【20年落ちハイラックス】売る?乗り続ける? どちらの道も「この車が分かる相手」しだい
20年以上前のハイラックスが、車検が切れたまま家に置いてある。
気に入っている車なので売るか乗り続けるか迷っているし、電気自動車の時代になると古いガソリン車は売れなくなるのかも気になる。
思い入れのある車ほど、損得の数字だけでは決めにくいところです。
しかも電気自動車の話を聞くと、今のうちに売らないと値段が付かなくなるのではと、気持ちが急かされます。
動かしていない車を勢いで手放さずに、一度立ち止まって比べようとしているのは、いちばん後悔の少ない進め方だと思います。
では、20年落ちのハイラックスは、売るのと乗り続けるのとどちらがいいのでしょうか?
20年落ちのハイラックスは、お金を大切にするなら売ってお乗り替え、思い出や楽しさを大切にするなら乗り続けるのがおすすめです。
ただ、ほかに毎日乗れる車がないなら、お乗り替えをおすすめしています。
どちらの道でも、決め手はこの車の価値が分かる相手に出会えるかどうかです。
この手の車は電気自動車の時代になっても値段そのものが下がりにくく、気にしたいのは持っている間に毎年かかるお金のほうだと私は見ています。
まずは車検証で最初に登録した年月を見て、整備記録簿(点検の記録の冊子)を出しておくと、どちらの道でも話が早くなります。
ハイラックスのような人気の車ではなく、20年落ちのごく一般的な車なら、廃車の買取で手放す方法もあります👇
EV時代でも、尖った個性の車は生き残る
電気自動車の時代になったら、古いガソリン車は売れなくなるのではという心配は、よく分かります。
たしかに、電気自動車やハイブリッドが主流に向かっていく雰囲気はあります。
でも私は、ガソリン車もまだまだ活躍していくと考えています。
国として完全に禁止でもされない限り、趣味の領域で愛される「尖った個性のある車」は生き残っていくと考えています。
正直に言えば、「ただ古いだけの大衆車」は、値落ちが避けにくい面もあります。
でも、ハイラックスのように丈夫で個性があって走行距離が少なめなら、これからむしろ価値が見直される可能性も十分にあると私は見ています。
ただ、古い車なので、状態やグレードによっては値段がそれなりということもあります。
ここまで大切にされて、まだ乗り続けるかを真剣に考えてもらえるなんて、このハイラックスは幸せ者ですね😊
車の値段は下がりにくい。気にしたいのは毎年かかるお金
ここまで読んで、あれ?と思われた方もいるかもしれません。
値落ちしにくいのなら、慌てて売らなくてもいいのでは、と。
そのとおりです。
車にかかるお金には、減りにくいものと、時間とともに出ていくものの2つがあります。
減りにくいのは、車そのものの値段です。
ハイラックスのような車は、ここがとても強い。
時間とともに出ていくのは、持っている間に毎年かかるお金のほうです。
- 税金:登録から年数がたつと、自動車税や重量税が重くなります(重課)。何年目からどれくらい上がるかは、車の種類で違います
- 燃費:近年の車と比べると、燃費は劣る場合が多いです
- メンテナンス費用:年式が古くなると部品の劣化や故障のリスクが高まり、修理代が高くつくことがあります。生産終了の部品は入手が難しい場合もあります
つまり、この車を売るかどうかを考えるときに今売らないと値段が落ちてしまうという焦りは、あまり要りません。
考えるのは、これから何年乗るつもりで、その間に毎年いくら出ていくかのほうです。
この2つを分けて見られるようになると、判断がずいぶん軽くなると思います。
ちなみに、同じ20年落ちでもごく一般的な大衆車であれば、私は廃車の買取サービスをおすすめすることがあります。
2025年ごろの私の感覚では、あちらは値段がほぼ決まっていて、3万円から5万円ほどのことが多いです。
でも、ハイラックスのような車をそこに出してしまうのは、正直もったいないと思っています。
そこが、この一台の強みだからです。
判断軸はシンプル。金銭面なら売却、気持ちなら乗り続ける
そのうえで、私の考えはシンプルです。
金銭面を大切にするなら、売却してお乗り替え。
思い出や楽しさといった気持ちを大切にするなら、乗り続ける。
なぜこう考えるのか、理由をお伝えします。
1.金銭面で見ると、売却が合理的
さきほどの「毎年出ていくお金」を、いま止められるのが売却です。
税金も燃料代も、これから来るであろう修理代も、手放した瞬間からゼロになります。
そのうえ、まだ値段が付くうちに現金に換えられます。
