KeePerの「ノーメンテ1年」で洗車はラクになる?「3年で8万がお得」の読み方

ノーメンテナンスで1年もつなら、洗車しなくてもきれいなまま——。
コーティングのメニュー表を見ていると、そんなふうに読めてきますよね。
しかも「毎年3万円払うより、3年もつ8万円のほうがお得ですよ」と言われたら、なんだか正しい気もしてきます。
この記事では、洗車もコーティングも大好きな私が、この「ノーメンテ○年」と「まとめてやる方がお得」の読み方をお話しします。
昔、ガソリンスタンドでアルバイトをしていたので、洗車やキーパーの施工も勉強させてもらいました。
その経験も込みで、正直なところをお伝えしますね。
「ノーメンテで○年」という表示は、コーティングの膜がどれくらいもつか、という話だと私は捉えています。
洗車をしなくていい、という意味ではないと思っています。
コーティングは、定期的な洗車があって初めて、汚れが付きにくく落ちやすい状態が長続きします。
「3年で8万円のほうがお得」は年数で割ればそのとおりですが、3年きれいが続く前提つきです。
そして洗車が好きでないなら、高いコーティングは必須ではない、というのが私の考えです。
それでもやるなら、メニューで悩むより「誰にやってもらうか」で選ぶのが、私のいちばんのおすすめです。
いただいたご相談
今回は、こんなご相談をいただきました(内容を編集して掲載しています)。
車の購入を予定しており、コーティングについてアドバイスをお願いしたいです。
購入後は10年以上乗る予定ですが、ずぼらな性格で、洗車は2〜3ヶ月に1回程度しかしていません。
冬は汚れが目立ったときに洗車するくらいで、ガソリンスタンドの洗車機を利用しています。
車検時にはガラスコーティングをお願いしていましたが、新しい車はもっときれいに保ちたいと考えています。
調べたところ、近くにKeePerのショップがあり、そこの「ノーメンテで1年耐久」というフレッシュキーパーに興味を持ちました。
軽自動車で29,500円ですが、いかがでしょうか。
そして、こんな追加のご相談もいただきました。
ダイヤモンドキーパーというメニューも見つけました。
メンテナンスの状況により3〜5年保証、ノーメンテナンスでも3年保証、とあります。
ただ、お値段が8万円ほどして、初期コストがかなりかかると感じました。
お店で確認したところ「毎年3万円かけるなら、3年で8万円くらいのものを割引します。こちらがお得です」と薦められました。
これは、いかがなものかと疑っているのですが……。
しっかり調べたうえでのご相談、ありがとうございます。
そして「いかがなものか」と立ち止まれたところが、いちばん大事なポイントだと思います。
①「ノーメンテで○年」は、洗車しなくていいという意味ではないと思っています
まず、誤解されやすいところからお話しします。
メニュー表の「ノーメンテナンスで1年」「ノーメンテナンスでも3年」という表示は、コーティングの膜がどれくらいもつかという話だと、私は捉えています。
洗車をしなくてもきれいなまま、という意味ではないはずなんです。
ここが、ズレやすいところだと思います。
ちなみに、メニュー表の「保証」は、家電の保証とは少し違います。
コーティングの膜がその期間もつことを見込んでいる、という話だと私は理解しています。
ご覧になった「メンテナンスをすれば3〜5年」と「ノーメンテナンスなら3年」が並んでいるのも、そういうことだと思います。
つまり、メンテナンスをする前提のほうが長くもつ、と読めますよね。
※保証の正確な条件は、施工するお店で教えてもらえます。契約の前に一度聞いてみると確実です
というのも、コーティングがきれいさを保ってくれるのは、定期的な洗車があって初めてだからです。
汚れを落とさずに乗り続ければ、その汚れの上に雨が当たり、水垢やシミになっていきます。
コーティングは、汚れを落としやすくしてくれる下地のようなもの。
落とす人がいなければ、その力は発揮されません。
ですので、「洗車がラクになりそうだから」という理由でコーティングを選ぶと、期待とズレてしまいます。
そして、ここでひとつ気づいたことがあります。
これまでも車検のたびに、ガラスコーティングをされていたとのことですよね。
