友人から買った車がすぐ壊れた!修理か乗り換えかと気まずくならない対処法

友人から買った車が、1ヶ月で壊れた——。
修理の見積もりを見て、頭が真っ白になりますよね。
でも、このご相談がむずかしいのは、お金の計算だけではありません。
「売ってくれた友人に、なんて言えばいいんだろう」
関係が気まずくならないか——そこがいちばん重いはずです🤔
お金の話と、ご友人との関係——分けて考えれば大丈夫です!
当時の私の回答を、そのままお見せしますね!
修理代が車両価格を超えているこのケースは、「乗り換え」がおすすめです。
そして、車は廃車ではなく「売却」を。
売却で戻ったお金をご友人に返してあげると、お互いが気持ちよく終われます。
読者さまからのご質問
今回、以下のご相談をいただきました(内容を編集して掲載しています)。
1ヶ月前に友人から、9年落ち・走行距離10万キロ超えのホンダ フィットを26万円で購入しました
ある程度のリスクは承知で購入したのですが、年明けあたりからエアコン使用時に異音が発生しました
ディーラーで診てもらうと、エアコンのコンプレッサーが故障していて、修理費用の見積もりは34万円と出ました
タイヤのホイールもかなり劣化しており、交換が必要とのことです
友人には経緯を話し、廃車にする場合は返金してもらうことで話がつきました
そのうえで、修理すべきか乗り換えるべきかを悩んでおります
買い替える場合は国産コンパクトカー(ヤリス、フィット、スイフト、アクアなど)で、予算は100万円です
家族構成は夫婦と乳児1人です
なぜ「乗り換え」をおすすめするのか
当時、私はこうお答えしました。
「お金は帰ってくることを前提で考えたら、乗り換えることをオススメします」
26万円で買った車に、34万円の修理見積もり。
さらに、タイヤとホイールの交換も待っています。
私は、乗り換えが合理的になる理由のひとつに「経済的な限界」を挙げています。
修理代が、同じくらいの中古車を買える金額を超えてしまった状態のことです。
今回はまさに、その状態なんですね。
もちろん、修理すればまだ乗れる可能性は高いです。
ただ、10年・10万kmの車は、それなりに色々なところの修理が定期的にかかることは、ご理解いただく必要があります。
乗り続けてもいいのは、こんな車
もしこのフィットが、半年ごとにディーラーメンテナンスをしっかり受けてきた車であれば、乗り続ける選択もアリでした。
でも実際は、タイヤもホイールも限界に近い状態で手放されています。
メンテナンスにあまりこだわりのない方が乗っていた車は、正直に言うと、信頼がおけません(あくまで私の感覚です)。
廃車ではなく売却を——ご友人にお金を返すという選択肢
ここで、当時の回答でもお伝えした、お節介なご提案があります。
エアコンが壊れていても、廃車ではなく売却すれば、多少なりお金になります。
そして、その売却金額を、ご友人に返してあげてほしいんです。
返金に応じてくれるご友人は——めっちゃ優しいです。
だからこそ、こちらも売却で戻ったお金をお渡しできれば、ご友人の負担が軽くなって、きっと喜ばれます。
お金の損得だけでなく、「関係が気持ちよく続くかどうか」まで含めて、いちばん良い着地だと思っています。
動かない車・故障した車でも値段がつくことはありますので、まずは確かめてみてください。
ご友人を責めなくていい理由
今回のトラブルで、ご友人を責める必要はありません。
タイヤもホイールも限界に近い車を売ってしまったのは、おそらく「知らなかったから」です。
車の知識は、それほどないのが普通なんです。
分かっていれば、大切な友達にそのままの状態で売ることは、なかなかありません。
多少の知識がある方なら、「タイヤはすぐに交換しないといけないから、20万円にするね♪」くらいの値付けが、落としどころになるはずです。
エアコンの故障は、乗っていてもなかなか判断が付きづらいものです。
こればっかりは、誰のせいでもありません。
お互いが気持ちよく終わるために
話し合いは、ディーラーの見積書など「客観的な資料」を見ながら進めると、感情的になりにくいです。