金銭面をいちばん大切にするなら、これが素直な選択です。
売ると決めたら、相見積もり(いくつかの買取店に見積もりを出してもらうこと)は欠かせません。
売ると決めた方へ、申し込みの手順はこちらにまとめています👇
2.気持ちで見ると、乗り続けるのも素晴らしい
「お金には代えられない価値がある」と感じているなら、無理に手放す必要はありません。
- 愛着と思い出:長年連れ添った愛車に詰まった思い出は、お金では測れません
- 趣味としての楽しみ:ハイラックスでしか味わえない運転の楽しさやカスタムの喜びは、何物にも代えがたいものです
- 将来的な価値:状態良く維持された希少車は、将来ヴィンテージとして価値が上がる可能性もゼロではありません(ただし、過度な期待は禁物です)
3.ほかに毎日乗れる車がないなら、お乗り替えがおすすめ
眠っていた趣味の一台を、ふだんの車の代わりに毎日の足にしようと考えることもあると思います。
気持ちはとてもよく分かります。
ただ、もしハイラックス1台をメインの車として毎日使うなら、正直に言って少しハードな道のりが待っています。
急な故障でしばらく乗れなくなったり、部品の調達に時間がかかったり。
趣味性が高い一台ほど、日常の「安心の足」としては、心もとない場面が出てきます。
ポイントは、ほかにいつでも乗れる車があるかどうかです。
もう1台あるなら、ハイラックスは趣味の相棒として存分に楽しめます。
ただ、これ1台に毎日頼るとなると、万が一の不便さと維持費の高さからよほど好きでないと持ち続けるのは大変かもしれません。
だから、日常の足がほかにないなら、お乗り替えをおすすめしています。
逆に、その手間さえ楽しめるくらいお金をかけながら大切にしたい気持ちがあるなら、いずれ資産になるかもしれません。
乗り続けることを、私は心から応援します。
もし乗り続けるなら、維持費を少しでも軽くする工夫も大切です。
保険料は、乗る人を「本人・配偶者限定」などに絞ると抑えられることがあります。
絞るときに気をつけたいことは、こちらでお話ししています👇
乗り続けるなら、頼み先が変わります
もうひとつ、乗り続けると決めたときに、先にお伝えしておきたいことがあります。
20年ものの車は、どこに頼むかが、少しずつ変わっていきます。
純正の部品があるうちは、ディーラーがとても心強い相手です。
その車のことをよく知っていますし、部品も早く届きます。
ただ、正直に言うと、その部品が出なくなるとそういうトラブルに精通した方は少なくなっていくというのが私の感覚です。
これは、悪気があるとか冷たいということでは、まったくありません。
お店も商売ですから、なかなか見つからない部品を探し回って得られる小さな利益よりも、新しいお車をご提案するほうが自然な流れになります。
相手もボランティアではないので、何日もかけて部品を探し回るほどの時間は、なかなか取れないんですね。
では、どうするか。
その年式の車を、いまも扱っているお店を探すんです。
古い車を専門に扱っている車屋さんは、そういう年式の一台に愛を注いでいるので、力になってくれる可能性があります。
同じトラブルをすでに経験していて、良い知恵を持っているかもしれません。
お住まいの地域で「車種名 専門店」のように検索して、何軒か回ってみる。
もう少し乗りたいと思っているなら、やってみる価値は十分にあります。
そしてこれは、じつは売るときの話とまったく同じです。
この車の価値が分かる相手を、どれだけ早く見つけておけるか。
乗り続ける道でも、売る道でも、結局そこが分かれ目になります。
ディーラーと整備工場、それぞれの得意なことは、こちらで詳しくお話ししています👇
売るなら、専門店や輸出に強いお店まで比べる
売ると決めたら、納得できる値段で手放すために、相見積もりは必須です。
趣味性の高い車は、どう売るか(どんな相手に売るか)で値段が大きく変わるので、ちょっとしたテクニックが要ります。
- 一般的な中古車買取店:通常の相場に基づいて査定します
- SUV・ピックアップトラック専門店:車種の価値をよく理解しており、高値が付く可能性があります
- 旧車・ヴィンテージカー専門店:年式や希少性を評価してくれる可能性があります
- 海外輸出に強い業者:ハイラックスは海外でも人気が高いため、輸出ルートを持つ業者が高値を提示する場合があります
なぜ価格差が出るかというと、業者ごとに「その車をどう再販するか」の戦略と得意分野が違うからです。
正直に言ってしまうと、この手の車はここが一番おすすめです、という決め打ちができないんです。
