こんにちは、ピゴスです!
突然ですが、私は知識を付けないで車を買うことの「恐ろしさ」を身をもって経験した者です
これまでガソリンスタンド、中古車販売店、国産ディーラー、輸入車ディーラーで勤務してきました
その中で、時には整備士として車を修理し、時には営業マンとして車を販売し、自動車保険を募集するという経験を積み重ねてきました
しかし、肩書だけはたくさんある私ですが…
実は、安易に車を買ってしまって、痛い目を見てきたことが何度もあるんです
そして、仕事を通して、たくさんの「お客様の浪費」を見てきた経験もあります
この記事はそんな「知識なしで車を買うことの恐ろしさ」を回避するために、私の経験と知識を総動員で、書かせていただいております
読んでいただくことで、知識が付き、長く続くカーライフで何万円、何十万円…時には何百万円と損しなくて済みます
このブログを通して、せっかくご縁をいただいた方には、本気で「私と同じような大変な思い」をさせてくありません
「車のことで、損しない人を1人でも減らしたい!」をモットーに活動している私のノウハウ
少々長くなりますが、お付き合いいただけましたら、嬉しいです
今回のテーマは「車の購入の予算の立て方」を3つのパートで紹介していきます
①車の購入の予算の立て方の大切さ
②実際の予算の立て方
③把握できた予算から、いざ車選びへ
※今はちょっと忙しい、あとで見返したいという方はブックマークしていただけると励みになります
それでは、車が好きな人も、そうでない人も、素敵なカーライフにしていきましょう!!
①車の購入の予算の立て方の大切さ
車は「金食い虫」と「時間食い虫」です
持たなくて済むなら、持たない方がお金を減らさないためには確かに有利です
しかし、どうしても必要な方はたくさんいらっしゃると思います
でも、「まず、安心してください」
車を持っていも裕福な方は、いくらでもいらっしゃいます!
車が必要だからと、他の人と比べて、お金ばっかり掛かるとを気を落としてしまうことはありません
今まで知らなかった「本当に大切なこと」を学べばきっと、お金が減りにくいカーライフが送れるはずです
そのためにも「家計の負担にならない車購入の予算の立て方」は一番大切です!!
掘り出し物の良い中古車を買おうが、メンテナンス費用を削減しようが、現金一括で買おうが、これを疎かにしてしまっては、ほとんど意味がありません
怠ることで、予算オーバーの車を買ってしまったり、せっかく予算があるのに安物買いの銭失いのような車を買ってしまっては、元も子もないのです
そこで、後述しますが、ピゴス式の「車購入とカーライフの予算の立て方」の計算方法をお伝えします
まずはそれを実践していただき、予算が把握できた上で、車選びへと進んでいただければ幸いです
車選びの前には下記の記事をご覧くださいませ
みなさまが安心安全で損しないカーライフをお過ごしいただく、お力になれる点があれば、嬉しい限りです
②実際の車購入の予算の立て方
お金を減らさないカーライフのためには、車は貯蓄の範囲内で、購入できれば良いというものではありません
もちろん、月々のローンで支払いができれば、OKという話にもなりません
まず大事なのは、「購入資金」と「購入後に掛かるであろう維持費」をすべて洗い出すことです
最初に「10年間分ぐらいの維持費」と「購入資金」を合わせてみて、それを月々の費用になるように120ヶ月で割り算します
その出てきた費用が、「カーライフに掛かる月々のコスト」です
この方法で把握できた予算が家計全体で見て、大きな負担にならなければ、バッチリです
まずは下の画像を紹介致します
これは私が作成した車を購入するための予算を把握するための「車購入の予算計算表」です
ちょっと細々して見えづらいと思いますので、拡大してご覧になりたい方、ご活用していただける方は下記のスプレッドシートのコピーをダウンロードしてください
このスプレッドシートを元に、ご自身の現状のお車で作っていただいたり、新しいお車で試算していただくと、イメージが段々と出来上がってきます
では「予算計算表」の使い方をお伝えします
※難しい計算式などはいりません
※数字を打ち換えていただくだけで、使うことができます
※最終的には、購入する車を10年間保有するために、月々必要な予算が算出されます
それでは、購入の予算を立てましょう(家計管理と連携して、カーライフに月平均どれだけお金をかけられるかを把握しましょう)
最初に10年間乗ることを目標として維持費を考えてみることにします(誰でも再現性高く80点以上のカーライフを送るためには長く乗ることが大切です!!)
