著者:ピゴス - 元1級整備士×元ディーラー営業マン(整備12,000台/販売500台/年300件相談対応)

中古車を買って、いよいよ納車。

でも、「今の車の保険、いつ新しい車に移せばいいの?」と、当日の段取りで迷う方は少なくありません。

とくに、今の車を手放しながら新しい車を受け取る日は、保険の空白(無保険になる時間)を作らないか、心配になりますよね。

先日、まさに納車の前日に、こんなご相談をいただきました。

ピゴス
ピゴス

納車の前日って、名義変更に保険に、お譲りの段取りにと、いろいろ重なって落ち着かないですよね😊

でも、順番さえ押さえれば大丈夫です

保険の空白を作らないコツを、一緒に整理していきましょう

✅ 結論からお伝えします

納車当日の保険切り替えは、「車の引き渡しが終わったタイミング」で新しい車(マツダ車)に移すのが基本です。

乗り始める前に手続きを済ませるのがポイントなんです。

ご家族で2台を動かすときは、「順番と連絡のしかた」を工夫すれば、保険の空白を作らずに乗り切れます。

なお、空白ができるのは「任意保険」だけで、強制加入の「自賠責保険」は元の軽自動車に残ります。

この記事では、切り替えの正しい順番と、当日あわてないための段取りをお伝えします。

実際に、こんなご相談をいただきました(内容は編集して掲載しています)。

明日、中古で購入した普通車(マツダ)の納車日です。

今乗っている軽自動車で夫婦二人で受け取りに行き、一人はマツダ車を自宅の駐車場へ、もう一人は軽自動車を、譲る予定の知人宅の駐車場へ持って帰る予定です。

マツダ車に乗る前に、今契約している自動車保険を軽自動車からマツダ車へ変更すると、軽自動車が未加入の状態になってしまいます。

この場合、軽自動車の保険はそのままにして、マツダ車に新たに保険をかけるのが良いのでしょうか?

ちなみに、知人は今、自動車学校に通っていて、まだ免許がないので移動ができないのです。

保険のかけ方について、ネットで調べても解決できず、お力添えいただけると幸いです。

まず整理:「自賠責保険」と「任意保険」はちがう

ご相談ありがとうございます。

そして、新しいお車のご納車、おめでとうございます。

まず、ひとつ大事な整理から。

保険を「入れ替える」とき、対象になるのは、実は自賠責保険ではなく「任意保険」のほうです。

ここは多くの方が混同しがちなのですが、自賠責保険と任意保険では、車を乗り換えるときの扱いが違うんです。

自賠責保険は、その車そのものにかかっている強制保険で、新しい車に移すことはできません。

だから、あなたの軽自動車には、自賠責保険がそのまま残ります。

一方で、任意保険は、引き渡しのタイミングで新しいマツダ車に移すことになります。

厳密に言えば、その瞬間だけ、軽自動車には任意保険がかかっていない状態になります。

つまり、心配な「未加入」になるのは任意保険のほうだけ。

強制保険の自賠責は軽自動車に残っているので、軽が完全に無保険になってしまうわけではないんです。

この違いがわかると、少し気持ちが楽になりますよね。

🔍 自賠責保険と任意保険のちがい

項目自賠責保険任意保険
加入義務(強制)任意(自分で選ぶ)
かかる対象車そのもの契約した車
乗り換えのとき新しい車に移せない(元の車に残る)引き渡しで新しい車に移す
納車当日の空白できない(軽に残る)一瞬できることがある→手順で回避

納車当日、保険の空白を作らない手順

とはいえ、任意保険の空白も、できれば作りたくないですよね。

少し手間はかかりますが、次の順番なら、空白をほとんど作らずに乗り切れます。

  1. まず、軽自動車で夫婦二人、納車場所まで行きます。
  2. そこで一人がマツダ車を受け取り、もう一人が軽自動車で、知人宅に車を届けます。
  3. 軽自動車を届けた人は、到着したら、マツダ車を受け取った人に連絡します。
  4. 連絡を受けたら、マツダ車の保険の入れ替え手続きを行います(車の説明やサインは先に済ませておくとスムーズです)。
  5. 最後に、マツダ車で、知人宅にいる人を迎えに行きます。

