一括査定の電話が鳴り止まない どれに出て、どこでやめていいか

少しでも高く売りたくて、車の一括査定に申し込んでみた。
…その直後から、スマホが鳴りっぱなし。
😵「うわっ、電話がすごい。2〜3分に1回かかってくる」
🤔「フリーダイヤル? 地元の固定電話? 携帯番号? どれに出ればいいの…?」
🤯「というか、これ全部に出ないとダメなの?」
画面に出てくる知らない番号を見ながら、指が止まってしまう。
一括査定を使ったことのある方なら、多くの方が通る道だと思います。
出ない方がいい番号は、ありません。
番号の見た目では、どこが高く買ってくれるかが分からないからです。
ですので、基本は出ます。
ただ、ずっと出続ける必要もありません。
同じ日に来てもらう約束が、呼びたい社数ぶん取れたら、そこから先は出なくて大丈夫ですよ。
ご相談者さまの状況|2〜3分に1回、鳴り続けています
まずは、いただいたご相談です。
一括査定を実施しました。
さっそくたくさんの着信があり、想定よりかなり多く、2〜3分に1回くらいのペースで電話がかかってきます。
電話番号を見ると、大手中古車販売店のフリーダイヤル、住んでいる地域の固定電話、携帯電話の番号からかかってきています。
先ほど、試しで2件ほど電話に出て、来週の週末に出張査定を行っていただくことになりました。
その2件は、番号自体は住んでいる地域の固定電話や携帯電話からでした。
フリーダイヤルではありませんでしたが、大手中古車販売店からの着信でした。
今後も多くの電話がかかってくることが予想されます。
その中で、どの電話番号だったら出たほうが良いのか知りたいです。
逆に、この番号は出ない方が良いなどもあれば教えてください。
お気持ち、お察しします。
本当に、すごい勢いで鳴りますよね。
そして、まずお伝えしたいのは、この時点でもう行動されているということです。
申し込んで、2件は出て、来週の約束まで取っていらっしゃいます。
じゅうぶん素晴らしい動き出しだと思います。
じつは、答えの半分は、ご相談者さまが持っていました
お気づきになったでしょうか。
ご相談の中に、もう答えが書かれているんです。
試しに出てみた2件は、地域の固定電話と、携帯電話からの着信でした。
でも、どちらも大手の中古車販売店だったんですね。
つまり、番号の見た目では、会社の大きさすら分かりません。
ご自身で2件出してみたことで、大事なところをもう確かめていらっしゃった、ということになります。
まず、この電話が怖いのは、当たり前です
一斉に鳴る電話…怖いですよね。
一人ひとりは、ただお仕事をされているだけなんですけどね。
それでも、なにか大変なことに巻き込まれてしまったかのような驚きがあります😂
正直に言うと、私も苦手です。
この怖さは、性格の問題ではありません。
仕組みのほうに理由があります。
なぜ、一斉に鳴るのか
申し込みのときに入力したお車の情報が、その一括査定に登録している複数の買取店へ、ほぼ同時に届く仕組みだからです。
買取店の側から見ると、先に電話がつながった順に、査定の約束が埋まっていきます。
だから、情報が届いた瞬間にかけてくるわけですね。
つまり、あなたの番号が特別に出回ったわけでも、しつこいお店に当たったわけでもありません。
同じ知らせを受け取った人たちが、同じ時刻に、それぞれ自分の仕事をしているだけなんです。
ここが分かるだけでも、少し怖さが減るのではないかなと思います。
番号の種類では、どこが高いかは分かりません
さて、本題の「どの電話に出るべきか」です。
私の答えは、基本的には全部出る、になります。
大手だから高い、地元だから安い、ではありません
中古車の買取業者さんは、大手だから良いとか、名も知れぬところだからダメとか、そういうものではないんですね。
買取価格は、会社の規模でも、電話番号の種類でも決まりません。
フリーダイヤルだから安心、携帯番号だから怪しい、という先入観は、いったん置いてしまって大丈夫です。
あなたのお車をいちばん欲しい人が、いちばん高い
ご相談者さまのお車は、カローラでした。
そのカローラをいちばん欲しいと思っている業者さん、あるいは担当者さんが、いちばん高く買い取ってくれます。
たまたまその車種の在庫を切らしている大手かもしれません。
特定の車種に強くて、独自の販売ルートを持っている地元の専門店かもしれません。
フットワークの軽い、携帯電話で連絡してくる小さな買取店かもしれません。
ちょうどあなたのお車と同じような仕様を探しているお店が、思わぬ金額をつけてくれることもあります。
同じ車なのにどうしてこんなに金額が変わるのか、その理由はこちらで詳しくお話ししています。
出なかった1本が、その相手だったかもしれません
電話に出ずにやり過ごしてしまうと、その1本こそが高い金額を出してくれる相手だった、ということが起こりえます。
