デジタルインナーミラーはいらない? メーカーオプションなら、私は「迷ったら付ける」をおすすめします

新車の見積もりを見ていると、デジタルインナーミラーに4万円ほどの値段が付いていて、付けるか迷うことがありますよね。
後ろがよく見えるのは便利そうでも、目が疲れないか、ちらつかないかは、使ったことがないと決めにくいものです。
今回は、そんなふうに迷われた方からのご相談です。
まず、予算の中で、どの装備まで欲しいかを先に決めておきます。
その範囲の中でデジタルインナーミラーを付けるか迷ったら、私は選べるうちに付けておくことをおすすめします。
選べるのは新車を注文するときだけで、納車のあとには足せない装備だからです。
目が疲れる、ちらつくと感じたときは、普通のミラーに切りかえて使えるので、デメリットは金額ぐらいです。
無駄を少なくするという見方なら、迷う装備は付けなくても、満足度は変わらないとも言えます。
4万円以上を払うかどうかは、できれば付いている車で画面を見てから決めてみてはいかがでしょうか。
まずは、いただいたご相談です
まずは、今回いただいたご相談の内容です。
デジタルインナーミラーについて、ご意見をうかがいたくて投稿しました。
購入予定の車では、4.4万円のオプションで付けられます。
メリットは、後部座席が気にならないことや、死角が少ないことだと思っています。
デメリットは、目が疲れることや、ちらつきが気になることでしょうか。
まだ使ったことがなく、付けるか迷っています。
使ったことのある方の、良かったところ、悪かったところを聞かせていただけないでしょうか。
ご相談をいただいたのは、2023年の4月です。
ご相談者さまは、メリットもデメリットもご自分で調べたうえで、使ったことがないために決めきれずにいました。
私のお答えは「装着されるのが良いのでは」でした
当時は、「メーカーのオプションのデジタルインナーミラーであれば、装着されるのが良いのではないでしょうか」とお答えしました。
「好みは分かれるようですが、天気が悪い日や荷物を満載にした時など、付けてて良かったという声は聞いたことがあります」。
私も、2021年の暮れに、新しく出た軽自動車で、初めてデジタルインナーミラーを体験しました。
デジタルインナーミラーは、使いづらいときは、普通のミラーとしても使えます。
ですので、当時は「デメリットは金額ぐらいですね」ともお伝えしました。
メーカーオプションは、あとから付けられません
メーカーオプションは、新車を買うときにしか選べず、あとから足すことができません。
マットやバイザーのようなディーラーオプションなら、あとからでも買えます。
当時は、お車が好きで、安全のことも含めて車を選ぶ方なら、「今後の安全技術などに関わるデジタルインナーミラーを早めに体感して置くのも良いのではないでしょうか」ともお伝えしました。
「メーカーオプションは後からつけられませんので、車好きの方には迷ったらつけましょうと言っております」。
私が同じ立場なら、「付けて体験してみないと、気が収まらないかもしれません」。
「納期が変わらないなら付けます」というのが、当時の私のお答えでした。
中古車で探すときは、欲しいメーカーオプションが付いている1台を探すことになります。
同じグレードの中古車でも、メーカーオプションの違いで値段が変わる例は、こちらでお話ししています👇
「付けない」も、まちがいではありません
この記事を最初に書いたとき、Xでは、こんなふうにお伝えしました。
メーカーオプションはあとから付けれないので、悩んだら付けておいた方が後悔はありません!
