著者:ピゴス - 元1級整備士×元ディーラー営業マン(整備12,000台/販売500台/年300件相談対応)

気になる新車があるのに、いざ見積もりを取ってみたら、思っていたより高くて予算オーバー。

でも、今乗っている車も、まだまだ気持ちよく走ってくれている……。

「買うべきか、それとも我慢すべきか」と迷っている方に向けて、私ならどう考えるかをお伝えします。

✅ 結論からお伝えします

予算オーバーの新車でも、「あと少しで手が届く」くらいなら、私なら欲しい車やグレードをそのまま買います。

人生の主役は、ほかでもない自分自身ですからね。

でも、まだ気持ちよく乗れる車があるのに無理して買うなら、いったん立ち止まってもOKです。

「本当に今、欲しいのか」と、自分の本心を確かめてみましょう。

買うと決めたら、ガソリン代や保険も含めた「総額」で無理がないかを確認するのが大切です。

ご質問

いただいたご相談内容です(内容を編集して掲載しています)。

こんにちは!

最近発表されたランドクルーザー250、すごく魅力的ですよね。

日本で発売されたら、ぜひ手に入れたいなと考えています。

そのほかにも、スバル、日産、ホンダなど、気になる車がたくさんあります。

しかし、どの車も見積もりを取ると450万円を超えてしまい、予算的に少し厳しい状況です。

個人的には、できれば420万円以内に抑えたいと思っているのですが、それがなかなか難しいです。

現在乗っているフォレスター SK9(2018年7月)も、まだまだ快適に乗れていて、とても気に入っています。

このように欲しい車が予算オーバーの場合、ピゴスさんはどうされていますか。

やはり我慢するべきでしょうか。

それとも、安い車種やグレードを下げて購入するのが良いのでしょうか。

ご質問ありがとうございます。

私ならどう考えるか、順番にお伝えしますね。

「あと少しで買う」か「いったん立ち止まる」か

車は、毎日の生活を共にする相棒です。

だからこそ予算オーバーでも、私は頭ごなしに「我慢しなさい」とは言いません。

判断の分かれ道は、シンプルに2つだと思っています。

ひとつは、予算が「あと少しで届く」場合です。

このときは、欲しい車を欲しいグレードのまま買うのも、私はアリだと思います。

無謀な出費はもちろん避けたいですが、ここぞという場面で気持ちよくお金を使えると、毎日のカーライフは豊かになる気がします。

使うと決めたものに気持ちよくお金を払えたほうが、人生を楽しめると思うんです。

もうひとつは、予算オーバーのうえ、まだ十分に乗れる車があるのに、無理して買う場合です。

まだ乗れる車を手放すのが「もったいない」と感じるのは、とても自然な気持ちです。

その気持ちがあるうちは、慌てて乗り換えなくても大丈夫。

今の愛車のように、まだ気持ちよく乗れる相棒があるなら、長く大切に乗るのも、立派な選択です。

車は長く乗るほど、1ヶ月あたりのコストは下がっていくことが多いですからね。

それに、車は本当に必要になってから選んでも、じゅうぶん間に合います。

新型が出たてで気持ちが高ぶっているときは、少し時間を置いてみると、一時のときめきか本物の「欲しい」かが見えてくるものです。

ピゴス
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あなたにとって『あと少し』か『無理して』かの目安のひとつは、『この車、車両保険を外すのは怖いな』と感じるかどうかです

