車選びで夫の趣味を尊重していい? 予算の範囲内なら大丈夫。見積もりは納車前の整備を確かめて

ご主人は、せっかくなら好きな車に乗りたい。
奥様は、できるだけ費用を抑えたい。
話し合って、間を取った1台に決まり、見積もりも出てきた。
あとは契約するだけ、というところで、ふと迷います。
🤔「夫の趣味に合わせて、本当によかったのかな?」
🧾「この見積もり、どこか見落としていないかな?」
まだ1台に決まらず、ご夫婦の意見が分かれているときの話は、こちらです👇
今回のご相談の奥様には、こんな迷いもありました。
「本当は、5人乗りであれば、ライズとかヤリスクロスの方が総額安いのではないかと思っていた」
それでも、ご主人の意見を汲んで、エクストレイルに決めていました。
夫の趣味を尊重して車を選ぶのは、悪いことではありません。
予算の範囲内なら、大丈夫です。
ご夫婦で話し合って決めた1台は、後悔が少なくて済みます。
そのうえで、見積もりは、納車の前の整備を確かめておきたいところです。
契約の前に、何を交換してもらえるのかを聞いてみる。
交換しないと言われたら、契約の最後に、ダメもとでお願いしてみる。
断られても、ムダにはなりません。
見積もりの車が「定期点検整備付き」か「なし」かは、値札やネットの掲載で、今日のうちに見られます。
夫婦で間を取ったエクストレイルの見積もりと、費用を下げる交渉
まずは、今回いただいたご相談の内容です。
現在、日産のモコに乗っていますが、子供が1人産まれたのをきっかけに普通車に乗り換えを検討しています。
私としては、車の費用をできるだけ下げたいと思っていますが、夫は好きな車に乗りたいと意見が割れてしまいました。
お互いの意見の間をとって、エクストレイルでどうか?という流れになっています。
(私としては、フリードなどに乗りたい気持ちではありますが…)
今回、日産車で見積もりを取ったのですが、この車の購入は妥当なのか、また、もう少し費用を下げるために交渉がないかどうかを考えているところです。
車についての知識がない中、質問の幅も大きすぎると思いますが、少しでもアドバイスがあれば、お聞かせ願いたいです。
ご相談をいただいたのは、2023年の2月です。
見積もりは、4年ほど乗られた、中古車のエクストレイルでした。
私がお答えする前に、ほかの方からもいくつか意見が届いていました。
ご相談者さまは、その日のうちに動かれていました。
- ご主人と話して、「夫婦2人とも乗る車ということで、夫の意見も汲んで」エクストレイルで2人とも納得する形になった
- 車庫証明は自分で取れば2万円ほど下がるものの、手続きで仕事を休むことになるので、お店にお願いしたままにした
- 今の車の下取りと値引きで、見積もりから合わせて10万円ほど下がる見込みになった
費用を下げる工夫は、もうほとんど済ませていらっしゃったんです。
私がお伝えしたのは、そのうえで残っていた、納車前の整備のことでした。
なぜ、夫の趣味の車でもいいと言えるのか
趣味の車は、予算の範囲内なら大丈夫です
この記事を最初に書いたころ、私はXで、「趣味って大事ですからね」と書きました。
続けて書いたのは、「予算の範囲、迷惑を掛けない範囲で」という一言です。
ご家族の意見を取り入れて選ぶ部分は、どうしても「趣味」や「浪費」の要素になります。
それでも、予算の範囲内で快適で楽しいカーライフを送ることは、まったく悪いことではありません。
正直に言うと、私も趣味の車は、車種から選んでしまいます。
「今」買えるかどうかを考えるのは、そのあとです。
私も、だいたいそうやって買ってきて、お金の面では失敗してきました。
だからこそ、車選びが合理性だけでは決まらない気持ちも、よく分かるんです。
予算は、買う値段と、そのあとの維持費で見る
大事なのは、その車が予算の範囲内に収まっているかどうかです。
予算は、買う値段だけでなく、そのあと毎年かかる維持費まで含めて考えます。
軽自動車から普通車になると、税金やタイヤや車検の費用も、少しずつ上がります。
月々いくらになるかに直してみると、無理のない範囲かどうかが見えてきます。
届かないときは、保険と今の車の売り方を見直す
もし予算に少し届かないなら、保険や今の車の売り方を見直すことで、届くこともあります。
車が替わるときは、自動車保険を見直すいい機会でもあります。
わが家の保険を、一括見積もりで見直したときの話は、こちらに書きました👇
今の車を手放すときは、下取りだけで決めずに、買取店さんの査定と並べてみる方法もあります。
