著者:ピゴス - 元1級整備士×元ディーラー営業マン(整備12,000台/販売500台/年300件相談対応)

こんにちは!ピゴスです🐧(元ディーラー営業で、整備士もしていました)

今回は、こんなご相談にお答えしますね😊

👨「平成7年式のジムニー、複数のお店で査定したら「10万円前後」でした」

👨「年式も古いので妥当なのかな、とも思っています。でも、ジムニーって人気ですよね?本当はもっと高く売れるんじゃないか…とも感じていて」

✅ 結論からお伝えします

その10万円は、もしかすると「ジムニーの本当の価値を測れていないお店」の金額かもしれません😌

旧車のジムニーは、ふつうの18年落ち・18万kmの車とは、少しだけ事情が違うんです。

この記事を読むと、こんなことが分かります👇

  • なぜ旧車ジムニーは高く売れる可能性があるのか(元整備士の視点)
  • 10万円査定の正体と、それより高くなるかもしれない売り先
  • 旧車を売る4つの選択肢の「手間・高値・リスク」比較
  • 一括査定を使うなら外せない「同時査定×入札」のコツ
  • 手間をかけず、でも損しない、あなたに合った落としどころ

先にお伝えしておくと、「絶対に高く売れる」と煽るつもりはありません😊

最後は高値と手間のバランスで、あなた自身が選べるように、材料をそろえていきますね。

ご相談:18万km超のJA22ジムニー、10万円で手放すべき?

いただいたご相談内容です(内容を編集して掲載しています)。

【車両情報】

  • 車種:平成7年式 スズキ ジムニー(JA22)
  • 仕様:オートマ、パノラミックルーフ
  • 走行距離:18万km超
  • 履歴:エンジン載せ替えあり、事故歴なし
  • 状態:軽度のカスタムあり、車内やタイヤ周りにサビなし
  • 車検:ご相談当時は令和7年4月まで有効

複数の中古車販売店で査定を依頼したところ、いずれも10万円前後との評価でした。

年式や走行距離を考えると妥当だとは思うのですが、ジムニーは需要が高いので、SNSやフリマアプリ、オークションで直接販売すれば、もう少し高く売れるのでは…とも感じています。

ただ、私は会社員で車の売買の知識も乏しく、個人売買には不安があります。

そこで個人売買をサポートする仲介業者も検討しましたが、「MOTAでは旧車のため対象外」とのことでした。

このまま10万円で売るのが最善でしょうか?それとも、もっと良い方法があるのでしょうか?

とても丁寧に、お車の状態を教えてくださってありがとうございます🙇

サビもなく、車検も残っていて、大切に乗ってこられたのが伝わってきました。

じつは、この程度の良さが、旧車ジムニーではすごく効いてくるんです😊

結論:旧車ジムニーは「売る相手」で査定額が変わります

今回の10万円は、おそらく一般的な中古車買取店での金額ですよね。

これは決して、そのお店が悪いわけではありません🙅

ふつうの買取店は「年式・走行距離・状態」をもとに、相場表に沿って評価することが多いんです。

その物差しだと、平成7年式・18万kmは、どうしても安めに出やすいんですね。

でもジムニーという車は、その物差しだけでは測りきれない価値を持っていることがあります。

だから私の考えとしては、「ジムニー・旧車・趣味車に強い専門店に、一度当ててみる」のを一番におすすめしたいです😊

もちろん、「手間をかけずにサッと売りたい」という気持ちも、すごくよく分かります。

その場合は、今の10万円で決めるのも、立派な「損しない選択」です。

どちらが正解ということではなく、最後はあなたの価値観しだいです。

その判断材料を、これからそろえていきますね。

なぜ旧車ジムニーは「高く売れる」可能性があるのか

ここは、私が現場で見てきた範囲のお話です(※あくまで私の感覚も混じります)。

旧車ジムニーが値崩れしにくい理由を、4つに整理しました。

① 生産終了モデルの希少性

JA22のような型は、もう新しく作られることはありません。

程度の良い個体は年々減っていきますから、探している人にとっては貴重な存在になりやすいんです。

② 悪路性能と趣味性の根強い需要

ジムニーは、本格的な悪路走破性を持った数少ない軽自動車です。

林道やアウトドア、雪道、そしてカスタムのベース車としても、根強い人気があります。

「実用」だけでなく「趣味」で欲しい人がいる、ここが普通の実用車との大きな違いです。

③ 海外からの需要

ジムニーは日本だけでなく、世界的に評価されている車種です。

程度や仕様によっては、海外への輸出を視野に入れた業者が高値をつけることもあると言われています。

④ 過走行・載せ替えでも価値が落ちにくい

これは整備の視点でもお伝えしたいのですが、ジムニーは部品の流通が比較的豊富で、「直して長く乗る」文化が根づいている車です。

だから18万km超やエンジン載せ替えありでも、そこは「織り込み済み」で評価してくれる相手がいるんですね。

今回のお車はサビもなく、車検も残っていますよね。

これは旧車の世界では、大きなプラス材料なんです✨

🔧 ピゴスより

一般の買取店では「18万km=大幅減点」になりがちです。でもジムニーを欲しい人は、距離よりも「程度と素性」を見ています。きちんと整備されてきたか――その目で見れば、今回の一台は十分に魅力的なんです😊

