チューリッヒ自動車保険は本当にお得?メリットと注意点を解説

自動車保険の満期のお知らせが届くと、「今の保険料、少し高いかもしれない」と気になること、ありますよね。
🤔「代理店で入ったままだけれど、ネット型に変えたら安くなるのかな」
🤔「チューリッヒが安いと聞くけれど、ロードサービスはちゃんと付いているのかな」
自分で調べて、候補までは絞れている。
それでも最後に、「この判断で大丈夫かな」と、誰かに聞いてみたくなるものです。
チューリッヒを候補に選ぶのは、ありだと思います。
ただ、いちばん安い会社は、年齢や等級などの条件と、その年の保険料で入れ替わります。
一括見積もりで何社か並べて、安いところに決めて大丈夫です。
チューリッヒには自動車保険が2つあり、安いほうはロードサービスを付けるかどうかを自分で選ぶので、見積もりで「あり」になっているかを確かめます。
15年を超える車を毎日の通勤に使うなら、故障の日のレンタカーがどこまで出るかも、先に見ておくと安心です。
きっかけは、読者の方からのご相談
いまは、大手の代理店型保険に、3年契約で入っています。
前々から保険料に悩んでいて、今度の満期を機に、保険会社を変えようと考えています。
保険料は、毎月8,000円ほどです。
車は夫婦で使うので、運転する人は本人・配偶者限定にしています。
私は20代で、免許の色はゴールドです。
車は、初めて登録されてから15年以上たつクラウンです。
使用目的は通勤・通学で、1年に走るのは7,000〜10,000kmくらいです。
あとは、ロードアシスタンスなどが付いていてほしいくらいです。
保険料が安く、それなりの補償が付いていればいいと思っています。
細かいことは、教えていただいた保険会社で、自分で見てみます。
自分で探してみて、チューリッヒが安くていいかなと考えています。
このご相談に、私は2つのことをお返事しました。
- このご条件なら、ネット保険で一括見積もりをして、お安いところに決めていくのもありだと思います
- 一括見積もりの前に、保険の掛け方の注意点に目を通していただくと、参考になると思います
まずは1つ目の、「チューリッヒで大丈夫か」からお話しします。
チューリッヒは本当にお得? 安くなりやすいけれど、いちばんかは人しだいです
安いのは、お店を持たないぶんです
チューリッヒの公式サイトには、保険料を抑えられている理由が書かれています。
インターネットや電話での販売に絞り、対面の営業にかかるコストを減らしている、というものです。
※チューリッヒ保険会社の公式サイト(代理店型から乗換えても大丈夫?)より(2026年9月に確認)。
ネット型の保険は、ダイレクト型保険とも呼ばれます。
お店や担当者を持たないぶん、そのコストが保険料に乗らない、という仕組みです。
代理店型保険との差額は、補償の中身の差ではなく、担当者さんに相談したり、手続きを任せたりできる安心の差だと、私は考えています。
いちばん安い会社は、人によって入れ替わります
ただ、「チューリッヒがいちばん安い」とまでは、言い切れません。
保険料は、車の使い方や年齢の条件、等級などで決まるので、どこがいちばんお得かは、人によって変わるからです。
各社の保険料は、年度ごとに少しずつ変わります。
去年いちばん安かった会社が、今年もいちばんとは限りません。
条件によっては、チューリッヒより、ほかの会社のほうが安く出ることもあります。
だから私は、一括見積もりで同じ条件の金額を並べて、お安いところに決めていけばいい、とお返事しました。
条件をそろえて並べると、上のほうの何社かは、たいてい横並びになります。
そこから先は、値段が8割くらいの決め手で大丈夫です。
横並びになったとき、残りの2割をどう決めるかは、こちらでお話ししています。
チューリッヒで確かめたいのは、ロードサービスの中身です
「チューリッヒのデメリットは?」と気になっている方も、いらっしゃると思います。
私の見方では、欠点というより、安さの理由が、そのまま選ぶ前に確かめたいところになっています。
ご相談者さまが「ロードアシスタンスなどが付いていてほしい」と書かれていたところです。
チューリッヒの自動車保険は、2つあります
チューリッヒには、「スーパー自動車保険」と「ネット専用自動車保険」の、2つの自動車保険があります。
ネット専用自動車保険は、とにかく保険料を安く抑えたい方向けに、付帯のサービスを絞り込み、補償をシンプルにまとめた保険です。
見積もりも契約も、インターネットだけで行います。
気をつけたいのは、ネット専用自動車保険では、ロードサービスが自動では付かないことです。
ロードサービスは「ロードサービス費用特約」という特約になっていて、付けるかどうかを自分で選びます。
スーパー自動車保険のほうは、すべての契約にロードサービスが付いています。