今回は例として、1300㏄のコンパクトカー(ホンダのフィットのガソリンモデル)の中古車を200万円で購入することを想定して計算します
※多めの予算設定にしておりますので、分からない所はそのまま使ってください
※駐車場代など、必要ないものは消してください
※数字を入力する(消す)シートは「10年間の費用」の所だけです
※10年間の費用は電卓を叩いて、ご自身の掛かる費用を計算して入力してください
※こちらの「記事」をご覧いただきますと、より詳しく維持費(今回とは数値は違います)の考え方について、学べます
注釈ばかりで申し訳ございませんが、割と簡単なはずです
①定期的にお金が掛かる費用を入力していきます
・任意保険料
ネット保険、車両保険なしを高めに想定
年間保険料は条件に寄りますが、ここは多めに見積もって、年間5万円、10年で50万円にしております
実際の金額が分かる方は、金額を直してください
・自動車税
フィットの場合、年間30,500円、10年で305,000円
各々の排気量による金額の違いは下の画像を参照してください
軽自動車は一律10,800円です
年数が経つと増税されることがありますが、微々たる差なので、予算を立てる際は気にしなくても大丈夫です
・定期点検整備費用(6ヶ月点検、12ヶ月点検、交換部品代抜き)
ディーラーでしっかり受けたとして、10年で約16万円
ここはイメージしづらいと思いますので、そのまま使っていただいて構いません
・車検費用(点検整備費用+自賠責保険料+重量税+印紙代、交換部品代抜き)
ディーラーでしっかり受けたとして、10年で4回分、約40万円です
ここも車検代のイメージがしづらければ、そのまま使っていただいて構いません
点検や車検に、交換部品代が抜きなのは、下記でメンテナンス費用として計上するからです
②不定期にお金が掛かる費用
・燃料代(ガソリン代など)
レギュラーガソリン150円換算、年間1万km走行を想定し、1,150,000円
燃費や走行距離から算出できる方は計算してください
よく分からない方は、例えば年間5000㎞走るなら半分にしてください
・メンテナンス費用(消耗品交換)
夏冬タイヤ計4回、バッテリー2回、定期的に必要な消耗部品など、370,000円を想定
冬タイヤが必要なければ10万円ぐらい少なくしても大丈夫です
・洗車代
月1回、洗車機(700円)で洗車の場合、10年で84,000円
③人によって、お金が掛かる場合がある費用
・駐車場代
毎月10000円を想定、10年で120万円
必要のない方は入力を消してください
金額が違う方は、変更してください
・不慮の事故や予想外の故障で掛かる修理費用
事故→バンパー交換、ドアの修理、飛び石によるガラス交換など
故障→エアコンの故障、発電機の故障、ナビの故障、ゴム部品やベアリングの交換などなど
300,000円を想定して予算に組み込みます
新車に近い車を購入した場合は20万円ぐらいでもOKです
もちろん、運が良ければこちらの費用は掛かりませんが、想定しておくことは大事です
・修理期間のレンタカー代
事故期間中や緊急修理のレンタカー代、10年で5万円(10日間分~15日分ぐらい)
緊急時に「車がなし」でも何とかなる方は、入力しなくてもOKですが、そういった方は車なし生活を目指しましょう!!笑
ちなみに、保険でレンタカー特約を付けると10年で5万円~10万円ぐらいかかります
借りれる期間は30日ほどになります
基本的には緊急時も貯蓄で備えられるように心掛けましょう
お疲れさまでした!!以上になります
③把握できた予算から、いざ車選びへ
車の購入予算、把握できましたでしょうか?
慣れない車の話だとちょっととっつきにくいかもしれませんね
もし購入検討している車が、同じサイズ感で「ちょっと作る暇がない!」という方は、駐車場代の有無や金額だけ調整して「このままマネしちゃいましょう!」
それだけでも、何となくの予算で購入してしまうよりはだいぶマシです
※このままマネしたいという場合、軽自動車は0.8倍、コンパクトミニバンは1.1倍(ハイブリッドは1.0倍)、ミニバンやSUVは1.2倍(ハイブリッドは1.1倍)すると、多少リアリティのある数値になります
マネしていただいても良いように、支出は多めに設定しております(この予算表よりも明らかに多くなる方は、ちゃんと多めに調整してください)
ということ私が算出したフィットの中古車では、10年間の維持費の合計金額は何と4,519,000円!!
