは、実際にお店で「上手に交渉する」ためのコツを、私の目線でお伝えします
大前提は、「安く買い叩く」のではなく、「お互いが気持ちよく80点を取りに行く」ことです
① 相場という「ものさし」を持って行く
相場を知っていれば、提示された金額をその場で冷静に判断でき、足元を見られることもありません
② 希望の条件をはっきり伝える
車種・年式・走行距離・予算・地域を具体的に伝えると、未掲載の在庫や取り寄せを提案してもらいやすくなります
③ 実車で「買ってから直しにくい所」を見る
素人がプロの真似をして、機関系まで見抜く必要はありません
自分の目で確かめたいのは、車内の匂い、エアコンの効きとその匂い、内装の傷など「買ってから直しにくい所」です
気になる点が見つかったら、「そのままで良いので、少し値引きできませんか?」とお願いベースで伝えると、交渉の材料になります
④ 値引きは「お互い気持ちよく」
相見積もりを突きつけて削り合うより、笑顔と「あなたから買いたい」という気持ちを見せるほうが、向こうから値引きの話が出やすくなります
たとえば、お店には「月末までに登録台数を伸ばしたい」という事情があることが多いので、「登録は月末でも大丈夫です」とこちらの都合を合わせると、値引きの相談に乗ってもらいやすくなります
値引きそのものが難しいときは、タイヤやバッテリーの交換を1〜2個お願いしてみるのも一つの方法です
あれもこれもと欲張ると売る気を削いでしまうので、お願いは1〜2個に絞るのがコツです
⑤ 即決を迫られても「今日は決めない」
お店はローンやオプション、延長保証などを次々に提案してくることがあります
これは悪意ではなく商売の仕組みなので、「今日は契約しない」と最初に決めて臨み、気になるものは一度持ち帰って考えるのが安全です
⑥ 担当者を「味方」につける
良い車は他の人も狙っているので、気に入ったら担当者の名前で取り置きをお願いし、「あなたから買いたい」と伝えておきましょう
担当者は、あなたが希望の車を手に入れるための、いちばんの味方になってくれます
交渉というと、バチバチ値切るイメージがあるかもしれませんが、私はあまり好きではありません
お店の人にも気持ちよく稼いでもらうほうが、良い車や良い提案が返ってくるからです
良い1台と良い担当者に出会えたら、それだけで車選びは大成功ですよ🐧
試乗のお願いや、担当者との付き合い方・変更のコツは、こちらでくわしくまとめています。
まとめ
準備なしでいきなりディーラーに行くのは、たしかに少し損をしやすいです
でも、あなたのように先に相場を調べていれば、その心配はほとんどありません
相場を武器に、希望の条件を伝え、実車を自分の目で確かめて、担当者を味方につけながら主体的に商談する——これだけで、じゅうぶん「上手な交渉」になっています
完璧な中古車はめったにありませんが、やれることをやったなら、それはもう80点以上のカーライフのスタートですよ
中古車選びやディーラーとの交渉で疑問や不安ある場合は、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。
このブログ「ぺんぎんカーライフ」では、損しないカーライフのための記事をまとめています。
それでは、素敵なカーライフをお過ごしください










