【まずはマネするだけ!】「スプシ付き」車購入の失敗しない予算の決め方を解説

🤔「車って、結局いくらかかるの?」
😥「予算オーバーで買って、あとで家計が苦しくなったらどうしよう…」
車選びでいちばん大切なのは、実は“どの車にするか”より先に来る「予算を決めること」です。
私はこれまで、ガソリンスタンド・中古車販売店・国産ディーラー・輸入車ディーラーで働き、整備士として車を直し、営業として車を売ってきました。
そんな私でも、知識のないうちは安易に車を買って、痛い目を見てきたことが何度もあります。
仕事を通して、たくさんの「お客様の浪費」も見てきました。
だからこそ、ご縁をいただいたあなたには、「知識なしで車を買う怖さ」だけは回避してほしいんです。
この記事では、私が実際に使っている「予算の決め方(スプレッドシート付き)」を、できるだけやさしくお伝えします。
読み終わるころには、何万円〜何十万円、ときには何百万円と損しないための「予算のものさし」が手に入ります。
少し長くなりますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。
車選びで失敗しないために、いちばん大切なのは「身の丈に合った予算」を先に決めることです。
予算の出し方はシンプルで、「購入費 + 10年間の維持費 − 10年後に売れるお金」を、120ヶ月(10年)で割って“月額”にするだけ。
この月額が、家計全体で見て無理なく収まればOKです。
記事内の「スプレッドシート」を使えば、マネするだけで予算が出せます。
まずはここから始めましょう。
①車の購入の予算の立て方の大切さ


車は「金食い虫」であり「時間食い虫」です。
持たなくて済むなら、持たない方がお金は減りません。
でも、どうしても必要な方はたくさんいらっしゃいますよね。
まず、安心してください。
車を持っていても、お金が貯まる方はいくらでもいらっしゃいます。
大事なのは、今まで知らなかった「本当に大切なこと」を学ぶこと。
それだけで、お金が減りにくいカーライフが送れるはずです。
その第一歩が、この「家計の負担にならない予算の立て方」です。
掘り出し物の中古車を見つけようが、メンテ費用を削ろうが、現金一括で買おうが、ここを疎かにすると、ほとんど意味がありません。
予算オーバーの車を買ってしまったり、逆に安物買いの銭失いになってしまっては、元も子もないからです。
まずはこの後の「予算の計算方法」を実践して、予算を把握したうえで車選びへ進んでいただければと思います。
車選びそのものの考え方は、こちらの記事もどうぞ。
②実際の車購入の予算の立て方

お金を減らさないカーライフのためには、「貯金の範囲で買えればOK」でも「月々のローンが払えればOK」でもありません。
大事なのは、「購入資金」と「買ったあとに掛かる維持費」を、すべて洗い出すことです。
そこで、まずは「10年乗ったら、実際いくらかかるのか」を1枚にまとめてみました。
例として、1300ccのコンパクトカー(ホンダ フィットのガソリンモデル)の中古車を、200万円で買って10年乗る想定です。

いかがでしょうか。
注目してほしいのは、車両価格200万円より、10年の維持費(約347万円)の方が大きいということ。
「車両価格だけ」で予算を決めてしまうと、その先にあるもっと大きな出費を見落としてしまうんです。
私もこの試算を作って、あらためてビックリしました。
維持費って、こんなにかかるんだと。
でも、ここを“見える化”しておけば、買ったあとで家計が苦しくなる失敗はグッと減らせます。
怖がらせたいわけではなくて、先に知っておけば怖くない、という話です😊
計算の考え方は、とてもシンプルです。
「購入費 + 10年間の維持費 − 10年後に売れるお金」を合計して、120ヶ月(10年)で割るだけ。
出てきた金額が、「カーライフに掛かる月々のコスト」です。
この月額が、家計全体で見て大きな負担にならなければ、バッチリです。
自分の車で試したい方のために、私が作った「予算計算表」も用意しています。

