その修理、保証で直るかもしれません|お金を払う前にかける電話は2本

連休の初日に、車の窓が閉まらなくなった。
雨が降りそうなので、とりあえずビニールを貼った。
近くのお店に電話したら、うちではやっていない、と断られた。
ディーラーは連休でお休み。
😭「どこに頼めばいいのか、分からない」
実際に、こういうご相談をいただいたことがあります。
このとき、次にどこへ電話するか。
じつは、ここで修理代が変わることがあるんです。
今日は、車が急に不調になったときの「連絡する順番」のお話をします。
🍀この記事を読むメリットは3つ!
✅本来タダで直るはずの修理に、実費を払ってしまう順番が分かる
✅慌てているときでも、そのまま読める電話の一言が手に入る
✅保証を「使えなくしてしまう」こちら側の落とし穴が分かる
修理を頼む前に、まず2本だけ電話をしてみてください。
①車を買ったお店 ②その車のメーカーのディーラー、この順番です。
買ったお店がディーラーなら、この2つは同じお店です。
電話は1回で済みます。
保証が残っていれば、無料で直ることがあります。
ただ、保証を使えるお店は決まっています。
使えないお店に先に持ち込むと、本来タダで直るはずのものに、実費を払うことになりかねません。
でも、慌てなくて大丈夫ですよ。
条件はひとつだけで、車検証を手元に置いて、電話をかける。
それだけです。
まず、いちばん大事なことをお伝えします
車の調子が悪くなったとき、多くの方は「どこで直そう」から考えられます。
とても自然なことだと思います。
ただ、その前に確かめてほしいことが、ひとつだけあるんです。
それは、「保証が使えるかもしれない」ということです。
ここは、はっきりお伝えします。
保証の使えないお店に先に持ち込むと、本来タダで直るはずのものに、実費を払うことになりかねません。
これは、本当にもったいないです。
念のため、先にお伝えしておきますね。
カー用品店さんも、車検専門店さんも、街の整備工場さんも、きちんと直してくださいます。
決して悪いわけではありません。
ただ「今回に限っては、順番がある」、というだけのお話です。
保証が残っていたのに、有料で直されていた車を、何台も見てきました
ここで、現場のお話を少しだけさせてください。
私はこれまでに、保証が残っているのに、その保証を使わないまま有料で整備されている車を、何台も見てきました。
しかも、そのなかには保証の引き継ぎ(保証継承)の手続きまで、きちんと済んでいた車もあったんです。
手続きは済んでいたのに、保証で直せるお店に来られていないので、そのまま有料で直っていた——ということですね。
「認定中古車で買っていたら、損をしなかったのに」と思ってしまう場面も、何度もありました。
だからこそ、お伝えしたいことは2つだけです。
✅保証で直せるものがある、ということを知っておく
✅よく分からなければ、最初から保証で直せるところで整備する
この2つだけで、防げます。
「保証、使えたのに」は、あとから気づくことがほとんどなんです
気づいたときには、もうお支払いが済んでいるんですよね🐧
でも、慌てなくて大丈夫です
ここまで読むと、急かされているように感じてしまうかもしれません。
そうではないんです。
私はよく「慌てなくて大丈夫ですよ」とお伝えしています。
今回も、そうです。
窓が閉まらない、エアコンの効きが悪い、装備がひとつ動かない。
こういうときは、数日待っても、たいていは大丈夫です。
そして、その数日のあいだに、行き先がはっきりします。
数日待つだけで修理費がかからなくなるかもしれないのなら、待つ価値は十分にあると私は思います。
ただし、走ることに関わる異常だけは別です。
赤い警告灯が点いている、走っていて音や振動がおかしい、ブレーキやハンドルに違和感がある。
このときは、待たないでください。
無理に走らせず、安全な場所に停めて、ロードサービスに連絡してくださいね。
その「慌てなくて大丈夫」には、条件がひとつあります
条件は、たったひとつです。
車検証を手元に置いて、電話をかける。
これだけです。
伝え方が分からなくても、大丈夫ですよ。
必要なことは、向こうから聞いてくれます。
実際のところは、こんな感じです。
✅そのお店で買ったことがある、整備で入れたことがある——という場合は、お名前や、車のナンバーの下4桁で、お店のほうが調べてくれます
✅はじめてのお店なら、車検証の初度登録年月や車台番号を答えられるようにしておくと、話が早いです
✅もっとも、聞かれるとは限りません
つまり、身構えなくて大丈夫なんです。
車検証さえ手元にあれば、あとは向こうが進めてくれますよ。
連絡する順番は、この3つです

なぜ順番が生まれるのかというと、保証には「どこで使えるか」がセットで決まっているからです。
