他県の認定中古車を購入してもアフターサービスは大丈夫?解説

気になる認定中古車が、隣の県にある——。でも、他県で買ったら、点検や修理のたびに、そのお店まで通わなきゃいけないの?
認定中古車(メーカーの基準で点検・整備され、保証がつく中古車)を探し始めると、多くの方がぶつかる不安ですよね。
この記事では、元ディーラーの営業として、認定中古車の販売とアフターの現場にいた私が、他県で認定中古車を買ったときのアフターサービス事情を、正直にお伝えします。
せっかく気に入った1台が見つかったのに、アフターのことが心配で迷ってしまいますよね。
大丈夫、国産車ならちゃんと道はありますので、いっしょに見ていきましょう。
他県で認定中古車を買っても、国産車なら「同じメーカーの最寄りのディーラー」で、保証も点検も基本的に受けられます。
ですから、アフターサービスの心配だけで、他県のお店をあきらめる必要はありません。
ただ、できれば最寄りのお店で買えるほうがベターです。
「買ってくれたお客様」というつながりは、長いカーライフでじわじわ頼りになるからです。
輸入車だけは例外で、購入したお店を優先する傾向があるので注意しましょう。
この記事では、他県購入のアフター事情と、損しない買い方をお伝えします。
いただいたご相談
今回は、こんなご相談をいただきました(内容を編集して掲載しています)。
質問させてください。
このブログで、よく「認定中古車がおすすめ」と拝見しています。
私も認定中古車を探しているのですが、自分の住んでいる県には気になる車がなく、隣の県に良さそうな1台を見つけました。
そこで疑問なのですが、アフターサービスが充実している認定中古車ということは、他県で買った場合、点検や修理のたびに、そちらの店舗まで行かなければならないのでしょうか?
教えていただけると助かります。
ご質問ありがとうございます。
せっかく良い1台を見つけたのに、アフターのことが気になって踏み出せない——そのお気持ち、よく分かります。
ここからは、その理由と、損しないためのポイントを、ひとつずつ見ていきましょう。
① 認定中古車の「保証」も「点検」も、基本的に全国の同じメーカーのディーラーで受けられる
まず、いちばん気になる「保証」からお答えします。
メーカーの看板がついたお店を、一般に「ディーラー」と呼びます。
そして、国産車の認定中古車についている保証は、基本的に「全国の同じメーカーのディーラー」で受けられます。
たとえば、隣の県のトヨタのお店で買っても、お住まいの近くのトヨタのお店で、保証の修理を受けられるということです。
メーカーが行う「リコール(無償の不具合対応)」も、同じように全国のディーラーで対応してもらえます。
日常の点検やオイル交換も、最寄りの同じメーカーのディーラーで、きちんと受けられます。
ですから「他県で買ったら、そのお店まで通わなきゃいけない」ということは、基本的にありません。
そもそも認定中古車が、なぜ初めての方に安心でおすすめなのか、基礎から知りたい方は、こちらの記事でくわしく解説しています。
② それでも「できれば最寄りのお店で買える」のがベターな理由
アフターは最寄りで受けられるとはいえ、私の本音を言えば「できれば最寄りのお店で買う」のがベターです。
理由は、ディーラーには「買ってくれたお客様」を大切にする文化があるからです。
同じ点検でも、自分のお店で買ってくれたお客様には、担当者がより親身になってくれることが多いんです。
オイル交換などがお得になる購入者向けの特典を、用意しているお店も少なくありません。
こうした特典やつながりは、購入したお店や、その系列のお店で受けられるものが多いです。
営業をしていた立場で正直に言うと、自分のお店で買ってくれたお客様は、やっぱり特別に大事にしたくなるものなんです。
だからこそ、通える範囲で買えるなら、それがいちばん心強いと思います。
この「買ってくれたお客様」というつながりは、長いカーライフのなかで、じわじわと頼りになってきます。
もし、すでに良い1台が見つかっているなら、その車を軸に進めて大丈夫です。
これから探す方で、時間に余裕があるなら、最寄りのお店も候補に入れてみてくださいね。
③ 輸入車だけは「例外」なので注意
ここまでは、国産車のお話でした。
輸入車の場合は、少し事情が違うので注意してください。
輸入車は国産車にくらべて正規ディーラーの数が少なく、遠方だとアフターが受けにくいことがあります。
また、輸入車のディーラーは「自分のお店で買ってくれたお客様」を優先する傾向が、国産車より強めです。
ですから輸入車を検討している場合は、なるべく通える範囲のディーラーで買うほうが、あとあと安心です。
購入前に「他店で買った車のアフターも受けてもらえますか」と、最寄りの正規ディーラーに確認しておくと、より確実です。
④ 「買う前」の確認も、他県ならではの注意点
他県で買うなら、アフターだけでなく「買う前」にも、確認しておきたいことがあります。
とくに次の3つは、押さえておくと安心です。
- 現車の状態確認をどうするか(写真や動画を送ってもらう・可能なら一度は現地に足を運ぶ)
- 陸送費(車を自宅まで運ぶ費用・距離によっては数万円ほどかかることもある)
- 名義変更(車の持ち主を自分に切り替える手続き)や車庫証明(車の保管場所を証明する書類)を、お店がどこまで代行してくれるか
遠方だと実車を見に行くのが大変なので、状態の確認方法だけは、あらかじめ決めておきましょう。
遠方や県外のお店から中古車を買うときの、事前確認や現車チェックの注意点は、こちらの記事でくわしくまとめています。
⑤ 買ったあとは「1か所に決めて」長く付き合うのがおすすめ
最後に、買ったあとのメンテナンスについて、大切な考え方をひとつ。
遠方で買った車でも、ふだんのメンテナンスは「通える範囲の1か所に決めて、長く付き合う」のがいちばんだと考えています。
同じお店に通い続けると、整備の履歴が積み重なり、その車のクセも分かってもらえます。
そうして築いた関係は、いざというときに頼れる存在になってくれます。
頼れるお店がまだない方は、乗っているメーカーのディーラーが、無難で安心な入口になります。
もちろん、タイヤ交換やガラスの修理などは、専門店やカー用品店を上手に使うのもアリです。
車に詳しくない方でも実践できる、私のメンテナンスの考え方は、こちらの記事にまとめています。
⑥ まとめ|他県の認定中古車でも、あきらめなくて大丈夫
他県で認定中古車を買っても、国産車ならアフターサービスは基本的に心配いりません。
最寄りの同じメーカーのディーラーで、保証も点検も受けられるからです。
ですから、気になる1台が隣の県にあっても、あきらめなくて大丈夫ですよ。
次の一歩として、まずは最寄りの同じメーカーのディーラーに「他店で買った車のアフターも受けられますか」と、一本電話で確認しておくと、より安心して進められます。
輸入車を検討している場合だけは、購入店を優先する傾向があるので、通える範囲で選ぶと安心です。
初めての1台を予算内で選ぶときの、狙う年式や走行距離、予算配分の考え方は、こちらの記事にまとめています。
他県購入の中古車で疑問や不安ある場合は、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。
気に入った1台と出会えたご縁を、大切にしてくださいね。
納得のいくカーライフになるよう、応援しています。
このブログ「ぺんぎんカーライフ」では、損しないカーライフのための記事をまとめています。
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