同じドラレコなのに型番が違う? ネットで買う前に見てほしい「保証」の話

ドライブレコーダーの記事を書いていると、いちばん多くいただくのが、
「結局、どれを買えばいいですか」
というご質問です。
ただ私は、これまで機種名ではお答えしないようにしてきました。
おすすめは本当に多種多様で、その方の使い方によって変わってしまうからです。
そのうえで、今日は型番を出してみようと思います。
使い方を先に分けておけば、答えはある程度まで絞れると思ったからです。
そしてもうひとつ、調べていて
「これは知らないと損をしそうだな」
ということに気づきました。
同じ中身のドライブレコーダーに、値段も保証期間も違う「別の型番」が用意されている、というお話です。
月に1回のお手入れを忘れてしまいそうな方は、「フォーマット不要」をうたっているモデルを選んでおくと気が楽です。
ユピテルさんには、このタイプが多くあります。
ただ、同じ中身なのに型番が3つも4つもあり、「保証が1年のもの」と「3年のもの」が混ざっています。
メーカーさんの「機能・仕様」のページで保証期間を見ておくと、安くて保証も長いほうを選べることがありますよ😊
そもそも付けるかどうかで迷っている、という方は、先にドラレコは必要?のほうを読んでみてくださいね。
まず、「フォーマット不要」から
ドライブレコーダーは、月に1回ほど録画がきちんと撮れているかを確認して、あわせてフォーマットをしておくのが理想と言われています。
フォーマットというのは、カードの中身をいったん空にする初期化のことですね。
ただ、実際にこれを毎月続けられている方は、ほとんどいらっしゃいません。
忘れてしまうのが普通だと思います。
何もない日ほど、ドライブレコーダーの存在は思い出さないものだからです。
ですので私は、習慣でカバーするより、最初の機種選びでカバーしてしまうほうが現実的だと思っています。
ユピテルさんのカタログでは、この機能を「SDカードメンテナンスフリー」と呼んでいます。
機能比較表のほうでは「SDカードフォーマット不要機能」と書かれていて、独自のファイルシステムによって定期的なフォーマットが不要になる、と説明されています。
ここで、ひとつだけ気をつけていただきたいことがあります。
フォーマットが不要になっても、「SDカードの交換までいらなくなる」わけではありません。
メーカーさん自身が、説明のなかで「SDカードは消耗品です。寿命がありますので定期的な交換をお勧めします」と書かれています。
私が別の記事で「SDカードは寿命3年ほどの消耗品です」とお伝えしてきたことと、同じ話ですね。
ちなみに、名前が似ていて混ざりやすい機能が2つあります。
ひとつは「クラッシュフリー」で、こちらは万が一のときにデータを復旧する機能です。
もうひとつは「SDカードチェック機能」で、カードの入れ忘れや破損を画面と音で知らせてくれるものです。
どちらもありがたい機能ですが、フォーマット不要とは別のものになります。
同じ中身なのに、型番が3つも4つもあります
ここからが、今回いちばんお伝えしたかったことです。
ユピテルさんは、同じ中身のドライブレコーダーを、売り場ごとに違う型番で出されています。
大きく分けると、カー用品店などで扱われる「量販店取扱いモデル」、
決まったお店だけの「指定店専用モデル」、
そしてネット通販向けの「Web限定モデル」の3つです。
公式サイトで見比べてみると、説明文もスペックも一字一句同じ、という組がいくつもありました。
たとえば前後2カメラの「DRY-TW7650d」という機種には、「DRY-TW7650dP」と「Y-115d」という兄弟のような型番があります。
実際、ネット通販では販売店さんが商品名に「DRY-TW7650d 同等品番」と書いて売られていることもありました。
これは、メーカーさんが何か隠しているという話ではありません。
想定している買い方が違うだけなんです。
その違いが、次のお話につながります。

違いは「保証」と「箱」でした
ネット通販向けのモデルは、簡易パッケージで、取扱説明書はダウンロードして読むタイプになっています。
