他県の中古車、見に行く前に3つ確認 「うちは売れません」と言われることがあります

😵「ネットでいい中古車を見つけた。でも、お店がちょっと遠い」
🤔「せっかく行くんだから、見に行く前に調べておきたい」
😅「予算もオーバーぎみ。焦って決めて、あとで後悔しないかな…」
遠くのお店にある1台は、往復の時間も交通費もかかります。
せっかく時間をかけて行ったのに、着いてから「思っていた状態と違った」「そもそも買えなかった」となるのは、できれば避けたいですよね。
だから「行く前に、できるだけ調べておこう」と考えるのは、とても正しい順番です。
今回は、まさにそうやって準備をされた方のご相談をお借りしました。
関東にお住まいで、少し離れたお店にある認定中古車(ディーラーが点検し、保証を付けて売っている中古車)を見に行く予定でした。
ご本人の言葉を借りると「知識武装して行こうと思っています」という状態です。
ところが、この方は結局、その車を見に行けませんでした。
理由は、車の状態でも、お金でもありませんでした。
遠くの1台は、お店に着く前に、画面の上で3つ確かめられます。
① そのお店は、あなたに売ってくれるか(販売できる地域が決まっていることがあります)。
② 車の中身(認定中古車なら、第三者が書いた「車両状態証明書」などが出ています)。
③ 買ったあと、通えるか。
そして、もし「他県のお客様には売れません」と言われても、そこで終わりとは限りません。
まずは、いただいたご相談です
初めて中古車の購入を検討しておりまして、相談させてください。
車種は「Honda N-BOX 660 カスタムG Lパッケージ」、年式は2015年、走行距離は3.7万kmです。
修理歴なし、点検記録簿あり、車検は翌年の6月まで残っています。
車両本体価格は69.8万円で、支払い総額は問い合わせ中です。
いま店舗に見積もりを請求していて、今月中なるべく早くに現物を見に行く予定です。
その時に確認した方がいい点などあったら教えてください。
今いるところと店が離れているので、知識武装して行こうと思っています。
年式の割に距離が乗っていなくて割安なのかなと思いますし、認定中古車なので整備も多分大丈夫だと思います。
ただ、予算50万円で探していたので大分オーバーしてしまい、ちょっと焦っています。
去年から副業を始めて、仕入れに使える車が欲しくなりました。
軽バンやワゴンRも考えたのですが、見た目が気になるのと、人も乗せたいし積載も多い方がいいよな〜で悩んで、N-BOXにしました。
用途的には軽バンがいいと思うんですが。
とてもよく調べられていて、聞きたいことも整理されているご相談でした。
お店が離れているから、行く前に調べておこうという順番も、そのとおりだと思います。
ただ、このあと分かったのですが、この方が本当に確かめる必要があったのは、車のことではありませんでした。
しかも、それはお店に行かなくても、家で分かることだったんです。
順番に見ていきますね。
見に行く前に、まず確かめてほしいこと
それは「そのお店は、自分に売ってくれるのか」ということです。
車の状態より先に、売ってくれるかどうかを確かめておくのがおすすめです。
このご相談者さまがお店に問い合わせたところ、返ってきたのはこんな答えでした。
🗣 「販売できるのは…限定ですって回答が来ちゃいました…」
🗣 「よくよく見たらホームページにも書いてありました」
売ってもらえるのは、お店のまわりの3つの都県だけで、ご本人のお住まいの県は入っていませんでした。
ホームページに、最初から書いてあったんですね。
つまりこれは、交通費も時間もかけずに、行く前に分かったことでした。
これは、お店が意地悪をしているのではありません
同じように「県外の人は買えないのか」と聞かれた別のご相談で、私はこうお伝えしました。
「結論から言うと、はい、これはよくあることなんです。」
「お店が不親切なわけではなく、いくつか理由があります。」
1つは、ディーラー同士の「暗黙のテリトリー(縄張り)」のようなものです。
隣の県のお店どうしで、お互いのエリアのお客さんを取り合わない、という慣習があるんですね(無いメーカーやお店もあります)。
もう1つは、認定中古車は買ったあとのお付き合いが続くからです。
