ガソリン軽自動車とEV軽自動車、新車と中古の選択基準を解説

10年連れ添った軽自動車。
まだ走るけれど、そろそろ次を…と考え始めたとき、電気自動車(EV)という選択肢が急に現実味を帯びてきた方も多いのではないでしょうか。
とくに、太陽光パネルを載せた家に住んでいると、自宅で充電できるならEVの軽もありかもしれない、と気になってきますよね。
日産サクラのようなEV軽は、静かで乗り心地もよく、試乗すると一気に惹かれてしまう魅力があります。
でも、いざ選ぶとなると悩みは尽きません。
新車で買うべきか、それとも中古で数年だけ乗って、もっと航続距離が伸びた次のモデルに乗り換えるべきか。
さらに、今は近所しか乗らないけれど数年後に遠出が増えたら航続は足りるのか、送迎にスライドドアがないのは不便ではないか、と迷いはどんどん増えていきます。
🤔「乗り心地には惹かれる…でも、うちの使い方で本当に損しないのかな?」
今回は、ガソリン軽とEV軽の選び方、そして新車か中古かの判断基準を、私自身も太陽光と電気自動車のある暮らしを続けてきた立場からお伝えします。
ガソリン軽とEV軽(サクラなど)の選択は、「使い方」で決まります。
自宅で充電できて近距離のサブカーとして使うなら、EV軽は満足度がとても高いです。
サクラなら冬場でも控えめに見て100kmほど、太陽光との相性も良く、送迎の待機中も静かで快適です。
逆に、長距離が絡んだり短期で手放したりするなら、今まで通りガソリン車が無難です。
EVを選ぶなら「長期保有」が前提で、新車で補助金を活かすか、値段のこなれた中古の普通車EV(2代目の日産リーフなど)が有力です。
ご質問
いただいたご相談内容です(内容を一部編集して掲載しています)
EV車の購入を検討しています
新車か中古車かで迷っているため、ご意見をお聞かせください
現在、10年乗っている軽自動車の乗り換えを考えています
昨年、太陽光パネルを設置した家を建てたことと、現状は県内の移動しかしないことを考慮して、EV車への乗り換えを前向きに検討しています
しかし、数年後には月に1回ほど県外への通勤がある可能性もあります
また、子供の送迎に使う際、スライドドアがないことの不便さが気になっています
実際に、日産サクラを3日間ほど試乗し、職場までの通勤やスライドドアなしの送迎を試してみました
やはり不便さは感じましたが、それでもEV車の乗り心地の良さに非常に惹かれています
将来的に航続距離200km以上の軽EVが出る可能性を考え、今は中古車を選んで数年後に乗り換える方がいいのか、それともバッテリーの劣化や補助金を考慮して新車を購入する方が良いのか、判断に迷っています
【欲しい車について】
日産サクラか三菱EKクロスEV【現在の車】
スズキスペーシア【使用用途】
子供の送迎と通勤用【予算】
200万円ほど【支払い方法】
できる限り現金で支払いたいと考えていますが、不足分は銀行から借りる予定【その他の情報】
現在のスペーシアは車検を通したばかりで、あと約2年は車検が不要ですいくつかの業者に下取りを相談したところ、思った以上の査定額が出ました
そのため、少しでも高く売れるうちに乗り換えを検討しています
田舎に住んでいるため、一人一台が必須の生活で、今回検討している車はサブカーとして使用します
ご意見をお聞かせいただけると嬉しいです
よろしくお願いします
EV軽(サクラ)は自宅充電×近距離のサブカーで真価を発揮します
EV車の乗り心地に惹かれる気持ち、すごく分かります。
ちなみに、候補に挙げてくださった日産サクラと三菱EKクロスEVは、一緒に開発された兄弟車で、中身は基本的に同じです。
どちらにするかは、内装の雰囲気や装備の好み、購入するお店の対応のしやすさで選んでいただいて大丈夫ですよ。
サクラであれば、冬場は低く見積もっても100kmほどは走ると考えて、自宅で充電する使い方なら、近所の送迎や買い物で困ることはまずありません。
ご自宅の太陽光との相性も良いですし、お子様の送迎で待機している間にエアコンを使っても、エンジン音がしないぶん静かで快適です。
実は私自身も、太陽光と電気自動車を組み合わせた暮らしを続けています。
屋根で発電した電気を車に貯めて使えるのは、思っている以上に面白くて、日々の満足度が高いんです。
静かでスーッと走る感じは、一度味わうとクセになりますよね
私自身もすっかり電気自動車の虜になった口です