返金額や車の処分方法は、メモ程度でいいので文字にして共有しておくと、あとでモヤモヤが残りません。
そもそも、知り合いや友人から車を買うときは、買う前のちょっとした確認で、こうしたトラブルの多くを防ぐことができます。
次の車選びで、同じ失敗をしないために
実はこのご相談、次の車が決まる方向へ、その後も何度かやり取りが続きました。
ご予算は100万円・国産コンパクトカー(ヤリス、フィット、スイフト、アクアなど)というご希望です。
車探しのご相談で、当時お伝えしたポイントをご紹介しますね。
- 走行距離が少ない車は「なぜ少ないのか」を聞く:理由まで分かれば、それが1番の安心材料になります
- ディーラー系の下取り車を狙う:ディーラーに並んでいる中古車は、ディーラーメンテナンスを受けてきた車が多く、程度が良好です。探している車種と違うメーカーのディーラーに、たまたま置いてあることもあります
- 「古いけど低走行」より「新しめ」を優先する:エアコンのような故障は、距離に関係なく年数で突然やってきます。低走行の古い車は、車のメンテナンスが得意な方向けです
- 整備記録簿と保証を確認する:前のオーナーがどう乗ってきたかは、記録簿がいちばん正直です。販売店の保証内容と期間も、あわせて確認しましょう
- 買ったあとのメンテナンスをお願いするつもりのお店で買う:これがいちばん、あとで効いてきます。整備の履歴が1ヶ所に残るので、ムダな重複交換が減りますし、車のクセも分かってもらえます。何かあったときに「いつものところ」があるのは、想像以上に心強いですよ
修理と乗り換えの比較表
ここまでの内容を表にまとめます。
見ていただくと分かるのですが、お金の差だけなら、修理のほうが安く済みます。
| 比較項目 | 修理して乗り続ける | 乗り換える |
|---|---|---|
| かかるお金 | 修理34万円+タイヤ・ホイール交換費 | 予算100万円(返金と売却金を頭金に) |
| 今後の故障リスク | 高い(10年・10万km超) | 低い(より新しい車) |
| 気持ちの面 | また壊れるかも…と不安が残る | 保証付きなら安心して乗れる |
| 2年後の車の価値 | ほぼゼロ | まだ売却価値あり |
それでも私が乗り換えをおすすめするのは、この先も同じことが起きる可能性が高いからです。
直したところは、直ります。
でも、10年10万kmを超えた車は、次に別のところが来ます。
もちろん、修理して乗り続ける選択も否定しません。
まとめ
- 修理代34万円が車両価格26万円を超えている=経済的な限界。乗り換えがおすすめ
- 車は廃車ではなく売却へ。戻ったお金をご友人に返すと、お互いが気持ちよく終われる
- ご友人は知らなかっただけ。車の知識はそれほどないのが普通で、誰のせいでもない
- 次の車は「なぜ距離が少ないのか」を聞き、ディーラー系の下取り車・整備記録簿・保証を確認する
- 買ったあとのメンテナンスをお願いするお店で買っておくと、履歴が1ヶ所に残って後が楽になる
ご相談者さまの、その後
このご相談者さまの返信で、印象的だった言葉があります。
「廃車と売却は同じ意味と思っていたんですが、廃車は捨てることなんですね」
「友人も私も、あまり車への知識がない状態での取引だったので、想定外の事態が発生してしまいました」
その後、車探しのご相談を何度か重ねて、最後はこう結ばれました。
「知識がない分、多少はお金を払って買う方がいいですよね。新しくて走ってない、それでいて自分で払えるものを探してみます」
個人売買の失敗は、次の1台で取り返せます。
この「学び」ごと、良いカーライフにつなげていただけたら嬉しいです🐧
個人売買トラブルで疑問や不安ある場合は、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。
最新記事のアップもXでお伝えしておりますので、よろしければフォローよろしくお願いいたします
関連記事
そもそも個人売買を始める前に知っておきたい「揉めない段取り」(金額の決め方・名義変更・保険)は、こちらにまとめています。
予算別の中古車の選び方は、こちらで詳しくまとめています。