保証書そのものは、きちんと付属していました。
そして、いちばん大きな違いが保証期間です。
先ほどの例でいうと、「DRY-TW7650d」は3年保証、「DRY-TW7650dP」と「Y-115d」は1年保証でした。
中身は同じなのに、保証の長さが変わるんですね。
ただ、ここで「ネット限定モデルは1年なんだ」と覚えてしまうと、少しずれてしまいます。
調べてみると、量販店モデルでも1年のものがありましたし、逆にWeb限定モデルでも3年のものがありました。
つまり保証は、売り場ではなく「機種ごと」に決められているようです。
ですので、気になる型番があったら、その都度ご自身で確かめておくのがいちばん安心だと思います。
保証期間の確かめ方は、30秒ほどです
やり方はかんたんです。
まず、ユピテルさんの公式サイトで、気になっている型番のページを開きます。
次に、ページの上のほうにある「機能・仕様」のタブを開きます。
そして、仕様表を下のほうまでたどっていくと、「製品保証期間」という行があります。
ここに「1年(消耗品は除く)」あるいは「3年(消耗品は除く)」と書かれています。

もうひとつ、お店が独自に付けてくれている保証もあります。
ネット通販では、販売店さんが「プラス1年保証」のように、独自の保証を足して売られていることがあります。
メーカーさんの保証と、お店の保証は別のものとして見ておくと、比べるときに分かりやすいと思いますよ。
意外!保証が長いほうが安いこともあります
ここが、調べていていちばん意外だったところです。
ネット専用のモデルのほうが安いのだろう、と何となく思っていたのですが、実際に並べてみると逆になっていることがありました。
| 中身は同じ | 量販店モデル | Web限定モデル |
|---|---|---|
| 前だけ・夜間に強い | SN-ST2300c 15,370円(保証3年) | WD330S 16,400円(保証1年) |
| 前後2カメラ | DRY-TW7650d 17,790円(保証3年) | DRY-TW7650dP・Y-115d 18,150円(保証1年) |
| 前だけ・シンプル | DRY-ST1250c 13,800〜14,300円ほど(保証1年) | DRY-ST1250P 16,800円ほど(保証1年) |
上の2つは、保証が3年のほうが安く買えました。
いちばん下の組は保証がどちらも1年で同じでしたが、それでも3,000円から5,000円ほどの差がありました。
あくまで私の勝手な考えですが、値段を決めているのは保証の有無ではなく、その型番を扱っているお店の数ではないかと思います。
扱うお店が多いほど、価格の競争が起きますからね。
いずれにしても、同じ中身であれば、保証が長いほうを選ばない理由はないのかなと思います。
私なら、こう選びます
ここからは、フォーマット不要という軸で選ぶなら、というお話です。
ドライブレコーダーは、コムテックさんやユピテルさんのように、信頼できるメーカーさんがいくつもあります。
そのなかで、フォーマットを忘れてしまいそうだからそこを機種でカバーしたい、という方に向けた3つです。
① まずは前だけ、いちばん軽く|DRY-ST1250c
前カメラだけのシンプルなモデルで、1万3千円台から1万4千円ほどで見つかります。
必要な機能はそろっていて、フォーマット不要も入っています。
保証は1年です。
シガーソケットに挿すコードが付いてくるので、届いたその日に映るかどうかを自分で確かめられます。
ユピテル(Yupiteru) DRY-ST1250c カメラドライブレコーダー DRY-ST1250c 【在庫有り】 価格:13799円 |
② 夜の映りが心配なら|SN-ST2300c
①との差は、1,500円ほどです。
その差で、夜間に強いセンサーが入り、保証が3年になり、付属のSDカードも32GBになります。
あくまで私の考えですが、この3つのなかから選ぶなら、私はこれだと思います。
ユピテル|YUPITERU ドライブレコーダー SN-ST2300c [Full HD(200万画素) /一体型] 価格:15370円 |
