事故で修理した車の強度は大丈夫?修復歴と安全性の正しい知識

事故で壊れた車を、フレームまで引っ張り直して修理する——
そう説明されたとき、🤔「直した車って、本当に元どおりの強度に戻るの?」と不安になりますよね
「修復歴」という言葉のイメージもあって、余計に心配になってしまうものです
今回は、修理した車の強度と安全性について、過度に怖がらず、正しく判断するための知識をお伝えしていきます
軽い板金修理なら、強度はほとんど心配いりません。
フレーム(骨格)まで直すと「修復歴」が残り、完全に事故前とまったく同じ、とは言い切れない部分もあります。
ただ、正しく直せば問題なく乗り続けている方は多く、過度に怖がる必要はありません。
大切なのは、修理の内容を「直す人」に正しく聞いて、納得したうえで判断することです。
ご質問
ご質問をいただきました
質問させてください
先日、事故を起こしてしまい、車の前方を破損してしまいました
ライトに損傷があるため、保安基準を満たさず、公道を走行できない状態です
現在、車はレッカーでディーラーに搬送済みです
もし修理する場合、曲がったフレームを引っ張り直したり、溶接して修復するとのことです
このような修復をした車は強度に問題はないのでしょうか?
ご質問ありがとうございます
先日は事故に遭われたとのこと、まずはお怪我はありませんでしたか
フレームを直した車の強度が大丈夫なのか、というご不安は、とてもよく分かります
元整備士の目線で、正直なところと、判断のしかたを、順番にお伝えしますね
フレームを直した車の強度、実際のところは?
まず、正直なところからお伝えします
フレーム(車の骨格)まで手を入れて直すと、いわゆる「修復歴」が残ります
これは人間でいう、大きな手術のあとのようなもので、長い目で見ると、事故前とまったく同じ、とまでは言い切れない部分が残ることもあります
でも、過度に怖がらなくて大丈夫です
というのも、フレームを正しく直して、問題なく乗り続けている方は、実際にたくさんいらっしゃるからです
腕のいい板金屋さんや整備工場は、フレーム修正機といった専門の設備を使って、決められた基準まできちんと戻してくれます
溶接や引っ張り直しで直した部分も、基準どおりにきちんと戻せていれば、普段の運転に必要な強度は確保されます
なお、ここまでは修復歴が「ある」と分かっている車のお話です。
これから買う中古車で「修復歴は確認していないから分からない」と言われた場合は、また少し違う判断になります👇
「修復歴」という言葉は少し怖く聞こえますが、その多くは「売るときの評価に響く」という意味合いで、日常の走行そのものは心配ないことがほとんどです
気になるときは、「直す人」にこう聞いてみてください
いちばん確実なのは、修理を担当するディーラーや整備工場の方に、直接たずねてみることです
車にくわしくなくても、たとえば、こんなふうに聞けば大丈夫です
- フレームは、決められた基準の数値まで、きちんと戻っていますか
- 直したあと、まっすぐ走りますか・気になる異音は出ませんか
- どこをどう直したのか、記録や写真で見せてもらえますか
こうした質問に、数値や写真を見せながら、ていねいに説明してくれるお店なら、安心して任せられます
毎日運転する車だからこそ、納得できるまで聞いて、すっきりした気持ちで乗ってくださいね
それでも心配なとき、どう考える?
頭では大丈夫と分かっていても、「なんとなく不安が残る」ということも、ありますよね
その気持ちも、立派な判断材料のひとつです
修理して乗り続けるか、乗り換えるか
判断のものさしは、「修理費」と「乗り換えたときの総額」を並べてみることです
乗り換えには、車両本体のほかに税金や登録などの諸費用が十数万円ほどかかるので、その総額と修理費を見比べると、どちらが納得できるか見えてきます
直して乗り続けるのも、心機一転で乗り換えるのも、どちらも正解です
「車検に通らないのでは?」というご心配について
きちんと直して、保安基準(車の安全の基準)を満たしていれば、修復歴があっても車検は通ります
ただ、車検はあくまで「その時点で基準を満たしているか」の確認で、修理の仕上がりまで保証してくれるわけではありません
だからこそ、さきほどの質問で、直した中身をしっかり確認しておくと、より安心ですよ
もし修理費が高額で、「全損」(修理代が車の価値を上回る状態)に近いようなときは、修理か買い替えかで、より迷われると思います
その判断のしかたは、こちらの記事でくわしくお話ししていますので、あわせてご覧ください
もし、手放すことにしたら
いろいろ考えて、「やっぱり手放そう」と決めたときも、心配はいりません
事故で修理した車や、修復歴のある車でも、ちゃんと買い取ってもらえます
どう売れば損をしないか、ディーラーに預けたままの事故車の売り方や買取業者さんの呼び方は、こちらの記事にまとめました
まとめ
フレームを直した車の強度について、大切なポイントをまとめます
- フレーム修理は「修復歴」が残り、完全に元通りとは言い切れない部分もある
- でも、正しく直せば、多くの方が問題なく乗り続けている
- 気になる部分は、「直す整備スタッフさん」に直接聞くのがいちばん
- 修理して乗り続けるも、乗り換えるも、どちらも正解(総額と気持ちで判断)
- きちんと直して基準を満たせば、修復歴があっても車検は通る
直して乗り続けると決めたら、これからも愛車と長くつき合っていくためのコツを、こちらにまとめています。
事故のあとは、車のことまで気が回らなくて当然です
でも、フレームまで直した車でも、正しく直せば多くの方が元気に乗り続けています
不安な点は、直してくれる整備スタッフさんに遠慮なく聞いてみてくださいね🐧
あなたと愛車が、これからも安心して走れますように、応援しています
修復歴と安全性で疑問や不安ある場合は、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。
このブログ「ぺんぎんカーライフ」では、損しないカーライフのための記事をまとめています。
それでは、損しないカーライフをお過ごしください