番号で選り分けられない以上、最初のうちは出てみるしかない、というのが正直なところです。
ただ、電話で出てきた金額そのものは、まだ実車を見ていない金額です。
あとから高い金額を言われて迷った方の実例を、こちらでお話ししています。
では、電話では何を話すのか
「全部出るなんて大変すぎる」と感じるかもしれませんね。
でも、電話で値段の交渉をする必要は、まったくありません。
電話でやることは、ひとつだけです。
それは、「同じ日・同じ時間・同じ場所に来てもらう約束を取ること」です。
別々の日にバラバラに来てもらうと、そのたびに立ち会って、そのたびに考えることになります。
同じ時間に集まってもらえば、立ち会いは1回で済みますし、その場で金額を出してもらえます。
電話でのやりとりの例
業者さん:「〇〇(業者名)ですが、△△様のお車の査定の件で…」
あなた:「ご連絡ありがとうございます」
「ほかにも何社かとお話ししておりまして、〇月〇日の〇時に、自宅でまとめて査定をお願いしたいと考えております」
「ご都合はいかがでしょうか?」
こちらから日時と場所を先に決めて伝えてしまうのがコツです。
毎回この一言を返すだけになりますので、何本かこなすうちに、ずいぶん気が楽になりますよ。
当日にどう呼んで、どう進めるのか。
その具体的な段取りは、こちらでまとめています。
そして、当日その場で決めるためのルールの作り方は、こちらが詳しいです。
また、そもそもご自身のお車がいくらくらいなのか、相場を先に知っておくと、出てきた金額が高いのか安いのか判断しやすくなります。
いつまで出るのか。そして、出なくていい電話
ここまで読んで、こう思われたかもしれません。
「じゃあ、いつまで出続ければいいの?」
ここが、あまり書かれていないところだと思います。
約束が取れた相手には、もう出なくて大丈夫です
査定に来ていただく日時が決まった時点で、その業者さんとの電話の用事は終わっています。
そのあとにかかってくる同じ相手からの着信は、確認や連絡事項のことが多いので、手が空いたときにかけ直せばじゅうぶんです。
新しく鳴る番号のほうも、呼びたい社数がそろったら、そこで打ち止めにして構いません。
全部出るというのは、「鳴り続けるかぎり永遠に出る」という意味ではないんですね。
断ったあとも、鳴り続けるとき
見送ると決めた相手には、一度だけ、はっきり伝えます。
「今回は見送らせていただきます」で、じゅうぶんです。
メールやメッセージで伝えられるなら、そのほうが記録も残って安心ですね。
ここが大事なところなのですが、その一度で、あなたの意思表示は終わっています。
サービスを通して見積もりをお願いして、それに対してお返事をした。
やり取りとしては、それで完結しているんです。
ですから、そのあとも着信が続いたとしても、無理に出なくて構いません。
それでも続いてつらいときは、着信を止める設定をしても、責められることではないと思います。
私は、連絡が取れなくなる側にいました
とはいえ、無視するのは気が引ける。
そう感じる方は、きっと多いと思います。
私自身、営業をしていたころは、連絡を待つ側にいました。
連絡が取れなくなるなんていうのは、私も何度も経験があります。
そのたびに気にしていませんので、大丈夫ですよ。
むしろ、さっさと断っていただいたほうが、無駄な労力を使わなくて済んでラッキーなぐらいです😊
連絡を返さないというのは、営業の側から見ると「今回はご縁がなかった」という、はっきりしたお返事でもあります。
少なくとも私は、それで気を悪くしたことはありませんでした。
あくまで私の感覚ですけれど、そこで無理をして電話に出て、断りきれずに約束を増やしてしまうほうが、あとで苦しくなると思います。
それでも、この電話に出る理由
ではそもそも、どうしてこの電話ラッシュを引き受けるのでしょうか。
私は、一括査定の良さは、なんといっても即金性だと思っています。
思い立ったらすぐに売れて、すぐにお金になる。
この良さは、ほかの方法と比べてもピカイチです。
車を手放す方法は、ほかにもあります。
- 全国の買取店に、オークションのような形で入札してもらう方法(計画性と時間が多少必要で、車好きの方向けかもしれません)
- 個人どうしの売買を、業者さんがあいだに入ってサポートしてくれる方法(金額の爆発力は秘めていますが、さらに時間がかかることがあります)
どちらも良い方法ですが、決まるまでに時間がかかります。
2台持ちの方など、待てる事情がある方には向いています。
逆に、次の車の納車が決まっている、来月には手放したい、という事情があるなら、待つ時間がそもそもありません。
鳴っているその電話は、その早さと引き換えに来ているもの、と考えていただくと納得しやすいかなと思います。
