北海道で使う軽自動車を探すと、ダイハツ タフトやスズキ ハスラーのような人気の車が上のほうに並びます。

ただ、人気の車は中古でも値段が下がりにくく、予算の中でどれを選べばいいか迷いますよね。

遠くまで走る日があると、小さな軽で疲れないかも気になってきます。

私は北海道に住んだことがないので、北海道の車事情は少し苦手です。

それでも車の基本は同じなので、たどり着く答えは近いはずです。

これから北海道へ引っ越す方に向けて、4WDに替える時期はこちらで比べています👇

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ハスラーの4WDを考えていた北海道の方が、2週間後に契約したのは、予算の半分ほどの中古のダイハツ ミライースでした。

✅ 結論からお伝えします

北海道で長く乗る軽自動車なら、買う値段の安いスズキ アルトやミライースの4WDが第一候補です。

10年以上乗れば売るときの値段の差は小さくなるので、人気の車の値落ちのしにくさは活かしきれません。

どちらも軽く作られているので意外と軽快に走り、ミライースならXかGのグレードで高速道路も安心です。

快適さを優先するなら、コンパクトカーも候補になります。

一気に180万円をかけず、まずは中古で様子を見る手もあります。

次に遠くまで走る日をカレンダーで1つ選んでおけば、その日にレンタカーで候補の車を試せます。

著者:ピゴス - 元1級整備士×元ディーラー営業マン(整備12,000台/販売500台/年300件相談対応)

北海道で2007年のザッツから乗り換えたい、候補はハスラーの4WD

まずは、今回いただいたご相談の内容です。

北海道にお住まいで、いま乗っているのは2007年のホンダ ザッツでした。

以前に乗っていた方(親戚)が、車検以外メンテナンスを行っていなかったせいか、エンジン回りのネジが外れにくく、近所でオイル交換が出来ない状態。

また、スピードを出すと異常なエンジン音となり80キロ以上は怖くて出せない状態です。

ハスラーのハイブリッドG4WDかな?と考えておりますが、中古よりも新車の方が安い事がわかり再度迷ってしまいました。

北海道なので4WDの方が安心?

月に3度は1日で200km以上走る日があり、多少の距離でも乗り心地が悪くない(高速でも迷惑がかからないスピードを出せられたらOK)

以上を踏まえて先ほど検索してみたところ、アルトかミライースが妥当と思いましたが、長距離の乗り心地がわからずにいます。

使い方は仕事が8割で、予算は180万円まで、現金一括のご予定です。

2023年8月のご相談です。

このご相談には、遠出の多さからコンパクトカーをすすめる回答も先に届いていました。

長く乗るなら、売る値段より買う値段

ザッツも大切に乗ってこられたようなので、新しい車も長く乗られるのでは、と私は勝手に想像しました。

北海道で使われた車は、雪や寒さの厳しい中を走るぶん、それだけで売るときに不利になりやすい印象です。

ただ、長く乗るなら、売るときの値段は気にしなくて大丈夫です。

10年以上乗れば、人気の車も人気のない車も、売るときの値段は五十歩百歩になってくるからです。

スズキ ジムニーのように、年数がたっても値段が落ちにくい一部の車は例外です。

ご相談者さまも、ハスラーは中古より新車のほうが安いくらいだと気づいて、迷っておられました。

いまのハスラーの4WDは、いちばん手ごろなグレードでも新車で173万円ほどです。

※スズキのニュースリリース(2026年5月27日・ハスラーの一部仕様変更)のメーカー希望小売価格より(2026年10月に確認・届出の費用や税金などは含みません)

