著者:ピゴス - 元1級整備士×元ディーラー営業マン(整備12,000台/販売500台/年300件相談対応)

👀「子どもが生まれたから、家族でゆったり乗れるホンダのフリードが気になる」

😅「でも新車は高いし、中古で探したい…長く乗りたいから、年式選びで失敗したくない」

コンパクトなのに室内が広いフリードは、ファミリーカーとして本当に人気ですよね。

中古車市場でもタマ数が豊富で、選択肢が多いのも魅力です。

ただ、いざ「中古のフリードを10年くらい乗りたい」と考えたとき、何年落ちを選ぶのが賢いのか、古すぎると修理代で損しないか、悩んでしまう方は多いはずです。

今回は、10年乗るための中古フリード選びを考えている読者の方からのご相談をもとに、狙い目の年式と、

その「狙い目」の根拠、そして2026年のいま知っておきたい相場の追い風について、元ディーラー営業の目線で解説していきます。

2倍速で時短でもOKちょっと読む時間がないなって方は概要をYouTubeで解説しています↓

✅ 結論からお伝えします

10年乗るつもりなら、狙い目は「2019年10月のマイナーチェンジ以降の2代目(後期型)」

中でも5年落ち前後が、価格と程度のバランスの良いスイートスポットです。

しかも2024年6月に新型(3代目)が登場したことで、2代目後期の中古車が市場に増え、相場がこなれてきています。

「型落ちになった直後」は、実は中古車選びの好機なんです。

もちろん、価格重視でもっと古い年式を選ぶ道もあります。

その場合は「修理費の備え」がセット。

この記事で、両方の考え方を整理していきますね。

きっかけは、読者の方からのご相談

まずは、今回いただいたご相談です(内容は編集して掲載しています)。

🔶 状況:
子どもが生まれたので、家族での買い物・通勤・旅行に使える車を探している。

スライドドアと安全装備を重視してフリードを検討中

🔶 候補:
予算の関係で、2017年式のフリード(ご相談当時で7年落ち・ハイブリッド)が候補

🔶 ご質問:
10年乗りたいので、メンテナンス費用を考えると年式選びに悩む。

今なら何年式以降を選ぶのがベター?

お子さんの誕生、おめでとうございます。

新しい家族のためにフリードをご検討中で、しかも「10年乗りたい」という長期保有の考え方。

私はこの考え方が大好きです。

ピゴス

お子さんの誕生に合わせた車選び、ワクワクと不安が同居しますよね

長く乗る前提の車選びは、実は一番損しにくい買い方なんです

一緒に、年式の見極め方を整理していきましょう

年式選びの2つの考え方:安さを取るか、安心を取るか

中古車の年式選びには、大きく分けて2つの考え方があります。

🔶 ① 古い年式を安く買って、修理費を備えておく

今回の候補のような7年落ち以上のモデルが、これに当たります。

初期費用はぐっと抑えられますが、年式相応に故障のリスクは高まります。

大きな故障だと、20万〜30万円クラスの出費になることもあるので、その分の備えをセットで考えておくのが前提です。

ただし、1年ごとの法定点検や半年点検をしっかり受けていれば、トラブルの芽を早期発見して回避できることも多いんですよ。

🔶 ② 新しめの年式を買って、故障の心配を減らす

5年落ち以内などの高年式車です。

初期費用は高くなりますが、当面の大きな故障リスクは低く、安心して乗り始められます。

前のオーナーの乗り方による「当たり外れ」の影響も受けにくくなります。

どちらにも一長一短があり、どちらを選んでもOKです。

ただ、「10年乗りたい」「車の知識にあまり自信がない」という今回のご相談なら、②の新しめの年式のほうが、トータルの安心感で損しにくいと私は考えます。

「狙い目は5年落ち」と言われる本当の理由

中古車の世界では、よく「狙い目は5年落ち、コスパ重視なら7年落ち」と言われます。

実はこれ、車検のサイクルに理由があるんです。

車検は新車から3年目、その後は2年ごとにやってきます。

つまり3年目・5年目・7年目の車検の前は、「車検代を払うくらいなら乗り換えよう」と手放す人が増えるタイミング。

市場にタマが増えて、価格もこなれやすいので、買う側にとっての狙い目になるというわけです。

2026年のいま、年式に当てはめるとこうなります。

何年落ち年式の目安※世代ひとこと
新型(現行)2024年6月〜3代目中古はまだタマ少なめ・割高
3年落ち2023年式2代目後期高年式で安心・価格は高め
5年落ち2021年式2代目後期価格と程度のバランス◎(狙い目)
7年落ち2019年式前期/後期が混在後期かどうか販売店に要確認
9年落ち2017年式2代目前期安いが修理費の備えが前提

※年式の目安は2026年時点の計算です。「何年落ち」を軸に、お探しの時点で読み替えてください。相場は常に変動します。

こだわりたいのは「2019年10月のマイナーチェンジ」

2代目フリードは、2019年10月にマイナーチェンジが行われています(ホンダ公式サイトの車種年表でも確認できます)。

マイナーチェンジでは、内外装のデザインだけでなく、エンジンや安全装備(Honda SENSING)などがカタログに載らない範囲でも改良されていることがあります。

スマートフォンでいう、同じモデルの改良版のようなイメージですね。

一般的に、マイナーチェンジ後の「後期型」のほうが初期の不具合が改善され、信頼性が高い傾向にあります。

長く乗るなら、2019年10月以降の後期型が、私のおすすめです。

🔶 2つだけ、注意点があります

  • 後期型は人気があるぶん、同じような条件の前期型より数十万円単位で高くなることがあります(ご相談当時の相場感では50万円ほど差が出た例も)。予算との相談で決めましょう。
  • 2019年式は前期型と後期型が混在しています。狙っている車がどちらなのかは、販売店の担当さんに聞けばすぐ分かります。