メーカーの保証は、そのメーカーのディーラーで。
お店独自の保証は、そのお店で。
つまり保証の種類ごとに、使える窓口が決まっているんですね。
だから、こういう順番になります。
①車を買ったお店(いちばん最初)
新車でも中古車でも、まずはここです。
お店独自の保証が付いていることがあります。
そのまま読める一言を置いておきますね。
「◯年◯月にそちらで買った◯◯ですが、△△の調子が悪いです。保証は使えますか」
②その車のメーカーのディーラー
買ったお店で保証が使えなかったときは、次にここです。
メーカーの保証が残っているかどうかを、確認してもらえます。
「◯年式の◯◯ですが、△△が動きません。修理の見積もりと、もし使えれば保証が使えるかの確認をお願いします」
これで伝わります。
③いつものかかりつけ(保証が使えないと分かってから)
①も②もダメだった、と分かってから、いつものお店です。
順番が最後なのは、お店の良し悪しではありません。
保証を使えるのが、そこではないから——ただ、それだけの理由です。
買ったお店がディーラーだったら、電話は1回で済みます
ここまで①②とお伝えしてきましたが、ひとつ抜け道があります。
買ったお店がディーラーだった場合は、①と②が同じお店になります。
つまり、電話は1回で済むんです。
しかも認定中古車で買われていれば、メーカーの保証を引き継ぐ手続き(保証継承)も、買ったときにセットで済んでいます。
保証が残っているかどうかを、その1本の電話で全部確認してもらえる、ということですね。
もうひとつ、うれしいことがあります。
販売店の保証も、全国のそのメーカーのお店で受けられるように作られていることが多いんです。
たとえばトヨタの認定中古車に付く保証は、全国約4,500ヶ所のトヨタ販売店で保証修理が受けられると案内されています。
ホンダの中古車の保証にも、引っ越しても、旅先でも、全国のお店で同じサービスを受けられるという説明があります。
※トヨタ公式サイト「ロングラン保証」/ホンダ公式サイト「購入後もHondaが保証する安心」より(2026年9月に確認)。条件は変わることがありますので、お店でご確認ください
急なトラブルは、いつも自宅の近くで起きるとは限りませんからね。
じつは、これが私が認定中古車をおすすめしている理由のひとつでもあります。
車そのものの品質だけではなく、困ったときの窓口が1つにまとまっている——ここが、地味なようでいて大きいところなんです。
認定中古車をおすすめしている理由は、こちらでまとめてお話ししています👇
なぜ、この順番なのか
ここからは、少し仕組みのお話をさせてください。
保証には、大きく2種類あります。
✅メーカーの保証(新車に付いてくるもの)
✅販売店の保証(中古車を買ったときに付いてくるもの・有料で足す延長保証も含みます)
この2つは、数え始める日が違います。
ここを知っておくと、自分の車にどちらが残っているのかが見当をつけられるようになりますよ。
メーカーの保証は「買った日」ではなく「新車登録日」から数えます
新車には、メーカーの保証が付いています。
おおまかに、2種類あると思ってください。
✅一般保証=新車登録から3年、または6万km(早いほう)
✅特別保証=エンジンや安全に関わる大事な部品で、5年、または10万km(早いほう)
※トヨタ公式サイト「アフターサービス|保証」より(2026年9月に確認)。期間も対象部品もメーカー・車種によって変わりますので、お手元のメンテナンスノートや保証書でご確認ください
大事なのは、この年数が「買った日」ではなく「新車登録日」から数えられるところです。
たとえば3年落ちの車を買われたなら、一般保証のほうはもう終わりかけ。
でも特別保証のほうは、まだ2年ほど残っている計算になります。
それから、もうひとつ。
何でも直るわけではありません。
タイヤ、バッテリー、オイル類、それに使って減っていく部品は、保証の対象から外れています。
ここは、あらかじめ知っておいていただけたらと思います。
中古で買っていても、メーカーの保証が生きていることがあります
ここが、いちばんもったいないところです。
中古車を買うと、名義が変わります。
そして名義が変わった時点で、メーカーの保証はいったん切れます。
残りの期間を復活させるには、販売店で保証の引き継ぎ(保証継承)という手続きが必要になります。
認定中古車で買った場合は、この手続きが必ずセットで行われます。
それ以外のお店で買った場合は、されていることも、されていないこともあります。
つまり——中古で買ったから保証は関係ない、とは限らないんです。
ですので、私はいつもこうお伝えしています。