細かくて見えづらいので、拡大して使いたい方は、下記のスプレッドシートのコピーをダウンロードしてください。
難しい計算式はいりません。
数字を打ち換えるだけで、10年保有の月々の予算が出ます。
ここからは、フィット中古200万円の例で、項目ごとに中身を見ていきます(数字はすべて“多めの目安”。
ご自身の条件で直してください)。
維持費そのものをもっと詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ。
① 定期的に掛かる費用
・任意保険料(車両保険は“段階的に”卒業)
ネット保険で、対人・対物は無制限が基本です(公道を走る責任なので、ここはケチりません)。
車両保険は、新しくて価値が高いうちは付けておくと安心。
この例では1〜5年目は付けて、年7〜8万円ほどにしています。
そして、車の価値が下がってくる7年目あたりからは、思い切って車両保険を外します。
すると年5万円ほどに下がります。
→ 10年トータルでは、約60〜70万円が目安です。
車両保険って、つい付けっぱなしになりがちなんです。
でも、価値が下がりきった車は、万一の全損でも“失うもの”が小さいんです。
だから7年目あたりで外すと、ネット保険なら年2.5〜5万円ほど、代理店型なら年5〜10万円ほど浮きます(等級や車両で大きく変わります)。
あくまで私の感覚ですが、「外すと不安で乗れない」という車は、そもそも予算をかけすぎなのかもしれません。
※雪や水害のリスクが高い地域・運転に自信がない・まだ車の価値が高い、という方は、付け続けるのもアリです。
最後はご自身の安心感で決めてくださいね。
・自動車税
フィットの場合、年30,500円、10年で305,000円。
排気量による違いは下の画像を参照してください。
軽自動車は一律10,800円です。
13年を超えると少し増税されますが、月にすると数百円〜1,000円ほど。
慌てて乗り換える理由にはならないので、予算では気にしなくて大丈夫です。
・定期点検(6ヶ月・12ヶ月点検/交換部品代は別)
ディーラーでしっかり受けたとして、10年で約16万円。
イメージしづらい方は、そのまま使ってOKです。
・車検(自賠責・重量税・印紙代込み/交換部品代は別)
ディーラーでしっかり受けたとして、10年で4回・約40万円。
点検や車検で交換部品代を別にしているのは、次のメンテ費用にまとめて計上するためです。
② 不定期に掛かる費用
・燃料代
レギュラー150円・年1万km・燃費13km/Lで、10年115万円。
グラフィックでも一番大きい項目でしたね。
燃費の良い車・グレードを選ぶと、ここが大きく変わります。
年5,000kmなら半分でOKです。
・メンテ費用(消耗品交換)
夏冬タイヤ計4回・バッテリー2回・消耗部品などで、10年37万円。
冬タイヤが要らない地域なら、10万円ほど少なくしてOKです。
・洗車代
月1回・洗車機700円なら、10年で84,000円。
③ 人によって掛かる費用
・駐車場代
地域差がとても大きいので、今回の試算には入れていません。
月1万円かかる方なら、10年で120万円。
これだけで月の負担が1万円増えるので、かかる方は必ず足してください(持ち家・無料の方は0円でOK)。
・不慮の事故・予想外の故障
バンパー交換や飛び石のガラス交換、エアコンやナビの故障などに備えて、10年で30万円ほど。
新車に近い車なら20万円ほどでもOKです。
運が良ければ掛かりませんが、想定しておくと安心です。
・修理期間のレンタカー代
事故や緊急修理で借りる場合に備えて、10年で5万円ほど。
基本は貯蓄で備えられるのが理想です。
お疲れさまでした。
これで10年でかかるお金が一通り出そろいました。
③把握できた予算から、いざ車選びへ

