著者:ピゴス - 元1級整備士×元ディーラー営業マン(整備12,000台/販売500台/年300件相談対応)

事故のあと、レッカーでディーラーに運ばれた愛車

修理せずに手放すことを決めたとき、ふと気になるのが🤔「ディーラーに置いてある車に、買取業者さんを呼んでもいいの?」という遠慮です

お世話になっているディーラーに悪い気がして、なかなか言い出せない方も多いのではないでしょうか

今回は、ディーラーに入庫中の事故車を買取業者さんに査定してもらうときのマナーと注意点をお伝えしていきます

✅ 結論:事故車でも、あわてて廃車にしないで

  • ディーラーに入庫した事故車でも、買取業者を呼んで査定・買取してもらうのは通常OK(先にディーラーへ一言を)
  • 事故車・不動車は「直さず、そのまま」売るのが鉄則(修理代のほうが査定アップより高くつきやすい)
  • 「値段がつかない」と決めつけないで。部品取りや海外輸出で買い取る専門業者がいます
  • 1社の言い値で決めず、複数社で比べると手取りが変わります

ご質問

ご質問をいただきました

質問させてください

先日、事故を起こしてしまい、車の前方を破損してしまいました

ライトに損傷があるため、保安基準を満たさず、公道を走行できない状態です

現在、車はレッカーでディーラーに搬送済みです

このような状況で、車を売却したいと考えていますが、買取店に見積もりを依頼することは可能でしょうか?

ご質問ありがとうございます

先日は事故に遭われたとのこと、まずはお怪我はありませんでしたか

車のことは、あとから何とでもなりますので、どうかご自身のお体を第一になさってくださいね

そのうえで、ディーラーに預けてある事故車を、買取業者さんに見てもらえるのか、順番にお答えしていきます

ディーラーに入庫した事故車、買取業者を呼んでもいい?

結論からお伝えすると、ディーラーに預けている事故車でも、買取業者さんを呼んで査定・買取してもらうことは、通常は問題なくできます

「動かない車を、どうやって査定してもらうの」と不安になりますが、事故で自走できない車(不動車)でも、買取業者さんの多くはディーラーまで出張して査定に来てくれます

売却が決まれば、車の引き取りや運搬も業者さん側で手配してくれることがほとんどなので、こちらでもう一度レッカーを呼んだり、運搬費用を負担したりする必要はありません

大切なのは、先にディーラーさんへ一言を

私がディーラーで営業をしていた頃も、お客様が他店の買取に出されることは、めずらしくありませんでした

勝手に話を進めるのではなく、先に一声かけて筋を通していただければ、嫌な顔をされることはまずありませんので、安心してくださいね

進めるうえで、気をつけたいのは次のような点です

  • まずはディーラーさんに一声かけて、買取業者を呼んでよいか確認する
  • できれば、修理する前の状態のまま査定を受ける(先に直すと費用がかさみがち)
  • 新車の購入を前提にディーラーで話が進んでいる場合は、関係性にも少し配慮する

事故車を売る3つの選択肢

事故車を手放す方法には、大きく分けて次の3つがあります

  1. ディーラーでの下取り
  2. 一般の買取専門店への売却
  3. 事故車を専門にあつかう買取業者への売却

①のディーラー下取りは、新しい車を買うのと同時に引き取ってもらう方法です

手間がいちばん少なく、そのまま次の車の購入につなげられるので、忙しい方には安心の選択です

②の一般の買取専門店は、下取りより高い金額が期待できることが多く、複数のお店で比べやすいのが強みです

③は、事故で大きく損傷していたり動かなかったりする場合に、事故車を専門にあつかう買取業者さんが頼りになります

どの方法にもそれぞれ良さがあるので、ご自身の状況に合うものを選べば大丈夫です

今回のように、事故で動かなくなった車を少しでも高く手放したいときは、②の買取専門店か③の事故車専門店に、複数見てもらって比べるのがおすすめです

複数の買取店を効率よく比べたいときは、こちらの方法が便利です。

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🔧 業界の知人(元買取査定員)から聞いた話:事故車こそ「直さず」売る