点検や保証で通ってもらうことを考えると、お店としては、近くに住んでいて長く付き合える方に売りたい、という気持ちがあります。
人気の車なら、地元のお客さんだけでも売れていく、ということもあります。
裏を返せば、買ったあとのお付き合いを大事にしているお店とも言えます。
ご相談者さまも、「オイル点検も車検もここでやります!って押し切ったら買わせてくれるんですかね?笑」と書いておられました。
ただ、販売できる地域はお店の決まりなので、その場で変えてもらうのは難しいことが多いと思います。
それよりも、近くのお店に取り寄せを相談したり、条件に合う1台を待ったりするほうが近道です(このあとでお話しします)。
同じことが、3年後に別の方にも起きていました
のちに、別の方から似たご相談をいただきました。
🗣 「認定中古車が良いと思い、地元…に問い合わせをしたら、販売エリアが限られていて、…は対象外と言われてしまった」
車を使う県が、お店の販売エリアの外だったんですね。
こちらはメーカーも年も違います。
それでも、同じ線引きがありました。
認定中古車では、珍しいことではありません。
なぜ私が、車にくわしくない方ほど認定中古車をおすすめするのかは、こちらにまとめています👇
だから、行く前に見るのはこの2つです
- お店のホームページ(「販売地域」や「対象エリア」という記載がないか)
- 問い合わせの一文(「◯◯県に住んでいますが、購入できますか」を先に入れておく)
見積もりをお願いするより先に、この一言です。
お店の側も、あとから断るより、先に言えたほうが気が楽だと思います。
メーカーの公式の中古車サイトでは、売ってもらえる地域が、車ごとに載っていることもあります。
たとえばホンダの公式の中古車サイトの「よくある質問」には、こう書かれています。
「お住まいの住所によっては購入できない車両がございますので、車両ごとの販売可能県は車両情報をご確認ください」
※ 出典=Honda公式中古車検索サイト「オンライン販売について」(よくある質問/2026年10月に確認)、売ってもらえる地域は、車とお店によって違います。
「他県だから買えない」で、終わりとは限りません
ホンダでは2020年に、全国のお店にある中古車を、最寄りのお店に取り寄せて買える仕組みが始まりました。
公式のニュースリリースには、こう書かれています。
それまでは、「その在庫を所有する店舗にご来店いただく必要があった」ため、「あまりに遠方の場合は、購入を断念されるケースが多くありました」。
この仕組みで、「最寄りのHonda Cars店で購入することが可能となりました」。
※ 出典=Honda公式ニュースリリース「Honda Carsで『お取り寄せ車両』の販売を開始」(2020年9月17日/2026年10月に確認)、このとき案内されていた取り寄せの車を探すページは、2026年10月には開けませんでした。
対象になるのは「Honda認定中古車(U-Select)」だけで、条件は3つです。
| お取り寄せの条件 | ご相談の車は |
|---|---|
| Honda車であること | ✅ N-BOX |
| 修復歴(事故などで、車の骨格にあたる部分を直した跡)がないこと | ✅ 修理歴なし |
| 第三者機関の車両状態証明書が出ていること | ✅ 出ていた |
3つとも、満たしていました。
しかも、この仕組みが始まったのは2020年9月です。
ご相談は2023年の1月でしたから、そのときにはもう2年以上前から使えたことになります。
もちろん、実際に取り寄せてもらえたかどうかは、在庫を持っているお店の判断もあります。
ですので、この方が買えたはずだ、とまで言うつもりはありません。
ただ、断られた時点でもう一手あったということは、知っておいて損がないと思います。
メーカーやお店によって、仕組みは違います
どのメーカーにも、同じ制度があるわけではありません。
それでも、系列のお店が何店舗もあるなら、使える手が1つあります。
展示しているお店ではなく、自宅から近い系列のお店に問い合わせるという方法です。
この話は、中古車サイトの仕組みと合わせてこちらでお話ししました👇
県外だと断られるのは、よくあることなんです。
