新型セレナ「7人乗り vs 8人乗り」比較。ルキシオンの長所と8人乗りの短所を解説

😃「そろそろ家族のためにミニバンが欲しいな…」
👀「新型セレナ e-POWER、広そうだし燃費も良さそうだし、気になる!」
日産の人気ミニバン、セレナ。
特にe-POWERは、そのスムーズで静かな走りが注目されていますし、広々とした室内はファミリーカーとして理想的ですよね。
でも、いざグレードを選ぼうとすると、多くの方がぶつかる大きな悩みがあります。
🤔「7人乗りと8人乗り、うちの家族にはどっちが合ってるの?」
😵「最上級グレードの『ルキシオン』のプロパイロット2.0は魅力的だけど、7人乗りしかない…」
😃「でも、8人乗りの『スマートマルチセンターシート』もすごく便利そう…」
先進機能を取るか、シートアレンジの自由度を取るか、本当に悩ましいですよね。
この答えは、ご家族の人数や年齢、そして乗り方で変わります。
だからネットの「おすすめ」をいくら読んでも、なかなか決めきれないんですよね。
まずは、決め方の順番からお伝えします。
新型セレナの「7人乗り(ルキシオン)」は、先進機能やデザイン、2列目の快適性を重視する方に向いています。
「8人乗り」は、シートアレンジの自由度や、たまの多人数乗車への対応力が魅力です。
決め手は「普段の使い方」。
たまの多人数乗車の頻度で判断し、実車でチャイルドシートを乗せて確かめるのが確実です。
きっかけは、小さなお子さん3人のご家族からのご相談
まずは、今回いただいたご相談の内容です。
🔶検討中の車:新型セレナ e-POWER(ご相談時はまだ発売前で、2023年春の発売予定でした)
🔶家族構成:5人家族(夫婦+3歳・1歳・0歳の小さなお子さん3人)
🔶悩み:7人乗り(ルキシオン)と8人乗りで迷っている。
🔶7人乗り(ルキシオン)に惹かれる点:ハンズフリーができるプロパイロット2.0と、ルキシオン専用のフロントデザインが好み。
🔶8人乗りに惹かれる点:1〜2列目を前後に動かせるスマートマルチセンターシートが便利そう。
🔶普段の使い方:普段は5人で、年に数回、両親を乗せて合計7人になることがある。
🔶自分なりに考えた乗り方:7人乗りなら、2列目にチャイルドシートを2つ。
3列目の真ん中に極小のジュニアシートを置いて子どもを乗せ、その両脇に大人。
これでなんとか7人乗れそう。
でも8人乗りなら、3列目真ん中の子どもを2列目の真ん中に座らせられるので、もう少し窮屈さが減るのでは。
🔶疑問:普段5人なら7人乗りでも十分? たまに7人乗ることを考えると、やはり8人乗り?
ミニバンを買うのは初めてなので、どちらがおすすめかアドバイスがほしい。
先進機能とデザインを取るか、乗車定員やシートアレンジの柔軟性を取るか、これは本当に難しい選択ですね。
ご家族の状況を想像しながら、一緒に考えていきましょう。
実は私自身は子どもが2人で、今は5人乗りの車に乗っているので、ミニバンに関してはちょっと素人なんです(笑)
でも、もし私が選ぶなら、2列目が独立した2座シートのルキシオンの、あのファーストクラスみたいな雰囲気に、正直グッときちゃいますね(笑)
Q1.ルキシオン(7人乗り)と標準グレード(8人乗り)の特徴を整理
まず、それぞれの特徴を見てみましょう。
ご相談をいただいたのは、この型が発売される少し前でした。
いまも同じ型が現行モデルとして売られていますので、迷いどころは当時とほとんど変わりません。
ルキシオン(7人乗り)の魅力
いちばんの特長は「プロパイロット2.0」です。
高速道路の同一車線で、一定の条件を満たすと手放し運転ができる、先進の運転支援機能です。
日産の公式サイトによると、手放しができるのは「高速道路の同一車線を、時速40km/h以上で走っているとき」とされています。
もちろん、ドライバーは常に前方への注意が必要です。
※ 出典=日産公式サイト「セレナ e-POWER LUXION」(2026年9月に確認)。
長距離運転の疲れをやわらげてくれますし、所有する満足感も高めてくれます。
また、ルキシオン専用の上質なデザインや、独立した2列目のキャプテンシートも魅力です。
ひじ掛け付きでゆったり座れて、「ファーストクラスみたいでカッコいい」と感じる方も多いでしょう。
シートの間に通路(ウォークスルー)ができるので、3列目への移動がしやすいのも便利な点です。
これ、地味なようで効いてくるのが「雨の日」や「風が強い日」です。
3列目のお子さんを降ろすのに、いちいち車の外へ回らなくて済みます。
スライドドアから、みんなで一度に乗り降りできる。
小さいお子さんがいるご家庭だと、この差はけっこう大きいと思いますよ。
標準グレードなど(8人乗り)の魅力
8人乗りの目玉は「スマートマルチセンターシート」です。
2列目の中央シートが前後に大きくスライドし、1列目まで動かせば2列目をキャプテンシート風のウォークスルーにできます。
2列目に残せば、ベンチシートとして3人掛けにもなり、とても多機能で便利です。
つまり、8人乗りを選んでおくと「7人乗りのような使い方」もできるということですね。
