有料色の3.3万円は、元が取れます それでもこの方は、グレーを選びました

新車選びの楽しみのひとつ、ボディカラー選び。
カタログを眺めながら「どの色にしようかな」と考える時間は、ワクワクしますよね。
でも、いざ見積もりを取ってみると…😳「あれ?この色だけ追加料金がかかるの!?」
🤔「白や黒は高く売れるって聞くけど、わざわざ追加料金を払ってまで選ぶ価値ってあるのかな…?」
結論からお伝えすると、3.3万円は回収できる可能性が十分にあります。
ただ、この記事のご相談者さまは——最後にグレーを選ばれました。
その理由が、私にはとても納得のいくものでした。
2倍速で時短でもOK!ちょっと読む時間がないなって方は概要をYouTubeで解説しています↓
白・黒・パールホワイトが「リセールで有利」なのは事実で、5年ほど乗るなら有料色の3.3万円は回収できる可能性も十分あります。
ですから「同じくらい気に入っているなら、白でもいい」——それが私の答えです。
ただし「リセールはあくまでオマケ」です。
数年後の価値を正確に読むのはプロでも難しく、色だけで決めるものではありません。
最後は「毎日見て、乗って、満足できる好きな色」を選ぶのが、いちばん損しない選び方です。
実際、この記事のご相談者さまが選ばれたのも、白ではありませんでした。
きっかけは読者の方からのご質問
まずは、今回いただいた具体的なご相談内容です(内容を編集して掲載しています)。
トヨタ車を検討しています。
「プラチナホワイトパールマイカ」という色が気に入っているのですが、この色だけが33,000円の追加料金がかかります。
「白と黒はリセールが良い」という噂は聞いていたので、この白にしようかと考えていますが、リセールのためにプラスの金額を払う価値があるのか迷っています。
黒もリセールが良いと聞きますが、今が黒なのでもう嫌で。
好みで言うと、このパールホワイトか、追加料金のないダークグレーで迷っています。
5年くらい乗って売るかもしれないのですが、実際に白(パールホワイト)だと高く売れるものなのでしょうか? ちなみにグレーは人気がないのでしょうか?
「好み」と「追加料金」と「将来のリセール」の狭間で揺れる、多くの方が経験する悩みですね。
33,000円は、決して安い金額ではありません。
この投資に意味はあるのか、一つずつ見ていきましょう。
Q1. まず確認!「白と黒はリセールが良い」は本当?
これは、本当です。
長年の日本の中古車市場のデータを見ると、ボディカラーの中では「白(特にパールホワイト系)」と「黒」が、安定して人気が高く、他の色に比べて中古車価格(=リセールバリュー)が高くなる傾向にあります。
流行り廃りがあまりなく、万人受けしやすい、というのが大きな理由ですね。
Q2. なぜ「パールホワイト」だけ有料なの?
「同じ白なのに、なんでパールだけ高いの?」と思いますよね。
当時、私はこうお答えしました。
パールホワイトは塗装工程が特殊…簡単に言うとクリア層が厚く艶があるそうなので、その分、高いのです。
「そうなので」と書いたのは、私も塗装の専門ではないからです。
そのうえで、一般に言われているのはこのあたりです。
- キラキラ光る粒子(マイカ=雲母)などを混ぜた塗料を使う
- 色を塗った上に、艶を出すためのクリア層を厚く、何層も重ね塗りする
- → 塗装工程が多く、手間とコストがかかる(と言われています)
だから、メーカーオプションとして追加料金(オプションカラー代)が設定されているんです。
その分、クリア層が厚く、深みのある艶や、光の当たり方で微妙に色味が変わる美しい輝きが得られます。
Q3. 3.3万円追加してパールホワイトを選ぶ価値はある?【リセール編】
ここが一番の核心ですね。
5年後に売るかもしれない場合、最初に支払う33,000円の追加料金は、リセールバリューで回収できるのでしょうか。
私の見解としては、「回収できる可能性は十分にあり、むしろプラスになることもある」と考えています。
- 人気の差は、価格差になります: 5年後の査定で、同じ車種・年式・走行距離・状態の車が2台あったとき、片方がパールホワイト、もう片方が比較的マイナーな色なら、パールホワイトのほうが高く査定される傾向があります
- 3.3万円は回収圏内: 特に人気のトヨタ車なら、5年落ち程度ならまだまだ中古車市場での需要は高いです。パールホワイトはカラーとしても「ハズレ」がないので、最初の33,000円の差額は十分に吸収でき、プラスになることも十分あり得ます
ただ、当時ご相談者さまにお伝えしたのは、もっと短い言葉でした。
カラーとしてもハズレはないので、5年で乗り替えるならリセールで33,000円以上の違いも出てくる可能性は十分にありますね。
ダークグレーと白が同じぐらい気に入っているのであれば、白でも良いと思います。
読み返すと、私は「白にしなさい」とは言っていません。
条件は「同じぐらい気に入っているのであれば」です。
どちらかが少しでも好きなら、そちらでいいと思っています。
あくまで私の感覚ですが、3.3万円は「迷いを断ち切るための情報」であって、色を決める理由にはならないと思うのです。
Q4. パールホワイトの意外なメリット【実用編】
リセールバリュー以外にも、パールホワイトにはちょっとした実用的なメリットがあります。
- 夏の車内温度: 黒や濃色系に比べると、真夏の炎天下での車内温度の上昇が、ほんの少しだけ緩やかになります(劇的な差ではありませんが…笑)
- 洗車キズの目立ちにくさ: 黒い車は洗車キズ(拭きキズ)が非常に目立ちやすいですが、パールホワイトは比較的キズが目立ちにくく、綺麗に見えやすいです。洗車が少し楽に感じられるかもしれません
この2つは、当時こうお伝えしたものです。
夏の車内の暑さも、ほんの少しだけ暑くなりにくくなりますよ(笑)
黒から比べたら、白は洗車するにも拭き傷が目立たなくて、気持ち良いです!