でも、この一言を足すだけで道が開くことがあります。
「近くの系列のお店で、この車を取り寄せてもらうことはできますか」。
実際に、ネットにしか無い1台を取り寄せで買った方の例は、こちらに書いています👇
ただ、無いものは無いこともあるので、時間がかかることもあります。
そういうときは、近くのお店に「こういう条件の車が入ったら、教えてもらえませんか」と伝えておいて、良い1台が回ってくるのを待つ、という手もあります。
N-BOXのような人気の車なら、少し待てば、似た条件の1台がまた出てくる可能性は、十分にあります。
焦って遠くの1台に飛びつくより、じっくり待つほうが、結果的に良いご縁になりやすいと思います。
車両状態証明書は、お店に着く前に読めます
当時のお答えでは、この車を一度も見ないまま、注意点が2つ挙がっていました。
・タイヤが5部山
・フロントガラスに飛び石の痕がある
どちらも、ネットに掲載されていた「車両状態証明書」に書いてあったことです。
つまり、現車を見に行く前に、そこまで分かるということですね。
そもそも、どういう書類なのか
「車両状態証明書」という名前の書類を出しているのは、一般財団法人 日本自動車査定協会です。
公式には、こう説明されています。
中古車を購入しようとする消費者と販売店双方の「取引信頼性の向上」を目指して、「中古展示車の車両状態を的確に表示し、証明書を発行します」。
認定中古車によっては、ほかの会社が検査していることもあり、書類の名前や書き方は少しずつ違います。
※ 出典=一般財団法人 日本自動車査定協会「車両状態証明事業の目的」「車両状態証明の見方」、Honda公式中古車検索サイト「はじめての中古車購入ガイド」(ホンダの認定中古車の検査は3つの会社のどれか/2026年10月に確認)、ここからは協会の書き方で見ていきます。
大事なのは、お店ではなく第三者が見て書いた書類だというところです。
認定中古車のページには、この証明書の画像が載っていることが多いので、探してみてはいかがでしょうか。
総合評価点は、そのまま「どんな状態か」の言葉になっています
この書類には、車ぜんたいの評価点が付いています。
数字だけ見ると分かりにくいのですが、公式の説明を読むと、意味がはっきりします。
| 評価点 | どんな状態か(公式の表現) | 走行距離の目安 |
|---|---|---|
| S | ほぼ新車の状態で、内外装、無傷・無補修 | 1万km未満(登録から12ヶ月以内) |
| 6 | 内外装、無傷・無補修 | 3万km未満(登録から36ヶ月以内) |
| 5 | 目立たない傷・凹み等が少しありますが、概ね良好な状態 | 5万km未満 |
| 4.5 | 小さな傷・凹み、軽微な補修跡等があるが、そのまま加修せずに十分乗れる状態 | 10万km未満 |
| 4 | 目立つ傷・凹み等が少しあり、加修が必要と思われる箇所が数箇所ある状態 | 15万km未満 |
| 3.5〜3 | 大小の加修を必要とする箇所が、数か所〜多数ある状態 | — |
| 2 | 加修を必要とする箇所が車両全体にある状態 | — |
| 1 | 消火剤散布車・冠水車(歴車を含む) | — |
| R | 修復歴車 | — |
※ 出典=日本自動車査定協会「車両状態証明の見方」の総合評価点(2026年10月に確認)、距離と月数は、点数ごとの目安として公式に載っているものです。
注目していただきたいのは「4.5」のところです。
「そのまま加修せずに十分乗れる状態」と書いてありますよね。
「加修」は、手を加えて直す、という意味です。
つまり、点数の高い車を探すより、自分が許せる状態はどこまでかを先に決めるほうが、探しやすくなります。
ただ、点数が表しているのは、主に内外装の傷や補修の跡と、走った距離です。
エンジンの調子までは、見ただけでは分からないので、そこは保証で備える、という考え方になります。
ちなみに、いちばん下の「R」が修復歴車です。
その1つ上の「1」は、水に浸かったことのある車(冠水車)などです。
修復歴が分からないと言われたときにどう考えるかは、こちらでお話ししました👇
図に並ぶ記号は、よく出る4つが分かれば足ります