③ 後ろも撮っておきたいなら|DRY-TW7650d
前後2カメラで、1万7千円台から見つかります。
保証は3年で、リアカメラ用の9メートルのケーブルも付属しています。
ただ、この前後タイプをお考えの方には、次にお伝えする注意点がひとつあります。

「前だけで本当に足りますか」と、よく聞かれます。
ですが私は、前だけというのは我慢ではなく、出発点だと思っているんです。
足りないと感じたときに、後ろを足せばいいだけですからね。
前後を選ぶ方へ、ひとつだけ
前後2カメラの量販店モデルを4機種ほど調べてみたのですが、どれも電源直結コードだけが付属していました。
シガーソケットに挿すコードは入っていないんですね。
これは、取り付けをプロに頼む前提で作られているからだと思います。
ただ、そのぶん届いた箱を開けても、その場で映るかどうかは確かめられません。
前だけのモデルはシガーソケットのコードが付いてくるので、届いた日に確認できます。
少し車の扱いに慣れた方なら、自分でつけることもできます。
これも、私がまずは前だけをおすすめしている理由のひとつです。
駐車録画をお考えなら、先に金額を見てください
とめているあいだも録画しておきたい、というご相談もよくいただきます。
ここに、見落としやすいところがあります。
カタログに「駐車監視 標準装備」と書かれていても、別売のケーブルが必要なことがあるんです。
標準装備というのは、本体がその機能を持っているという意味であって、必要な配線まで箱に入っているという意味ではないんですね。
しかもこのケーブルは、機種ごとに専用のものが決まっています。
値段はどれも6,600円ほどでしたが、型番はそれぞれ違いました。
バッテリーが上がるのが心配な方向けに、専用のバッテリーを積む方法もあります。
こちらは3万円近くしますので、本体より高くなってしまいます。
それと、シガーソケットから電源を取る場合は、駐車録画はできません。
メーカーさんの注意書きにも、駐車記録用のオプションとは同時に使えない、と書かれています。
そもそも駐車録画が自分に必要かどうかは、こちらで詳しくお話ししています👇
これも私の考えですが、ここまでの金額をかけるくらいなら、私は前だけにして、その差額は手元に置いておく、割り切って車両保険で備える方がいいと思っています。
もちろん、付けておくと安心して眠れるという気持ちも、立派な理由だと思いますよ。
いちばん多い「しまった」は、買ったあとに気づくことです
正直なところ、製品そのものの不良というのは、ほとんど見かけません。
実際に困りやすいのは、買ってから気づくことのほうです。
たとえば、車種によって必要な配線や部品が足りなかった。
駐車録画をしっかりやりたかったのに、その機能がない機種だった。
別売のバッテリーが必要なことを知らずに、本体だけ買ってしまった。
こういったことのほうが、ずっと多いんです。
どれも、買う前にひと言聞いておけば防げることばかりです。
ですので、少しでも気になることがあれば、買う前に相談してみてくださいね。
取り付けをお願いする前に聞いておきたいことは、こちらにも書いています。
相談先と、取り付けをどこに頼むか
① いつもの車屋さんがあるなら、そこがいちばんです
お付き合いのある車屋さんがあるなら、まずはそこに聞いてみてください。
お車のこれまでを分かってくれていますし、取り付けたあとも見てもらえます。
ネットで買ったものを付けてもらうことも、選ぶところから全部おまかせすることもできるかもしれません…そういう点で、いちばん融通がきくと思います。
お願いするときは、「ネットで買ったものでも付けてもらえますか」と、先に聞いておくと安心です。
お店によっては、持ち込みでの取り付けをお受けしていないこともあります。
これはお店が冷たいわけではなくて、工賃だけでは採算が合いにくい、慣れない部品は作業失敗のリスクがあるので受け付けていないなど、お店側の事情があるからなんです。
② 自宅まで来てほしいなら、出張整備という選び方も
近くに頼れるお店がない、という方もいらっしゃると思います。