今回のご相談者さまも、ここに気づいて「8人乗りでも7人乗り仕様に変更できるのが、とっても魅力です」と書いてくださっていました。
小さなお子さんが3人いるご家庭だと、ベビーカーや荷物がどうしても増えますよね。
3列目を畳んで広い荷室にしたり、2列目を3人掛けにしてお子さんを並べて座らせたりと、毎日のいろいろな場面で「自由度の高さ」が効いてきます。

さらに、いざという時に1人多く乗れる安心感があり、価格も最上級グレードのルキシオンより手頃です。
ただ、機能が「ない」ことの快適さもあります
中央のシートを自由に動かせるのは、確かに便利です。
私も、ああいう仕掛けは好きなほうです。
でも正直に言うと、あえて「ない」というのも、すっきりしていて便利だったりするんですよね。
動かせるということは、毎回「どこに置くか」を決めるということでもあります。
2列目が最初から独立した2つのシートなら、その迷う場面そのものがありません。
どちらがいいという話ではなく、こういう見方もある、というくらいに受け取ってくださいね。
7人乗り・8人乗り 早わかり比較
| 項目 | 7人乗り(ルキシオン) | 8人乗り |
|---|---|---|
| 定員 | 7人 | 8人(いざという時に1人多く) |
| 2列目 | 独立キャプテンシート | マルチセンターシート(前後移動・3人掛けも) |
| 運転支援 | プロパイロット2.0(条件下で手放し対応) | プロパイロット(標準の運転支援) |
| 価格 | 最上級で高め | ルキシオンより手頃 |
| 向いている人 | 先進機能・デザイン・2列目の快適性を重視 | シートアレンジの自由度・多人数の融通を重視 |
※ グレードの構成や乗車定員の設定は、年次改良などで変わることがあります。
※ 最新の内容は、日産のお店か公式サイトでご確認ください。
Q2.「たまに7人」のために「普段の5人」をどう考える?
ここが、いちばんの悩みどころですよね。
普段は5人家族なので、7人乗りでも定員的には問題ありません。
問題は「年に数回、7人で乗る時」の使い勝手です。
じつはこの乗り方、ご相談者さまがご自分で計算されていました。
7人乗りなら、2列目にチャイルドシートを2つ。
3列目の真ん中に極小のジュニアシートを置いてお子さんを乗せ、その両脇に大人。
これでなんとか7人乗れそうだ、と。
定員上は乗れますが、3列目の真ん中は座席も足元も窮屈になりがちで、大人が両脇に座るとかなり詰まって感じるかもしれません。
もちろん、それが年に数回・近い距離だけなら、その時は少し詰めて乗る、と割り切るのも十分にアリだと思います。
一方8人乗りなら、3列目に乗るお子さんを2列目中央のマルチセンターシートに座らせることで、3列目の大人2人が比較的ゆったり座れる可能性があります。
私が7人乗りを選んだら、こう乗せます
参考までに、私が同じ立場だったらどう乗せるかも書いておきますね。
小さいお子さんのチャイルドシートは、基本的に付けっぱなしになります。
つまり2列目の左右は、その2つで埋まったままだと考えたほうがいいです。
そうすると、上のお子さんは気分によって3列目か、助手席。
私が運転するとしたら、妻は助手席か3列目、ということになります。
こうして具体的に並べてみると、「2列目が2座か3座か」より先に、「毎日、どこに誰が座るのか」のほうが効いてくると気づきます。
後悔しない考え方:利用頻度で優先度を決める
ここで、ぺんぎんカーライフ的な考え方をひとつ。
その「7人で乗る」場面は、どれくらいの頻度で、どれくらいの距離を乗るでしょうか。
もし「年に数回・近距離だけ」なら、その頻度の低い場面のために、毎日使う車の魅力(ルキシオンの機能やデザイン)を諦めるのは、もったいないかもしれません。
逆に「年に数回でも、毎回長い距離を7人で移動する」なら、8人乗りの方がストレスは少ないでしょう。
ただ、もうひとつ大事な視点があります。
シートアレンジや定員は、あとから変えることができません。
これは、家の間取りに少し似ていて、迷うくらいなら「多い方・自由度が高い方」を選んでおくと、後悔しにくいという考え方もあります。
特に、小さなお子さんが3人いるご家庭は、ベビーカーや荷物も増えがちですから、その自由度が効いてくる場面は多そうです。
年に数回なら、その日だけ借りるという手もあります
もうひとつ、あまり言われない選択肢もお伝えしておきます。
年に数回、ご両親を乗せて7人で出かける。
その日だけ、ひとまわり大きい車をレンタカーで借りる、という方法です。
毎日の車は、普段の5人にちょうどいいサイズで選ぶ。
年に数回のためにサイズを上げるより、そのほうが駐車も運転も気楽なことがあります。
もちろん、借りに行く手間はかかりますから、これも「どちらが自分に合うか」の話です。
ただ、年に数回のために毎日の車を決めなくてもいいという道があることは、知っておいて損はないと思います。
この「いちばん多い日ではなく、いつもの日常で選ぶ」という考え方は、こちらでじっくりお話ししています。
Q3.「欲しい機能」と「必要な機能」、あなたの優先順位は?