証明書には車の絵があって、傷のある場所に記号が書き込まれています。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| A | 傷・ささくれ |
| U | 凹み・曲がり |
| W | 板金修理の跡(W1=目立たない/W3=再修理が必要) |
| S | さび |
そして、記号のうしろに付く数字が、大きさです。
| 数字 | 大きさ | 公式の書き方 |
|---|---|---|
| 0 | 500円玉サイズ未満 | 修理しない |
| 1 | カードサイズ未満 | 目立たない |
| 2 | A4サイズ未満 | 修理が必要 |
| 3 | A4サイズを超えたもの | 全体に修理又は交換が必要 |
※ 出典=日本自動車査定協会「車両状態証明の見方」の記号表(2026年10月に確認)、1cm未満の傷などは、記号ではなく備考の欄に書かれます。
たとえば「A1」なら、カードより小さい傷。
「U2」なら、A4より小さい凹みということですね。
ここまで分かっていれば、写真では見落とした傷を、書類のほうが教えてくれます。
ただし、証明書が無い車もあります
ネットだけで売られている車には、この証明書が付いていないことがあります。
その場合は、内外装の傷がどの程度あるのか、書類からは分かりません。
気になるところの写真を、拡大で送ってもらうようお願いしてみてはいかがでしょうか。
そして、もう一つ大事なことがあります。
証明書が無い車は、さきほどのお取り寄せの対象からも外れます(条件の3つ目でしたね)。
5部山と飛び石は、行く前に「聞くこと」が決まります
書類から分かった2つを、どう扱えばいいのかを見ていきます。
5部山は、あと何年もつのか
「部山」は、業界での言い方です。
法令の言葉ではないので、あくまで目安です。
新品を10部山として、5部山なら溝が半分ほど残っている、という見方をします。
いっぽうで、法令の線ははっきり決まっています。
乗用車のタイヤは、接地する面の「いずれの部分においても1.6mm以上」の溝がなければなりません。
溝が1.6mmまで減ると、「スリップサイン」が出てきます。
※ 出典=道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第89条(走行装置)/国土交通省(2026年10月に確認)、溝の深さはスリップサイン(告示の言葉では「ウエア・インジケータ」)で確かめてもよい、とされています。
ですので、5部山ならすぐに交換が要るわけではありません。
ただ、そう遠くない先に、数万円の出費があるということです。
だから、聞くのは「新品にしてもらえますか」です
ここで、知っておいていただきたいことがあります。
認定中古車では、納車のときに消耗品をどこまで新品にするかが、お店ごとに決まっています。
ほとんどを新品に替えるお店もありますが、タイヤだけは別扱いにしていることが多いです。
ですので5部山のままなら、そこは交渉の余地があるということになります。
「認定中古車だから全部新しい」のではなく、何を替えて何を替えないかは、お店ごとに違います。
だからこそ、「タイヤも替えてもらえますか」と聞くこと自体に意味があるんですね。
この頼み方が、なぜ値引きよりも通りやすいのか。
お店の側から見た理由を、別のご相談でお話ししています👇
飛び石の痕は、大きさでは決まりません
フロントガラスについて、保安基準はこういう書き方をしています。
前面ガラスは「損傷した場合においても運転者の視野を確保できるもの」であること。
そして「透明で、運転者の視野を妨げるようなひずみのないもの」であること。
※ 出典=道路運送車両の保安基準 第29条(窓ガラス)と、その細目を定める告示 第195条(窓ガラス)/国土交通省(2026年10月に確認)、どちらも「何ミリ以上」という決め方はしていません。
「何ミリ以上はダメ」という書き方には、なっていないんですね。
つまり、その1台を見て判断されるということです。
ただ、どのくらいの痕なのかは、行く前に証明書で当たりをつけられます。
公式の見方では、ガラスの「A1」が飛び石の傷、「A2」がワイパーの傷やリペア(補修)の跡、「T3」が割れていて交換が必要なもの、とされています。