💡 売ると決めた方へ
MOTA車買取なら、最大20社の概算の査定額をネットで見比べられて、電話が来るのは上位最大3社だけです。
4位以下のお店にも声をかけるかは、こちらで決められます。
※ 社数と連絡の仕組みはMOTA公式サイトの記載です(2026年10月に確認)。内容は変わることがあるので、申し込みの前に最新の案内を見ておくと安心です
ただし、査定してくださる買取店さんも、本気で時間を使ってくださいます。
数字の見当をつけたいだけの段階なら、まだ申し込まなくて大丈夫です。
間を取ったエクストレイルは、いい落としどころだと思います
ご夫婦で決めたエクストレイルについて、当時の私は、こうお答えしました。
「お子さんがいるとなかなか大変ですが、綺麗に乗るとまた値段も付く車ですので、その点も良い車種選択だと感じます」
見積もりの中身も、「これと言って問題もなさそう」でした。
値段も付く車。ただ、値段はオマケぐらいに
人気のある車は、手放すときにも、値段が付きやすいことがあります。
ただ、何年後にいくらで売れるかは、当てられるものではありません。
小さなお子さんがいると、車をきれいに保つのは、結構な気苦労です。
値段が残ったらラッキー、ぐらいに考えておくのが、ちょうどいいと思います。
ご夫婦で話し合って決めた1台は、後悔が少ない
ご相談者さまのご主人は、フリードだと乗り換えても自分が納得いかない、と先に話してくれていたそうです。
ご相談者さまは、そのことを、こんなふうに書いてくださっていました。
「まあ、でも素直に言ってもらえたから、最初から検討する車種が少ない中で厳選できたのもあるかなと、前向きに捉えています」
好みを正直に言ってもらえたから、候補を早く絞れた、という受け止め方です。
ご家族みんなで気持ちよく乗れる車かどうかも、コスパだけでは測れない、車選びの大切なポイントです。
ご家族でしっかり話し合って決めた1台は、後悔の少ない車選びにつながります。
スライドドアがなくても、子育てはできます
奥様としては、フリードのような車に乗りたい気持ちもありました。
フリードは、スライドドアの車です。
スライドドアは、あったら便利なのは間違いありません。
狭い駐車場で子どもを乗せ降ろしするときには、はっきり差が出ます。
でも、スライドドアがなくても、子育てはできるのも事実です。
営業をしていた頃も、お子さんが生まれてから、SUVのまま乗り続けるご夫婦はいらっしゃいました。
わが家も、次の車を選ぶときに、スライドドアのない車を選びました。
子どもが、ドアのサポートだけで、自分で乗り降りできるようになっていたのが大きかったんです。
気になるなら、契約の前に、いつもの駐車場と今お使いのチャイルドシートで乗せ降ろしを試しておくと安心です。
わが家の車選びの話は、こちらに書きました👇
まだ話がまとまっていないなら、暮らしの話から
まだご夫婦の意見が割れている段階なら、車種の話から始めると、平行線になりがちです。
おすすめは、暮らしの話からです。
「いちばん多い乗り方は?」「誰が毎日運転する?」「どこに停める?」
この3つが揃うと、候補は自然と絞られていきます。
見積もりで、最後にひとつだけ確かめたいこと
見積もりに「納車前の整備」の行が見当たりませんでした
見積もりを拝見して、私が気になったのは、納車前の整備の費用が見当たらないことでした。
納車の前に、何かしら整備をしてくれるお店は多いです。
ただ、中身はお店によって違います。
言わなくてもやってくれる場合もあれば、言わないとやってくれない場合もありますし、もちろんお金が必要な場合もあります。
当時、私が名前を挙げたのは、バッテリー・夏タイヤ・ブレーキパッドの3つです。
どれも使えば減っていく部品で、いつかは替える日が来ます。
4年ほど乗られた車なら、そろそろ古くなってきている可能性があります。
ただ、4年という年数は、あくまで目安です。
前のオーナーさんが、ブレーキやタイヤを替えたばかり、ということもあります。
本当に知りたいのは、今の状態と、いつ替えたかです。
今の見積もりには、整備の行が無いこともあります
このご相談のあと、2023年10月から、中古車の値段の表示の決まりが変わりました。
お店が納車の前にする点検やオイル・バッテリー交換のような軽い整備の費用は、車の値段に含める決まりです。
だから今は、見積もりに整備の行が無くても、おかしくありません。
値札やネットの掲載には、「定期点検整備付き」か「定期点検整備なし」かも書く決まりです。