そう思うと、鳴っている着信音の聞こえ方も、少し変わってくるのではないでしょうか。
金額が僅差なら、話しやすい人を選んでいい
電話口での対応や、実際に査定に来られた方の丁寧さも、意外と大切です。
とくに、ローンの残債(残りの支払い)の手続きなど、少し複雑なやり取りが必要になる場合があります。
そういうときに、質問へ分かりやすく、早く答えてくれる担当者だと安心ですよね。
基本は、いちばん高い金額を出してくれた業者さんを選ぶことになります。
ただ、金額が僅差で、対応にははっきり差がある。
そういうときは、気持ちよく取引できそうな相手を選ぶのも、立派な判断基準のひとつだと思いますよ。
査定に来られる方も、朝から車を走らせて、あなたのお車を見に来てくださっています。
一緒にお車の価値を引き出してくれる相手だと思って、楽しむぐらいの気持ちで大丈夫です。
もちろん、優しさにつけ込まれないようにすることは必要ですけれどね。
売却全体の流れや、業者さん選びについては、こちらにまとめています。
査定の日までにやっておくこと、そしてやらなくていいことは、こちらにまとめました。
電話が落ち着いたら、こちらを見ながら準備しておくと当日が楽になります。
電話の本数そのものを減らしたい方へ
ここまで読んで、それでも電話の本数そのものを減らしたい、と思われた方もいると思います。
その場合は、先に金額を出してもらってから、上位の数社だけが連絡してくる仕組みのサービスがあります。
私が使うなら、MOTA車買取のような同時査定(入札方式)のサービスですね。
最大20社が先に査定額を提示して、上位最大3社だけが連絡してきます。
ただし、電話がゼロになるわけではありません。
その3社からは、約束の時間にまとめて連絡が来ますので、そこだけは覚悟しておいてくださいね。
※ 社数と連絡の仕組みはMOTA公式サイトの記載です(2026年9月に確認)。内容は変わることがありますので、申し込みの前に最新の案内をご確認ください
💡 売ると決めた方へ
査定に来てくださる買取店さんも、本気で時間を使ってくださいます。
今日、決める必要はまったくありません。
数字の見当をつけたいだけの段階でしたら、まだ申し込まなくて大丈夫です。
まとめ|出るか出ないかは、自分で決められます
一括査定のあとの電話ラッシュ、最初は驚きますが、扱い方はちゃんとあります。
- 出ない方がいい番号はない(番号の見た目では、会社の大きさすら分からない)
- 電話でやることは、同じ日・同じ時間・同じ場所に来てもらう約束を取ることだけ
- 呼びたい社数がそろったら、そこで打ち止めにしてよい
- 見送ると決めた相手には、一度伝えれば、それで完結している
- 金額が僅差なら、気持ちよく取引できそうな相手を選んでいい
鳴り続ける電話を前にすると、こちらに選ぶ権利がないような気持ちになりますよね。
でも実際は、出るか出ないかも、どこまで呼ぶかも、全部こちら側で決められます。
ちょっとの手間で、良い結果は引き寄せられます。
すでに動き出しているあなたなら、大丈夫ですよ。
ご相談者さまの、その後
このご相談には、続きがあります。
翌日、ご相談者さまからこうお返事をいただきました。
たくさんの電話対応は大変かもしれませんが、より高く買い取っていただくためにも、電話は頑張りたいと思います!
事前にブログを拝見させていただいて、競りになる方式も検討しましたが、初めてでやるにはハードル高そうだったので、一括査定だけにしました笑
初めての方が、時間のかかる方法をいきなり選ばなかったのは、私はとても良い判断だったと思います。
一括査定の良さは、やはり即金性です。
思い立ったらすぐに売れて、すぐにお金になる。
電話ラッシュという分かりやすい大変さがあるぶん、その代わりに早さが手に入ります。
この選択は、間違いないですよ。
そう、お返事しました。
電話に出ることを、ご自分で「頑張りたい」と決められた。
この記事で本当にお伝えしたかったのは、実はそこなんです。
一括査定の電話で疑問や不安ある場合は、このページ下の「コメント欄」からお気軽にどうぞ(ニックネームもメールアドレスも要りません)。
🔰 車の知識をゼロから整理したい方は、20記事以上を「6つの章」にまとめた教科書ページもどうぞ👇
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それでは、損しないカーライフをお過ごしください🐧













「これってどうなんだろう」が残っていたら、ここに書いてください。
ニックネームもメールアドレスも要りません。本文だけで送れます。
うまく言葉にできなくても大丈夫です。私が読んで、お返事します。
お返事は、このページのコメント欄に書きますので、また見に来てくださいね。
※ 車種や金額など、ご自身が特定されそうな情報は書かないでくださいね。