旧車ジムニーの売り方・4つの選択肢

では具体的に、どこで売るか。

選択肢を4つ、フラットに並べますね。

売り先高値の期待手間リスク
① 一般の買取店△ 相場表ベース◎ 手軽
② 旧車・趣味車の専門店◎ 価値を評価○ 探す手間
③ 一括査定○ 競争で上振れ△ 連絡対応低〜中
④ 個人売買◎ マージンなし× 大きい中〜高

① 一般の中古車買取店(今回の10万円)

手軽さは一番です。

ただ前述のとおり、旧車・趣味車の価値は出にくい傾向があります。

② ジムニー・旧車/趣味車に強い専門店(本命)

私が一番におすすめしたいのが、ここです。

ジムニーを「分かっている」お店は、距離や年式だけでなく、素性・程度・仕様(パノラミックルーフなど)まで見て値段をつけてくれます。

「カスタム車・旧車歓迎」「ジムニー買取強化」とうたっているお店を、探してみてください😊

ピゴス
ピゴス

私も現役のころ、同じ旧車でも「価値を分かるお店」に出すかどうかで、査定額がガラッと変わる場面を何度も見てきました。

だからこそ旧車は、いくらで売るかより「誰に売るか」がいちばん大事なんです😊

③ 一括査定(趣味車に強い業者を呼ぶ網として)

一括査定は、複数の業者を一度に比較できるのが強みです。

趣味車に強い業者が含まれていれば、専門店に近い評価が出ることもあります。

※ただし今回のように、旧車は対象外になることもあります。

その場合は、やはり②の専門店に当ててみるのが本命になります。

④ 個人売買(SNS・フリマ・オークション)

中間マージンがない分、いちばん高く売れる可能性があります。

ただ、名義変更・お金のやり取り・現車確認・トラブル対応まで、すべて自分でやる必要があります。

「会社員で知識も乏しい」とのことなので、正直ここは慎重にいきたいところです。

私個人としては、最初の一台目には少しハードルが高いかなと感じます😅

ここで、「個人売買を仲介してくれるサービス」を検討される方も多いと思います。

ただ、私も「ここがおすすめです」と言い切れるほど、仲介業者に詳しいわけではありません。

個人間の売買を仲介する「カババ」は知っていますし、私自身も使っています。

それでも、今回のジムニーがそこで上手に売れるかというと、疑問が残ります。

全国規模のサービスではあるのですが、査定をするスタッフが全国に配備されているわけではないので、査定まで時間がかかることがあるんです。

そうなると、時間や労力に見合わないまま、結局は売れずに終わってしまう、という展開も考えられます。

古いお車が個人間の売買でなかなか売れないときの考え方は、こちらでもお話ししています👇

【カババで売れない…】15年・10万kmの軽でも『まだ売れる』!一括査定で高く手放すコツカババで古い軽が売れず困っていませんか?15年・10万km級でも、まだ売れる可能性は十分あります。元1級整備士が、古い車でも業者なら欲しい理由と一括査定で高く手放すコツ、車検切れ間近の売り方を本音で解説します。...

もうひとつ、これは私自身の実感です。

一生のうちに、個人売買を何度も経験する方は、ほとんどいらっしゃらないと思います。

その滅多にない一度のために知識をつけても、そのあとで役立つ場面が、なかなか来ないんですね。

私もそうなのですが、正直、個人売買にはそこまでの熱量が生まれてこないんです😅

もちろん、そういうこと自体に興味があって、面白そうだと感じる方なら、やってみる価値は十分にあります。

一括査定を使うなら「同時査定×入札」が鉄則

もし一括査定や複数社の査定を使うなら、ここだけは押さえてほしいコツがあります。

それが「同時査定×入札方式」です。

1社ずつ呼ぶと、業者は他社を気にせず、ゆっくり値段を決められます。

でも複数社を同じ日・同じ場所に呼ぶと、「他社に取られたくない」という競争意識が働くんです。

さらに大事なのが、順番に金額を言い合う「競り」ではなく、「入札」で決めること。

競りだと、業者は他社の出方を見て、わざと余力を残せてしまいます。

たとえば本当は120万円出せるのに、他社が100万円で降りたのを見て、101万円で買えてしまう。

本来あなたに渡るはずの19万円が、取りこぼされるわけですね。

そうではなく、各社に「他社の金額が見えない状態で、最高額を一発で出してもらう」ようにします。

名刺の裏に金額を書いてもらい、一斉に見せ合う、そんなイメージですね。

これで業者は、最初から本気の金額を出すしかなくなります。

ただ繰り返しになりますが、JA22のような旧車は、廃車・不動車・輸入車・スポーツカーなど、専門特化した車に強い一括査定や、旧車対応のサービスのほうが向いていることも多いです。