私も中古車を探すときは、まず「付き」か「なし」かを確かめています。
「付き」は、お店が点検と整備をしてから渡す車で、その費用も車の値段に入っています。
「なし」の車で、こちらから整備をお願いするときは、別にお金がかかることもあります。
どちらの車でも、何を交換してもらえるかは、聞いてみないと分かりません。
※ 自動車公正取引協議会の中古車の「支払総額」の表示の案内とよくあるご質問より(2026年10月に確認)、2023年10月1日からの決まりです。
お願いの前に、まず「何を交換するか」を確かめる
契約の前に、まずお店に聞いてみます。
「納車前の整備で、何を交換していただけますか」と聞くと、話が具体的になります。
もともと替える予定の部品なら、お願いしなくても新しくなります。
先にお願いから入ると、せっかくのお願いをもともと替える部品に使ってしまって、もったいないんです。
替えないなら、契約の最後にダメもとでお願いする
替えないと分かったら、契約の最後の条件として、お願いしてみます。
当時の私は、「新品にしてくれたら嬉しい」ということを伝えるだけ伝えてみても良いかもしれません、とお答えしました。
今なら、もう少しはっきり「新品にしていただけたら、今日この場で決めます」と伝えてみることをおすすめします。
今日決めてもらえるのは、お店にとって、とても嬉しいことだからです。
お願いは、1つか2つに絞ります。
あれもこれもお願いすると、かえってお店の方も応えにくくなります。
駆け引きのようにせず、「この車、とても気に入っています」と素直に伝えるくらいの温度感で大丈夫です。
営業さんも、できることなら、何かサービスしたいものです。
できないときは、会社の決まりでできないことがほとんどです。
交渉は、あくまでオマケです。
通ればラッキー、ぐらいの気持ちでちょうどいいと思います。
大事なのは、得をすることより、納得できる1台を、適正な価格で選ぶことなんです。
お願いのしかたは、値引きの話と一緒に、こちらにまとめています👇
断られても、ムダにはなりません
断られたら、それで終わりではありません。
当時の私は「ダメならダメで、そのあたりの費用は今後必要かもしれないというのが分かりますので、無駄にはなりません」とお答えしました。
せっかく買った車で、買ってすぐに高い部品の交換が重なると、残念ですからね。
分かっていれば、その分を先に予算に入れておけます。
見積もりに、納車前の整備のパックが入っていて迷ったときの考え方は、こちらに書きました👇
まとめ
- 夫の趣味を尊重して車を選ぶのは、悪いことではない(予算の範囲内なら)
- 予算は、買う値段と、そのあとの維持費で見る
- ご夫婦で話し合って決めた1台は、後悔が少ない
- 見積もりに整備の行が無くても、契約の前に「納車前の整備で、何を交換していただけますか」と聞く
- 替えないなら、契約の最後にダメもとでお願いする(1つか2つ・素直に)
- 断られても、近いうちの出費が分かるので、ムダにはならない
迷ったときは、この6つを、契約の前に見直してみてはいかがでしょうか。
ご相談者さまの、その後
ご相談者さまからは、すぐにお返事をいただきました。
タイヤは前の日にお店に聞いていて、費用が高くつくということで、断られていたそうです。
ブレーキパッドとバッテリーは、まだ聞いていなかったので交渉してみる、とのことでした。
最後には、「購入に向けて交渉頑張ってみます」と書いてくださっていました。
そのあと、どうなったかは、残念ながら伺えていません。
ただ、断られたタイヤも、ムダではなかったと思います。
タイヤの交換は自分で用意するものだと、買う前に分かったからです。
新しいご家族を迎えて、楽しいカーライフになっていることを願っています。
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車選びを、もう一度ゼロから順番に整理したい方は、こちらの教科書ページもどうぞ👇
それでは、損しないカーライフをお過ごしください🐧














「これってどうなんだろう」が残っていたら、ここに書いてください。
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うまく言葉にできなくても大丈夫です。私が読んで、お返事します。
お返事は、このページのコメント欄に書きますので、また見に来てくださいね。
※ 車種や金額など、ご自身が特定されそうな情報は書かないでくださいね。