お店によって、買取額にかなりの偏りが出てしまうからです。
営業のころにも、古くても人気のある四駆やピックアップで、お店によって値段が大きく違うことは実際にありました。
ですので、相見積もりが要るというより、相見積もりでしか答えが出ないと言ったほうが近いかもしれません。
古いジムニーで、価値が分かる相手の見つけ方をお話しした記事もあります👇
🔧 ピゴスより:いちばん怖いのは、納得する説明のまま安く買い叩かれること
古い車を売るとき、いちばん怖いのは、安く買い叩かれることです。
しかも厄介なのは、売る私たちが「なるほど」と納得してしまうような説明を上手にされることなんです。
「意外と高く買ってもらえたかも?」と思える、絶妙なラインで攻めてくることもあります。
だからこそ、1社で決めないこと。
いくつかのお店に当てて、その車を本当に欲しいお店に出会えるかどうかで、結果は大きく変わります。
説明に納得しそうになったら、その場では決めずに、ほかのお店の金額と並べてから決めても遅くありません。
車検が切れて動かせなくても、出張査定で売れます
車検が切れて動かせないままでも、売るのに支障はありません。
買取店さんの査定は出張が基本なので、車は置いたまま、自宅まで見に来てもらえます。
引き渡しのときも積載車で運んでもらえるので、自走できなくても大丈夫ですよ。
どうやって運び出すかは、私たちがあれこれ考えるよりも、慣れている現場のプロの方にお任せするのが安心です。
持っているロードサービスの道具や車に合わせて、どんな場所からでも運び出してくれます。
細かい段取りも、現場の方が直接こちらと話し合って決めてくれます。
一括査定は便利ですが、たくさんの業者さんから一斉に電話が来るのが煩わしい、という方もいます。
MOTA車買取なら、最大20社の概算の査定額をネットで見比べられて、電話が来るのは上位最大3社だけです。
4位以下のお店にも声をかけるかは、こちらで決められます。
※ 社数と連絡の仕組みはMOTA公式サイトの記載です(2026年10月に確認)。内容は変わることがあるので、申し込みの前に最新の案内を見ておくと安心です
ただ、申し込むと、買取店の担当者さんが実際に動きます。
ですので、売ると心が決まってから使うのがおすすめです。
逆に言えば、使うだけでこの車を比較的高く買いたいお店を、ふるいにかけられると思います。
💡 売ると決めた方へ >>MOTAで無料査定してみる
まだ迷っている段階なら、申し込む前に、この車にどれくらいの値段が付きそうかを知っておくところから始めてみてはいかがでしょうか。
売るかまだ決めていない段階で、値段の見当をつける方法はこちらにまとめています👇
査定のときは、「この車がいかに大切にされてきたか」を伝えるのも有効です(整備記録簿やカスタム内容など)。
複数の買取店に同時に査定してもらい、最高額を引き出す「一発勝負」の具体的な進め方は、こちらでくわしく解説しています。
古い車を売るか乗り続けるか、決める前に迷っていることがあれば、コメント欄で教えていただけたらうれしいです。
まとめ
ハイラックスを手放すか、乗り続けるか。
この問いに、唯一の正解はありません。
- 金銭的な負担を減らして、新しいカーライフに進みたい → 売却
- 維持費やリスクを理解したうえで、愛車との時間を大切にしたい → 乗り続ける
- 焦る理由は車の値段ではなく、毎年出ていくお金のほう
- どちらの道でも、決め手はこの車が分かる相手に出会えるか
どちらを選んでも、ご本人とご家族の笑顔がある限り、私はどれも正解だと思っています。
損得の正解を1つに絞るより、納得できる道を選べたら、それが80点の答えです。
一緒に乗る人とも話し合いながら、一番納得できる答えを見つけられますように。
この記事で解決しなかったことがあれば、このページ下の「コメント欄」からお気軽にどうぞ。
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車のこと全般を、はじめから順番に整理したい方は、こちらの教科書ページもどうぞ👇
それでは、損しないカーライフをお過ごしください🐧














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うまく言葉にできなくても大丈夫です。私が読んで、お返事します。
お返事は、このページのコメント欄に書きますので、また見に来てくださいね。
※ 車種や金額など、ご自身が特定されそうな情報は書かないでくださいね。