そして何より、ジムニーのような趣味車は、やっぱり「分かっている専門店」が一番の近道だと、私は思います😊

愛車の相場観や売却方法の全体像は、こちらの記事でもまとめています。

今の車、いくらで売れる?愛車の価値を最大化する方法 車を乗り替えるか迷っている方、まずは車の価値を最大化する方法を知るだけでも、次のカーライフの計画がぐっと立てやすくなり、損せずに進める...

まとめ:効率と高値、あなたの価値観で選んでOK

最後に、整理しますね。

もし「少しでも高く売りたい」気持ちがあるなら、まずはジムニー・旧車に強い専門店に1社、当ててみてください。

今回のお車は程度も良く、上振れの可能性は十分あると思います✨

もし「手間を最小限に、サッと売りたい」なら、今の10万円で決めるのも立派な「損しない選択」です。

私自身、わずかな上振れのために多くの時間と労力を使うより、そのエネルギーを他の有意義なことに使いたい派です。

だからこそ、「どちらが偉い」ということではないと思っています。

大切なのは、「知らずに損する」のを避けること。

今回のように「専門店という選択肢がある」と知ったうえで決めるなら、それはもう立派な「損しないカーライフ」です🐧

あなたとジムニーにとって、納得のいく手放し方ができますように😊

「手放すかどうか」で迷ったときは、こちらの記事も参考になるかもしれません。

車を手放す6つの方法|「もう値段はつかない」と思っていた車が9万円に車を手放す方法は下取り・買取専門店・一括査定・同時査定・廃車買取・個人間の6つ。元ディーラー営業が手間とのつり合いで選ぶ考え方を解説。値段はつかないと思われた11年落ちの車が9万円で売れた実例つき(金額は状態で変わります)。...

💡 ほかのお車の相場が気になる方へ

今回のようなジムニーなどの旧車は、一括査定の対象外になることがあります。

ですので、これは「別のお車も手放そうか迷っている」という方へのご案内です。

MOTA車買取は電話ラッシュが少なめで、最大20社の査定額がわかります。>>MOTAで無料査定してみる(※旧車・趣味車は専門店もあわせて検討してみてくださいね)

輸入車(外車)をお持ちで売却を考えている方は、こちらも同じ「価値が分かる相手を見つける」という考え方が役立ちますよ。

外車の買取は安い?10年落ち輸入車の相場の目安と高く手放すコツ外車の買取は本当に安い?10年落ちの輸入車に高値が付きにくい3つの理由と相場の目安、価値が分かる相手に出会って高く手放すコツを元整備士が解説。修理してから売るべきかの答えもお伝えします。...

「20年落ちのハイラックスなど、旧車の売却」が気になる方は、こちらの記事も参考になりますよ。

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ご相談者さまの、その後

この回答のあと、ご相談者さまからお返事をいただきました。

頭の中では、店舗査定でさらっと手放すことが効率的なんだろうな。

と感じながらも、愛着もある車なので、手放すのが惜しい、なるべく高く。

など余計な思考が入っていました。

ピゴスさんのアドバイスで行動できそうです!

近くのお店でいくつか相談してみたいと思います!

この「余計な思考が入っていました」という一言に、私はハッとしました。

それは余計なものではなくて、長く乗ってきた車への愛着そのものだと思うからです。

効率だけで割り切れないから迷うのであって、迷うこと自体は、まったく悪いことではありません。

大事なのは、その気持ちを抱えたまま「なんとなく」で決めてしまわないことだけです。

選択肢を知ったうえで選べば、どちらを選んでも後悔は残りにくくなります😊

旧車の売却で疑問や不安ある場合は、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。

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ABOUT ME
ピゴス
ギリギリ昭和生まれ、2児のパパとして奮闘中…空いた時間に車の情報発信や質問に答えている管理人のピゴスです! クルマ好き歴30年以上、気付けば1級自動車整備士(笑)元、国産自動車のディーラーの営業マンです。 過去に車を整備したり販売させていただいたりする中で、車を移動手段と考えている方にこそ、様々なお悩みがあることに気付きました。そう言った悩みのある方が、知らないがゆえに損してしまうことがないようにこのブログを立ち上げました。少しでもみなさまのお悩みに寄り添った内容を発信できればと考えております。 取り上げて欲しい題材、個別のお悩みなど、コメント欄や「X」などでいつでもメッセージを承っております。お気軽にどうぞ!