【カーシェアトラブル】オーナーの理不尽な請求はどう断る?保険適用外でも損しない交渉

カーシェアリング、個人間カーシェアは、手軽に色々な車に乗れて便利ですよね
レンタカー会社が運営するカーシェアもあれば、友達どうしの貸し借りのように、個人と個人をつなぐウェブサービスもあります
そこで、もし万が一、借りている間に事故を起こしてしまったら…?ということを考えてみましょう
今回もとあるケースを紹介します
😥「ドアを擦っちゃった…でも、ちゃんと保険に入ってたから、ドアの修理は保険で対応できるみたい。ひとまず、よかった…」
と、一安心したのも束の間、
😨「オーナーさんから連絡が来て、『事故から数ヶ月経つけど、バッテリーが上がっちゃった。タイヤの空気も1本抜けてる。これも事故がきっかけかもしれないから、交換費用を負担してほしい』って言われた…」
😱「えっ、それも私の責任なの!? 保険会社に聞いても、確認に時間がかかるって言われてるし…」
🌀「どうすればいいの…?」
こんな状況になったら、本当に困ってしまいますよね
今回は、「カーシェアでの事故後、オーナーから追加の修理費用を請求された」という、切実な悩みについて、
その請求にどこまで応じるべきなのか?
そして、「損しない」ための具体的な対処法や交渉の考え方を、詳しく解説していきます!
カーシェアの事故トラブルで、「ドアの修理代」以外の請求は、払う必要がない可能性が高いです。
事故で損傷した部分の修理は別ですが、それ以外の、後から出てきた不具合の請求まで負担する必要はありません。
落ち着いて「何にいくら請求されているか」を整理し、納得できない点はきちんと確認しましょう。
きっかけは読者の方からのご相談
まずは、今回いただいた具体的なご相談内容です(内容を編集して掲載しています)
🔶状況:
カーシェアのWEBサービスで車(輸入車)を借り、ドアを擦ってしまい、交換が必要なほどの損傷
🔶保険対応:
WEBサービス仲介時の保険で、ドアの修理費用は負担なく対応可能
🔶問題発生:
修理部品の取り寄せに3ヶ月以上かかり、その間、車は一旦オーナーの手元へ
オーナーは車庫に入れたままにしていたところ、バッテリーが上がってしまった
さらに、タイヤ1本の空気が抜けていた
🔶オーナーからの要求:
「今回の事故をきっかけに、バッテリーが上がったり、タイヤの空気が抜けたりしたかもしれないので、それらも交換して欲しい」
🔶保険会社の対応:
追加請求分が保険適用になるか問い合わせたが、「現況確認に時間がかかる」との返答
🌀悩み:
もし保険適用外なら、これらの費用もこちらが負担すべきなのか?
もちろん、迷惑をかけたので対応したい気持ちはあるが、できれば保険の範囲で対応したいと考えています
事故を起こしてしまった負い目と、予期せぬ追加請求ですね
お気持ちお察しいたします
では、この追加請求、本当にあなたが支払うべきものなのでしょうか?
【結論】ドアの修理以外は「待った!」その請求、払う必要はないかも?
まず、私の考えの結論からお伝えします
今回のケースでは、事故で損傷した「ドアの修理」以外については、費用を負担する必要はない可能性が高いと、私は考えています
なぜそう言えるのか、個別の理由を見ていきましょう!
なお、私は弁護士ではないので、法律的な賠償の義務について断定はできません
あくまで、車の現場やカーシェアの仕組みを見てきた立場からの一意見として、参考にしていただけたらと思います
なぜ?バッテリー上がりとタイヤの空気抜け、責任の所在は?