だからこそ、使い方に合うかどうかだけは冷静に見てほしいなと思います
EVが冬にどれくらい走るのか、実際の通勤シーンでもっと知りたい方は、こちらの記事も参考になります。
長距離と短期所有なら、今はガソリン軽が無難です
ここで判断の分かれ目になるのが、数年後に県外への通勤があるかもしれない、という点です。
EV軽の航続距離は、季節や使い方にもよりますが、控えめに見ると100km前後です。
近所の移動なら十分ですが、遠出が絡んでくると、充電のタイミングに気を使う場面が出てきます。
サクラのようなEV軽は、バッテリーの容量が小さいぶん、外出先での急速充電も長距離の大きな助けにはなりにくく、基本は自宅で充電してその周辺を走る使い方に向いています。
中古で狙うときも、この自宅充電と近所での使いやすさという得意分野は変わりません。
ただ、月に1回ほどの県外への通勤でしたら、その日だけご家庭のメインのお車を使ったり、レンタカーを借りたりする手もあります。
毎回の長距離が当たり前になりそうなときだけ、今まで通りガソリン車のほうが気楽です。
また、数年で手放すつもりなら、EVは今のところリセール(下取り価格)があまり高くないので、その場合もガソリン車のほうが無難です。
EVとガソリン、どちらが良い悪いではなく、今の、そしてこれからの使い方に合うかで選ぶのが失敗しないコツです。
EVを選ぶなら長期保有が前提|新車の補助金か、こなれた中古か
EVはリセールがあまり見込めないぶん、安く買った中古車も、やはり安くしか売れません。
売ったり買ったりを繰り返すと、そのたびに手数料もかかります。
コスパを考えると、売買の回数は少ないほど有利なので、EVは長く乗ることが前提になります。
そう考えると、選択肢は大きく2つです。
ひとつは、新車でしっかり補助金を効かせて買う方法。
もうひとつは、値段のこなれてきた中古を、長く乗る方法です。
補助金は国の制度に加えて、お住まいの自治体で上乗せがある場合もあります。
年度によって条件や金額が変わるので、購入前に最新の内容を確認しておくと安心です。
近所中心の使い方なら、サクラのようなEV軽で必要十分です。
そのうえで、もう少し距離やゆとりが欲しくなったら、私個人の勝手な考えではありますが、中古価格もこなれてきた2代目の日産リーフのような普通車のEVという選択肢もあります。
維持費は自動車税や車検の重量税が少し高いくらいで、そのぶん広さや航続距離にゆとりがあります。
中古のEVを選ぶときは、バッテリーの劣化具合(残りの体力)を確認しておくと安心です。
リーフなら、メーターに電池の健康状態を示すセグメント表示があり、中古でもどれくらい電池が元気かを目で確かめられます。
そして、送迎とスライドドアについても、ひとつお伝えさせてください。
3日間じっくり試乗されて、それでも不便を感じられたのですね。
その実感は、とても大切だと思います。
実はうちの妻も、子ども2人の幼稚園の送迎に、初代リーフを使っていました。
それまで軽自動車しか乗ったことがなく、運転がそれほど得意ではない妻でしたが、扱いやすさもあってか、電気自動車の魅力にすっかり取り込まれて、気に入って乗っていましたよ。
スライドドアがない車でも、EVの取り回しのよさで送迎が快適になることは十分あります。
ただ、どうしてもスライドドアが譲れない場合は、車種選びの優先順位を整理しておくと迷いません。
スライドドア付きのファミリーカーも含めて比べたい方は、こちらの記事が参考になります。
もちろん、駐車場の広さや充電設備の事情もありますので、あくまで参考としてお考えください。
今の軽は高く売れるうちに|売却の進め方
今の車は車検を通したばかりでも、下取りで思った以上の査定額がついたのなら、高く売れるうちに動くという考え方は理にかなっています。
車は年式が新しく走行距離が少ないほど高く売れるので、乗り換えを決めているなら、タイミングを逃さないほうが有利です。
すでに何社かで下取りの査定を出されているとのことなので、あとは買取専門の一括査定とも比べてみると、下取りより高い値段がつくことも多いです。
同じ条件で複数の専門店にまとめて見てもらうと、今の相場観もつかめて安心です。
具体的な売り方の手順は、こちらの記事にまとめています。
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