週末しか乗らない車、維持費がもったいない? まず手放して試してから選ぶ

車に乗るのは週末に少しだけなのに、税金や保険、車検のお金は乗らない日の分までかかります。
「この維持費、もったいないな」と思いながらも、手放すか小さい車に替えるかは決めきれないものです。
お金は毎月出ていくのに、車がなくなったときの不便さは、実際に手放してみるまで分かりません。
維持費がもったいないと感じたら、まずは今の車を持ったまま、何回使ったかを数えてみるのがおすすめです。
タクシーやレンタカー、カーシェアで足りそうなら、思い切って手放してみる道もあります。
やっぱり車が要るなら、維持費が安いのは軽自動車です。
なかでもミライースやアルトのような背の低い軽は、買う値段も維持費も抑えやすい車です。
程度の良い1台を選んで、長く大事に乗れば、乗り換えにかかるお金も減らせます。
今日から、車を使うたびに行き先とほかの手段で足りたかをメモしておくと、手放せるかの答えが見えてきます。
週末しか乗らないフォレスター、維持費がもったいない
まずは、今回いただいたご相談の内容です。
車の見直しについて質問です。
31歳で独身です。
車は週末しか使わず、あまり遠出もしないので、維持費がもったいないと思っています。
今の車は、スバルのフォレスター(SHJ)の5速マニュアルです。
見直したあとは、できるだけ長く乗りたいと思っています。
おすすめの車はありますか。
メリットとデメリットも教えていただけると嬉しいです。
ご相談をいただいたのは、2023年の4月です。
乗り換える前に、今の車を持ったまま何回使ったかを数える
週末だけ車に乗るのがもったいないかどうかは、乗る回数と、ほかの移動手段で足りるかで変わります。
当時お伝えしたのは、乗り換える前にまず思い切って車を手放してみての生活はどうか、ということでした。
週末はレンタカーやカーシェア、タクシーで暮らしている方もいらっしゃいます。
原付やバイク、自転車で済ませるのも面白いかもしれません。
やってみてダメそうなら、もしくはどうしても車が要る理由があるなら、そのときに車を買い替えればいいとお答えしました。
頭で考えるより、数えたほうが正確です
とはいえ、いきなり手放すのは勇気がいります。
2026年8月に、車検を前に車を手放すか迷っていた方には、今の車を持ったまま試す方法をお伝えしています。
- 車を何回使ったかを数える
- 使うたびに、「これはタクシーで行けたな」「これはレンタカーで足りたな」とメモする
- 雨の日や冬のように、車がないと大変な時期も入れて試す
同じご相談では、「実際の生活で数えてみる方が、ずっと正確な答えが出ます」とお伝えしました。
数えてみて「意外といけるな」と感じたら、車を持たない生活は現実的です。
逆に「やっぱり無理」となったら、迷わず乗り替えでいいと思います。
カーシェアの料金は、たとえばタイムズカーのベーシッククラスなら15分220円、6時間までなら4,290円です(2026年10月時点)。
20kmを超えて走った分の距離料金や、乗らなかった月の月額基本料金(880円)がかかることもあります。
1回あたりの金額が分かれば、数えた回数を掛けるだけで、手放したあとの1か月の移動費の見当がつきます。
カーシェアやレンタカーを使うときの保険の考え方は、こちらでお話ししています👇
持たない生活は、思ったより手間がかかることもあります
正直にお伝えすると、私自身は以前、カーシェアを使う暮らしに挑戦してすぐにあきらめたことがあります。
2022年の12月に、Xでこんなふうに書きました。
カーシェアライフに挑戦…が即断念!