補償の選び方を電話で相談したい方には、スーパー自動車保険のほうが案内されています。
※チューリッヒ保険会社の公式サイト(ネット専用自動車保険とスーパー自動車保険の違い)より、2026年9月に確認した内容で、見直しが入ることもあります。
ネット専用自動車保険の公式サイトには、一括見積もりサイトや比較サイトで見積もった方向けの入口もあります。
チューリッヒの見積もりが安く出たら、どちらの保険か、ロードサービスが入っているかを、まず見てみてはいかがでしょうか。
ご相談者さまのように、ロードサービスを付けたい方なら、特約は「あり」で見積もります。
ロードサービスは、「あり」にしておくのがおすすめです。
事故や故障で焦っているときに、保険会社にまかせてレッカーを呼べるのは大きいですよ。
割に合うと思います🐧
付いているロードサービスで、できること
事故や故障で車が自力で走れなくなったときは、指定した修理工場へ、100kmまでレッカーで運んでもらえます。
事故のときだけは、チューリッヒの指定修理工場へなら、距離の制限なく運んでもらえます。
その場で直せるトラブルなら、バッテリー上がりや、キーの閉じ込み、スペアタイヤへの交換などにも対応してもらえます。
ただ、バッテリー上がりとキーの閉じ込みは、保険期間中に1回までです。
ロードサービスを使っても、等級には影響しません。
※チューリッヒ保険会社の公式サイト(ロードサービスのページと、ロードサービス費用特約のページ)より、2026年9月に確認した内容で、保険の始まる日によって変わることがあります。
遠出が多く、遠くまで運んでほしい場面がありそうな方は、この距離も見ておくと安心です。
故障で運ばれた日のレンタカーは、24時間までです
もう1つ、見ておきたいのがレンタカーです。
レッカーで運んでもらったときは、ホテル代や、帰るための交通費、レンタカー代などのサポートも使えます。
ただ、レンタカーは24時間までです。
公式サイトにも、帰宅のためのサポートなので、24時間までの時間制限がある、と書かれています。
スーパー自動車保険には、修理のあいだ代車を出してもらえる「代車提供特約」もあります。
ただ、付けられるのは車両保険を付けている車で、使えるのは車両保険金が出る事故のときです。
※チューリッヒ保険会社の公式サイト(代車提供特約のページ)より(2026年9月に確認)。
故障で修理に何日もかかったときの足は、自分で用意することになります。
15年を超える車は、少しずつ、故障のリスクが高まってきます。
毎日の通勤に使っていて、1日でも車が無いと困るなら、故障の日の足を先に決めておくと安心です。
代理店型の保険には、故障でレッカー搬送されたときにも使えるレンタカー特約を付けられるものがあります。
年数のたった車なら、代理店型の保険に、できるだけシンプルな内容で入るという選び方もあります。
逆に、バスや電車で通える、家族の車を借りられるなど、ほかの足があるなら、安いネット型のままで大丈夫です。
故障のときのレンタカーの考え方は、こちらでお話ししています。
見積もる前に、「掛け方」を決めておきます
お返事の2つ目は、見積もる前の準備でした。
一括見積もりは、入れた条件のとおりに、各社の金額を出してくれる道具です。
条件が実際と違っていれば、いちばん安く出た金額にも、意味がなくなってしまいます。
しかも、運転する人の範囲や、年齢の条件から外れた方が運転して事故に遭うと、補償の対象外になります。
20代のご夫婦は、まず年齢条件から
年齢条件は、運転するおふたりのうち、若いほうの年齢に合わせます。
若いほうが21〜25歳なら「21歳以上補償」、26歳以上なら「26歳以上補償」が選べます。
年齢条件は、若いほうに広げるほど保険料が上がり、同じ条件でも年間で数万円単位で変わることがあります。
若いほうが26歳の誕生日を迎えたら、契約の途中でも、年齢条件を変える手続きができます。
手続きをすると、保険料の差額が戻ってくることがあります。
誕生日を迎えても、年齢条件を変えるには、手続きが必要です。
※チューリッヒ保険会社の公式サイト(運転者限定・年齢条件の変更のページと、よくあるご質問)より(2026年9月に確認)。
26歳の誕生日は、保険を見直すきっかけの1つになります。
ほかの補償は、80点のチェックリストで
年齢条件のほかにも、見積もりの前に決めておきたいことがあります。
対人賠償と対物賠償は無制限、人身傷害は3,000〜5,000万円が目安です。
弁護士費用特約は、ほかの車の保険と重なっていないかを確かめます。
ご夫婦で同じくらい運転するなら、ゴールド免許の方を記名被保険者にすると、ゴールド免許割引が効きます。
記名被保険者は、主に運転する人として届ける人なので、実態に合わせるのが前提です。
