著者:ピゴス - 元1級整備士×元ディーラー営業マン(整備12,000台/販売500台/年300件相談対応)

「愛車のフリード、まだまだ乗りたいんだけど…」

😥「この間フェンスに引っかけて、バンパーが外れかけてる…」

😥「前の傷も、なんだかサビてきちゃった…」

🤔「もうすぐ車検だけど、これって直さないとダメ? 高かったらどうしよう…」

長年乗っている愛車に傷や不具合が見つかると、本当に不安になりますよね。

特に車検が近づくと、「修理代が高いなら、いっそ買い替えた方が…」という考えが頭をよぎるお気持ち、よく分かります。

でも、結論から言うと——慌てて買い替えなくて大丈夫。

この記事では、車検に通すために「本当に必要な修理」と、費用を抑える「賢い補修のコツ」を、いっしょに整理していきますね。

✅ 結論からお伝えします

ご安心ください。

今回の傷やサビは、簡単な補修で、まだまだ乗れることがほとんどです。

この傷だけを理由に、高いお金をかけて買い替える必要はありません。

大切なのは、「安全に関わる必須の修理」と、「見た目のためのDIY補修」を、きちんと分けて考えること。

全部を完璧にピカピカへ直す必要は、ないんです。

この記事で、必要な所と、気楽でいい所を、はっきりさせていきましょう。

きっかけは、読者の方からのご相談

まずは、今回いただいたご相談です(内容は編集して掲載しています)。

🔶 今の車
2010年式のフリード(走行10万km)。

あと数ヶ月で車検。

運転があまり得意ではないので、できれば今の車を車検を通して乗り続けたい(約75万円で購入)。

🔶 気になる傷①
フェンスに引っかけて、フロントバンパーの一部が外れかけている。

🔶 気になる傷②
以前擦ったスライドドア下の傷が、錆びてきた。

🔶 お悩み
見た目は気にしていないが、安全面で危険なのか、車検に通らないのかが分からない。

直すなら、どこにお願いすればいい?