「聞くだけならタダですし、もし通れば大きいですからね」
手続きの中身や条件は、こちらで詳しくお話ししています👇
ひとつ、正直にお伝えしておきますね。
保証の引き継ぎは、メーカーによって呼び方も、手続きの流れも違います。
私が調べたかぎりでは、公式サイトに手続きの案内をきちんと載せているメーカーもあれば、見当たらないメーカーもありました。
ですので、ご自分の車のメーカーの販売店に聞いてしまうのが、いちばん早いです。
※2026年9月にトヨタ・ホンダの公式サイトを確認した時点での状況です。案内の有無も内容も変わることがあります
販売店の保証は「納車(名義変更)の日」から数えることが多いです
ここまでは、メーカーの保証のお話でした。
中古車には、もう1種類あります。
認定中古車に付いてくる保証、お店独自の中古車保証、それに有料で足す延長保証。
これらをまとめて「販売店の保証」と呼ぶことにしますね。
そして、ここがいちばん大事なところです。
販売店の保証は、新車登録日ではなく「納車(名義変更)の日」から数えることが多いんです。
メーカーの保証とは、数え始める日が違うということですね。
これが何を意味するか、というと——。
「新車登録が5年前の車だから、もう保証は何も残っていない」とは限らない、ということです。
むしろ、買われてから日が浅いのであれば、販売店の保証のほうが生きている可能性が高いんです。
たとえばトヨタの認定中古車に付く保証は、ご納車日から1年間・走行距離無制限と案内されています。
10年落ちの車を買われたとしても、納車から1年以内なら対象になる、ということですね。
※トヨタ公式サイト よくあるご質問「ロングラン保証(ロングラン保証α)の保証期間と対象部位を教えて。」より(2026年9月に確認)。延長のオプションもあります
ただし、期間は一律ではありません。
ホンダの中古車保証では、車両本体価格が40万円未満のお車は3ヶ月、という区分が案内されています。
年式によって短くなることもあります。
つまり「何を基準に短くなるか」も、メーカーや販売会社によって違うんですね。
※ホンダ公式サイト「購入後もHondaが保証する安心」より(2026年9月に確認)。条件は変わることがありますので、必ずお店でご確認ください
だからこそ、ご自分の保証書を見るのがいちばん早いです。
そこに、いつから、いつまで、どこまでが対象かが書いてあります。
そして——ここが今日いちばんお伝えしたいことなのですが。
メーカーの保証でも、販売店の保証でも、故障したときに「まず買ったお店に電話する」という順番は同じです。
新車で買われた方も、中古で買われた方も、やることは変わりません。
どちらの保証が残っているのかは、買ったお店がいちばんよく知っているからです。
それでもダメだったら、そこで初めてお金の話です
両方とも保証が使えないと分かったら、そこからが有料のお話です。
まずはディーラーで、修理の見積もりを出してもらうのが無難だと思います。
最安ではありませんが、適正な価格で、きちんと直してくれます。
餅は餅屋、ですね。
そのうえで、ディーラーと街の整備工場のどちらに頼むかは、こちらで分解しています👇
待っているあいだに、やっておくこと
数日待つと決めたら、そのあいだにやっておきたいことがあります。
窓が閉まらないという今回のケースの場合です↓
✅車内に貴重品を置かない
✅できれば屋根のある場所や、目の届く場所に停める
✅雨の日の運転は、いつもより控えめに
そして、どうしても足が必要なときは、格安レンタカーという手があります。
数日から数週間しのぐには、じゅうぶん心強いですよ。
逆に、走ることに関わる異常で待てないときは、予約なしで緊急来店をするという方法も1つです。
基本は電話予約が必要なのですが、電話だと上手いこと言われて断られやすいという現状もあります。
そこで、多少、無理をさせてしまうかもしれませんが、飛び込んで見てもらえないか直接交渉するという方法です。
少しでも気持ちよく引き受けてもらうための頼み方は、こちらにまとめました👇
じつは、保証を「使えなくしてしまう」ことがあります
ここからは、少し先のお話です。
でも、知っておくと得をすると思うので、書かせてください。
保証には、「保証できません」と言われてしまうことがあります。
車が悪いのではなく、故障の原因がほかにあると判断されたときです。
あっちこっちで整備をしない
同じ車を、あちらのお店、こちらのお店、と分けて整備していると、何かあったときに「どこの作業が関係しているのか」が分からなくなります。
そして、故障の原因が車の不具合ではなく、外から加わったものだと判断されると、保証の対象から外れてしまうことがあります。
これは、お店が意地悪をしているわけではありません。
