仕事で使う商用車はリースか購入か?新車・中古・どこで買うかを解説

開業に合わせて、仕事で使う車を用意することになった——。
久しぶりに車を持つし、軽バンにするかタウンエースにするか、新車か中古か、いっそリースがいいのか、選択肢が多くて迷ってしまう。
リースは月々の支払いだけで乗れて手軽そうだけれど、「本当にお得なの?」「途中でやめられるの?」という不安もある。
🤔「開業したてでお金もかけたくないし、車で失敗もしたくない…どう選べばいいんだろう」
今回は、仕事で使う商用車をリースにするか買うか、新車か中古か、どこで手に入れるかを、私自身が営業としていろいろな買い方を見てきた経験もふまえて、正直にお伝えします。
仕事で使う商用車は、まず「どれくらい荷物を積むか」「何年使うか」「予算は月々かまとめてか」「走る距離」の4つで、リースか購入かが見えてきます。
リースは月々の支払いが読めて経理が楽な一方、支払総額は割高になりやすく、走行距離や中途解約の制限もあります。
走行距離が伸びやすい商用なら、程度の良い中古を買って長く使う方が、総額を抑えやすいことも多いです。
ただ、開業直後で手元のお金を残したい・経理をシンプルにしたいなら、事業用のリースにも十分な合理性があります。
この記事では、リースか購入かの見極めと、どこで手に入れるかの注意点をお伝えします。
ご質問
いただいたご相談内容です(内容を一部編集して掲載しています)
質問です
今月中に仕事で使用する軽バンかタウンエース等を買おうと考えています
リースを活用して、新車か中古車か、どちらにするか悩んでいます
・リースの注意点
・どこで購入するか?
アドバイス等ありましたら、ご教示いただけますと幸いです
まず「リースか、買うか」——4つの物差しで見極める
ご質問ありがとうございます。
仕事の車は、まず「リースにするか、買うか」から考えると、頭が整理しやすくなります。
どちらが向くかは、次の4つで見えてきますよ。
1つ目は、どれくらい荷物を積むか。
軽バンで足りるのか、もっと大きなバンが必要なのかで、選べる車も変わります。
2つ目は、何年くらい使うか。
3つ目は、予算をまとめて出せるか、月々の支払いに抑えたいか。
4つ目は、走る距離が多いか少ないか。
この4つがはっきりすると、リースと購入のどちらが自分に合うかが、ぐっと分かりやすくなります。
ざっくりした目安をお伝えすると、長く乗るつもりで走る距離も多いなら、「買って持つ」が向きやすいです。
反対に、月々の支払いを抑えたい、短めで乗り換えるかもしれない、という場合は、リースが向きやすいです。
なお、1つ目の荷物量は、リースか購入かというより、「軽バンで足りるか、大きいバンが要るか」という、車種を決めるための物差しですね。
その上で、リースについての私の正直な考えもお伝えしますね。
リースの良いところは、月々の支払いが決まっていて計画が立てやすいことと、事業なら経費として処理しやすいことです。
ただ、リースは車屋さん・リース会社・整備工場と、いろいろな方の手間が間に入るぶん、支払総額は一番高くなりやすい買い方でもあります。
ですから正直なところ、私は個人の方にはあまりおすすめしてきませんでした(あくまで私の考えです)。
でも、事業で使うなら話は少し変わります。
リース料を経費にできて、支払いもシンプルにまとまるという、法人ならではのメリットがあるからです。
ですから、事業で使うなら、この経費のメリットがどれくらい効くかを、あとの「新車か中古か」のところで、もう一度いっしょに考えていきましょう。
そもそも軽バンで足りるのか、距離を走る仕事に向いた商用車がいいのか、車種から迷う方は、こちらの記事も参考になりますよ。
リースを選ぶ前に知っておきたい「3つの注意点」
リースにしようかなと思ったら、契約の前に、3つだけ押さえておいてください。
1つ目は、走行距離の制限です。
多くのカーリースには走行距離の上限があり、超えると追加料金がかかります。
