著者:ピゴス - 元1級整備士×元ディーラー営業マン(整備12,000台/販売500台/年300件相談対応)

車のローンを組むとき、ディーラーで「クレぴたプラン」のような、ローンと自動車保険がセットになったプランを勧められた方は多いと思います。

そして「ローンを完済したら、もっと安いネット保険に乗り換えたい」——そう考えたとき、この乗り換えで本当に大丈夫かな?と不安になりますよね。

先日も、あまり乗らないC-HRの保険料を見直したくて、クレぴたを解約してアクサダイレクトに乗り換えたい、というご相談をいただきました。

今回は元ディーラー営業の立場から、クレぴたプランとは何か・解約のタイミングと注意点・乗り換え後の保険の選び方を、やさしくお伝えします。

✅ 結論からお伝えします

クレぴたを解約してネット保険へ乗り換えるのは、あまり乗らない・保険料を見直したいなら、とても良い選択です。

同じ補償でも、保険料が下がることが多いからです(金額は補償内容や等級などで変わります)。

ただし、進めるうえで大切なのが次の3つ。

①解約に違約金がかかることがあるので事前に確認②対人・対物・人身傷害は必ず残す③車両保険を外すなら「もしもの全損時に、貯金で立て直せるか」で判断

そして乗り換え先は、複数の保険会社を一括見積もりで比べると、いくら下がるかがひと目で分かります。

クレぴたにも「毎月一定で家計の見通しが立てやすい」という良さがあります。

どちらが悪いということではなく、今のあなたに合うほうを選べば大丈夫ですよ。

そもそも「クレぴたプラン」とは?

「クレぴたプラン」とは、トヨタ販売店で車のローンを組むときに、一緒に入ることが多い「ローン(クレジット)と自動車保険が一体になったプラン」のことです。

カタカナで「クレピタ」と書かれることもあります。

保険の引受は損害保険ジャパンなどが行っています。

最大のメリットは、毎月の支払いが一定になって、家計の見通しが立てやすいこと。

車のローンと保険料をまとめて払えるので、契約時の手続きもラクなんですね。

いっぽうで、自分でネット型に申し込む場合に比べると、保険料はやや割高になりがちという面もあります。

なので、ローンを完済したタイミングで、より安い保険に乗り換えるか検討する方が多いんです。

いつ解約する? 解約時に気をつけること

クレぴたを解約するなら、車のローンを完済するタイミングが自然です。

ただし、注意したいのが中途解約で違約金や追加費用がかかることがあるという点。

解約を決める前に、「解約すると、いくらかかりますか?」を、必ずディーラーに確認しておきましょう。

また、ローンの一括返済をすると、本来かかるはずだった金利手数料の一部が戻ってくることがあります。

ただし、手元のお金を空にしてまで無理に一括返済しないのが大切です。

急な出費が必要になったときに、かえって高い金利で借りることになっては本末転倒ですからね。

クレぴた(クレジット型一体保険)の解約の手順や注意点は、こちらでくわしくまとめています。

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この乗り換え、判断としてどう?

