こんにちは!ピゴスです!
こちらの記事は、私が過去に「車の質問」をいただいた経験をベースに編集して、紹介しております
ご質問は、本当にありがたいです!私も回答をする中で、新たな気付きをいただけます
ご質問者様に役立つ情報というだけでなく、ブログを読んでくださっている方にも、ヒントになればと考えて、回答しております
ぜひ、何かのご縁でこのブログをのぞいてくださったみなさまにも、「損しないカーライフのヒント」を見つけていただけたら嬉しいです
一人でも車で損しない方が、世の中に増えていただけますように!
それでは、車が好きな人も、そうでない人も、素敵なカーライフにしていきましょう!!
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【危険!】DIY下回り塗装、ブロック上げはNG!安全な方法と「そもそも必要か?」損しない判断基準
こんにちは!「ぺんぎんカーライフ」のピゴスです🐧
😵「愛車の下回りのサビ、気になるなぁ…」
😎「よし、自分で錆止めを塗ってみよう!」
🤔「ジャッキで上げて、ブロックかませて潜り込んで、刷毛で塗れば安上がりかな?」
愛車を大切に思うからこそ、サビ対策をご自身でやろう!と思い立つ気持ち、素晴らしいと思います
しかし、ちょっと待ってください!
その作業方法、本当に安全ですか?
そして、そもそもその錆止め、本当に「必要」でしょうか?
今回は、DIYでの下回り錆止め塗装を計画されている方からのご質問をベースに、
絶対にやってはいけない危険な作業方法
DIYの現実的な難しさ
そして「損しない」ための根本的な考え方について、詳しく解説していきます!
きっかけは読者の方からのご相談
まずは、今回いただいた具体的なご相談内容です(内容を編集して掲載しています)
下回りの錆びが気になっているので、DIYで処理するために準備をしています
作業は車をブロックに乗せて上げ、その下に潜り込んで刷毛で塗りながらやる予定です
見落とし、注意点、必要な準備物、改善点などありましたらご意見いただけたら幸いです
ご自身で愛車を守ろうというお気持ち、本当に素晴らしいです!
しかし、計画されている作業方法には、非常に大きな危険が潜んでいます…
Q1.【最重要】その作業、本当に安全ですか? ブロック使用は絶対にダメ!
まず、何よりも先にお伝えしなければならない、最も重要な注意点です
🚫車の下に潜って作業する際に、ジャッキだけで上げたり、コンクリートブロックなどをかませて車体を支えるのは、
絶対にやめてください! 極めて危険です!!
⚠️危険な理由:
ジャッキは車を持ち上げるためのもので、車体を安定して支え続けるようには設計されていません
油圧抜けや、ちょっとした衝撃で突然下がる(落ちる)可能性があります
また、コンクリートブロックは、一方向からの力には強くても、横からの力や衝撃、一点への集中荷重には非常に脆く、簡単に割れたり崩れたりします
❌最悪の事態: もし作業中にジャッキが下がったり、ブロックが崩れたりしたら…車の下敷きになり、命に関わる重大な事故に繋がる危険性が高いです
【安全な作業のために】
もし、どうしても車の下に潜る作業が必要な場合は、必ず「リジットラック(通称:ウマ、ジャッキスタンド)」という、
車体を安定して確実に支えるための専用の器具を使用してください
そして、平坦で固い地面の上で、正しい使い方で設置することが絶対条件です
しかし、正直なところ、車の下に潜る作業自体が、初心者の方にはリスクが伴います
可能であれば、潜らずにできる方法を考えるか、プロに任せることを強く推奨します
Q2. DIY下回り塗装(刷毛/スプレー)の現実的な難しさ
安全な作業環境を確保できたとしても、次に立ちはだかるのが「作業の難しさ」です
🔶 刷毛(ハケ)で塗る場合…
車の下に寝転がって、上向きに刷毛でドロっとした錆止め剤を塗ることを想像してみてください
重力には逆らえません…塗料が腕や顔に垂れてくる可能性が高いです
広々としたスペースで、天井を塗るのとは訳が違います
均一に、ムラなく塗るのは至難の業です
高価な錆止め剤を無駄にしてしまう可能性もあります
🔶 スプレー缶で塗装する場合…
スプレー缶も、逆さまに近い状態で使うと、ガスだけが出てしまったり、塗料が均一に出なかったりします
狭いスペースで、広範囲に薄く、均一にスプレーするのは非常に難しいです
Q3.「コスパ」で考えると…プロに任せる方が良いかも?