事故で大きく壊れると、「もう値段はつかないかも…」と不安になりますよね。

でも、業界の知人(元買取査定員)に聞くと、事故車や不動車でも値段がつくことは珍しくないそうです。

走る部分や使えるパーツは、部品取りや海外への輸出で需要があるから。国内で動かなくても、海外では現役で走れる車も多いんです。

だからこそ、慌てて自費で修理したり、お金を払って廃車にしたりする前に、まず査定に出してみるのがおすすめです。

修理代は上がる査定額より高くついてしまうことが多いので、「直さず、そのまま」が基本です。

そして1社に「値段つきません」と言われても、真に受けないこと。事故車・不動車に強い専門の買取業者も含めて複数社に見てもらうと、思わぬ金額がつくことがありますよ😊

もし損傷が大きく、保険で全損扱いになりそうな場合や、ローンが残っている場合の手放し方は、こちらでくわしく解説しています。

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そもそも「直して乗り続ける」か「事故車のまま売る」か

事故車を前にすると、多くの方が「直して乗り続けるか、それとも手放すか」で迷われます

判断の目安になるのが、修理をしたときに「修復歴」が残るかどうかです

フレーム(車の骨格)まで手を入れる修理をすると、いわゆる修復歴が残り、将来売るときの金額に響くことがあります

人間でいう大きな手術のあとのようなもので、しっかり直しても、完全に元通りとは言い切れない部分が残る場合があります

とはいえ、実際にはフレームを直して問題なく乗り続けている方も、たくさんいらっしゃいます

買い替える場合は、車両本体のほかに、税金や登録などの諸費用も十数万円ほど上乗せされます

その乗り換えの総額と、今の車の修理費を並べて見比べると、どちらが納得できるか判断しやすくなりますよ

修理した車の強度や修復歴について、もっとくわしく知りたい方はこちらもどうぞ。

事故で修理した車の強度は大丈夫?修復歴と安全性の正しい知識事故でフレームを修理した車は、強度や安全に問題ないのでしょうか。元整備士のピゴスが、正しく直せば多くの方が問題なく乗り続けていること、修復歴の本当の意味、直す人への具体的な聞き方、修理と乗り換えの判断のしかたまで、車にくわしくない方にもやさしく解説します。...

事故車を売るときに気をつけたいこと

最後に、事故車を少しでも気持ちよく手放すために、気をつけたい点をまとめておきます

  • 修理してから売るより、修理せず今の状態のまま査定に出すほうが、手取りが多くなることが多い
  • 買取業者を呼ぶ前に、ディーラーさんへ一声かけて、行き違いを防ぐ
  • 保険を使って直すかどうかは、等級が下がって翌年の保険料が上がることも考え合わせて決める

もうひとつ、混同しやすいのが「事故歴」「修復歴」の違いです

軽い接触などで修理しても、骨格にまで及ばなければ「修復歴」にはならず、査定への影響も小さくなります

事故にあった車が実際にいくらで売れるのか、相場の実例はこちらもあわせてご覧ください

【マークX】事故歴・17万km走行でもいくらで売れる?買取相場と査定の本音2006年式マークX(17万km・事故歴あり)はいくらで売れる?元1級整備士のピゴスが買取相場の目安と査定の本音を解説。鈑金・ボンネット交換は修復歴と別なので過度に心配いらない理由、複数社で競わせて高く売るコツを紹介します。...

まとめ

ディーラーに預けた事故車でも、買取業者さんを呼んで査定・買取してもらうことは、通常はできます

大事なのは、先にディーラーさんへ一言かけること、そして直さず今の状態のまま、複数の業者さんで比べることです

「もう値段がつかないかも」と決めつけず、まずは一度、今の価値を知ることから始めてみてくださいね

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事故車の売却で疑問や不安ある場合は、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。

このブログ「ぺんぎんカーライフ」では、損しないカーライフのための記事をまとめています。

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それでは、損しないカーライフをお過ごしください

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ピゴス
ギリギリ昭和生まれ、2児のパパとして奮闘中…空いた時間に車の情報発信や質問に答えている管理人のピゴスです! クルマ好き歴30年以上、気付けば1級自動車整備士(笑)元、国産自動車のディーラーの営業マンです。 過去に車を整備したり販売させていただいたりする中で、車を移動手段と考えている方にこそ、様々なお悩みがあることに気付きました。そう言った悩みのある方が、知らないがゆえに損してしまうことがないようにこのブログを立ち上げました。少しでもみなさまのお悩みに寄り添った内容を発信できればと考えております。 取り上げて欲しい題材、個別のお悩みなど、コメント欄や「X」などでいつでもメッセージを承っております。お気軽にどうぞ!