著者:ピゴス - 元1級整備士×元ディーラー営業マン(整備12,000台/販売500台/年300件相談対応)

納車の日。

うれしい気持ちで帰ろうとしたところに、袋に入った古い部品を渡された。

「交換したぶんです。処分はお願いしますね」

その場では受け取ったものの、家に置いてみると、これが意外と困ります。

燃えないゴミに出していいのか。

それとも、どこかへ持っていくものなのか。

✅ 結論からお伝えします

まず、その部品は持ち帰らなくて大丈夫なことが多いです。

お店の側には、外した部品をまとめて処理する流れが、もともとあるからです。

ですから、ひと言お願いするだけで大丈夫です。

もう家にある場合は、①お店にひと声 ②お住まいの自治体のルールを確認 ③金属の買取店、の順に見ていきます。

そして大前提として、捨て方は自治体ごとに違います。

ネットで見かけた「正解」より、お住まいの市区町村のルールのほうが答えに近いです。

ピゴス
ピゴス

部品を渡されると、なんだか捨てにくいですよね

あれ、じつはお店に戻していいものなんです

肩の力を抜いて大丈夫ですよ

今回いただいたご相談

いただいたご相談を、内容を編集したうえで掲載させていただきます。

中古車購入と同時に、部品交換を行いました。

納車時に、交換した古い部品を預けられ、処分を依頼されました。

これは、燃えないゴミとして出すのが良いのでしょうか。

それとも、金属の引き取り・買取店に持っていくのでしょうか。

ご質問ありがとうございます。

納車で気持ちが上がっているところに、これは少し困りますよね。

じつはこのご相談、2つの選択肢のどちらかを選ぶ前に、ほどけるところがあります。

なぜ、持ち帰らなくて大丈夫なのか

私が整備の現場にいたころは、交換した部品はお店で処分するのが基本でした。

お店には、外した部品をまとめて引き取ってもらうルートがあります。

日々たくさんの部品が出るので、それを回す仕組みが最初からあるんですね。

では、なぜお客さまに部品をお見せするのか。

あれは「本当に交換しましたよ」を、その目で確かめていただくためです。

見えないところの作業ほど、言葉だけでは伝わりにくいですから。

つまり「見せる」と「持って帰っていただく」は、別のことなんです。

ですから、その場で「これは引き取っていただけますか」とお願いして、まったく失礼になりません。

言い出しにくければ、次に入庫するときに持っていっても大丈夫です。

もちろん、記念に取っておきたい方や、ご自分で使い道がある方は、持ち帰るのもアリです。

あくまで私の感覚ですが、そこで気を使わなくていい、というだけのお話です。

もう持ち帰ってしまったときの、3つの順番

すでに家にある、という方も多いと思います。

そのときは、この順番で見ていくのがいちばん早いです。

① まず、買ったお店にひと声

遠慮はいりません。

「先日いただいた部品、引き取っていただけますか」とお願いすれば、たいていは受けてもらえます。

次の点検やオイル交換のついでに持っていけば、往復の手間もありません。

こういうことを気軽に言える相手がいる、というのが、1ヶ所に決めて長く通うことの小さな実利でもあります。

② お住まいの自治体のルールを確認する

ここがいちばん大事なところです。

部品の捨て方は、お住まいの市区町村によって扱いが違います。

金属ごみとして出せるところもあれば、大きさや品目で分けているところもあります。

ですので、ネット記事の「これはこう捨てる」よりも、お住まいの自治体のごみ分別ルールを見るほうが確実です。

調べ方は簡単です。

  • 市区町村のホームページで、ごみの分別辞典を品目名で引く
  • それでも分からなければ、清掃センターに電話でひと言
  • 聞き方は「車から外した◯◯なのですが」と、品目名で伝えるだけで大丈夫

意外かもしれませんが、この電話1本がいちばん早くて、いちばん間違いがありません。

③ 金属の買取店に持ち込む

金属としてお金になる部品もあります。

ただし、個人からの持ち込みを受けていないお店もあるので、行く前に電話で確認してください。

正直にお伝えすると、小さな部品がいくつか、という量では、持ち込む手間のほうが大きくなりがちです。

まとまった量があるとき、近くにお店があるとき、の選択肢と考えるのがちょうどいいと思います。

これだけは、ふつうのゴミに出さないでください

自治体によって扱いが違う、とお伝えしましたが、そのなかでも共通して気をつけたいものがあります。

  • タイヤ=多くの自治体で回収していません
  • バッテリー=同じく回収していないことが多く、お店やカー用品店で引き取ってもらうのが早いです
  • エンジンオイルなどの液体=そのまま捨てない・流さない
  • エアバッグまわりの部品=安全に関わるので、必ずお店へ

このあたりは、迷ったらお店に持っていくのがいちばん確実です。

とくにエアバッグまわりは、ご自分で扱う場所ではありません。

外したタイヤについては、捨てる以外の道もあります。

状態によっては値段が付くことがあるので、こちらにまとめました。

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まとめ:迷ったら、出した人に返す

今回のお話を、整理しておきますね。

  • 交換した部品は、お店で処分するのが基本。持ち帰らなくて大丈夫なことが多い
  • お見せするのは「本当に交換しましたよ」を確かめてもらうためで、持ち帰りとは別
  • もう家にあるなら、順番は①お店 ②自治体のルール ③金属の買取店
  • 捨て方は自治体ごとに違う。分別辞典を品目名で引くか、電話1本がいちばん早い
  • タイヤ・バッテリー・液体・エアバッグまわりは、ふつうのゴミに出さない
  • 金属の買取店は、個人の持ち込みを受けていないこともあるので先に電話を

部品ひとつの処分に、何日も悩む必要はありません。

出した人に返す。

それで済むことが、思っているよりずっと多いですよ🐧

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ギリギリ昭和生まれ、2児のパパとして奮闘中…空いた時間に車の情報発信や質問に答えている管理人のピゴスです! クルマ好き歴30年以上、気付けば1級自動車整備士(笑)元、国産自動車のディーラーの営業マンです。 過去に車を整備したり販売させていただいたりする中で、車を移動手段と考えている方にこそ、様々なお悩みがあることに気付きました。そう言った悩みのある方が、知らないがゆえに損してしまうことがないようにこのブログを立ち上げました。少しでもみなさまのお悩みに寄り添った内容を発信できればと考えております。 取り上げて欲しい題材、個別のお悩みなど、記事の下のコメント欄でいつでも承っております。ニックネームもメールアドレスも要りませんので、お気軽にどうぞ!