結局のところ、車選びは「何かを得ると、何かを諦める」というトレードオフの面があります。
- ルキシオン(7人乗り):プロパイロット2.0、デザイン、2列目の快適性を得る代わりに、8人乗りの柔軟性は諦める。
- 8人乗り:シートアレンジの自由度、いざという時の定員を得る代わりに、プロパイロット2.0やルキシオンのデザインは諦める。
どちらが「正解」ということはありません。
ひとつだけ、頭の片隅に置いておいていただきたいことがあります。
車のことを誰かに相談すると、たいていは「大きいほうが便利だよ」という声が集まります。
広い車にして後悔した、という話は、あまり出てこないからです。
これは誰かが間違っているわけではなくて、そういう声のほうが集まりやすいということなんですね。
ですから、周りの意見が片側に寄って聞こえても、そこは気にしなくて大丈夫ですよ。
いちばん大事なのは、「あなたとご家族にとって、どちらのメリットがより大きく、どちらのデメリットがより許せるか」です。
そして正直に言えば、「あなたがどうしたいか」、その気持ちこそが、いちばんの判断材料だと私は思います。
お子さんたちは、どちらを選んでも、広い車にワクワクして、きっと上手に楽しんでくれますからね。
普段の使いやすさやお子さんのケアのしやすさは、毎日運転するご夫婦の感覚がいちばん確かです。
実際に使う場面を思い浮かべながら、ご夫婦でしっかり話し合ってみてくださいね。
Q4.後悔しないために、実車で徹底シミュレーション
カタログやネットの情報だけでは、分からないことがたくさんあります。
後悔しないために、必ず日産のお店で実車を見て、シミュレーションをしましょう。
- 7人乗り・8人乗り、両方の実車を見る:できれば両方のシートレイアウトを、展示車や試乗車で確認しましょう。
- 家族みんなで座ってみる:2列目・3列目にも実際に座って、広さや座り心地を体感してください。
- シートアレンジを試す:8人乗りのマルチセンターシートは実際に動かし、7人乗りのウォークスルーのしやすさもチェックを。
- 【最重要】チャイルドシートを持ち込んで装着テスト:普段使っているチャイルドシート(2つ、可能ならジュニアシートも)を持ち込んで、実際に付けさせてもらいましょう。
このチャイルドシートの持ち込みテストが、買ったあとの「こんなはずじゃなかった…」を防ぐ、最大のポイントです。
7人乗りで2列目にチャイルドシートを2つ付けた時、3列目へはどう乗り込むのか。
8人乗りで2列目中央にお子さんを乗せた時、左右のチャイルドシートとぶつからないか。
こうしたリアルな使い勝手は、実車でしか分かりません。
ちなみに私は、今回のご相談ではじめて「極小のジュニアシート」というものがあることを知りました。
座面の幅がとても小さいタイプで、3列目の真ん中のような狭い場所にも収まりやすいそうです。
こういうものがひとつあるだけで、乗れる形が変わることもあります。
お店で聞いてみるのもいいですし、ご自分で探してみる価値もありますよ。
それでも決めきれないときは、レンタカーで半日借りてしまうのも手です。
いつもの通勤路や、ご自宅の駐車場で実際に動かしてみると、試乗では見えないことが分かります。
あわせて、トヨタのノアやヴォクシー、ホンダのステップワゴンといったライバル車も見ておくと、セレナの良さや気になる点がより見えてきます。
ミニバンの定番、ノアとヴォクシーの違いが気になる方は、こちらも参考にどうぞ。
なお、ご相談をいただいた当時は、新型車の納期がとても長く、実物を見る前に注文しないとなかなか納車されない、という時期でした。
いまは車種や時期によって事情が変わりますが、実物を見て決めたいという気持ちは変わりませんよね。
急がれている場合は、早めにお店に行って、納期も含めて相談しておくと安心ですよ。
Q5.忘れずに! 今の車の売却も「損しない」ように
新しいセレナのことで頭がいっぱいになりがちですが、今乗っている車を少しでも高く売ることも、大切なポイントです。
ディーラーの下取りだけでなく、買取査定も比べてみると、思った以上に差が出ることがあります。
まずは、いまの相場を知るところからで大丈夫です。
高く売る方法は、こちらの記事にまとめています。