でも、無駄を少なくするという観点では、悩むものはなくても満足度が変わらないとも言えます。
迷ったときの順番は、こう考えています。
まず、予算の範囲の中で、装備をどこまで求めるかを先に決めます。
そのうえで、範囲の中で迷ったものだけを、あとから付けられるかどうかで分けます。
先に範囲を決めておくのは、便利な装備ほど、一度知ると手放せなくなるからです。
別のご相談でも、私自身のことを「知らなきゃそれで満足ということもたくさんありますが、もう戻れなくなっていきます」とお話ししています。
反対に、「予算の範囲内なら逆に楽しんでつけていただけたらと思います」。
ご相談者さまは、お車が好きな方でしたので、私は付ける側でお答えしました。
オプションは、値段の割に、車を売るときの値段にはあまり響かないものが多いと、私は以前からお伝えしています。
出費をできるだけ少なくしたい方なら、迷う装備は付けないという選び方も、まちがいではありません。
ちなみに、コスパを重視するなら、ディーラーオプションのほうは「迷ったら付けるな」が私の合言葉です。
新車を早めに乗り替えるつもりの方に向けた、オプションの選び方も含めたお話は、こちらです👇
デジタルインナーミラーの欠点は、説明書にも書いてあります
ご相談者さまが心配されていた目の疲れやちらつきは、メーカーの取扱説明書にも書かれています。
トヨタの取扱説明書に並んでいる注意のうち、見え方にかかわるものは次の4つです。
- 体調や年齢によって、映像に目のピントが合うまで時間がかかることがある
- 夜など暗いところでは、映像のちらつきや、後ろの車の周りが白くぼやけることがある
- カメラのレンズの特性で、映る車や人が、実際の位置や距離と違って見えることがある
- 後ろのガラスに水滴や汚れがあると、映像が見えにくくなる
目のピントやちらつきが気になるときは、「光学ミラーモードに切りかえてください」と案内されています。
光学ミラーモードは、普通のミラーのことです。
当時の私の「普通のミラーとしても使える」と、メーカーの説明は同じことを言っています。
※ トヨタの取扱説明書(ハリアー・2026年8月〜)のデジタルインナーミラーのページより(2026年10月に確認・車種によって内容が違うことがあります)。
日産では「インテリジェント ルームミラー」という名前で、レバーで鏡と画面を切りかえます。
※ 日産 公式のよくある質問(ノート・セレナのインテリジェント ルームミラーの切り替え方法)より(2026年10月に確認)。
どちらのメーカーも、走る前に、鏡の状態で後ろがよく見える位置に合わせておくように、と案内しています。
鏡の位置が合っていれば、画面が見えにくいときに切りかえても、すぐに後ろを確かめられます。
録画の機能が一緒になったものもあります
トヨタの車種によっては、デジタルインナーミラーに「前後方録画機能付」と書かれたものがあります。
前と後ろのカメラの映像を、ミラーの中のmicroSDカードに録画する、ドライブレコーダーの機能です。
見積書に、デジタルインナーミラーとは別にドライブレコーダーも入っていたら、録画が二重になっていないか、お店で確かめてみてはいかがでしょうか。
ドライブレコーダーとミラーを一緒にするか、別々にするかの考え方は、こちらでお話ししています👇
4万円以上を払うかは、画面を見てから
ご相談者さまは、ホイールの色を選ぶために試乗した車が、普通のミラーだったそうです。
付いている試乗車を、ほかの車種でもいいので探しているところでした。
「今まで通常のものしか使ったことないので踏み切る勇気が持てない」というお気持ちも、よく分かります。
私は、「短時間の試乗ではなかなか慣れないので、判断は難しいと思いますよ」とお答えしました。
「使っていく中で、良さがジワジワと分かるものかもですね」。
ただ、「画質とかが各メーカーや社外品で違いますので、そこに4万円以上出すかは、見て確認する価値がありそうです」。
できれば、同じメーカーの車で、付いている車に出会えると安心です。
トヨタの取扱説明書にも、映像と鏡で映る範囲は違うので、あらかじめ違いを確かめておくように、と書かれています。
ちなみに、あとから付けるドライブレコーダーにも、ルームミラーが画面になるタイプがあります。
カー用品店などで後付けできる装備なので、新車の契約のときに急いで決めなくても大丈夫です。
後付けのタイプと、バックカメラとの違いは、こちらでお話ししています👇
ご相談者さまの、その後
1か月ほどして、ご相談者さまからご報告が届きました。
別の車種ですが、デジタルインナーミラーの付いた車に試乗されたそうです。
「非常に明るく画処理されており、左右の画角も広く見やすく感じました」。
ただ、「信号待ちでは後続車がすごく近く見え、ぶつからないか不安になりました」。
そのうえで、「結果としてはメリデメ考慮して装着することにしました」とのことでした。
私は、「装着して正解だと思います」とお返事しました。
近く見えて気になるときは、普通のミラーに切りかえて使えばいいからです。
後ろの車が近く見えたのも、取扱説明書にある、実際の位置や距離と違って見えることがあるという、カメラのレンズの特性だと思います。
ご相談者さまは、「距離感は慣れの問題だと思っています」と話されていました。
「信号待ちで後続車を見るかって言われるとほとんど見ないと思います」とも。
10月の納車に向けて、メーカーに発注する予定とのことでした。
同じ新しいお車の、コーティングのご相談も、その少し前にいただいていました👇
まとめ
- まず、予算の中で装備をどこまで求めるかを決めます
- その範囲の中で迷ったら、メーカーオプションのデジタルインナーミラーは付けておくことをおすすめします
- メーカーオプションは、あとから付けられません
- 目が疲れる、ちらつくと感じたら、普通のミラーに切りかえて使えます
- 無駄を少なくするという見方なら、迷う装備を付けないのも、まちがいではありません
- 4万円以上を払うかは、できれば付いている車で画面を見てから決めます
- 録画の機能が一緒になったものは、ドライブレコーダーが二重になっていないか確かめます
メーカーオプションをどうするか考えている時間も、新しい車を待つ楽しみのひとつだと、私は思います。
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車のこと全般を、はじめから順番に整理したい方は、こちらの教科書ページもどうぞ👇














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