維持費だけですよ⁉個人的にもちょっとびっくりです
すると月々に落とし込むと、4,519,000円÷10年÷12ヶ月・・・月々37,685円になります
駐車場がない方や走行距離が少ない方はもう少しお安いですね
これが1台分ですから、2台あったりなんてしたらお金が貯まりづらい訳ですよね…
しかし!!
これで終わりではありません
ここで「車の購入費用」を足して、さらに月々の金額に落とし込まなければなりません
例えば、中古車フィットが200万円だったとすると、月々16667円になります(もちろん、お金を減らさないカーライフの基本は一括購入です)
維持費と購入費用を合わせると、月々54,325円になります
もちろん、売却する車があれば、もう少し車を安く買えたり、故障が少なければ、もう少し実際の支出は少なくなったりするかもしれません
その一方、万が一ですが事故などで予想外に早く乗り換えるなんてこともあるかもしれませんからね…そういったことも考慮して、多めに「予算計算表」では見積もっています
これができていれば、「200万円のフィット」は予算の範囲内の車ということになります
そして、お金を減らしにくいカーライフへと繋がるでしょう
「何事も予算の範囲内が大事!!」
では、もし予算に収まらなかったら…どうしましょうか??
・車両価格を抑えたり、維持費の安い軽自動車にする
・車以外の家計の支出を削って、家計全体で予算に収まるようにする
・もっと稼いで、何とかする
・やっぱり車をやめる
ということになります
購入費用はやろうと思えば、簡単に抑えることができます
そのためには、最初に考えるのは車の無駄や贅沢を減らすことで、価格を抑えるです
カッコいい要素、年一回あるかないかのために大きい車、パワーがないと嫌、運転支援の充実、電動のパワースライドドアなどなど…
もちろん、予算の範囲内なら文句はありませんし、楽しむことや快適に過ごすことも車の大切な要素です
しかし、予算オーバーならそのあたりから見直す必要があります
ただし、購入費用を抑えるために過度に「走行距離が多い車」や「年式の古い車」にすることは、オススメしておりません
特に維持費に関しては程度の悪い車になればなるほど、予想するのが難しくなり、どちらかと言えば高くなる傾向で、ギャンブル要素が高くなり失敗すれば50点のカーライフになりかねません
私の損しないカーライフのための考え方としては、「程度の良い車」に長く乗っていただくことが大切とお伝えしています
修理や購入や売却の回数を減らし、業者さんに抜かれてしまう手数料をできるだけ少なく、かつ判断の回数を減らして脳のリソースを空けるというスタンスをオススメしています
また、10年と言わず、大切に15年乗ることができれば購入費用の方はより抑えられる計算になります
そのためにも、本末転倒な結果に繋がりかねないので、「くたびれた車」の購入はオススメしておりません
つまり、お金が減りにくい安心安全の80点カーライフをするためには、家計を把握し、無駄を省いていくことが第一歩であり、大切になります
無駄な保険、不要なサブスクはないか?外食が多すぎはしないか?などなど、私からみなさんに細かい指摘は不要ですが、何かあるかもしれません
「車の購入費用と維持費」が予算の範囲内に収まらない方は、もう一度、家計を見直して、総合的に予算の範囲内になるように頑張ってみましょう
ちゃんと安心して乗れる車に乗るために頑張ることで、長い目で見て、お金の心配とは無縁なカーライフになると考えております
ぜひ、あなたにとってピッタリな車を選んでください
まとめ
今回のテーマは「車の購入の予算の立て方」を3つのパートで紹介してきました
①車の購入の予算の立て方の大切さ
②実際の予算の立て方
③把握できた予算から、いざ車選びへ
今回の記事、一度で覚えきることは大変かもしれません
ぜひブックマークして、また車を購入するときなどに見返していただけたら嬉しいです
また、「今回参考になったよ!」という方は、他の記事も読んでいただけますと幸いです
ブログ内の記事検索に気になるキーワードを入れると、参考になる車の情報がでてくるかもしれません
より良いカーライフと、お金の心配が少しでも減る生活に一歩でも近づけるお力になれるように、一緒に頑張らせてください
さらに、下記から、それらに参考になるの記事をまとめたページに飛べますので、良かったらご覧いただけましたら嬉しいです
それでは、損しないカーライフをお過ごしください ピゴス