ご相談ありがとうございます。

愛車を大切に、長く乗り続けたいというお気持ち、素晴らしいですね。

ピゴス
ピゴス

「この外れかけてる部品、名前すら分からない…」ってググっても出てこなくて、モヤモヤしますよね😅

でも大丈夫、心配しすぎなくていいんですよ

ひとつずつ、いっしょに整理していきましょうね

まず「安全に関わる修理」と「見た目のDIY補修」を分けよう

なぜ「まだ乗れる」と言えるのか。

それは、ご相談の2つの傷を「安全のための必須度」で分けて考えられるからです。

🔶 ①フロントバンパーの外れかけ → これは「必須」で直す

一番に対応したいのは、こちらです。

理由は、「安全性」に直接関わるから。

走行中に部品が外れてしまうと、歩行者や他の車に危険を及ぼす可能性があります。

また、部品が外れかかった状態は車検の保安基準に適合せず、「不合格」になる可能性が高いです。

安全のため、そして車検を無事に通すためにも、ここは直しておきましょう。

🔶 ②スライドドア下のサビ傷 → 「推奨」レベルのDIYでOK

こちらは、スライドドアの機能自体に問題がなければ、今すぐの安全性には直結しません。

もちろん放置すればサビは進みますが、それは高額な板金塗装をしなくても、ご自身の簡単な補修で十分に食い止められます。

つまり「必須」ではなく、「やっておくと安心な、推奨レベルの補修」というわけですね。

もちろん、「どうせなら全部きれいに直したい」という考え方もあります。

それも、まったく間違いではありません。

ただ、目的が「長く、安心して乗り続けること」なら、必要な所に絞る——これが私の考えです。

あなたのフリード「損しない」補修マニュアル

🔸 外れかけのバンパー:まずはプロに相談

まずは、そのフリードを購入したお店か、お近くのホンダディーラーに相談してみましょう。

車の状態を一番よく分かってくれているはずです。

外れかけているのは、オプションのライトなどが付く「化粧パーツ」のことも多く、しっかり固定できれば、機能面は問題ないことがほとんどです。

(ただし、実物を見ないと断定はできませんので、そこはお店で確認してもらってくださいね。

「バンパー交換」となると高額ですが、状況によってはクリップを付け直したり、裏側から固定するだけで済む可能性も十分にあります。

そして何より安心してほしいのが——最悪バンパーを交換することになっても、車自体にダメージはなく、これからも問題なく乗れます

作業のタイミングは、車検と同時でもOK。

ただ、部品の取り寄せに時間がかかったり、10年を超える車だと部品が欠品して中古で探すこともあるので、車検の少し前に一度見せて相談しておくと、よりスムーズですよ。

🔸 スライドドア下のサビ傷:最強コスパの「タッチペン」

こちらは、ご自身で「タッチペン(マニキュアのような筆付きの補修塗料)」を使うのが、いちばん簡単で安上がりです。

目的は、完璧に消すことではなく「サビの進行を止めること」

サビ止めは、いわば虫歯の予防と同じです。

小さいうちに塞いでおけば、大ごとにならずに済むんです。

金属がむき出しになった部分をタッチペンで覆うだけで、空気や水との接触を断って、サビの広がりを十分に防げます。

タッチペンはディーラーやオートバックスなどで買えます。

運転席ドアの内側などにある「カラーナンバー」を伝えれば、同じ色を用意してもらえますよ。

ちなみに私の感覚では、ディーラーの「純正品」のほうが液剤が濃くて厚く塗りやすく、しっかり錆止めできるイメージです(少しお高いですが)。

必要な所だけ確実に直して、あとは気楽に。

私はこれを「メリハリ整備」と呼んでいます(笑)

🔍 板金塗装、どこに頼む? 依頼先の目安

依頼先費用目安特徴
ディーラー5万〜20万円仕上がり◎ 保証充実
板金専門店3万〜15万円技術力◎ コスパ良
DIY補修1,000〜5,000円小傷のみ対応可

📊 車検まわりの、費用の目安

  • 車検費用:普通車で約7万〜15万円、軽自動車で約5万〜8万円が目安。うち法定費用(自賠責・重量税・印紙代)は普通車で約4.5万〜7万円ほどです。
  • タッチペンでのDIY補修:1,000〜5,000円程度。今回のサビ傷は、この範囲で十分にケアできます。

※上記はあくまで一般的な目安です。車種・年式・地域・依頼先によって金額は変わりますので、必ず見積もりを取って確認しましょう。

まとめ:その傷、本当に「買い替え」の理由になりますか?

長年乗った愛車に傷が見つかると、つい「もう潮時かな…」と、買い替えが頭をよぎりますよね。

でも、そんなときこそ、ひと呼吸おいて。

  1. まずは冷静に、その傷が「安全に関わるか」「車検に通らないか」を見極める。
  2. 「外れかけのバンパー」など安全に関わる所は、プロに相談して最低限の確実な修理を。
  3. 「見た目のサビ傷」は高額な修理は不要。タッチペンで賢くDIY補修。
  4. 大きな出費の「買い替え」は、本当に必要な時まで取っておく。これがいちばん損しない。
ピゴス
ピゴス

10年、ご家族を乗せて走ってきた相棒ですね

傷の一つひとつも、その道のりの証だと思います

必要なお手入れをしてあげれば、まだまだ、いっしょに走れますよ🐧

愛車ともっと長く付き合うための、メンテナンスの考え方は、こちらでもお話ししています。

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ギリギリ昭和生まれ、2児のパパとして奮闘中…空いた時間に車の情報発信や質問に答えている管理人のピゴスです! クルマ好き歴30年以上、気付けば1級自動車整備士(笑)元、国産自動車のディーラーの営業マンです。 過去に車を整備したり販売させていただいたりする中で、車を移動手段と考えている方にこそ、様々なお悩みがあることに気付きました。そう言った悩みのある方が、知らないがゆえに損してしまうことがないようにこのブログを立ち上げました。少しでもみなさまのお悩みに寄り添った内容を発信できればと考えております。 取り上げて欲しい題材、個別のお悩みなど、コメント欄や「X」などでいつでもメッセージを承っております。お気軽にどうぞ!