ここまでで、フィット中古200万円の「実際のお金」が見えてきました。
整理すると、こうなります。
- 購入費 200万円
- 10年の維持費(駐車場なし) 約347万円
- 10年後の売却(戻り) −20万円
- 実質の総額 約527万円 → 月にすると約4.4万円
「売却の20万円」について、少し補足します。
10年乗った車も、ゼロ円ではありません。
ここでは仮に、10年後に購入価格の約10%=20万円で売れると考えました。
この20万円は“戻ってくるお金”なので、実質の負担から引いています。
リセールの良い車種・グレードなら、もっと高く戻ります(売り方次第で10%が15〜20%になることも)。
逆に、過走行・古い年式・不人気の車種は、10%を下回ることもあります。
ただ、不人気の車種は、その分“買うときの価格”を確実に抑えられます(出口より入口で得をする、という考え方です)。
なので、リセールはあくまで“オマケ”くらいに考えておくのが、ちょうどいいと思います。
「高い所」こそ、損しないポイント
グラフィックで“どこが高いか”が見えると、損しないポイントも見えてきます。
⛽燃料が高い → 燃費の良い車・グレードを選び、長く乗る。
ここが一番効きます。
🛡保険が高い → 年に1回見直すだけで、年1〜3万円変わることも。
さらに前述の「車両保険の段階卒業」も効きます。
保険の見直し方は、こちらでくわしく解説しています。
🛞タイヤ・メンテが高い → タイヤはネットで選んで、近くの提携店で取り付けまで予約できると分かりやすいです。
タイヤフッドの使い方は、こちらで画像付きでくわしく解説しています。
💰売却の“戻り”を増やす → 同じ車でも、売り方次第で戻りは変わります(10%が15〜20%になることも)。
複数社をまとめて比べられるサービスを使うと、手間なく高値が見つけやすいです。
もし予算に収まらなかったら?
計算してみて、予算に収まらなかったら、考え方は4つです。
- 車両価格を抑える/維持費の安い軽自動車にする
- 車以外の家計の支出を見直して、家計全体で収まるようにする
- もっと稼いで、何とかする
- 思い切って、車をやめる
購入費は、やろうと思えば簡単に抑えられます。
まず見直すのは、車の「無駄や贅沢」の部分です。
カッコいい要素・年に数回のための大きい車・有り余るパワー・電動スライドドアなど。
もちろん、予算の範囲内なら、楽しむことも快適さも大切な価値です。
借金をせず総資産がキツくならない範囲なら、好きな車・上級グレードを選ぶのは、もちろんOK。
ただ、予算オーバーなら、まずはそのあたりから見直してみてください。
逆に、価格を抑えたいからと「走行距離が多すぎる車」や「年式が古すぎる車」にするのは、おすすめしません。
程度の悪い車ほど維持費が読みにくく、どちらかと言えば高くつきやすい。
ギャンブル要素が増えて、失敗すると50点のカーライフになりかねないからです。
私のおすすめは、「程度の良い車」に長く乗ること。
購入や売却の回数が減るほど、車屋さんに払う手数料の回数も減り、判断の回数も減って、頭も家計もラクになります。
10年と言わず、大切に15年乗れれば、購入費の月割りはさらに下がります。
無駄な保険や使っていないサブスク、外食の多さなど、車以外にも見直せる所はあるかもしれません。
家計全体で予算に収まるように整えれば、長い目で見て、お金の心配が少ないカーライフに近づけます。
ぜひ、あなたにとってピッタリの1台を選んでください。
車購入の予算で疑問や不安ある場合は、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。
まとめ

今回は「車の購入の予算の立て方」を、3つのパートでお伝えしました。
- ① 予算の立て方の大切さ(車両価格だけで決めない)
- ② 実際の立て方(購入費+10年維持費−売却 を月額に)
- ③ 予算から車選びへ(高い所=損しないポイント)
一度で覚えきるのは大変なので、ぜひブックマークして、車を買うときにまた見返してください。
「参考になった!」という方は、ほかの記事ものぞいていただけたら嬉しいです。
下記から、損しないカーライフの記事をまとめたページに飛べます。
それでは、損しないカーライフをお過ごしください。
ピゴス🐧