私はパールホワイト選びがちですね。
正直、リセールの話よりも、こちらのほうが毎日に効きます。
洗車キズが気になるなら、ふだんの洗い方も仕上がりを左右します。
手洗いと洗車機、どちらがいいか迷う方は、こちらが参考になります。
Q5. ダークグレーのリセールはどうなの?
「じゃあ、ダークグレーはリセールが悪いの?」というと、一概に「悪い」とまでは言えません。
グレー系も車種によっては人気がありますし、最近はガンメタリック系なども増えています。
当時、このご相談では車種ごとの人気色も調べていて、白・黒のつぎにグレーとカーキが挙がっていて、どれも人気色という情報が出てきました。
中古車市場全体で見れば、白・黒に次ぐ位置にはなりやすいです。
リセールだけを最優先に考えるなら、白(パール)や黒に比べて、やや不利になる可能性はあります。
ただ、「グレーは不人気」というほどではありません。
ここまでリセールの話をしてきましたが、これはあくまで「オマケ」だと私は思っています。
車は、毎日見て、乗って、長く付き合うパートナーです。
もしダークグレーが圧倒的に好きなら、多少リセールで不利でも、好きな色に乗る満足感の方が大きいかもしれません。
逆に、白とグレーが同じくらい好きなら、リセールで少し有利な白(パール)を選んでおく。
それくらいの気持ちでちょうどいいですよ。
色で迷いすぎてしまったときは
じつは別のご相談で、こんな方がいらっしゃいました。
色はホワイトで予約したのですが、昨日初めて実車を見て、ここにきてターコイズブルーもカッコいいなと思ってきました。
そしてずーっと色を悩みすぎて、フラットに考えることができなくなりました(笑)
色選びは、調べれば調べるほど分からなくなります。
このとき私がお返ししたのは、こんな言葉でした。
お話を聞いていると、答えは半分決まっているような感じもします。
直感は間違っていない場合が多いですし、もう少し悩まれてみてください。
この方は結局、色を変更されました。
そのとき私がお伝えしたのは「もう一度、車選びを楽しめますね」です。
迷っている時間そのものが、車を買うときのいちばん楽しい時間だったりします。
あくまで私の感覚ですが、この段階まで来た方は、もう答えを持っています。
リセールの数字は、その背中を押すためだけに使えば十分です。
👇 あわせて読みたい関連記事
💡 いま乗っている車を、売ると決めた方へ。
MOTA車買取なら、電話ラッシュなしで最大20社の査定額がわかります。
ただし、査定してくださる買取店さんも本気で時間を使います。
色をどうするかを考えている段階なら、まだ先で大丈夫です。
そして実際に5年後、その車を高く売るときは、売り方しだいでも査定額が変わります。
複数の買取店で同時に査定してもらう一発勝負のコツは、こちらでどうぞ。
まとめ:3.3万円は回収圏内。でも、決め手はそこじゃないかもしれません
今回のポイントをまとめます。
- 「白・黒はリセールが良い」は本当。特にパールホワイトは人気が高い
- パールホワイトが有料なのは、塗装工程が複雑でコストがかかるため
- 5年程度の保有なら、3.3万円の有料色代はリセールで回収できる可能性が十分高い
- 「同じくらい気に入っているなら、白でもいい」——それが私の答え。どちらかが少しでも好きなら、そちらで大丈夫
- パールには、拭きキズが目立ちにくい・夏の車内が少しだけ涼しいという実用的なメリットも
- 色選びで迷いすぎたら、直感を信じていい。ここまで来た方は、もう答えを持っています
リセールも大切ですが、忘れてはいけないのは、毎日見て、乗って、あなたが「この色にして良かった」と思えるかどうかです。
ぜひ、ご自身の気持ち(好み)と、将来の価値(リセール)のバランスを考えて、後悔のないボディカラーを選んでくださいね。
ご相談者さまの、その後
この方は、車を契約されたあとに報告してくださいました。
ボディカラーのアドバイスありがとうございました。
今まで白、黒しか選んだことがなかったので、最終メタリックグレーを選びました。
白だと夏の暑さがマシ、などとは聞いたことがなかったので、勉強になりました。
リセールで有利なのは白(パール)だとお伝えしたうえで、この方が選ばれたのはグレーでした。
しかも「勉強になりました」と挙げてくださったのは、リセールの話ではありませんでした。
夏の車内が少しだけ涼しい、という毎日の話のほうでした。
私は、これでよかったと思っています。
リセールの数字は、迷いを断ち切るための材料です。
色を決める理由は、最後まで自分の中にあっていいのだと思います。
車の売却で損をしたくない、という方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
色だけでなく、「リセールの良い車」の調べ方・選び方の全体像は、こちらで解説しています。
ボディカラーで迷ったときは、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。
このブログ「ぺんぎんカーライフ」では、こうしたみなさんの素朴な疑問やお悩みに答えながら、損しないカーライフのヒントを発信しています。
ほかの記事は、こちらからまとめてご覧いただけます。
最新記事のアップもXでお伝えしておりますので、よろしければフォローよろしくお願いいたします。
それでは、損しないカーライフをお過ごしください🐧











