元整備士が断言!車検の「安心コース」は不要?7年目シエンタで最適プランを解説

こんにちは!ピゴスです!
こちらの記事は、私が過去に「車の質問」をいただいた経験をベースに編集して、紹介しております
ご質問は、本当にありがたいです!私も回答をする中で、新たな気付きをいただけます
ご質問者様に役立つ情報というだけでなく、ブログを読んでくださっている方にも、ヒントになればと考えて、回答しております
ぜひ、何かのご縁でこのブログをのぞいてくださったみなさまにも、「損しないカーライフのヒント」を見つけていただけたら嬉しいです
一人でも車で損しない方が、世の中に増えていただけますように!
それでは、車が好きな人も、そうでない人も、素敵なカーライフにしていきましょう!!
このブログのトップページの検索窓からキーワードを入れていただくと、みなさんと同じような悩みを持った方の相談を見つけられるかもしれません
キーワードを入れてぜひ探してみてください

【車検の見積もり】その「安心コース」、本当に必要?7年目5万kmシエンタ、元整備士が選ぶ最適プラン
こんにちは、ピゴスです🐧!
私はこれまでガソリンスタンドやディーラーなどで働きながら、整備士や営業マンとして多くの車とお客様に関わってきました。
このブログでは、そんな私の経験から得た「損しないカーライフ」のためのノウハウを、私のフィルターを通して発信しております。
さて、今回のテーマは、車に乗り続ける限り必ずやってくる一大イベント、「車検のコース選び」についてです。
先日、まさにその見積もりを前に悩んでいる読者の方から、こんなご相談をいただきました。
「7年目、5万kmのシエンタに乗っています。乗りつぶす予定です。」
「いつもの整備工場から車検の案内が来たのですが、3つのコースがあります。」
「ベーシック(約7.5万円)、スタンダード(約9.5万円)、プレミアム(約10万円)…。」
「必要以上の費用は抑えたいのですが、どれを選ぶのが賢いでしょうか?」
「乗りつぶすなら、しっかり整備した方がいいのかな?」
「でも、一番安いコースだと何か手抜きされないか不安…」
と、ついつい真ん中の「スタンダードコース」を選びたくなってしまいますよね。
しかし、そこで立ち止まって考えたご相談者様、素晴らしいです!その「思考停止で真ん中を選ぶ」のが、一番もったいないかもしれません。
ではさっそく、結論からまいりましょう!
結論から申し上げますと…
お車の状態(7年目、5万km、年間走行6,000km程度)であれば、迷わず「ベーシックコース」が正解です!
「え、一番安いやつで本当に大丈夫?」と思いますよね。
今回はその理由を、スタンダードとプレミアムの追加項目を1つずつチェックしながら、じっくり解説していきますね😊
〜その前にちょっと補足〜
この記事は、ご相談者様のシエンタの状態を想定した上でのアドバイスです。「私の場合はどうなの?」と不安になった方は、いつでもこの記事のコメント欄にご相談ください。あなたの状況に合わせて一緒に考えます!
◇「車のあれこれ、他にも学べる記事はないの?」という方はこちらがオススメです
このブログ「ぺんぎんカーライフ」では、損しないカーライフを送るための記事を書いております。
こちらからそれらの記事をまとめたページに飛べますので、良かったらご覧いただけましたら嬉しいです。
〜では、本題です〜
✅ なぜ「ベーシックコース」だけで十分なのか?
まずは、ご提案された3つのコースを整理してみましょう。
- ●ベーシック(約7.5万円)
- 24か月法定点検+車検手続き(=車検を通すための必須項目)
- ●スタンダード(約9.5万円)
- ベーシック + (①アライメント、②DTCスキャン、③撥水洗車)
- ●プレミアム(約10万円)
- スタンダード + (④エンジン内部洗浄、⑤ホイールバランス、⑥カフェチケット)
つまり、スタンダードを選ぶと2万円、プレミアムを選ぶと2.5万円の追加費用がかかるわけですね。
では、この追加項目が本当に必要なのか、1つずつ見ていきましょう!
✅ スタンダードコース(+2万円)の項目を斬る!