保証は「その車が持っていた不具合」を直すものなので、そういう線引きになっている、ということなのです。
ご自分で手を入れるのは、少しだけ慎重に
車に自分で手を入れるのは、楽しいものですよね。
私も、その気持ちはよく分かります。
ただ、作業する箇所によっては、責任がご自分に跳ね返ってくることがあります。
配線に手を入れる、部品を追加する、純正ではないものを取り付ける——このあたりは、保証との相性が難しい部分です。
やめたほうがいい、という話ではありませんよ。
楽しむのは自由です。
ただ、保証がある期間だけは「どこをいじるか」を少し意識しておくと、損がないと思います。
迷ったら、買ったお店に相談するところから
いちばん確実なのは、これです。
保証がある期間は、まず買ったお店に相談するところから始める。
そこを起点にしておくと、あとで話がこじれません。
「1ヶ所にまとめる」は、やめなくて大丈夫です
ここまで読んで、こう思われた方がいるかもしれません。
「整備は1ヶ所にまとめたほうがいい、と言っていたのでは?」
はい、そのとおりです。
そして、その考えは今も変わっていません。
保証のある期間だけは、保証を使えるのがそのお店なので、そこだけは使い分け——ということなんです。
1ヶ所にまとめることを、やめる話ではありません。
期間限定の回り道です。
保証が切れたら、また1ヶ所に戻ってきてくださいね。
もちろん、最初から保証が使えるお店でまとめている方も多いでしょうけれども。
それに——お気づきかもしれませんが、ひとつ前でお話しした「あっちこっちで整備をしない」は、「1ヶ所にまとめる」とまったく同じことを言っています。
保証があってもなくても、整備は散らさないほうがいい。
その理由が、ひとつ増えただけなんですね。
かかりつけの見つけ方から、関係の育て方までは、こちらでぜんぶお話ししています👇
逆に言えば、保証のある期間は「初期不良が出ないか」を見る期間です
ここまで、保証を「守り」のお話として書いてきました。
最後に、見方をひっくり返してみますね。
逆に言えば、保証のある期間は「初期不良が出ないか」を見る期間でもあるんです。
ですので、保証があるうちは、気になったことを遠慮なく相談してしまって大丈夫です。
「これくらいで行くのは申し訳ないかな」と我慢しているうちに期間が過ぎてしまうほうが、もったいないです。
もうひとつ、現場で効く一言をお伝えしておきますね。
点検や整備でディーラーに出すときに、こう一声かけてみてください。
「もし保証でいける所があったら、教えてください」
整備士さんは、もともと見る目を持っています。
そのうえで、この一言があると意識がそちらに向いて、精度がさらに上がるんです。
新車から数年のあいだは、オイルシールなどの初期不良で、ブレーキフルードやエンジンオイル、ダンパー類に「にじみ」が出ることが稀にあります。
こういうものは、こちらの目では分かりません。
だからこそ、プロの目を借りるんですね。

ひとつだけ、注意しておきたいことがあります。
さきほどお伝えしたとおり、中古車の保証は思ったより期間が短いことがあるんです。
メーカーや販売会社によっては、年式の古いお車で3ヶ月・3,000km程度になることもあります。
私が実際に見てきたなかにも、そういう条件のものがありました。
ですので、買うときに「保証はどこまで、何ヶ月あるのか」を書面で確認しておくと安心です。
そしてもうひとつ。
10年以上経った車に保証が付いていなくても、気にしすぎなくて大丈夫ですよ。
本来なら、新車で買っていても保証がない年式ですからね。
なくて当たり前、というスタンスで乗って、何も問題ありません。
長く乗るときに何が壊れやすいのかは、こちらにまとめてあります👇
【実話】保証は使えませんでした。それでも、待って正解でした
正直なお話をします。
ここまで「保証を確かめてから」と書いてきましたが、確かめた結果、使えないこともあります。
冒頭でお話しした、連休に窓が閉まらなくなったご相談です。
後ろの窓が閉まらなくなった方から、いただいたご相談でした(2026年)。
3年ほど前の年式の軽自動車で、その前の年に中古で買われたお車です。
近くのお店に電話したら、うちではできないと言われ、ディーラーは連休でお休み。
どこに頼めばいいか分からない、というご相談でした。
私がお伝えしたのは、この記事に書いたことと同じです。
まず買ったお店、次にメーカーのディーラー。
連休が明けるまで、数日待ってみませんか、と。
連休明け、その方はディーラーへ行かれました。
そして、保証の結果はこうでした。
❌買われたときに、販売店の保証を付けていなかった → 対象外
