自動車保険の一括見積もりが進まない|「見積もり提案ができない」の多くは満期日の入力です

保険料を少しでも安くしたくて、一括見積もりのサイトを開く。
車検証と保険証券を横に置いて、項目をひとつずつ埋めていきます。
あと少し、というところで画面が切り替わります。
「見積もり提案ができない」。
何がいけなかったのか分からないまま、そこで手が止まってしまう。
やる気を出したところだったので、けっこうこたえますよね。
一括見積もりが進まないとき、いちばん多いのは入力の問題です。
なかでも多いのが、保険の満期日の欄です。
満期日が1年以上先の方が、その日をそのまま入れると、見積もりが出ないことがあります。
ほかには、保険の請求が3回以上ある、満期まで3日以内、といった条件があります。
どれも、あなたの車や等級に問題があるという話ではありません。
直せば、たいていはもう一度進めます。
いただいたご相談
実際にいただいたご相談を、ご紹介します。
(ご本人が特定されないよう、内容は編集してご紹介しています)
- 現在は大手の損害保険会社に加入中
- 通勤で使っている(往復40kmほど)
- 保険料が高いと感じたので、一括見積もりのサイトに入力していった
- ところが最後に「見積もり提案ができない」と表示されてしまった
「この場合、他に方法がなにかあるのかを教えていただきたいです」
そう書かれていました。
じつは、同じご相談を別の方からもいただいています。
そちらは「見積もり提供基準と合致せず、お見積もりを提供できませんでした」という表示でした。
文言は違っても、行き止まりに見えるのは同じです。
その画面が出ても、保険の見直しは止まりません
最初にお伝えしておきたいことがあります。
大手の損害保険にご加入なら、保険会社の側の事情で見積もりが作れないということは、本来あまりありません。
正直に白状すると、私自身もその画面を見たことがありませんでした。
ですので、はっきりとした原因を言い当てられないかもしれません。
ただ、こういうときに疑うところは決まっています。
一括見積もりのサイトには、お取り扱いできない範囲というものがあります。
そこに何か当たってしまったか、どこかを押し間違えたか。
たいてい、そのどちらかだと思います。
あなたの車や、これまで積み上げてきた等級に問題があるわけではありません。
いちばん多いのは、満期日の入力です
2件目の方のときに、原因がはっきりしました。
この方は、保険の満期日が1年以上先でした。
そして、その満期日を素直に入力しておられました。
ここです。
満期日がずっと先の日付だと、一括見積もりは通らないことがあります。
まずは金額だけ見てみたい、という場合は、1ヶ月後くらいの日付を仮に入れてみてください。
それだけで、すんなり進むことがあります。
※実際に申し込むときは、決めた保険会社で改めて見積もりを取り直しますので、そこで正しい満期日を入れれば問題ありません
ただし、本当に切り替えるつもりなら、日付にはひとつ気をつけてください。
自動車保険の等級は、1年間を無事故で走りきると1つ上がります。
ですので、満期日より前に切り替えてしまうと、その1年をもう一度やり直すことになります。
たとえば17等級の方なら、満期日に切り替えれば18等級です。
その手前で切り替えると、また17等級からのスタートになってしまいます。
見積もりを出すための仮の日付と、実際に切り替える日は、分けて考えてくださいね。
入力画面のどこに何を書くのかを、1枚ずつ画像で追いたい方は、こちらが分かりやすいと思います。
ほかに、見積もりが作れなくなる主な条件
満期日のほかにも、いくつか条件があります。
- 保険の請求が3回以上ある:過去に保険金を3回以上請求していると、一部の保険会社では引き受けを制限することがあります
- 満期日まで3日以内:切り替えの手続きには一定の期間が必要なので、受け付けられない場合があります
- 入力の誤り:項目が多いので、どこかを押し間違えていることがあります
ここで大事なのは、条件を暗記することではありません。
一括見積もりのサイトには、お申し込みいただけない場合の条件が、公式にまとめて載っています。
そのページを一度開いて、自分が当てはまっていないかを見るのが、いちばん早いです。
見あたらなければ、もう一度、最初からゆっくり入力し直してみてください。
このうち「保険の請求が3回以上」のケース——事故で保険を使ったあとの見積もりについては、こちらで詳しくお話ししています👇
それでも出ないときの、3つの道
1. 別の一括見積もりサイトを使う
一括見積もりのサイトは、ひとつではありません。
- 保険スクエアbang!
- ナビクル
- 楽天保険一括見積もり
取り扱っている保険会社や条件が違うので、別のサイトなら通ることがあります。
2. ネット型の保険に、直接見積もりを出す
一括で比べることはできませんが、こちらなら見積もりそのものは作れます。
気になるネット型の自動車保険(アクサダイレクト、おとなの自動車保険、チューリッヒなど)のホームページから、直接依頼できます。
正直に言うと、これでも十分に80点は取れます。
一括見積もりは、いまの保険料が高いのか安いのかを知るための道具です。
2社か3社の金額が並べば、その役目はもう果たしています。
3. 保険代理店に相談する
保険代理店によっては複数の保険会社の商品を取り扱っており、見積もり作成を代行してくれます。
ただし、シンプルな保険内容にしたいと考えている場合は、少し遠回りになるかもしれません。
代理店さんは「万が一のとき、絶対に困らせたくない」という想いから、補償を手厚くしたプランを提案してくれることが多いからです。
それは決して悪いことではなく、あなたにとって価値が最大化されていれば、ばっちりな保険です。
ただ、すすめるのは代理店さんの仕事、決めるのはこちらの仕事です。
「今回はシンプルな内容にしたい」と最初に伝えておくと、お互いに気持ちよく進められます。
どの保険会社にするかで迷ったときの考え方は、こちらでもお話ししています。
まとめ
- 見積もりが出ないのは、あなたの車や等級に問題があるからではありません
- いちばん多いのは満期日の入力(1年以上先の日付は通らないことがあります)
- 金額だけ見たいなら1ヶ月後くらいの仮の日付で。実際に切り替える日は満期日に合わせる
- 満期日より前に切り替えると、等級の1年がやり直しになります
- ほかに「請求が3回以上」「満期まで3日以内」。条件は公式ページにまとまっています
- それでもダメなら、別の一括見積もりサイトか、ネット型に直接。それでも十分80点です
ここまで読んで、もう一度やってみようかなと思われたら、それがいちばんの近道です。
この記事の結論は、たいていは直せる、でした。
今日いきなり切り替える必要は、まったくありません。
見積もりを取って、いまの保険料と並べて見るところまでで大丈夫です。
💡 いまの保険料と、並べてみる 複数社の見積もりがまとめて届くので、高いのか安いのかがその場で分かります。
ご相談者さまの、その後
お二人とも、そのあとご連絡をくださいました。
1件目の方は「間違いがないか、もう一度入力し直してみますね」と。
そして「それでも無理なら、ネット型の保険に直接いってみます」と続けてくださいました。
2件目の方は、もっとはっきりしていました。
「満期日を変更してやってみます!」
原因がひとつに絞れると、動き出しはこんなに早いんですね。
見積もりが出ないと、自分が断られたように感じてしまいますよね
でも実際は、入力の条件に引っかかっているだけのことがほとんどです
きっともう一歩で、保険の見直しができますよ
保険の見直しは、面倒だからと止まってしまうと、そのまま1年が過ぎてしまいます。
でも、いま止まっているのは、たぶん入力の1行だけです。
そこだけ直せば、続きから進めます。
せっかくここまで来られたので、もう一歩だけ🐧
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