それでも「もっときれいに保ちたい」と感じられたのだとしたら。
足りなかったのは、コーティングの中身ではなく、そのあとの洗車のほうだったのかもしれません。
これは、サボっていたという話ではまったくなくて、そういう仕組みなんだ、というだけの話です。
むしろ、私が正直に思っているのは、逆のことでして。
コーティングしてピカピカになった車を見てしまうと、きれいにせずにはいられなくなるんです。
それで結局、前より洗車にお金と時間をかけるようになる、というのが現実だったりします(笑)。
なお、ガソリンスタンドの洗車機を使われているとのことですが、それを私は問題だと思っていません。
私のタントも、洗車は洗車機オンリーです。
パールホワイトなので、洗車傷も目立ちませんし。
もっとも、洗車機の細かい傷を気にするかどうかは、見る人によります。
それを傷と思うか、経年劣化ぐらいに捉えるかは、人それぞれだと思います。
コーティングをした車を洗車機に入れていいのか、という点が気になる方は、こちらで詳しくお話ししています。
②「毎年3万円より、3年で8万円のほうがお得」は、年数で割ればそのとおり。ただし前提があります
次に、お店で言われたという「毎年3万円かけるなら、3年で8万円のほうがお得」について。
これは、意地悪でも何でもなくて、年数で割り算をすればそのとおりなんです。
3万円×3年で9万円、それが8万円になるなら、たしかに安く見えます。
ただ、この計算には1つだけ前提があります。
3年間、同じようにきれいな状態が続くという前提です。
しかも、10年以上乗るご予定とのことですよね。
3年で8万円という比べ方は、3年で区切ったときの話です。
10年で考えるなら、その先もずっと続いていく話になります。
そして、その前提を支えるのは、コーティングそのものではなく、①でお話しした洗車の頻度と保管場所のほうです。
屋外に置いて、洗車が2〜3ヶ月に1回であれば、3年後の状態は、正直やってみないと分かりません。
※コーティングのもちは、車の保管場所・走る場所・洗車の頻度で大きく変わりますので、あくまで私の感覚です
ちなみに、これは私の完全な好みの話なのですが。
私はクリスタルキーパーのような、1年ごとにやり直すメニューが好きです。
気になっておられるフレッシュキーパーも、1年ごとにやり直していくタイプですね。
1年ごとに生まれ変わる感じが、単純に気持ちいいんですよね。
安いメニューでも、私には十分すぎるほどきれいに見えますし。
長くもたせることだけが正解ではなくて、「毎年リセットする楽しみ」を買っている、という考え方もあると思います。
もちろん、手間をかけたくないから長持ちするものを選ぶ、というのも正解の一つです。
どちらが正しいという話ではなく、ご自身がどちらを楽しめるかだと思います。
そのうえで、もし私が同じ立場だったら、も書いておきますね。
8万円で3年ぶんを先に買うことは、私ならたぶんしないと思います。
3年ぶんの前提を支えるのは洗車のほうで、そこは正直、自分でも自信がないからです(笑)。
それなら1年ごとに区切って、そのときの気分で決められるほうが、私は好きです。
もちろん、これは私の好みでしかありません。
手間を減らしたくて長持ちを選ぶのも、同じくらい正解だと思います。
洗車の頻度から、どのメニューが自分に合うのかを決めたい方は、洗車レベル別の選び方をこちらで整理しています。
③ 正直に言うと、洗車が好きでないなら、いらないと私は思っています
ここからは、少し身も蓋もない話をさせてください。
新しい車をきれいに保ちたい、というお気持ちは、すごくよく分かります。
そのうえで申し上げると、洗車が好きでないなら、高いコーティングは必須ではありません。
やらなくても、車の価値も、走る性能も下がらないからです。
ずぼらだとおっしゃっていましたが、それは悪いことでも何でもありません。
ただ、ずぼらと、洗車が嫌いは、たぶん別の話でして。
やりたい気持ちはあるけれど、続かない。
もしそうなら、続かないところを人に任せる、というのが一つの答えになります。
新しい車をきれいに保ちたい、と書かれていましたよね。
その気持ちを叶えるなら、そのお金の使い道を少し変えるのも一つの手です。
