著者:ピゴス - 元1級整備士×元ディーラー営業マン(整備12,000台/販売500台/年300件相談対応)

新しい車を買ったタイミングや、保険の更新が近づいたとき——。

「ディーラーの保険から、ネット保険に替えたら安くなるらしい。でも、どう断ればいい?どこがいいの?」と迷いますよね。

とくに、面と向かってお店に「ネットにします」と言うのは、少し気まずい気もします。

ピゴス
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私は元ディーラー営業なので、お店側の気持ちも、お客様側の気持ちも分かります

じつは、断るのに気まずさは要りません

その理由と、損しない選び方を、いっしょに見ていきましょうね🐧

この記事では、元ディーラー営業の視点で、①断り方、②どこの保険を選ぶか、③乗り換えで気をつける点、④車両保険は必要か——を、順番にお話しします。

✅ 結論からお伝えします

自動車保険をディーラーからネット保険に乗り換えるのは、まったく問題ありません。

ディーラーには「ネット保険にします」と正直に伝えれば大丈夫で、気まずく感じる必要はありません。

どこの保険がいいかは「何を重視するか」(値段・補償・バランス)で変わります。

人によって最適な会社は違うので、自分の条件で一括見積もりをして比べるのが、いちばん確実です。

ネット保険にするときは、レンタカー特約やロードサービスの範囲など、こまかい補償の違いもチェック。

そのうえで、今の補償内容と揃えて比べれば、損しにくくなります。

実際に、私のもとにはこんなご相談が届きました。

自動車保険について質問させてください。

スズキのディーラーでソリオの新車を一括購入し、納車は7月の予定です。

今乗っている車も同じディーラーで購入し、今はそこの保険に加入しています(保険も扱っているディーラーです)。

妻と2人暮らしで、9月に子どもが生まれるので買い替えました。

質問は、①ディーラーが勧める保険の断り方、②どこの保険がおすすめか(ネットで調べるとアフィリエイトが多くて…)、③実際に加入して気になった点、です。

私の考えとしては、保険は万が一のときに人生が破綻しないためのものなので、新車ですが車両保険は不要だと思っています。

新車のご契約と、お子さんのご誕生。

おめでとうございます。

ひとつずつ、お答えしていきますね。

① 断り方:じつは、気まずくなりません

まず、いちばん気になる「断り方」から。

元ディーラー営業として正直にお伝えすると、今どきのお店は、価格ではネット保険に分があることを、よく分かっています。

なので、深追いして食い下がってくることは、ほとんどありません。

伝え方も、シンプルで大丈夫です。

「今回はネット保険にしようと思っています」——これで十分です。

もし見積もりを勧められたら、「見積もりを見て、こちらにします」と一言添えれば、角も立ちません。

それでも念のため、という方に、営業側の裏側を一つ。

もし食い下がられたら、ディーラーが出した補償内容と同じ条件でネットの見積もりを取り、その金額を見せてみてください。

たいていは、それで「たしかに安いですね」と引き下がります。

念のため補足すると、ディーラーの保険が悪いわけではありません。

対面で相談できる安心感や、手続きをまるごとお任せできる価値は、ちゃんとあります。

そのうえで「自分は値段を優先する」という選択なので、堂々と、気持ちよく乗り換えて大丈夫ですよ。

② どこの保険がいい? 「何を重視するか」で決まる

次に、「どこの保険がおすすめか」

じつは、ここに「万人にとっての正解」はありません。

保険選びは、「何を重視するか」で答えが変わるからです。

  • 値段重視:とにかく保険料を抑えたい
  • 補償重視:手厚いサポートや事故対応を大切にしたい
  • バランス重視:値段と安心の、ちょうどいいところを取りたい

たとえば、毎日は使わない・長距離も予定していない、という使い方なら、値段重視で選んでよいと思います。

ご相談者さんが「ネットで調べるとアフィリエイトが多くて…」と書かれていましたが、その感覚は、とても正しいです。

じつは、保険料は年齢・等級(無事故を続けるほど上がって保険料が安くなる割引ランク)・車種・使い方で大きく変わるので、「みんなにおすすめの1社」は存在しません。

ある人に最安の会社が、別の人には割高、ということが普通に起こります。

だからこそ、特定の1社を鵜呑みにするより、自分の条件で見積もって比べるのが、いちばん確実で、後悔しにくい方法なんです。

そもそも保険料が何で決まるのか(年齢・等級・車種など)を先に知っておくと、見積もりの結果も読み解きやすくなります。

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③ 乗り換えの手順と、ネット保険で気をつける点

では、実際の進め方です。

私がおすすめしているのは、この順番です。

  1. 一括見積もりで、価格の安い数社をざっくり絞る
  2. 絞った会社の公式ホームページから、正確な条件で本格的な見積もりを取る
  3. 今の補償内容と揃えて、同じ補償でいくら安くなるかを比べる

