たまにしか運転しない家族の自動車保険|1日保険で賢く節約する方法

自動車保険の更新通知が届くたびに、「今の保険料、少し高い気がする」と感じること、ありますよね。
🤔「同居の子供が数年に一度運転するので、運転者の範囲を広めにしているけど…」
🤔「でも、万が一のときに保険が使えないのは怖いし、どうすればいいんだろう」
たまにしか運転しない家族のために、一年中その分の保険料を払い続けるのは、なんだか損している気がしてしまいますよね。
今回は、たまにしか運転しない同居のご家族がいる場合の、自動車保険の賢い見直し方を、元1級整備士の目線で解説していきます。
まず大前提として、必要な補償が付いていて保険料もそれなりに安いなら、無理に変える必要はありません。
他社に乗り換えても、差はわずかということも多いんです。
そのうえで、もし同居のご家族の運転を「その日だけ」に切り分けられるなら、有効な合わせ技があります。
ふだんの契約は「本人・配偶者限定」などに絞って保険料を下げ、その方が運転する日だけ「1日自動車保険」に入ってもらう方法です。
どれくらい安くなるかは、今どれだけ運転者の範囲を広げているか次第(特に若い方を含めているほど効果は大きい)。
この記事で、その考え方を一緒に見ていきましょう。
保険の見直しを何から始めればいいか迷う方は、まずこちらの見直しガイドが入り口になります。
きっかけは、読者の方からのご相談
まずは、今回いただいたご相談です(内容は編集して掲載しています)。
🔶 状況:
まもなく自動車保険の更新。
車はホンダの軽自動車(N-BOX)で、内容を継続していいか迷っている
🔶 現在の補償:
運転者の年齢条件を広げている(同居の息子さんが、数年に一度だけ運転するため)。
対人対物無制限・人身傷害3,000万など基本補償あり。
息子さんのバイク用にファミリーバイク特約も付帯
🔶 保険料:
昨年はイーデザイン損保で約30,000円
🔶 ご質問:
保険料を見直して、減らせる部分はある?
ご質問ありがとうございます。
まず正直にお伝えすると、この補償内容で年間約30,000円という保険料は、現状でも十分に良い契約をされていると思います。
他社に乗り換えても安くなるのはわずかで、手間を考えると割に合わないこともあります。
ただ、ご相談のケースには、もう一段だけ工夫できるポイントが隠れています。
すでに良い契約なので、無理に変えなくても大丈夫ですよ
そのうえで「もっと工夫できないか」と考えるその姿勢、損しないカーライフの第一歩です
ひとつ、面白い合わせ技があるので一緒に見てみましょう
ふだんは「絞る」、その日だけ「1日保険」がなぜ賢いのか
保険料は、契約期間中に事故を起こすリスクの高さで決まります。
運転者の範囲を広げたり、若い年齢の方を含めたりすると、「運転する人が増える=事故のリスクが上がる」と判断され、保険料は高くなります。
数年に一度というごく稀な運転のために、365日ずっと割高な保険料を払い続けるのは、少しもったいないかもしれません。
🔶 「1日保険」は、リスクが発生するその日だけかける
一方で1日自動車保険は、「リスクが発生する、その日だけ」保険をかけるという考え方です。
ご家族が運転する日だけ、1日およそ800〜1,000円ほどでその日のリスクをカバーできます。
そのぶん、ふだんのメイン契約は「本人・配偶者限定」など、リスクの低い安い保険料のまま維持できます。
必要なときに、必要なぶんだけ。
これが、無駄のない保険の形なんですね。
具体的な2ステップ
🔸 Step1:ふだんの保険の「運転者範囲」を絞る
更新のタイミングで、今ご加入の保険会社(または一括見積もりで見つけた、より条件の良い会社)に連絡し、運転者の範囲を「本人・配偶者限定」や「30歳以上限定」などに変更して、見積もりを取り直しましょう。
どれくらい下がるかはケースによりますが、若い方を運転者に含めていたなら、年間で数千円〜1万円以上安くなることもあります。
ご自身の免許がゴールドなら、ゴールド免許割引も忘れずに適用してもらいましょう。
保険の見直しを何から始めるか迷う方や、会社選びのコツはこちらにまとめています。
🔸 Step2:運転するその日に、本人が「1日保険」に入る
1日保険とは、運転する本人が、スマートフォンやコンビニの端末から24時間単位で加入できる、手軽な自動車保険です。
- どこで入れる?:東京海上日動の「ちょいのり保険」や三井住友海上の「1DAY保険」など大手損保が提供。コンビニの端末や各社のサイトから、運転する直前でも申し込めます。
- 費用は?:プランにもよりますが、1日あたり800〜1,000円ほどから。
- 補償は?:安くても、対人・対物無制限はもちろん、同乗者への補償や、借りた車の修理を補う車両補償まで選べるプランがほとんど。安心して運転を任せられます。
この2ステップで、「ふだんの保険料は安く、でも家族が運転する日も万全の備え」という理想的な状態を作れます。
🔍 「広げたまま」と「絞る+1日保険」を比べると
| 項目 | 運転者を広げたまま | 限定を絞る+1日保険 |
| 年間の保険料 | 割高になりがち | 安く抑えられる |
| たまに運転する人 | いつでも運転OK | 運転する日だけ1日保険(約800〜1,000円) |
| 手間 | なし | 運転する日に加入する一手間 |
| 向いている人 | 家族が頻繁に運転する | 運転が数年に一度など、ごく稀 |
※金額はあくまで目安です。年齢・等級・補償内容・プランによって変わります。実際の金額は見積もりでご確認ください。
📊 参考費用・数字の目安
この記事のテーマに関連する、参考費用や数字をまとめました。
- 任意保険料の相場は年間3万〜10万円程度で、年齢・等級・車種によって大きく変わります。運転者の範囲や年齢条件も、保険料を左右する大きな要素です。
- 1日自動車保険は、1日あたり約800〜1,000円から。年に数回の運転なら、年間契約で運転者を広げ続けるより割安になることがあります。
- ゴールド免許割引は、会社によって数%〜1割ほど保険料が下がる目安です。
※上記はあくまで一般的な目安です。車種・年式・地域・補償内容によって金額は変わりますので、必ず見積もりを取って確認しましょう。
まとめ:固定観念を捨てると、もっと柔軟な選択肢が見える
最後に、今日のポイントを整理します。
- すでに必要な補償があって保険料もそれなりに安いなら、無理に変えなくてOK。
- ただし「家族が乗るから運転者を広げるしかない」という固定観念は、一度リセットしてみる価値あり。
- ふだんは「本人・配偶者限定」などに絞って保険料を下げる。
- たまに運転する家族には、その日だけ「1日保険」(コンビニやネットでOK)に入ってもらう。
- どれくらい得かは、今どれだけ運転者を広げているか次第。まずは見積もりで確かめよう。
「家族が運転するなら広げるしかない」という思い込みを外すと、選択肢がぐっと広がります
すでに良い契約なら焦らず、更新のタイミングで一度、この合わせ技を見積もってみてください
その効果を見て、続けるか変えるかを決めれば大丈夫ですよ
故障時の代車をカバーするレンタカー特約など、他の補償の見直しはこちらもどうぞ。
車のこと全体をゼロから整理したい方は、車の教科書ページもどうぞ。
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