毎月の相棒として、肩の力を抜いて付き合える金額かどうかを、大事にしてほしいなと思います

買うと決めたら「総額」と「月額」で無理がないか確かめる

買う方向で気持ちが固まったら、次は現実的に「払っていけるか」を確かめます。

ローンなら、今払っている月々より、どれくらい負担が増えるのかを、具体的な数字で見てみましょう。

このとき、車両本体の値段だけでなく、ガソリン代や保険料の増える分まで含めた「総額」で考えるのがポイントです。

一括で買う場合も、あえて月々に割り戻してみると、家計に無理がないか判断しやすくなります。

おすすめは、「購入費+10〜15年ぶんの維持費」をまとめて洗い出し、乗る予定の月数で割って、1ヶ月あたりのコストにしてみることです。

その月額が、毎月の家計に無理なく収まるか——大きな負担にならなければ、ひとまず安心です。

たとえば毎月5,000円ほど負担が増えるとしたら、家計で見直せる部分はないか、余裕はどれくらいあるかを、落ち着いて棚卸ししてみるといいでしょう。

予算の具体的な決め方は、こちらの記事でくわしくまとめています。

【まずはマネするだけ!】「スプシ付き」車購入の失敗しない予算の決め方を解説車の予算、何となくで決めていませんか?購入費+維持費を見える化するスプレッドシート付きで、失敗しない予算の決め方を、元ディーラー営業×元1級整備士が紹介します。...

我慢する前に|中古・グレードダウンという代替案

ここまで読んで、「やっぱり予算的に厳しいかも」と感じた方もいるかもしれません。

でも、選択肢は「我慢する」「無理して新車を買う」かの二択だけではありません。

まずは、その車に「何を求めているのか」を、一度書き出して整理してみてください。

走りなのか、広さなのか、デザインなのか、最新の安全装備なのか——優先順位がはっきりすると、道が見えてきます。

たとえば求めるものが「走りや実用性」なら、新型にこだわらず、一つ前のモデルの中古や、ひとつ下のグレードでも、十分に満たせることが少なくありません。

ピゴス
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100点満点を狙うより、身の丈に合った『80点』を気持ちよく取りにいく——これが私のおすすめです

浮いたぶんのお金は、ご家族や、ほかのやりたいことにも回せますからね

もちろん、最新装備や新車ならではの保証、そして「新車を持つ満足感」そのものが欲しいのなら、新車を選ぶのも、とても良い買い物です。

中古車で80点以上の1台を選ぶ手順は、こちらでくわしく解説しています。

【これが正攻法!】中古車選びで80点以上取るための手順を画像付きで徹底ガイド!中古車選びで80点以上を取る正攻法を、予算決めから商談まで6ステップで徹底ガイド。失敗しない探し方を、元ディーラー営業×元1級整備士が画像付きで紹介します。...

まとめ

予算オーバーの新車について、私の考えをまとめます。

「あと少しで届く」なら、人生の主役は自分ですから、気持ちよく買ってOKです。

「まだ乗れるのにもったいない」と感じるなら、いったん立ち止まって、自分の本心を確かめましょう。

買うと決めたら、ガソリン代や保険まで含めた「総額」「月額」で、無理がないかを確認します。

我慢か新車かで迷ったら、中古やグレードダウンで「80点」を狙うのも、身の丈に合った賢い選び方です。

ピゴス
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無理なく、それでいて心から満足できる1台に出会えることを、応援しています

このブログには、ほかにも損しないカーライフのヒントになる記事をたくさん用意しています。

【はじめに】損しないカーライフの歩き方|6つの章でわかる車の教科書車の維持費・選び方・買い方・保険・売却までを6つの章で整理した入門まとめ。元1級整備士×元ディーラー営業のピゴスが、20以上の記事で損しないカーライフへの歩き方を案内します。困った時に戻れる入口ページです。...

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ピゴス
ギリギリ昭和生まれ、2児のパパとして奮闘中…空いた時間に車の情報発信や質問に答えている管理人のピゴスです! クルマ好き歴30年以上、気付けば1級自動車整備士(笑)元、国産自動車のディーラーの営業マンです。 過去に車を整備したり販売させていただいたりする中で、車を移動手段と考えている方にこそ、様々なお悩みがあることに気付きました。そう言った悩みのある方が、知らないがゆえに損してしまうことがないようにこのブログを立ち上げました。少しでもみなさまのお悩みに寄り添った内容を発信できればと考えております。 取り上げて欲しい題材、個別のお悩みなど、コメント欄や「X」などでいつでもメッセージを承っております。お気軽にどうぞ!