DIYのメリットは費用を抑えられること…と思いがちですが、今回のケースではどうでしょうか?
🔶 手間暇の時間: 下準備、養生、実際の塗装作業、後片付け…かなりの時間がかかります
🔶 作業の難易度: 上記の通り、キレイに仕上げるのは難しいです
🔶 準備物のお金: 錆止め剤(意外と高い!)、刷毛やスプレー、養生材、保護メガネ、手袋など、必要なものを揃えると思った以上に出費がかさむこともあります
🔶 安全リスク: 万が一の事故のリスクがあります
これらを総合的に考えると、しっかりとした下地処理と塗装技術、そして安全な設備を持つ「プロ(専門業者や信頼できる整備工場)」に依頼する方が、
結果的に「コスパ」は良い、と私は考えます
Q4. でも「自分でやる楽しさ」も! 安全第一で挑戦を
もちろん、コスパだけが全てではありませんよね!😊
「自分の手で愛車をメンテナンスする達成感」や「コツコツ作業する時間そのものが楽しい」という方もいらっしゃると思います
もし、DIYに挑戦したい!という気持ちが強いのであれば、絶対に「安全」を最優先した上で、無理のない範囲で試してみるのは良いと思います
🐧「私が難しいと思っているだけで、器用な方なら上手にできるかもしれませんし…(笑)」
Q5.【再確認】そもそも、その錆止め、本当に「必要」ですか?
ここで、もう一度立ち止まって考えてみましょう
「なぜ、下回りの錆止めをしたいのか?」
- 目的A:ボディのように、下回りもピカピカに保ちたい! 美観重視!
- 目的B:あと10年、20年と、この車を大切に乗り続けたい! 超長期保有!
- 目的C:サビで将来トラブル(車検に通らないとか)が起きるのが、なんとなく心配…
もし、あなたの目的がAやBであれば、しっかりとした錆止め(DIYまたはプロ施工)を行う価値はあるでしょう
しかし、もしCの「漠然とした不安」からなのであれば、その錆止めは「不要」である可能性が高いです
以前の記事でも詳しく解説しましたが、

- 最近の車は、昔に比べて格段に錆びにくくなっている
- 東北地方でも、通常の使用(+たまの下回り洗浄)であれば、10年~15年程度でフロアに穴が開くような致命的なサビは起こりにくい
- 表面的なサビは発生するが、機能的に問題ないことが多い
つまり、過剰に心配する必要はない、ということです
むしろ、やるべきことは、
「車検時などに勧められる不要な錆止めを断ること」と、
「融雪剤が付着したら、たまに下回りを水で洗い流すこと」かもしれません
まとめ:安全第一!そして「本当に必要か?」を見極めよう
DIYでの下回り錆止め、挑戦する前にぜひ考えてみてください。
- ブロックでの車体上げは絶対にNG! 安全な作業環境を確保できないならDIYは諦める!
- DIYでの下回り塗装は、想像以上に難易度が高く、費用対効果も低い可能性がある
- そもそも、あなたの車に、今、高価な錆止め処理が本当に必要か? 再考の価値あり!
- 一番効果的で安価なサビ対策は「こまめな下回り洗浄」かも?
もし、それでもDIYに挑戦される場合は、くれぐれも安全に注意して、無理のない範囲で行ってください
そして、もし実践されるのであれば、その結果や感想などを教えていただけると、私も大変勉強になります!
【おまけ】
もし、車が錆びてきてしまって、お乗り替えを考える場合、錆びてしまっていてもまだ車の価値はあります
1ヶ所に任せると、「錆びていて価値がないですよ」…と言われてしまうこともあるので、こちらのWEBサービスで愛車の価値を引き出しましょう

「ぺんぎんカーライフ」では、この他にもみなさんのカーライフに役立つ情報や、素朴な疑問への回答を発信しています。ぜひサイト内検索なども活用して、他の記事も読んでみてください!
それでは、素敵なカーライフを!🐧
おわりに
ご質問に共感していただける部分があったり、回答にお役に立てるセンテンスなどがあったり、しましたでしょうか?
このブログ「ぺんぎんカーライフ」では、質問の回答だけでなく、損しないカーライフを送るための記事を書いております
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それでは、損しないカーライフをお過ごしください