仕事で使う車は距離が伸びやすいので、距離制限のないプランか、十分な距離を設定できるプランを選びたいところです。
2つ目は、中途解約のしにくさです。
リースは途中でやめると高額な違約金が発生することが多く、事業の状況が変わっても乗り換えづらい、という側面があります。
ここはローンとは大きく違うところなので、短期のプランや、解約条件の緩いプランも視野に入れておくと安心です。
3つ目は、整備や車検の縛りです。
リース車は借り物なので、整備を受ける工場が指定されていることがあります。
時間外に問い合わせできなかったり、予想外の整備費用を誰が持つかで話がこじれたりすることもあるので、整備・車検・保険がどこまで料金に含まれるかは、必ず確認しておきましょう。
あわせて、契約が満了したあとに「その車を買い取れるか」も、会社によって違います。
買い取ってそのまま乗り続けたい可能性があるなら、買い取りができる契約かどうかも、先に聞いておくと安心ですよ。
新車リースか、中古か、それとも「中古を買う」か
次に、新車か中古か、です。
新車リースは、初期費用を抑えて最新の車に乗れて、保証も手厚いのが魅力です。
その分、支払総額は高めになります。
中古車リースは月々をさらに抑えられますが、中古とリースが重なると割高感が出やすく、車の状態を見極めるむずかしさもあります。
そのうえで私のおすすめをお伝えすると、距離を気にせず長く使う商用車なら、「程度の良い中古を買って持つ」のが、総額を抑えやすい買い方です。
自分の車なら、返却時の傷や汚れを気にする必要がなく、仕事の道具として気兼ねなく使えます。
開業したては、あれもこれも新品でそろえたくなりますよね
でも、仕事の道具は見栄えより、気兼ねなく使い倒せることのほうが大事なんです
まずは身の丈に合った一台で始めて、事業が育ってから見直しても、じゅうぶん間に合いますよ
もちろん、開業直後でキャッシュを手元に残したい、経理をできるだけシンプルにしたい、という場合は、リースを選ぶ合理性も否定しません。
そこはご自身の資金繰りと相談して決めていただくのが一番です。
なお、経費の計上や減価償却といった税金の話は、リースでも購入でも関わってきますが、私は税務の専門家ではないので、税理士さんに相談されると安心です。
リースと購入、それぞれの損得をもう少し整理して考えたい方は、こちらの記事も参考になります。
どこで手に入れる?リース会社・中古車店の選び方
最後に、どこで手に入れるか、です。
リースにするなら、長い付き合いになるので、メーカー系列や、実績のある専門リース会社を選ぶと安心です。
契約の前に、走行距離・中途解約の条件・整備の範囲・車検や保険が含まれるか・総支払額・返却時にどこまで元に戻す必要があるか、をひと通り確認してください。
手数料や総額がはっきりしない会社は避けて、複数の会社を見比べるのが、損をしないコツです。
中古車を買うなら、ディーラーの認定中古車は保証が手厚くて安心(そのぶん少し高め)、実績のある中古車店ならお手頃ですが、お店の見極めが大切になります。
お店を見極めるときは、車の状態を包み隠さず教えてくれるか、整備の記録や保証の説明がはっきりしているか、「仕事で距離を走る」と伝えたときに用途に合う一台を一緒に考えてくれるか、このあたりが目安になりますよ。
とくに商用車は、前の持ち主の使い方(走行距離や酷使のされ方)で状態が大きく変わるので、整備の記録や下回りの状態まで見てもらうと安心です。
軽バンのリース会社を、評判や注意点までふまえて選びたい方は、こちらでくわしく解説しています。
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数十年ぶりの一台選びは、緊張もあるかと思います。
でも、ここまでの4つの物差しで考えていけば大丈夫、あなたの仕事に合う相棒が、きっと見つかりますよ。