届出の費用や税金を足すと、予算の180万円に届きます。

長く乗るつもりなら、人気の車の値落ちのしにくさに予算を使うより、買う値段を抑えるほうが損をしにくいと私は考えています。

アルトやミライースは、ターボがなくても意外と軽快

そこで当時は、買う値段の安いアルトやミライースをおすすめしました。

どちらもザッツより年式が新しいので、乗り心地も燃費も、安全のための装備も良くなっています。

軽く作られた2台なので、ターボがなくても意外と軽快に走ります。

ターボは、エンジンに空気を押し込んで、力を足す仕組みです。

ご相談者さまも、お店で「最近のモデルであればターボなしでも長距離OK」と聞いていたそうです。

ミライースなら、いちばん安いLグレードは街乗り向きで、走りが少しやわらかめです。

XとGのグレードは少しかっちり作られているので、高速道路もなんのそのです。

背が低いぶん、横風にあおられるのも最小限です。

私も、妻が乗っていたミライースで、高速道路や遠出を走ったことがあります。

グレードごとの違いと、寒い地域でうれしいGの装備は、こちらにまとめています👇

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軽のターボは、オイル交換の目安が半分になる

軽自動車でターボ付きを選ぶと、エンジンオイルを替える目安の距離が半分になります。

ダイハツの公式サイトでも、軽自動車は1万kmごと、ターボ付きは5,000kmごとが目安です。

どちらも、距離が届かなくても6か月で1回替えるのが目安です。

オイル交換のお金も、お店に行く手間も、およそ倍になるということです。

走る距離が多い使い方は、メーカーの目安では「シビアコンディション」に入ります。

その場合の目安は、ターボなしで5,000km、ターボ付きでは2,500kmまで短くなります。

仕事で距離を走る方ほど、ターボなしを選んだときの差は大きくなります。

快適さを取るなら、コンパクトカーも

快適さを優先してターボ付きを考えるなら、先に届いていた回答のとおり、コンパクトカーのほうが距離を走る使い方には良さもあります。

ご相談者さまも、はじめはホンダ フィットのハイブリッドを考えていたそうです。

ただ、中古の値段のばらつきが大きくて、どれを選べばいいか決めきれなかったとのことでした。

軽自動車と比べると、税金をはじめとした維持費は少し上がります。

長い距離の乗り心地は、お店のまわりを走る試乗だけでは分かりにくいところです。

決める前に、候補と同じような車をレンタカーで1日借りて、遠出と同じくらいの距離を走ってみる手もあります。

次に遠くまで走る日をカレンダーで1つ選んでおけば、その日にレンタカーで候補の車を試せます。

長い道のりで疲れにくい車の選び方は、1日借りて確かめる話も含めて、こちらにあります👇

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北海道なら4WDが無難、止まる力はタイヤと運転

北海道で使うなら、4WDを選ぶのが無難です。

4WDは、雪道での発進や上り坂で滑りにくくなります。

ハスラーやタフトは、タイヤが大きいぶん、雪には多少強いと思います。

深い雪の道を走ることが多く、その性能がどうしても要るなら、そちらを選ぶのも1つです。

一方で、止まる力は4WDにしても上がりません。

アルトやミライースは軽く作られているので、凍った道でのブレーキでも比較的早く止まれます。

止まる力を支えるのは、状態の良いスタッドレスタイヤと、速度を控えめにした運転です。

50万円ほどで雪国の中古の軽を探すときの4WDとターボの見方は、こちらでお話ししています👇

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雪国で50万円の中古軽、どれを選べば安心? ターボなしの4WDを、雪の少ない地域で使われた1台から雪国へ引っ越す前に、50万円で中古の軽を選ぶなら?普通のグレードの4WDで、ターボのない1台を。下回りの錆は見た目で分かりにくいので、雪の少ない地域で使われた車を実車で。引っ越したあとの住所変更の手続きもまとめました。...

一気に180万円をかけず、中古で様子を見る

当時のお答えの最後は、一気に180万円のリスクを負わずに、中古のアルトやミライースで様子を見てみる提案でした。

まずは手ごろな中古で北海道の冬を越してみてから、次の車で何を選ぶかを決めても遅くはありません。

当時は、中古車の選び方をまとめた記事もご案内しました👇

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3つのお店を比べて、中古のミライースを契約されました

ご相談から3日後には、アルトとミライースとフィットの中古車で、3つのお店とやり取りを始めておられました。

中古車の値引きの相談のしかたは、そのときのご相談でお答えしています👇

中古車、現金一括だと値引きは?あとひと押しは端数やタイヤのお願いで。値引きのためにローンを組む必要はなし
中古車を現金一括で買うと値引きは難しい? 大きな値引きより、端数やタイヤのお願いが通りやすい中古車を現金一括で買うと値引きは難しい?ローンのほうがお店の利益になることがあるためで、値引きのためにローンを組む必要はありません。端数やタイヤのお願いが通りやすい理由を、アルトの81万円のご相談で。...

そして2週間後に、中古のミライースを契約したとご報告をいただきました。

2020年式のXグレードの4WDで、走った距離は4万kmでした。

新品の冬タイヤも付いて、値段は予算の半分ほどだったそうです。

ご報告には、こう書かれていました。

「最初はミライースって業者のやつでしょ?と思ってたんですけど、契約してからは愛おしくて納車が待ち遠しいです!」

1年後には、引っ越しを前にしたご相談者さまから、整備をどこに任せるかのご相談もいただきました。

それまでは、親の代から付き合いのある家族経営の車屋さんに、修理から車検まで任せていたそうです。

私は、信頼できるところ1か所にまとめることをおすすめしました。

整備の履歴と、作業の責任がどこにあるかが、はっきりするからです。

ザッツのように前の手入れが分からない車で困った方ほど、新しい車の履歴は1か所に残しておくと安心です。

タイヤの交換のように、安いお店にその都度頼むものがあってもかまいません。

引っ越した先に頼れるお店がまだないなら、まずはその土地のディーラーに任せるのが基本です。

ディーラーのほかに、長く付き合えるお店を見つけて育てていく方法は、こちらにまとめています👇

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まとめ

  • 長く乗るなら、売る値段より買う値段の安いアルトやミライース
  • ミライースならXかGのグレードで、高速道路も安心
  • 軽のターボは、オイル交換の目安が半分(お金も手間も倍)
  • 快適さを優先するなら、コンパクトカーも候補
  • 北海道なら4WDが無難、止まる力はスタッドレスタイヤと運転
  • 一気に180万円をかけず、中古で様子を見る

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この記事で参考にした情報

この記事で引いた案内は、どれも2026年10月に確かめたものです。

  • ダイハツ「エンジンオイル・フルード」(2026年10月に確認)=軽自動車のオイル交換の目安は1万km(ターボ付きは5,000km)か6か月・走る距離が多いなどのシビアコンディションでは5,000km(ターボ付きは2,500km)
  • JAFユーザーテスト「4WD なら雪道でも安心?2WD と登坂・ブレーキ性能を比較」(2018年2月・2026年10月に確認)=平らな雪道で止まるまでの距離は2WDも4WDも20〜22m・下り坂では4WDのほうが長かった
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ピゴス
ギリギリ昭和生まれ、2児のパパとして奮闘中…空いた時間に車の情報発信や質問に答えている管理人のピゴスです! クルマ好き歴30年以上、気付けば1級自動車整備士(笑)元、国産自動車のディーラーの営業マンです。 過去に車を整備したり販売させていただいたりする中で、車を移動手段と考えている方にこそ、様々なお悩みがあることに気付きました。そう言った悩みのある方が、知らないがゆえに損してしまうことがないようにこのブログを立ち上げました。少しでもみなさまのお悩みに寄り添った内容を発信できればと考えております。 取り上げて欲しい題材、個別のお悩みなど、記事の下のコメント欄でいつでも承っております。ニックネームもメールアドレスも要りませんので、お気軽にどうぞ!