結論から言うと、とても良い判断だと思います。

あまり乗らない車に、必要以上の保険料を払い続けるのは、たしかにもったいないですよね。

ネット型(ダイレクト型)の保険は、代理店を通さないぶん、同じような補償でも保険料を抑えやすいのが特徴です。

ただ、保険料や補償の内容は、会社によって思った以上に差があります。

乗り換え先を決める前に、複数の保険会社を一括見積もりで比べてみると、今よりいくら下がるかがひと目で分かりますよ。

ネット保険への乗り換えで、実際いくら下がるかを知りたい方は、こちらの一括見積もりが便利です。

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車両保険は外す? 「全損時に立て直せるか」で決める

保険料を大きく下げたいなら、車両保険を外すのが効果的です。

ただ、ここは慎重に考えたいところ。

車は、水害や大きな事故で全損すると、車の価値ぶん(車によりますが、数十万〜200〜300万円ほど)を一度に失うことがあります。

医療費のような公的な補助もないので、その損失は自分でカバーする必要があります。

判断の基準は、「もしもの全損時に、貯金で立て直せるか」

立て直せる、あるいはいざとなれば車なし生活やグレードダウンも許容できるなら、車両保険を外して保険料を下げるのは良い選択です。

あくまで私の考えですが、あまり乗らない車なら、外す判断もじゅうぶんアリだと思いますよ。

車両保険を付けるか外すかの判断は、金額の前に知っておきたい特徴があります。

【必要?いらない?】車両保険、金額より先に知っておくべき大事な特徴を解説車両保険の必要性と特徴について掘り下げています。車両保険が車の修理費用を補償する主な機能に加え、相手の支払い能力がない場合の保護や、事故発生時のスムーズな対応など、メリットを説明。また、保険料が高額になる点や、一般補償と限定補償の違い、免責金額の設定といった加入検討の重要なポイントも解説。...

対人・対物・人身傷害はどう考える?

保険料を下げたいときでも、対人・対物は、必ず残しておくのが鉄則です。

この2つは、万が一のときに人生が破綻しないための、いちばん大事な備えだからです。

人身傷害も、できれば残しておきたい大切な補償です。

ただ、「自分のケガの治療費は自分の貯金で払う」という考え方なら、削るという選択肢もあります。

その場合でも、保険によっては自動でセットされていて外せないこともあります。

外せるかどうかを確認したいときは、ネットの手続きページではなく、保険会社に直接相談するのが確実ですよ。

ピゴス
ピゴス

クレぴたのままでも、乗り換えても、どちらも間違いではありません

大事なのは、必要な補償を残しつつ、ムダな部分だけスッキリさせることですよ

自動車保険の3タイプ、どう違う?

タイプ特徴保険料の目安
クレぴた等の一体型ローンと保険がセット・毎月一定で家計の見通しが立てやすい割高になりがち
ネット型(ダイレクト)自分で申し込む・代理店を通さない抑えやすい
代理店型担当者に相談できる・サポートが手厚い中間〜やや高め

※保険料は一般的な傾向の目安です。補償内容・等級・車種・年齢などによって変わりますので、実際の金額はご自身の見積もりでご確認ください。

まとめ:必要な補償は残して、ムダだけスッキリ

クレぴたプランの解約と保険の乗り換えで迷ったときのポイントを、まとめます。

  • クレぴたはローンと保険の一体型。月々一定で見通しやすいが、ネット型より割高になりがち。
  • 解約はローン完済のタイミングで。中途解約の違約金は事前に確認
  • 一括返済は手元のお金を空にしすぎない範囲で計画的に。
  • 対人・対物・人身傷害は必ず残す。ここは削らない。
  • 車両保険「全損時に貯金で立て直せるか」で判断。
  • 乗り換え先は複数社を一括見積もりで比べて、いくら下がるか確認。
ピゴス
ピゴス

ディーラーで勧められるまま入った保険も、見直すだけで家計がラクになることは多いですよ

あなたの暮らしに合った、ムダのない保険が見つかりますように

車のこと全体をゼロから整理したい方は、車の教科書ページもどうぞ。

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ピゴス
ギリギリ昭和生まれ、2児のパパとして奮闘中…空いた時間に車の情報発信や質問に答えている管理人のピゴスです! クルマ好き歴30年以上、気付けば1級自動車整備士(笑)元、国産自動車のディーラーの営業マンです。 過去に車を整備したり販売させていただいたりする中で、車を移動手段と考えている方にこそ、様々なお悩みがあることに気付きました。そう言った悩みのある方が、知らないがゆえに損してしまうことがないようにこのブログを立ち上げました。少しでもみなさまのお悩みに寄り添った内容を発信できればと考えております。 取り上げて欲しい題材、個別のお悩みなど、コメント欄や「X」などでいつでもメッセージを承っております。お気軽にどうぞ!