車検中に勝手に修理された!慰謝料・補償を請求できる?解決策

👨「信頼して車検をお願いしたのに、戻ってきた愛車に身に覚えのない傷がついていた…」
👨「お店は謝ってくれたけれど、その後の対応にどうしても納得がいかない…」
もし、こんな事態に陥ってしまったら、冷静でいるのは難しいですよね。
大切にしている愛車なら、なおさらです。
でも、ここで感情的になってしまうと、かえって損をしてしまうこともあります。
この記事では、万が一のときに泣き寝入りせず、きちんと対処するための具体的な方法を、整備の現場にいた私の経験も交えてお伝えします。
読む時間がないな、という方は、記事の概要を動画でも解説しています👇
預けた車を、お店のミスで傷つけられてしまった——。
そんなときの対処は、次の3つが基本です。
①まずは冷静に、現状の証拠を「写真やメモ」でしっかり記録する。
②勝手な修理はさせず、「信頼できる別の工場」でやり直す(費用は原因を作った業者に請求)。
③高額な慰謝料は現実的に難しいけれど、「弁護士費用特約」が交渉の切り札になることもあります。
実際にあった、悲しいご相談
まずは、読者の方からいただいたご相談を共有させてください。
決して、他人事ではないはずです。
🔶 預けた先
車検(ディーラーに委託する点検あり)で、1週間ほど入庫。
🔶 起きたこと
受け取り時に「移動中に擦ってしまった」と謝罪。
連絡がないまま、勝手に板金塗装がされていた。
🔶 仕上がり
塗装まわりに磨き傷が残り、元の傷も消えきっていない。
ボンネットやドアには新たな線傷まで。
🔶 お店の対応
指摘すると、謝罪もなく「磨いてみます」と勝手に作業。
窓口は新人さんで平謝りだが、会社への不信感が拭えない。
🔶 お気持ち
初めての輸入車で、とても大切にしていたので、精神的なショックも大きい。
🔶 ご質問
修理費用の負担はもちろん、慰謝料などは請求できる?
読んでいるだけで、胸が締めつけられます
大切にしている愛車ほど、この辛さは痛いほど分かります😢
でも大丈夫、ここから、やるべきことを一つずつ整理していきましょうね
まず、業者の対応の「問題点」を整理しよう
今回のケース、なぜここまで不信感を抱いてしまったのか。
それは、業者さんの対応に、いくつかの問題が重なっていたからです。
- 報告・相談なしに、勝手に修理したこと。傷つけた事実を正直に話したのは良いのですが、どう直すかをお客様に相談せず作業を進めたのが、最大の問題です。
- その修理が、不完全だったこと。急いで作業した結果、磨き傷が残るなど、お世辞にもプロの仕事とは言えない仕上がりでした。
- 誠意が感じられない対応だったこと。新たな傷の指摘に、謝罪もなく作業を始める——これでは、不信感が増すばかりです。
もし同じ状況になったら、まずは感情的にならず、この問題点を冷静に相手へ伝えることが大切です。
泣き寝入りしないための、具体的な3ステップ
では、実際にトラブルへ巻き込まれたとき、取るべき行動を3つのステップで解説します。
🔸 その①:現状の証拠を、あらゆる角度から記録する
まず何よりも先に、これ以上、車に触らせないこと。そして、現状の証拠を写真や動画で記録してください。
- 傷をつけられた箇所のアップ写真
- 修理が不完全な箇所のアップ写真
- 車全体の写真(傷の位置関係がわかるように)
- 担当者とのやり取りのメモ(日時・担当者名・会話内容など)
可能なら相手方にも立ち会ってもらい、「この傷のことで話し合っている」という認識を共有しながら記録できるとベストです。
これは、後々の「言った・言わない」のトラブルを防ぐために、とても重要です👍
🔸 その②:修理のやり直しと費用負担を、書面で約束する
次に、今後の対応について話し合います。
ポイントは、「この不完全な修理では納得できないので、信頼できる別の工場で直したい。その費用は、全額そちらで負担してほしい」という意思を、はっきり伝えることです。
そして、口約束で終わらせず、合意した内容は必ず書面に残してもらいましょう。
一筆もらっておくだけで、後のトラブルがぐっと減ります。
🔸 その③:「慰謝料」の現実と、交渉の切り札
「大切な愛車を傷つけられた精神的な苦痛に、慰謝料は請求できないの?」
そう思うのが、自然な気持ちですよね。
ここで、整備の現場を見てきた立場から、正直にお伝えします。
板金塗装は、どんなに腕の良いプロが手をかけても、100%元どおりにするのは、じつは難しいものです。
外部からの被害で、ディーラーでの板金・コーティングの再施工・代車費用まで含めて数十万円かかり、それでも仕上がりのツヤが完全には元に戻らなかった…というケースも、実際にあります。
そして残念ながら、こうした作業ミスのケースで、修理費用とは別に高額な慰謝料を受け取るのは、現実的にはかなり難しいのが実情です。
多くの場合は、菓子折りなどの「お詫びの品」で収まることがほとんどなんですね。
そこで知っておくと心強いのが、自動車保険に付いていることがある「弁護士費用特約」です。
これは交通事故だけでなく、今回のような「車のトラブル」で弁護士に相談する費用を、保険会社が負担してくれるというもの。
もし交渉がこじれたら、個人で戦うのではなく、「弁護士特約を使って、専門家に相談することも考えています」と伝えるだけで、相手の対応が軟らかくなることもあります。
まずは、ご自身の自動車保険の契約内容を、一度確認してみてくださいね😊
まとめ:悔しい経験を、次のご縁のきっかけに
最後に、大事なポイントをもう一度おさらいします。
- まずは冷静に。現状の証拠を、写真やメモで徹底的に記録する。
- 勝手な修理はさせず、「別の信頼できる工場で直し、費用は全額負担してもらう」ことを書面で約束させる。
- 高額な慰謝料は難しいが、「弁護士費用特約」が交渉の切り札になることも。
そして何より大切なのは、不信感を抱いた業者とは縁を切り、あなたが心から信頼できる新しいパートナー(整備工場やディーラー)を見つけることです。
愛車が再びキレイな姿に戻ることが、きっと一番の心の癒やしになるはずです。
悔しい気持ちは、当然のものです
でも、どうか負けないでくださいね
この経験が、あなたの愛車を本当に大切にしてくれる、新しいパートナーと出会うきっかけになりますように🐧
信頼できる「かかりつけの車屋さん」の見つけ方・付き合い方は、こちらでくわしくお話ししています。
「弁護士費用特約」やもらい事故の初動など、車のトラブル対応はこちらも参考にどうぞ。
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車のこと全般を、はじめから整理したい方は、こちらの「車の教科書」ページもどうぞ。