借りようと思ったら先約
いざお金掛かるので、所有より安いと理解してても、つい借りない
外出先で駐車場に停めてるだけでも課金されていく…😅
所有せず計画的にカーシェア使える人…尊敬です
数えるうちに、回数だけでなく借りるときの手間や、借りられなかったときの困り方も見えてきます。
ご相談者さまも、今の生活を振り返って手放せるか一度検討してみる、とお返事をくださいました。
レンタカーやカーシェアも使ってみる、とのことでした。
車を持つ良さのほうから考えた記事は、こちらです👇
それでも車が要るなら、維持費が安いのは小さい軽です
試してみて、やっぱり車が要るとなったら、維持費が安いのは軽自動車です。
ただ、どんな理由でどんなことに車を使うのかで、選ぶ車は変わります。
この記事を最初に公開したあと、Xではこんなふうにお伝えしました。
維持費が安いのは、やっぱり軽自動車😊
もう一つは、自分が必要な車の大きさで、最小限の車を選ぶことも大切です。
ご相談のように週末に近くを走るだけで長く乗りたいなら、私のおすすめはミライースやアルトのような背の低い軽です。
当時のお答えでも、「背の低い(155cm以下)」車とお伝えしました。
新車でも中古車でも、買う値段が安く、維持費も安い車です。
自分に必要な車の大きさから考える順番は、こちらにまとめています👇
軽くて背が低いほど、お金がかかりません
燃費の良い軽の条件を、Xで3つ挙げたことがあります。
- 軽い
- 背が低い(小さい)
- 安い
3つはつながっていて、安い車ほど小さく装備も少なく軽くなり、燃費も良くなります。
ブレーキやタイヤの減りも少ないので、そのぶんも経済的です。
同じ使い方でも、重たい軽ほどエンジンやオートマに負担がかかります。
長く乗ると、故障のリスクも軽い車より高めになる傾向があります。
公式の数字では、ミライースは全高1,500mmで車両重量660〜740kg、アルトは全高1,525mmで690〜760kgです。
どちらも、当時お伝えした155cm以下に入ります。
新車の値段は、2026年10月時点でミライースが約110万円から、アルトが約114万円からです。
税金だけで比べても、年に3万円ほど違います
毎年5月の税金(2026年度)で比べると、違いが分かりやすいです。
仙台市の案内にも、軽自動車税は「使用しているかどうかに関係なく、所有している限り課税されます」とあります。
ご相談のフォレスターのような排気量2Lの車なら、自動車税は年39,500円で、初めて登録してから13年を超えると45,400円になります。
軽自動車税は年10,800円で、13年を超えると12,900円です。
2Lの車と新しい軽なら、税金だけで年に3万円ほどの差です。
車検のときの重量税も、普通車は重さで決まります。
1.5tの車なら2年で24,600円、13年を超えると34,200円です。
軽自動車は重さに関係なく、2年で6,600円です。
車の維持費全体の目安と、高いか安いかの見分け方は、こちらにまとめています👇
長く乗るなら、程度の良い1台を大事に
ご相談には、見直したあとはできるだけ長く乗りたい、ともありました。
長く乗るなら、ミライースやアルトのような軽は相性が良いと思います。
アルトやミライースは、軽の中でも車両価格が安く燃費も良い車です。
2026年7月に安い軽を乗り換え続けるか迷っていた方にも、「構造もシンプルで壊れにくい」とお答えしています。
車は乗り換えるたびに、税金や手数料などの諸費用と、車の値落ちでお金が減っていきます。
乗り換える回数を減らすほど、損はしにくくなります。
やることは、予算の範囲で程度の良い1台を選ぶことです。
あとはオイル交換を欠かさず、10年、15年と大事に乗ります。
中古で選ぶなら、保証のある認定中古車だと安心です。
安全装備は、同じ車でもグレードや年式で中身が違うので、中古なら1台ずつ確かめておくのがおすすめです。
ミライースを選ぶときのグレードの考え方と、10年乗ったときの金額は、こちらでお話ししています👇
マニュアルで乗りたいなら
ご相談のフォレスターは、5速マニュアルでした。
今のミライースとアルトは、どのグレードもオートマ(CVT)だけです。
マニュアルで乗りたいなら、ミライースやアルトより背は高くなりますが、ワゴンRのように5速マニュアルが選べる軽もあります。
車検を前に迷っていた先ほどの方には、マニュアルの軽を選ぶのは「維持費を大きく下げながら、運転する楽しさも手放さない」着地点だとお答えしています。
小さい軽にするメリットと、手放すもの
ご相談では、メリットとデメリットも聞かれていました。
メリットは、買う値段から税金・燃料代・タイヤやブレーキの減りまで、まとめて安くなることです。
デメリットは、乗り心地や静かさ・見た目の満足・荷物の積みやすさのように、お金を出すほど得られるものを手放すことです。
当時のお答えでも、快適性やステータス性・積載力は「お金を出していくことで、それぞれ得られていきます」とお伝えしました。