こうすれば、任意保険を切り替える前に軽自動車の移動を終えられるので、空白をほとんど作らずに済みます。

なお、「ワンデイ保険」(1日単位で入れる自動車保険)もありますが、自分や配偶者が所有する車には使えないので、今回のケースでは使えないことが多いです。

もう一つの方法として、軽自動車を知人宅に置いたあと、タクシーや公共交通機関で納車場所まで戻るのもおすすめです。

距離にもよりますが、軽の任意保険を1日だけ余分に残そうとすると、保険料は1ヶ月分以上かかることが多いので、タクシーのほうが安く済む場合もあります。

マツダ車の保険をこれからネットで申し込む方は、こちらの手順も参考にしてみてください。

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車を譲ったあとの手続き(名義変更と自賠責)

今回のように、軽自動車を知人へ譲る場合は、当日のあとに名義変更などの手続きも続きます。

譲る相手が任意保険に入るなら、車検証の名義変更をすませたあとのほうが、手続きがスムーズです。

できなくはないのですが、名義変更を先にしておくと、保険を契約するときのひと手間が減ります。

一方で、自賠責保険の名義は、車の名義変更をしても、自動では変わりません。

自賠責保険は車そのものについているので、名義が違う人でも使えますが、気になる場合は、保険会社のカスタマーセンターや、加入した代理店で名義変更の手続きができます。

自賠責は車検のタイミングで更新するので、そのときに一緒に変える方も多いです。

気持ちが楽な方法で進めれば大丈夫ですよ。

この機会に、マツダ車の保険も見直しを

最後に、余計なお世話かもしれませんが、この機会に自動車保険そのものも見直してみるのがおすすめです。

軽自動車から普通車(マツダ車)にすると、同じような条件でも、保険料は上がりやすい傾向があります。

せっかく新しく保険をかけ直すタイミングなので、何社か比べてみると、納得のいく保険料で入りやすいですよ。

「滅多に使わない保険に、高いお金を払わなくてよくなった」という声も、よく聞きます。

保険料を抑える見直しの方法は、こちらでくわしくまとめています。

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まとめ:順番と連絡で、あわてず乗り切る

納車当日の保険の切り替えは、「引き渡しが終わってから、乗り始める前に」が基本です。

2台を動かすときは、軽自動車の移動を先に終えてから、任意保険をマツダ車に入れ替える。

この順番なら、空白をほとんど作らずに乗り切れます。

そして、心配な空白ができるのは任意保険だけで、強制保険の自賠責は元の軽に残ります。

必要以上に不安にならず、当日の段取りだけ、落ち着いて確認しておきましょう。

ピゴス
ピゴス

順番さえ押さえれば、当日はきっとスムーズにいきますよ😊

自賠責は元の車に残るので、そこは安心してくださいね

素敵なカーライフのスタートになりますように🐧

保険の切り替えで疑問や不安ある場合は、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。

車のこと全般を、はじめから整理したい方は、こちらの「車の教科書」ページもどうぞ。

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ギリギリ昭和生まれ、2児のパパとして奮闘中…空いた時間に車の情報発信や質問に答えている管理人のピゴスです! クルマ好き歴30年以上、気付けば1級自動車整備士(笑)元、国産自動車のディーラーの営業マンです。 過去に車を整備したり販売させていただいたりする中で、車を移動手段と考えている方にこそ、様々なお悩みがあることに気付きました。そう言った悩みのある方が、知らないがゆえに損してしまうことがないようにこのブログを立ち上げました。少しでもみなさまのお悩みに寄り添った内容を発信できればと考えております。 取り上げて欲しい題材、個別のお悩みなど、コメント欄や「X」などでいつでもメッセージを承っております。お気軽にどうぞ!