❌買われたときに、保証の引き継ぎの手続きがされていなかった → 対象外
両方とも、使えなかったんです。
ところが。
数日のあいだに、窓が動くようになっていたそうです。
それでも念のため、症状を伝えて点検してもらわれました。
ディーラーの回答は、こうだったそうです。
「いまは正常に動いているので、どこが悪いのかは分かりません。全部外して調べると大がかりになりますし、かえって不具合が出ることもあるので、今回は様子を見てはどうでしょうか」
私は、この回答を読んで、誠実な対応だなと思いました。
原因が分からないときに、根拠を持って「今は様子を見ましょう」と言い、決めるのはお客様だと任せてくれた。
ここだと思います。
結果として、修理も、お支払いも必要ありませんでした。
そのうえ、次に同じことが起きたときの相談先も、経緯を知ってくれている状態になりました。
その方が最後に書いてくださった言葉が、この記事のすべてだと思っています。
「ディーラーが開く連休明けまで待って、大正解でした」
保証は、使えませんでした。
それでも、順番は正しかったんです。
確かめてから、払う
この順番だけで、払わずに済むことがあるんですよね🐧
次に中古車を買うときは、ここだけ思い出してください
最後に、少し先のお話をさせてください。
保証の引き継ぎ(保証継承)は、納車の前に販売店がディーラーへ持ち込んで行うこともできますし、納車のあとにご自分で持ち込んで行うこともできます。
ただ、どちらにしても、ひと手間なんです。
販売店さんは忙しいなかで動いておられるので、その手間はコストでもあります。
ここは、責める話ではないと思っています。
そのうえで、私はこう思います。
少なくとも「納車後に保証継承というものがありますよ」と、お客様にお伝えすることはできるのではないか、と。
手続きがされていない車で入庫される方がいらっしゃったとき、お客様ご自身が手続きをされなかったのか、お店が何も伝えていなかったのかは、私には分かりません。
ただ、もし仕組みも、大切さも、やり方も伝えていないのだとしたら——それはお客様ファーストではないのかな、と感じます。
これは、これからお付き合いする相手を選ぶときの、ひとつの材料になると思います。
もちろん、あくまで私の考え方です。
中古車を買われるときに「保証継承の手続きは、してもらえますか」と、一言聞いてみる。
それだけで、ずいぶん変わりますよ。
それから、もうひとつ。
中古車を買うときに、有料の保証をすすめられることがあります。
これは私の考え方になりますが——有料の保証にお金を払う前に、まず新車保証の引き継ぎができないかを確かめるほうが先だと思っています。
車検が2年ほど残っているような、比較的新しいお車なら、引き継ぎだけで保証が付けられることがありますからね。
有料の保証そのものを否定しているわけではありません。
ただ「引き継ぎができるかを確かめてから、有料の保証を考える」——この順番のほうが、損が少ないと思うんです。
有料の保証やメンテナンスパックに入るかどうかの判断軸は、こちらでお話ししています👇
まとめ
✅車の調子が悪くなったら、修理を頼む前に2本だけ電話を。①車を買ったお店 ②その車のメーカーのディーラー
✅保証の使えないお店に先に持ち込むと、本来タダで直るはずのものに、実費を払うことになりかねません
✅でも、慌てなくて大丈夫。条件はひとつだけで、車検証を手元に置いて電話すること
✅買ったお店がディーラーなら、電話は1回。認定中古車なら保証の引き継ぎも済んでいて、全国のお店で受けられます
✅メーカーの保証は「買った日」ではなく「新車登録日」から。中古で買っていても、引き継ぎの手続きがされていれば残っていることがあります
✅販売店の保証(認定中古車・お店の中古車保証・延長保証)は「納車(名義変更)の日」から数えることが多いので、新車登録が古くても残っていることがあります
✅保証がある期間は、整備を散らさない・手を入れすぎない。原因が外にあると判断されると、保証が使えなくなることがあります
✅1ヶ所にまとめるのは、やめなくて大丈夫。期間限定の回り道なので、保証が切れたら戻ってくればいいんです
✅逆に言えば、保証のある期間は「初期不良が出ないか」を見る期間でもあります
車の不調は、たいてい急にやってきます。
そういうときほど、先に電話するのはどこかが分かっているだけで、ずいぶん気持ちがラクになると思うんです。
保証は、使えるときも、使えないときもあります。
それでも「確かめてから払う」という順番だけは、いつでも同じです。
その順番が、これからのカーライフを少しだけ豊かにしてくれたら、うれしいです。
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