著者:ピゴス - 元1級整備士×元ディーラー営業マン(整備12,000台/販売500台/年300件相談対応)

初めての中古車購入で、ディーラーでの商談、緊張しますよね。

ご家族から「値引きを頑張って」と言われても、中古車で値引きってどうなんだろう、と迷う方も多いと思います。

この記事では、元1級整備士×元ディーラー営業の私ピゴスが、「①現車で自分の目で守れるチェック」「②商談の進め方」の2本柱で、認定中古車の商談で失敗しないコツをお伝えします。

✅ 結論からお伝えします

認定中古車は保証があります。

だから値引き額そのものを追うより、「総額(コミコミ)と保証の中身」で選ぶのが、いちばん失敗しません。

自分の目で守るのは「買ってから直しにくい所」

匂い・エアコンの効きとその匂い・内装の汚れや傷を、最初に確かめましょう。

機関系など目利きしづらい所は、認定中古車の保証に頼ってOK。

商談は「相手の立場を考え、お互いのメリットを」を合言葉にすると、気持ちよくまとまります。

ご質問

ご質問をいただきました。

ご相談内容

いただいたご相談内容です(内容を編集して掲載しています)。

トヨタ認定中古車のスペイドを購入する予定です。

実際にディーラーで車を見てきて、内装や運転席からの視界の広さに満足しています。

そこで、ディーラーでの商談で注意すべき点を教えてください。

家族からは値引き交渉を頑張るよう言われていますが、中古車で値引きはどうなのか疑問です。

初めての中古車購入で不安があります。

ご質問ありがとうございます。

素敵なお車が見つかって良かったですね。

それでは、①現車のチェック → ②商談の進め方、の2本柱でお答えしますね。

【整備士目線】認定中古車でも、自分の目で守れるところ

プロは細かいところまで見ますが、初心者の方が無理にプロの真似をする必要はありません。

一番大事なのは、「買ってから直しにくい所」を、最初に自分の五感で確かめることです。

①一番大事なのは「匂い・エアコン・内装の汚れや傷」

車内の匂い(タバコ・ペット・カビなど)は、後から完全に消すのが難しいことがあります。

エアコンは実際に動かして、しっかり冷えるか、風からイヤな匂いがしないかを確かめましょう。

ボディや内装の、気になる汚れや傷も、最初に目で見てチェックします。

これらは買ってから直そうとすると、手間も費用もかかりがちな部分です。

だからこそ、現車を見られるこのタイミングで、「違和感がないか」を自分の目と鼻で確かめておくと安心です。

②余裕があれば見ておきたい「スライドドア・タイヤ・修復歴」

スペイドは助手席側に大きな電動スライドドアがあります。

実際に全開・全閉まで動かして、スムーズに動くか、異音や引っかかりがないかを見ておきましょう。

タイヤは、製造年と溝も確認します。

年式の割に古いタイヤやひび割れがあると、交換費用が総額に上乗せされることもあります。

修復歴の有無や、下回りのサビも、分かる範囲で見ておくと安心です。

ピゴス
ピゴス

判断が難しければ、スタッフさんに「これ、動かしてみていいですか?」と聞けば大丈夫です。気持ちよく対応してくれるお店ほど、信頼できますよ。

③目利きしづらい所は「認定中古車の保証」に頼る

機関系など、初心者の方には判断しづらい部分は、無理せず認定中古車の保証に頼ってOKです。

トヨタの認定中古車なら保証が付くので、もしハズレを引いても、保証で直してもらえる場合があります。

ただ、認定中古車も中古車です。

「壊れることも、時にはある」と、期待値を上げすぎないことが、結局いちばん損しない心構えだと、私は考えています。

【営業目線】中古車の商談、失敗しない進め方

①中古車は「一点モノ」だから、値引きより総額で選ぶ

ここからは、元ディーラー営業としての本音です。

新車は同じ車が何台もありますが、中古車は1台限りの「一点モノ」です。

だから、中古車は新車ほど大きくは値引きしづらいのが、正直なところです。

値引き額そのものを追いかけるより、「総額(コミコミ)と保証の中身」で比べるほうが、満足度の高い買い物になりやすいです。

値引きそのものが苦手・気が引けるという方は、お互いが気持ちよくなれる「優しい値引き方」をこちらにまとめています。

【1分でチェック】値引きが苦手な方に伝えたい「優しい値引き方」5選!値引き交渉が苦手でも大丈夫。お店と自分の双方が気持ちよくなる「優しい値引き方」5選を、元ディーラー営業のピゴスが営業マンの本音も交えて紹介します。...