免許証の色は、契約するときの色を入れます。
※チューリッヒ保険会社のよくあるご質問(お見積り条件)より(2026年9月に確認)。
15年を超える車なら、車両保険は外す方向で考えやすいです。
全損になっても、保険から出るのは、そのときの車の価値までだからです。
ほかの補償も含めた掛け方は、80点のチェックリストに1枚でまとめています。
3年契約の満期に、乗り換えるときは
乗り換えは、いまの保険の満期日に合わせるのが基本です。
満期日と、新しい保険の始まる日を同じ日付にしておくと、等級をそのまま引き継げます。
日付がずれると、あとから訂正が必要になり、保険料に大きく響くこともあります。
見積もりの前に、保険証券か更新のお知らせ、車検証、運転免許証を手元に置いておくと、入力で迷いません。
スーパー自動車保険では、保険が始まる日の45日前までに申し込むと、年間500円の早期契約割引も付きます。
※チューリッヒ保険会社の公式サイト(乗換えのタイミングと準備するもの)より(2026年9月に確認)。
代理店型の3年契約から、ネット型に移ると、契約は1年ごとになります。
毎年、保険を考えるきっかけが増える、ということでもあります。
代理店の担当者さんには、満期の前に、ほかの保険にすることを伝えておくと、行き違いがありません。
チューリッヒが、ご自身の条件でもいちばん安いのかは、並べてみるまで分かりません。
一括見積もりのやり方は、画面の順番どおりに、こちらでお話ししています。
💡 チューリッヒを候補に入れている方へ
年齢条件と、ロードサービスの「あり」だけ決めたら、一度、金額を並べてみてはいかがでしょうか。
今日決める必要は、まったくありません。
同じ条件で何社かの金額が並ぶので、チューリッヒがどのあたりに来るのかが、そこではじめて分かります。
まとめ
- チューリッヒを候補にするのは、あり(安いのは、お店を持たないぶん)
- ただ、いちばん安い会社は、条件とその年の保険料で入れ替わるので、一括見積もりで並べて決める
- チューリッヒには保険が2つあり、安いほうはロードサービスを付けるか選ぶ形なので、見積もりで「あり」を確かめる
- 故障で運ばれた日のレンタカーは24時間まで(15年を超える車を毎日使うなら、故障の日の足を先に決めておく)
- 見積もる前に、年齢条件(若いほうに合わせる・26歳で変えられる)と掛け方を決め、満期日と始まる日を同じ日にそろえる
安さで選ぶのも、故障の日の足を優先するのも、どちらも正解になりえます。
大事なのは、見積もりの金額に、何が入っていて、何が入っていないのかを知ったうえで選ぶことです。
保険は、掛け方さえ分かっていれば、安く、必要な補償を受けられます。
一度覚えた掛け方は、一生ものです🐧
ご相談者さまの、その後
実は、このご相談には、翌朝の続きがあります。
ご相談者さまから、こんなお返事が届いていました。
そうです、ネット保険です。
なるほど、一括見積もりをすれば早かったんですね(笑)。
うちは車が1台とバイクが2台あるので、JAFという選択をしたほうが、確かにいいのかもしれません。
私がお返事を書いたのは、この次の日でした。
一括見積もりに加えて、ロードサービスの答えまで、ご自分で見つけられていたんですね。
車が1台に、バイクが2台。
見積もりの画面には出てこない、ご家庭の事情です。
保険のロードサービスは、その保険を掛けた車にしか付きません。
チューリッヒの公式サイトにも、ほかの車を運転する予定がある方は、ほかのロードサービスも必要になる、と書かれています。
JAFは、会員ご本人に付くサービスなので、バイクに乗っているときにも使えます。
入会金は2,000円、年会費は4,000円です(個人会員)。
※JAFの公式サイト(入会メリット・費用について)と、チューリッヒ保険会社の公式サイト(ロードサービスのよくあるご質問)より、2026年9月に確認した内容です。
ただ、JAFが無料でけん引してくれるのは20kmまでで、チューリッヒのロードサービスの100kmより短くなっています。
遠くまで運んでほしい場面では、保険のほうが頼りになることもあります。
JAFと保険のロードサービスの違いと、どちらが要るかの考え方は、こちらでお話ししています。
そのあと、どの保険に決められたのかまでは、伺えていません。
それでも、ご家族の乗り物ぜんぶを見て、ロードサービスの答えを出されたこと。
見積もりの金額だけを見ていたら、出てこなかった答えだと思います。
見積もりが並んだあと、2年目以降の保険料やメーカーのロードサービスが気になって決めきれないときは、こちらもどうぞ。
もう1つの人気のネット保険、ソニー損保が気になる方は、こちらもどうぞ。
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