29,500円や8万円をコーティングに一度で使うより、たまにプロの手洗い洗車をお願いするほうが、むしろきれいが続くことがあります。
汚れを落としてくれる人がいる、というのが、いちばん効くからです。
逆に、車が生活の最優先でないなら、あまり気にしないというのも、ラクでお金もかからない選び方です。
そもそもボディコーティングが必要なのか、というところから整理したい方は、こちらにまとめています。
と、ここまで言っておいてなんですが。
私は洗車もコーティングも大好きですけどね(笑)。
趣味として、予算の範囲内でピカピカを楽しむのは、まったくアリだと思っています。
④ やるにしても、頼むにしても、「誰」がやるかだと思っています
最後に、いちばんお伝えしたいことを書かせてください。
コーティングをやるにしても、たまの手洗い洗車をお願いするにしても、行き着く先は同じでして。
「誰」がやるかです。
ディーラーがいいのか、ガソリンスタンドがいいのか、KeePerの専門店がいいのか。
そういうお店の種類の話よりも、その手で施工してくれる人のほうが、仕上がりにも満足度にも効いてきます。
ディーラーのコーティングとKeePerの違いは、こちらで比較しています。
私が専門店寄りなのも、結局は同じ「誰が」の話です。
コーティングは、道具と薬剤があればできるものではなく、職人技だからです。
KeePerはいいものだと思いますが、使う人によっては、それを使いこなせなかったり説明が足りなかったりで、商品そのものの価値まで下がって見えてしまうことがあるのかな、と思っています。
それは、商品にとってもお客さんにとっても、もったいない話です。
もちろん、今回のお店のことを言っているわけではありません。
「お得ですよ」と選択肢を出してくれたのも、きちんと提案してくれたということですから。
想いや熱意を持っている方に施工してもらえると、満足度に直結します。
もちろん、仕上がりも。
施工したあとのメンテナンスもありますし、10年以上乗るご予定なら、コーティングは1回で終わりではありません。
これから何度も付き合っていくものになりますから、長く付き合える人を見つけられると、いちばん安心です。
ちなみに白状しますと、私もコーティングをすべて試したわけではないので、正直よく分かっていません。
それでも「誰がやるか」だけは、自信を持っておすすめできます。
では、その「誰」をどう見分けるか。
私が見ているのは、メニューの説明だけでなく、施工したあとの洗車やメンテナンスの話までしてくれる方かどうか、です。
聞いてもいないのにそこまで話してくれる方なら、まず安心だと思っています。
近くのKeePerのショップに行かれるなら、そこを見てみてください。
最後に、私の大好きな施工店をご紹介させてください。
キーパーコーティングを扱っている、知人のお店です。
私が信頼している、Lusterさんというお店になります。
◆Lusterさん

なお、このご紹介にあたって、私が紹介料などをいただいているということは、いっさいありません。
純粋に、私が好きで、信頼しているお店だから、というだけです。
お住まいの地域によっては、通えないかもしれません。
それでも、私にとっての「誰がやるか」の一例として、見ていただけたらうれしいです。
同じように想いを持ってやられている方は、お近くにもきっといます。
まとめ
KeePerコーティングの「ノーメンテ○年」と「まとめてやる方がお得」について、整理します。
- 「ノーメンテで○年」はコーティングの膜の話で、洗車しなくていいという意味ではないと私は思います(定期的な洗車があって初めて力を発揮します)
- 「3年で8万円のほうがお得」は年数で割ればそのとおりですが、3年きれいが続く前提つきです
- 私は1年ごとにやり直すメニューが好きですが、長持ち重視も正解の一つです
- 洗車が好きでないなら必須ではありません(そのお金でたまにプロの手洗い洗車も手です)
- やるなら、メニューより「誰」がやるかがいちばん大事だと私は思います
ずぼらでも、まったく問題ありません。
車と気持ちよく付き合える形が、いちばん長続きしますよ。
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