ポイントは、必ず「今と同じ補償内容」で比べること。

安さだけで見て、必要な補償がごっそり抜けていた…では、本末転倒ですからね。

タイミングは、いまの保険の満期の少し前(今回なら納車に合わせて)から動き始めると、あわてずに済みます。

実際の見積もりの取り方(申し込みの前に知っておきたい注意点も)は、こちらで画像付きで解説しています。

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ご質問③:ネット保険で「気になった点」

3つ目のご質問、「実際に加入して気になった点」について。

ネット保険は保険料が安い一方で、こまかい部分で代理店型と差が出ることがあります。

とくにチェックしてほしいのが、「レンタカー特約」と「ロードサービスの範囲」です。

たとえば、事故や故障で車が使えないときの代車(レンタカー)費用を補償する特約が、ネット保険では付けられない会社もあります。

また、ロードサービスでレッカーしてくれる距離も、会社によって差があります。

毎日車が必要な方や、遠出が多い方は、このあたりも見比べておくと安心です。

この「レンタカー特約」がなぜ大事なのかは、こちらでくわしくお話ししています。

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④ 車両保険は必要? 新車のうちは、一度だけ考えて

最後に、ご相談者さんの「新車だけど車両保険は不要」という考えについて。

結論から言うと、その考え方は、とても筋が通っています。

「万が一のときに人生が破綻しないため」が保険の本質、というのは、まさにその通りです。

そのうえで、元営業として一つだけ、材料をお渡しします。

車両保険は、事故や災害で自分の車が壊れたときに、修理代や買い直しのお金が出る保険です。

新車のソリオは、いまがいちばん価値が高い時期。

もし全損(修理できない、または修理代が車の価値を超えるほどの大きな損害)になったとき、そのお金を貯金からポンと出して、もう一度買い直せそうか——ここだけ、一度考えてみてください。

「貯金で立て直せる」「もし失っても割り切れる」なら、外して問題ありません。

「さすがに新車を失うのは痛い」と感じるなら、価値が下がるまでの数年だけ付けておく、という折衷案もあります。

お子さんが生まれるこのタイミング、ご夫婦で一度だけ話してみると、納得して決められると思います。

迷ったときは、保険会社やプロに直接相談してみるのも、遠回りのようで確実です。

車両保険を「付ける・外す」の判断材料は、こちらにくわしくまとめています。

【必要?いらない?】車両保険、金額より先に知っておくべき大事な特徴を解説車両保険の必要性と特徴について掘り下げています。車両保険が車の修理費用を補償する主な機能に加え、相手の支払い能力がない場合の保護や、事故発生時のスムーズな対応など、メリットを説明。また、保険料が高額になる点や、一般補償と限定補償の違い、免責金額の設定といった加入検討の重要なポイントも解説。...

🔍 自動車保険のタイプ比較

項目ダイレクト型(ネット)代理店型(ディーラー等)
保険料割安(年3〜7万円)やや高め(年5〜10万円)
相談電話・ネット対面で丁寧
手続きネットで自分で担当者にお任せ
事故対応コールセンター担当者が対応

※保険料は年齢・等級・車種・補償内容によって大きく変わります。上記はあくまで一般的な目安です。

📊 参考費用の目安

この記事に関わる費用の目安をまとめました。

  • 任意保険料の相場は年3〜10万円ほどで、年齢・等級・車種・補償内容で大きく変わります。ネット型は代理店型より割安な傾向があります。
  • 車両保険を付けると、年2〜8万円ほどが上乗せされるのが一般的です。免責金額(自己負担額)を高めに設定すると、保険料を抑えられます。
  • 一括見積もりで複数社を比べると、同じ補償でも年間で数千円〜数万円の差が出ることが珍しくありません。

※上記はあくまで一般的な目安です。年齢・等級・車種・地域・補償内容によって金額は異なりますので、必ず見積もりを取って確認しましょう。

💡 自動車保険は、年に1回の見直しが大切 複数社の保険料を、まとめて比較できます。

ディーラーからネット保険への乗り換えは、気まずさも、むずかしさも、思っているほどありません。

ピゴス
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大切なのは、安さだけでなく「自分の使い方に合っているか」で選ぶこと

ご家族が増えるこれからのカーライフ、無理なく・無駄なく守っていきましょうね🐧

自動車保険の乗り換えで疑問や不安ある場合は、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。

このブログ「ぺんぎんカーライフ」では、保険や維持費との向き合い方をまとめて整理できる「教科書ページ」もご用意しています👇

【はじめに】損しないカーライフの歩き方|6つの章でわかる車の教科書車の維持費・選び方・買い方・保険・売却までを6つの章で整理した入門まとめ。元1級整備士×元ディーラー営業のピゴスが、20以上の記事で損しないカーライフへの歩き方を案内します。困った時に戻れる入口ページです。...
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ギリギリ昭和生まれ、2児のパパとして奮闘中…空いた時間に車の情報発信や質問に答えている管理人のピゴスです! クルマ好き歴30年以上、気付けば1級自動車整備士(笑)元、国産自動車のディーラーの営業マンです。 過去に車を整備したり販売させていただいたりする中で、車を移動手段と考えている方にこそ、様々なお悩みがあることに気付きました。そう言った悩みのある方が、知らないがゆえに損してしまうことがないようにこのブログを立ち上げました。少しでもみなさまのお悩みに寄り添った内容を発信できればと考えております。 取り上げて欲しい題材、個別のお悩みなど、コメント欄や「X」などでいつでもメッセージを承っております。お気軽にどうぞ!