🔶 バッテリー上がりは、オーナーさんの保管中に起きたこと
・原因の推測:
車がオーナーさんの元に戻ってから「3ヶ月以上、車庫に入れたまま」だったとのことです
車は乗らずに置いておくだけでも、電気は少しずつ減っていきます(自然放電)
さらに、時計やセキュリティなどの待機電力(暗電流)でも、バッテリーは少しずつ消耗します
そのため、長期間動かさないとバッテリーが上がってしまうのは、どなたの車でも起こりうる、車の自然な性質なんです
これは、オーナーさん側の車両管理の範囲のことであり、事故によって乗らなくなったとはいえ、事故の衝撃でバッテリーが上がったわけではありません
・責任範囲:
車を返却した時点でバッテリーが正常だったのであれば、その後のバッテリー上がりは、質問者さんが負担すべき範囲からは外れている、というのが私の考えです
🔶 タイヤの空気抜けは「原因不明」、3ヶ月もたつと原因をたどれない
・タイミングの問題:
タイヤの空気が抜けていることに気づいたのが、事故から「3ヶ月後」です
もし、事故の衝撃でタイヤが損傷(パンクやホイールの歪みなど)したのであれば、
車を返却する時点や、保険会社・修理工場が事故状況を確認した時点で、異常が見つかるはずです
・原因の特定困難:
3ヶ月も経過してしまうと、その間に釘などを踏んでゆっくり空気が抜けたのか、バルブの自然な劣化なのか、あるいは他の要因なのか…
「だれが運転していた時に、何が原因で空気が抜けたのか」を特定するのは不可能に近いです
・あなたの責任範囲:
返却時に問題がなかったタイヤの空気が、3ヶ月後に抜けていたとしても、それが事故によるものだと、はっきり分からない以上、
あなたが費用を負担する必要はないでしょう
「現状では誰がパンクさせてしまったか、明確に分からないものにお金を払う必要はありません」
ただし、もしご自身に「あのとき、ぶつけたり擦ったりしてしまったかもしれない」という心当たりがあるなら、そこは話が別です
その場合は、正直にお伝えして、誠実に対応することが大切だと思います
🔶 もう一つの視点:貸す側にも、あらかじめ想定しておくリスクがある
少し厳しい言い方かもしれませんが、カーシェアで車を貸し出すオーナーさんも、
ある程度の「リスク」(事故に遭うリスク、修理で車が使えない期間が発生するリスクなど)を承知の上でサービスを提供しているはずです
車を貸し出す側にとっても、車を使えない期間が出てしまうことは、サービスを提供するうえであらかじめ想定しておくリスクのひとつ、という見方もできます
事故を起こしてしまった負い目があると、つい何でも引き受けたくなりますよね
でも、誠実に向き合うことと、言われるまま何でも払うことは、別ものです
落ち着いて、一つずつ整理していきましょう
どうすればいい?具体的な対処ステップ
では、この状況で、あなたは具体的にどう行動すれば良いのでしょうか?
🔶 ① まずは保険会社との連携を継続
ドアの修理については、引き続き保険会社と連携し、スムーズに進めてもらいましょう
バッテリーやタイヤの件で、保険会社が「確認に時間がかかる」と言っているのは、やはり事故との直接的な関連性に疑問があるからかもしれません
最終的な判断を待ちましょう
🔶 ② WEBサービスの運営にも忘れずに報告・相談!
こういった個人間のトラブルは、運営(車を貸し借りするサービスを仲介している会社)にも、忘れずに報告し、相談しましょう
たとえ「当事者間で解決を」と言われる可能性があったとしても、状況を記録として残し、運営側の見解やアドバイスを求めることは重要です
本来、「運営側は、利用者もオーナーも損しないような仕組みを考えなければならない立場」です
何かしらの解決策の提示もあるかもしれません
🔶 ③【最終手段?】家族の保険の「弁護士特約」が使えるかも?
もし、オーナーさんからの請求があまりにも執拗だったり、不当だと感じたりする場合の「お守り」として、以下の方法も頭の片隅に置いておいてください
・確認ポイント:
あなたご自身、または「同居のご家族」の誰かが、ご自身の自動車保険に「弁護士費用特約」を付けていませんか?
・使い方:
この特約は、今回のような「賠償トラブル」でも、弁護士への相談費用や、場合によっては交渉費用などを保険でカバーできる可能性があります
※使えるかどうかは、保険会社や特約の条件によりますので、事前に確認しておくと安心です
⭕️メリット:
ふつうは保険を使うと翌年の保険料が上がりますが、弁護士費用特約はそれだけ使っても、多くの場合、等級や翌年の保険料に影響しないと言われています
(くわしい条件は保険会社によって異なるので、念のため確認してみてください)
一旦、使えるかどうか確認して、「あとは弁護士におまかせ!」とできたら、精神的な負担は減ります
もちろん、有料で弁護士に相談することもできますが、今回のような少額のケースでは、相談費用のほうが上回ってしまうこともあります
弁護士費用特約は、今回のような過剰な請求トラブルでも「お守り」になります
特約の使いどころや、もしもの事故のときの動き方は、こちらで詳しくまとめています👇
まとめ:冷静に、毅然と。そして頼れるところに相談を!
カーシェアでの事故、そしてその後の追加請求…本当に心中お察しいたします
でも、焦らず、以下のポイントを思い出してください
- 事故と直接関係のない、後から発生した不具合(今回のバッテリー上がりやタイヤの空気抜け)まで、あなたが責任を負う必要はない可能性が高い!
- まずは保険会社の正式な判断を待つ
- 並行して、サービス運営にも忘れずに状況を報告し、相談する
- お互いに納得できない状態が続く場合は、「弁護士費用特約」の活用も検討してみる
真摯に対応しようとしている気持ちは素晴らしいですが、何でもかんでも受け入れる必要はありません
今回のトラブルが、ご自身にとって納得のいく形で、円満に解決することを心から願っております🙏
カーシェアのトラブルで疑問や不安ある場合は、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。
今回は「借りた側」の視点でしたが、貸す側・借りた側それぞれの責任や保険の扱いは、こちらで整理しています👇
また、今度はあなたがカーシェアを「利用する側」になったとき、別途保険が必要かどうかは、こちらが参考になります👇
このブログ「ぺんぎんカーライフ」では、車のトラブルや疑問への回答だけでなく、損しないカーライフを送るための記事をまとめています
困ったときに戻ってこられる入口として、よかったらのぞいてみてください
それでは、損しないカーライフをお過ごしください