まとめ:機能か、柔軟性か。家族で体験して決めよう
新型セレナ e-POWERの7人乗りルキシオンと8人乗り、本気で考えるほど悩ましい選択ですよね。
- ルキシオン(7人乗り):先進機能とデザイン、2列目の快適性を重視するなら。
- 8人乗り:シートアレンジの自由度、たまの多人数乗車への対応力を重視するなら。
どちらを選ぶにしても、次の流れで考えてみてください。
- 普段の使い方(5人)を最優先で考える
- たまの7人乗車の頻度と距離で、どこまで妥協できるか判断する
- ご夫婦でしっかり話し合う
- 年に数回だけの多人数なら、その日だけ大きい車を借りるという手もある
- そして何より、お店で実車に触れ、チャイルドシートを乗せて徹底的にシミュレーションする
そして、今回ご相談くださった方が最終的にどちらを選ばれたのかは、この記事の最後に書いています。
どちらを選んでも、間違いではありません。
家族みんなが楽しく快適に過ごせること、それがミニバン選びでいちばん大切なことだと、私は思いますよ。
ぜひ、じっくり楽しみながら、ご家族みんなが笑顔になれる一台を選んでくださいね。
セレナのグレード選びで疑問や不安ある場合は、このページ下の「コメント欄」からお気軽にどうぞ(ニックネームもメールアドレスも要りません)。
【おまけ】今の車を「次の一台」の足しに
今の車をできるだけ高く売れれば、そのぶんを新しいセレナの購入資金にあてられます。
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ご相談者さまの、その後
このご相談には、続きがあります。
2週間ほどして、こんなご報告をいただきました。
おかげさまで、新型セレナのe-POWERの8人乗りを予約注文することができました。
7人乗りのルキシオンと最後まで悩んだのですが、プロパイロット2.0よりは8人乗りのスマートマルチセンターシートの利便性を優先しました。
しかも、お住まいの地域では、その型のいちばん最初の登録になりそうだ、とも教えてくださいました。
新しい型の1号車に乗れるというのは、なかなかない体験ですよね。
最後まで悩まれた末に選ばれたのは、毎日使うほうの機能でした。
この方は途中で「正直すごく私の軸がブレブレで悩みます」とも書いておられました。
でも、あの悩んでいた時間があったから、この結論にたどり着けたのだと思います。
決めきれない時間そのものが、決めるための時間だったんですね。
じつはこの方、その1か月後には、色でも迷われました。
白か、青か。
「小さい子どもが3人いるので、白が多いなかで青なら、自分たちの車だとすぐ見つけられるかな」と、最後は青を選ばれたそうです。
そして、10年は乗るつもりだ、とも。
最後に、ひとつだけ。
我が家も、下の子が新生児のころに買った軽自動車に、5年乗りました。
後ろの席には、大きなチャイルドシートがどんと構えていて。
それが数年のうちに、だんだん簡易的なものへ変わっていきました。
そしていつの間にか、息子は自分でドアを開けて、自分の力でよじ登って乗り込むようになったんです。
親って、日々の暮らしの中では子どもの成長になかなか気づけないんですよね。
でも、車は正直でした。
そうなってくると、あんなに「絶対に必要」だと思っていた装備が、必ずしもそうではなくなっていきます。
車に求めるものは、家族の形と一緒に、少しずつ変わっていくんですね。
ですから、いまの答えが5年後の答えと違っていても、それは間違えたということではありません。
いま、いちばん困っていることに合わせて選んでください。
それがいつでも、正解ですよ。
このブログ「ぺんぎんカーライフ」では、ご質問への回答だけでなく、損しないカーライフを送るための記事を書いています。
こちらから、それらの記事をまとめたページに飛べますので、よかったらのぞいてみてください。
最新記事のアップも「X」でお伝えしておりますので、よろしければフォローよろしくお願いいたします。
それでは、損しないカーライフをお過ごしください🐧













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