②交渉は「相手の立場を考え、お互いのメリットを」

商談のいちばんのコツは、「相手の立場を考えて、お互いのメリットを考える」ことだと、私は思っています。

スタッフさんも人間です。

仲良くなるというのは、媚びることではなく、相手の立場を思いやることだと思います。

お互いが気持ちよくメリットを得られる関係をつくれると、できないことは正直に教えてくれますし、できることなら応じてくれます。

最初の雑談(食べ物の話、出身地、どんな車に乗っているか、など)は、その関係をつくるための入口です。

もし担当が新人さんでも、こちらが仲良くする姿勢でやる気を引き出せれば、良い結果につながることが多いです。

③最後は「総額(コミコミ)」で確認・比べる

商談の本題に入る前に、必要なオプションや付属品を伝えておきましょう。

おすすめのオプションをスタッフさんに聞いてみるのも、良い方法です。

そして最後に、必ず「総額(コミコミ)」を確認します。

キリの良い金額にしてもらえないか、付属品を少しサービスしてもらえないか、お願いしてみるのは十分アリです。

即決を急かされても、焦らなくて大丈夫です。

総額で他のお店とも比べて、納得してから決めましょう。

ちなみに:中古車の購入先による違い

中古車をどこで買うかでも、価格と安心感のバランスは変わります。

ざっくりしたイメージは、こんな感じです。

購入先価格安心度
ディーラー認定中古車やや高め◎ 保証充実
中古車販売店お手頃○ 店による
個人売買最安△ 保証なし

どれが正解ということはなく、「どこまでの安心感を、いくらで買うか」のバランスだと、私は考えています。

初めての方や、目利きに自信がない方は、保証の手厚いディーラー認定中古車が、安心して長く乗りやすいと思います。

今の車を手放すなら(下取り・売却)

最後に、今乗っている車を手放す予定があるなら、下取りに出す前に、買取の相場も知っておくと損しません。

「MOTA車買取」は電話ラッシュがなく、フォロワーさんからも「楽な割に査定額が高かった」と、喜びの声をいただいています。

今の車、いくらで売れる?愛車の価値を最大化する方法 車を乗り替えるか迷っている方、まずは車の価値を最大化する方法を知るだけでも、次のカーライフの計画がぐっと立てやすくなり、損せずに進める...

中古車商談で疑問や不安ある場合は、「X」「お問い合わせ」「コメント欄」などでお気軽にご相談ください。

最新記事のアップもXでお伝えしておりますので、よろしければフォローよろしくお願いいたします。

おわりに

認定中古車の商談で大切なのは、値引きを頑張ることよりも、「納得できる総額で、程度の良い車を選ぶ」ことです。

自分の目で「直しにくい所(匂い・エアコン・内装)」を確かめて、目利きしづらい所は保証に頼る。

そして商談は、相手の立場を考えて、お互いが気持ちよくまとまるように。

良い1台を納得の総額で買って、買ったあとは、かかりつけの車屋さんで長く大事に乗っていきましょう。

コミコミ50万円の中古車や、お金が減りにくい車選びについては、こちらの記事もどうぞ。

【コスパ最強‼】コミコミ50万円の中古車カーライフのメリットとオススメの理由コミコミ50万円の中古車カーライフ、実はメリット豊富。保険料を抑えやすく、価格以上の満足感も。どんな人に向くかを、元ディーラー営業×元1級整備士が紹介します。...
【貧乏まっしぐら!?】知らないと損する!経済性重視の車選び5つのステップお金が減りにくい『経済性重視の車選び』5つのステップを元1級整備士×元ディーラー営業が解説。知らないと損する車の選び方の考え方を、初心者にも分かりやすく紹介します。...

💡 今の車、いくらで売れる? MOTA車買取なら電話ラッシュなしで最大20社の査定額がわかります。>>MOTAで無料査定してみる

このブログ「ぺんぎんカーライフ」では、質問の回答だけでなく、損しないカーライフを送るための記事を書いております。

こちらからそれらの記事をまとめたページに飛べますので、良かったらご覧いただけましたら嬉しいです。

【はじめに】損しないカーライフの歩き方|6つの章でわかる車の教科書車の維持費・選び方・買い方・保険・売却までを6つの章で整理した入門まとめ。元1級整備士×元ディーラー営業のピゴスが、20以上の記事で損しないカーライフへの歩き方を案内します。困った時に戻れる入口ページです。...

それでは、損しないカーライフをお過ごしください

ABOUT ME
ピゴス
ギリギリ昭和生まれ、2児のパパとして奮闘中…空いた時間に車の情報発信や質問に答えている管理人のピゴスです! クルマ好き歴30年以上、気付けば1級自動車整備士(笑)元、国産自動車のディーラーの営業マンです。 過去に車を整備したり販売させていただいたりする中で、車を移動手段と考えている方にこそ、様々なお悩みがあることに気付きました。そう言った悩みのある方が、知らないがゆえに損してしまうことがないようにこのブログを立ち上げました。少しでもみなさまのお悩みに寄り添った内容を発信できればと考えております。 取り上げて欲しい題材、個別のお悩みなど、コメント欄や「X」などでいつでもメッセージを承っております。お気軽にどうぞ!