そういう場合は、整備士さんが自宅まで来てくれる出張整備という選択肢があります。
いくつかサービスがありますが、車に特化しているところということで、私はセイビーさんを見てみました。
公式サイトによると、工賃は国産車で前カメラのみが13,200円、前後2カメラで22,000円となっていました。
工賃と消費税が込みで、出張費も、製品の持ち込みも0円だそうです。
先に金額が確定してから来てくれる仕組みなので、あとから追加の請求が出ないところは、私がタイヤ購入でオススメしているタイヤフッドさんの分かりやすさに似ているなと思いました。
当日は鍵の受け渡しだけで、作業のあいだは自分の時間を過ごしていて大丈夫とのことです。
私がいいなと思ったのは、問い合わせに答えてくれるのも整備士さんだというところでした。
買う前の製品の相談にも乗ってもらえるそうなので、さきほどの「買ったあとに気づく」を防ぐ意味では、心強いと思います。
いっぽうで、合わない場合もあります。
立体駐車場では作業ができませんし、作業する場所はご自身で確保する必要があります。
それと、初回は整備士さんを選べません。
ただ2回目以降は、初回に来てくれた方を指名できるそうなので、相性が良ければ続けてお願いすることもできそうですね。
なお、私自身がこのサービスを使ったことはありませんが、知人が何度か活用しており、その評判や使い勝手を聞いたことがあります。
ここに書いたのは、公式サイトや使った知人のレビューから確認できた内容です。
③ 選ぶところからお願いしたいなら、カー用品店です
ここまでネットで買う前提でお話ししてきましたが、それが唯一の正解というわけではありません。
ネットで選ぶのは少し自信がない、どうせなら全部まとめてお願いしたい、という方もいらっしゃると思います。
その場合は、本体もカー用品店で買ってしまうほうが、結局はラクだと思います。
選ぶところから取り付けまでが一度で済みますし、売り場で実物を見ながら相談できますからね。
取り付け費用の相場は、こちらにまとめています👇
総額で見ると、こうなります
本体だけでなく、取り付けまで含めるといくらになるのかを並べてみました。
| 選び方 | 本体 | 取り付け | 合計 |
|---|---|---|---|
| ① 前だけ・いちばん軽く | 13,799円 | 13,200円 | 約27,000円 |
| ② 前だけ・夜間(保証3年) | 15,370円 | 13,200円 | 約28,600円 |
| ③ 前後2カメラ(保証3年) | 17,790円 | 22,000円 | 約39,800円 |
| ③+駐車録画(車のバッテリーから) | 17,790円 | 22,000円+6,600円 | 約46,400円 |
| ③+駐車録画(専用バッテリー) | 17,790円 | 22,000円+29,700円 | 約69,500円 |

以前、ドライブレコーダーは3〜5年で替える消耗品で、一度替えるたびに3〜5万円ほど見ておくと安心です、とお伝えしたことがあります。
こうして並べてみると、本当にそのくらいでした。
まとめ
フォーマット不要という機能は、忘れてしまう自分を前提にした選び方だと思っています。
毎月きちんとお手入れをするのは、思っているよりむずかしいですからね。
そのうえで、型番と保証を見比べておくと、同じ中身で安くて保証も長いほうを選べることがあります。
ただ、いちばん大事なのは、ご自身が何を心配しているのかだと思います。
そこがはっきりすると、必要な機能も、なくていい機能も、自然と見えてきますよ。
そもそも付けるかどうかで迷っている、という方は、こちらもあわせて読んでみてくださいね👇
機能やSDカードの選び方をもっと詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ👇
なお、この記事の価格や保証は2026年8月時点で調べたものです。
どちらも変わっていくものですので、最後は商品ページとメーカーさんの公式サイトでお確かめくださいね。
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