※ 出典=日本自動車査定協会「車両状態証明の見方-2(乗用車)」のガラスの記号(2026年10月に確認)、ガラスは1枚ごとに書かれます。
そのうえで、車検や保証のことは、お店に聞いてしまうのがいちばん早いです。
・「この飛び石の痕は、補修してありますか」
・「このまま車検に通りますか」
・「あとからヒビが広がったら、保証の対象になりますか」
判断の分かれるところなので、お店の答えを聞いてから決めるほうが安心です。
こういう確認は、お店にとってもありがたいことなんです。
営業の側も、お客様がどこに不安を持っているかが分かると、安心して商談を進められます。
予算の30万円を、どう考えるか
予算は、このご相談でいちばん悩ましいところでした。
じつはご相談の時点で、支払い総額はまだ分かっていませんでした(問い合わせ中だったんですね)。
ただ、車検が翌年6月まで残っていましたので、総額80万円以下くらいには収まりそうでした。
当初の予算は50万円ですから、30万円ほどのオーバーということになります。
これは、決して小さくない差です。
この方の30万円は、借金ではありませんでした
のちのやり取りで、内訳をご本人が書いてくださいました。
- 前に乗っていた車を売って、約50万円
- 足りない30万円は、貯金から
- 🗣 「ローン組まないと買えないならそもそも手を出さない」
予算オーバーと聞くと危なく感じますが、払い方まで見ると、話が変わってきます。
同じ30万円のオーバーでも、ローンを足すのか、貯金から出すのかで、まったく別の話になりますよね。
当初の予算にあたる、コミコミ50万円の中古車がどんなものかは、こちらにまとめています👇
損しないカーライフでは、予算を守るほうをおすすめしています
この記事を最初に出したとき、私はXでこう書きました。
「何を価値観にするのかで、中古のNboxを買うメリットがあるのか変わってきます!」
「損しないカーライフでは、あまりオススメしていません💦」
予算を超えると、そのぶんのリスクを負うことになるからです。
当初のとおり、総額50万円で乗れるワゴンRなどを探すのが、筋の通った道です。
別のご相談でもお伝えしたのですが、N-BOXの「カスタム」は、見た目のぶん値段が高くなっています。
見た目にとくにこだわりがなければ、普通のN-BOXのほうが、同じ予算でより程度の良い1台か、もっと低い予算で同じくらいの1台を選べます。
いっぽうで、気に入った車にすることで前向きになれる、ということも本当にあります。
仲間と出かけた思い出や、愛着は、あとから金額に換算できるものではありません。
車が好きな人間としては、そちらも大切にしたくなります。
何を大切にするかで、答えが変わるところなんですね。
ですのでここは、材料をお渡しして、決めていただく場所だと思っています。
この方の場合、決め手はもう出ていました
ご本人の言葉に、答えが書いてありました。
🗣 「基本的に一回買ったら何でもずっと使い続けるタイプなので、長く乗るなら気に入ったヤツを!」
しかも、前に乗っていた車は新車で買って、約7年乗ったとのことでした。
そのうえで「新車で買ったのは今も少し後悔しております」とも書いておられます。
つまりこの方は、すでに一度、ご自分の買い方から学んでいるんですね。
短いスパンで乗り替えるつもりなら、30万円のオーバーはそのまま重くのしかかります。
でも長く乗るつもりなら、その30万円は年数で薄まっていきます。
たとえば8年乗るとしたら、1年あたり4万円に満たない差になります。
ただし、これは「予算を超えていい」という話ではありません。
その30万円を、暮らしに無理なく出せるかどうかが先です。
予算100万円で広い軽自動車を探すときの考え方は、こちらでくわしくお話ししています👇
そして、買ったあと通えるか
最後に、買ったあとのことです。
車は買って終わりではなく、そこから点検や車検、修理と、何年もの付き合いが始まります。
遠くで買っても、点検や保証は、近くの同じメーカーのお店で受けられることが多いです。
ホンダの公式の中古車サイトでも、遠くのお店で買うときに、近くのお店を「お付き合い拠点」に選べると案内しています。