【2026年の追い風】新型登場で、2代目後期がちょうど狙い目ゾーンに

そして、いまフリードの中古を探している方に、ぜひ知っておいてほしいことがあります。

フリードは2024年6月にフルモデルチェンジして、新型(3代目)が登場しました。

新型が出ると、乗り換えで手放された旧型(2代目)が中古市場に増えて、相場が少しずつこなれていきます。

つまり2026年のいまは、先ほどおすすめした2代目後期型(2019年10月〜2024年)が、ちょうど2〜6年落ちの狙い目ゾーンに入ってきているタイミングなんです。

一方で、新型(3代目)の中古はまだタマが少なく、価格も新車に近いことが多いので、「中古でお得に」という今回の趣旨なら急いで選ぶ必要はありません。

「型落ち」と聞くとマイナスに感じるかもしれませんが、10年乗る前提なら、完成度が熟成された後期型を相場がこなれたタイミングで買うのは、とても理にかなった選び方ですよ。

2代目フリードの型式・グレード・ガソリンとハイブリッドの選び方は、こちらの記事で詳しく深掘りしています。

【整備士の本音】中古フリードの狙い目は何年落ち?10年乗れる年式・走行距離の選び方完全ガイド中古フリードの狙い目年式・走行距離を元1級整備士×元ディーラー営業が解説。2代目後期・Gグレード・ガソリンモデルが王道。i-DCDの注意点や現車チェックまで損しない選び方を紹介します。...

購入前のチェックポイントと、迷ったときの選び方

🔸 検討中の車の「車検がいつまでか」を確認

もしその車の車検が購入後すぐに切れる場合、車両価格とは別に車検費用がかかります。

逆に、車検が切れた車でも「車検を取って納車」してくれるお店なら、2年分の車検が付いてくる安心感があります。

必ず「車検込みの総額」で比べるようにしましょう。

🔸 迷ったら「認定中古車」という選び方

長く乗りたい初心者の方には、ディーラーの認定中古車がおすすめです。

メーカーの基準で点検・整備され、保証も付いていることが多いので、安心して購入できます。

少し割高になることもありますが、10年乗る前提なら、その価値は十分にありますよ。

認定中古車がなぜ安心なのか、詳しくはこちらでお話ししています。

【慌てて決めちゃダメっ!】中古車を買うならまずはここから探そう!中古車選びはまずディーラーの認定中古車から。品質・保証・適正価格など、慌てて決める前に知っておきたい5つの理由を、元ディーラー営業×元1級整備士が解説します。...

🔍 中古車の購入先 比較

購入先価格安心度
ディーラー認定中古車やや高め◎ 保証充実
中古車販売店お手頃○ 店による
個人売買最安△ 保証なし

📊 参考費用・数字の目安

この記事のテーマに関連する、参考費用や数字をまとめました。

  • 中古車の諸費用は、車両価格とは別に10万〜30万円程度が目安です。「総額」で比較しましょう。
  • 認定中古車は一般の中古車より10万〜30万円程度割高なことが多いですが、保証が充実しています。
  • 車検費用は普通車で約7万〜15万円が目安。車検は新車から3年目、以降2年ごとです(=5年落ち・7年落ちが狙い目と言われる理由)。

※上記はあくまで一般的な目安です。車種・年式・地域・お店によって金額は変わりますので、必ず見積もりで確認しましょう。

まとめ:10年乗るフリード、後悔しない年式選び

最後に、今日のポイントを整理します。

  • 狙い目は「2019年10月のマイナーチェンジ以降の後期型」。中でも5年落ち前後がバランス◎。
  • 「5年落ち・7年落ちが狙い目」の理由は車検サイクル。車検前は市場にタマが増える。
  • 2024年6月の新型登場で、2代目後期はちょうど相場がこなれてきた好機。
  • 古い年式を選ぶなら、修理費の備え(20万〜30万円クラスもありうる)とこまめな点検をセットで。
  • 車検残を含めた「総額」で比較。迷ったら保証付きの認定中古車が安心。
ピゴス

新型が出た直後は、乗り換えで手放された程度の良い旧型が市場に増えるんです

価格がこなれたタイミングを狙えるのは、中古車選びの醍醐味ですよ

焦らず、あなたの家族に合う一台をじっくり探してみてください

購入費と10年分の維持費をまとめて月額で考える予算の立て方は、こちらが参考になります。

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ピゴス
ギリギリ昭和生まれ、2児のパパとして奮闘中…空いた時間に車の情報発信や質問に答えている管理人のピゴスです! クルマ好き歴30年以上、気付けば1級自動車整備士(笑)元、国産自動車のディーラーの営業マンです。 過去に車を整備したり販売させていただいたりする中で、車を移動手段と考えている方にこそ、様々なお悩みがあることに気付きました。そう言った悩みのある方が、知らないがゆえに損してしまうことがないようにこのブログを立ち上げました。少しでもみなさまのお悩みに寄り添った内容を発信できればと考えております。 取り上げて欲しい題材、個別のお悩みなど、コメント欄や「X」などでいつでもメッセージを承っております。お気軽にどうぞ!