フォレスターから乗り換えるなら、積める荷物の量や乗り心地は、かなり変わります。
わが家でも、妻が結婚前から乗っていたミライースを、結婚後もしばらく使っていました。
困ったのは、運転が多少疲れることくらいでした。
それも含めて、私自身は車を操っている感じが強い軽自動車を楽しめてしまうほうです。
あとは、積む荷物の大きさや量を見誤ったときに、どうやって持って帰るかを工夫したくらいでした。
とはいえ、広さは分かっていたので、失敗することはほとんどありませんでした。
生活の満足度を下げずにコストダウンできる境目を探すのが、落とし所だと思います。
今のフォレスターを手放すなら
車を持たない暮らしにするときも、軽に乗り換えるときも、今のフォレスターは手放すことになります。
ディーラーの下取りだけで決めずに、買取店さんの査定と並べてみると、思っていたより値がつくこともあります。
売ったお金は、次の車の予算に足すことも、車を持たない暮らしの移動費に回すこともできます。
今の車の売り方は、こちらでお話ししています👇
💡 売ると決めた方へ
MOTA車買取なら、最大20社の概算の査定額をネットで見比べられて、電話が来るのは上位最大3社だけです。
4位以下のお店にも声をかけるかは、こちらで決められます。
※ 社数と連絡の仕組みはMOTA公式サイトの記載です(2026年10月に確認)。内容は変わることがあるので、申し込みの前に最新の案内を見ておくと安心です
ただし、査定してくださる買取店さんも、本気で時間を使ってくださいます。
数字の見当をつけたいだけの段階なら、まだ申し込まなくて大丈夫です。
まとめ
- 維持費がもったいないなら、まずは今の車を持ったまま、何回使ったかを数えてみる
- タクシーやレンタカー、カーシェアで足りそうなら、思い切って手放す道もある
- やっぱり要るなら、維持費が安いのはミライースやアルトのような背の低い軽
- 税金だけでも、2Lの車と新しい軽で年に3万円ほどの差
- 長く乗るなら、程度の良い1台を、オイル交換を欠かさず大事に乗る
- マニュアルで乗りたいなら、5速マニュアルが選べる軽もある
当時のご相談者さまには、「一回手放してみると、また見える景色もあると思います」とお返ししました。
続けて、「何にお金を使いたいか考えて、新しいカーライフを楽しんでみてください」とも書きました。
この記事で解決しなかったことがあれば、このページ下の「コメント欄」からお気軽にどうぞ。
ニックネームもメールアドレスも要りません。
最新記事のアップも「X」でお伝えしておりますので、よろしければフォローよろしくお願いいたします。
車のこと全般を、はじめから順番に整理したい方は、こちらの教科書ページもどうぞ👇
それでは、損しないカーライフをお過ごしください🐧
この記事で参考にした情報
この記事で引いた公式の案内は、どれも2026年10月に確かめたものです。
- タイムズカー「利用料金」「月額基本料金」(2026年10月に確認)=ベーシッククラスは15分220円・6時間まで4,290円・時間料金で20kmを超えた分は1kmあたり20円の距離料金・個人会員の月額基本料金は880円(乗った月は利用料金に使える)
- ダイハツ「ミライース 主要諸元表」とメーカー希望小売価格(2026年10月に確認)=全高1,500mm(4WDは1,510mm)・車両重量660〜740kg・トランスミッションはCVTだけ・1,096,700円から
- スズキ「アルト 主要諸元」と価格のページ(2026年10月に確認)=全高1,525mm(ルーフアンテナを折り畳んだときの値)・車両重量690〜760kg・トランスミッションはCVTだけ・1,142,900円から
- スズキ「ワゴンR」主要諸元(2026年10月に確認)=5速マニュアルはZL・全高1,650mm
- 宮城県「自動車税のグリーン化(重課・軽課)について」(2026年10月に確認)=2019年9月30日以前に登録した自家用乗用車の自動車税は、1.5L超2L以下が年39,500円・13年を超えたガソリン車は45,400円
- 仙台市「軽自動車税について」(2026年10月に確認)=2015年4月1日以後に初めてナンバーを受けた自家用の乗用は年10,800円・13年を超えると12,900円・使っていなくても持っている限りかかる
- 財務省「自動車重量税の概要」(令和8年5月から令和9年4月までの制度・2026年10月に確認)=自家用乗用車は0.5トンごとに年4,100円・13年超は5,700円(エコカー減税の対象の車などは別)・軽自動車は重さによらず年3,300円(車検の2年で6,600円)














「これってどうなんだろう」が残っていたら、ここに書いてください。
ニックネームもメールアドレスも要りません。本文だけで送れます。
うまく言葉にできなくても大丈夫です。私が読んで、お返事します。
お返事は、このページのコメント欄に書きますので、また見に来てくださいね。
※ 車種や金額など、ご自身が特定されそうな情報は書かないでくださいね。