① 4輪アライメント調整
これは、タイヤの取り付け角度を適正にする作業です。
【ピゴスの見解】→ ほぼ不要です
年間走行5,000〜6,000km程度で、5万km走行のお車なら、縁石に強くぶつけたなどの記憶がなければ、大きなズレは考えにくいです。もし「ハンドルをまっすぐ持っているのに車が斜めに進む」といった自覚症状があるなら別ですが、それは法定点検の時点で整備士に相談すればOKです。
② DTCフルスキャン
車のコンピューターに異常記録(エラーコード)がないか診断する作業です。
【ピゴスの見解】→ 法定点検に含まれています
現在、車検時の法定点検には「OBD点検」というコンピューター診断が義務として含まれています。そのため、わざわざ追加料金を払って「フルスキャン」をしてもらう必要性は非常に低いです。
また、そのフルスキャンした情報から、今後のメンテナンスやアドバイスをしっかりとできる整備士さんがそこの工場にいるかどうかも分かりません
③ 撥水コーティング洗車
車をピカピカにして水を弾くようにする洗車です。
【ピゴスの見解】→ もったいないです
もちろん車はキレイになりますが、これだけで数千円〜1万円近い価値が上乗せされていると考えると、割高です。ご自身で洗車するか、ガソリンスタンドの洗車機を使った方が安く済みます。
✅ プレミアムコース(+2.5万円)の項目をさらに斬る!
スタンダードの項目に加えて、以下の内容が含まれます。
④ オイルプロ(エンジン内部洗浄)
専用の機械でエンジンの中の汚れをキレイにする作業です。
【ピゴスの見解】→ まず不要です
走行5万km程度で、オイル交換を定期的に(半年に1回、または5,000kmに1回など)しっかり行っていれば、エンジン内部が洗浄が必要なほど汚れているとは考えにくいです。
⑤ ホイールバランス4本調整
タイヤがスムーズに回転するように、おもりを付けてバランスを取る作業です。
【ピゴスの見解】→ タイヤ交換時に行う作業です
これは基本的に**「タイヤを新しく交換した時」に必ず行う作業**です。最近タイヤ交換をしていない、または「走行中にハンドルがブルブル震える」といった症状がなければ、今やる必要はありません。
⑥ カフェチケット3,000円分
これはもう、整備とは関係ないですね(笑) もちろん、カフェによく行く方なら嬉しいですが、そのために高いコースを選ぶのは本末転倒です。
✅ まとめ:「乗りつぶす」なら「過剰整備」は不要!
いかがでしたでしょうか?
こうして一つ一つの項目を見ていくと、スタンダードやプレミアムに含まれる内容は、
- 現時点では不要な可能性が高いもの(アライメント、エンジン洗浄など)
- 法定点検と内容が重複しているもの(DTCスキャン)
- 整備とは関係ない、または割高なサービス(洗車、カフェチケット)
がほとんどであることが分かります。
「乗りつぶす」と決めているからこそ、「車検を通すための必須整備」と「今後も安全に乗るための予防整備(例:ブレーキパッド交換など)」にお金をかけることが先決です。
コース料金に含まれるような「おまかせパック」は、安心を買っているようで、実は「不要なサービス」にお金を払っている「過剰整備」になってしまう危険性があります。
「ベーシックコース」で車検を依頼し、法定点検の結果、本当に交換が必要な部品(オイル、タイヤ、ブレーキパッド、ゴム部品など)が出てきたら、その都度、整備士さんと相談して追加する。
これが、7年目のシエンタにとって最も賢く、損しない車検の受け方です!
車検やメンテナンスの費用をどう考えるか、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
この記事が「役に立ったな」と感じていただけたら、ぜひブックマークやご感想をいただけると励みになります!
もちろん、この記事に関するご質問もコメント欄にて承っておりますので、お気軽にどうぞ。
それでは、損しないカーライフをお過ごいください! ピゴス🐧
おわりに
ご質問に共感していただける部分があったり、回答にお役に立てるセンテンスなどがあったり、しましたでしょうか?
このブログ「ぺんぎんカーライフ」では、質問の回答だけでなく、損しないカーライフを送るための記事を書いております
こちらからそれらの記事をまとめたページに飛べますので、良かったらご覧いただけましたら嬉しいです
それでは、損しないカーライフをお過ごしください