※ 出典=Honda公式中古車検索サイト「はじめての中古車購入ガイド」「オンライン販売について」(2026年10月に確認)、ほかのメーカーやお店での扱いは、買う前に確かめておくと安心です。
他県で買った認定中古車の点検や保証を、近くのお店で受けられるのかは、こちらでくわしくお話ししています👇
それでも、お店は近いほうがいいかと聞かれた別のご相談で、私は「近い方が良いです」とお答えしました。
理由は、買ったあとにあります。
- 購入したお店だと「うちで買っていただいた車ですね」と対応してもらいやすい
- 保証を使うときも、購入店の方がスムーズ
- 何かあったときに、すぐ持っていける
この積み重ねが、長く乗るうえで効いてきます。
ですので「その車をいくらで買えるか」だけでなく、「そのあと、どこと付き合うか」まで含めて、行く前に考えておくのがおすすめです。
どのお店で買うのが無難なのか、お店選びの物差しはこちらです👇
遠方の中古車を、実際に見に行くと決めたあとの進め方は、こちらにまとめました👇
ご相談者さまの、その後
この方は「一回立ち戻ってまた探してみたい」と書いて、この車を見送られました。
行く前に分かったので、往復の時間と交通費は、使わずに済みました。
当時、私はこうお返事しました。
私もこの「N-BOX」は、なかなかの掘り出し物だなと思っていました。
でも、あとのお返事で、購入が難しいことを知りました。
残念でしたね。
また購入検討の際は、声をかけてくださいませ。
そして、その翌日、ご本人からこんなご報告をいただきました。
🗣 「先日相談した、N-BOXすでに成約済みになってました。」
🗣 「気を取り直してまた別を探します」
ご相談から4日のうちに、この1台は、もうほかの方に決まっていたんですね。
状態の良い中古車ほど、早く売れていきます。
だからこそ、見つけたらすぐ問い合わせられるように、画面の上で確かめられることを先に確かめておくのがおすすめです。
そこから先のご報告はいただいていないので、どんな1台を選ばれたのかは分かりません。
「一回買ったら何でもずっと使い続けるタイプ」とおっしゃっていた方なので、長く付き合える1台に出会えていたら嬉しいです。
まとめ|知識武装は、行くかどうかを決めるためにも使えます
遠くにいい1台を見つけたときに、画面の上で確かめられることを並べておきます。
- そのお店は、自分の住んでいる地域に売れるか(ホームページの記載、車ごとの「販売可能県」、問い合わせの一言)
- 車両状態証明書(評価点で状態を、記号でどこに何があるかを読む)
- 証明書が無い車は、写真を追加でもらう
- 買ったあと、どこと付き合うか(近くのお店で点検や保証を受けられるか)
そして「他県のお客様には売れません」と言われても、あきらめるのはまだ早いです。
「近くの系列のお店に取り寄せてもらえませんか」と聞いてみる価値があります。
見つからなければ、近くのお店に条件を伝えて、待つという手もあります。
予算オーバーで迷ったときは、基本は予算を守るほうから考えて、それでも選ぶなら払い方と乗るつもりの年数で見てみるのがおすすめです。
知識武装というと、お店で身構えるためのもののように聞こえます。
でも本当は、行く前に、行くかどうかを決めるためにも使えるものだと思っています。
お車が決まったら、保険も一緒に見ておくと安心です。
車が変わると自動車保険の保険料も変わりますので、見積もりの比べ方はこちらをどうぞ👇
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ニックネームもメールアドレスも要りません。
最新記事のアップも「X」でお伝えしておりますので、よろしければフォローよろしくお願いいたします。
車選び全体を、もう一度ゼロから整理したい方は、こちらの教科書ページもどうぞ👇
それでは、損しないカーライフをお過ごしください🐧














「これってどうなんだろう」が残っていたら、ここに書いてください。
ニックネームもメールアドレスも要りません。本文だけで送れます。
うまく言葉にできなくても大丈夫です。私が読んで、お返事します。
お返事は、このページのコメント欄に書きますので、また見に来てくださいね。
※ 車種や金額など、ご自身が特定されそうな情報は書かないでくださいね。