乗らない車、ローンが残っていても手放せます。でも、今日決めなくて大丈夫です

😌「最近、めっきり車に乗らなくなったなぁ…」
😳「でも、ローンも駐車場代も毎月かかってる…もったいないかも…」
🤔「いっそ手放して、必要な時だけレンタカーとかカーシェアにするべき…?」
車の出番が減ってくると、ふと「このまま持ち続けるべきか」と考えますよね。
特に、月々のローンや駐車場代といった固定費が重くのしかかってくると、なおさらです。
そして、その迷いにはたいてい期限がついています。
保険の更新、車検、駐車場の契約更新。
決めなきゃ、と思っているうちに、日付のほうが先に来るんですよね。
乗らない車を「手放す」のも「持ち続ける」のも、どちらも正解です。
ローンが残っていても、手放すことはできます。
売った額で足りないぶんを、追い金として払う形になります。
ただ、その前にやることがひとつだけあります。
目の前に来ている締切のほうを、先に外してしまうこと。
更新の案内や車検の日程が来ていても、その場で答えを出さなくて大丈夫なんです。
払ったお金は、あとで手放すことになっても、まるごと消えてしまうわけではありませんから。
締切さえ外れれば、あとは焦らずに、納得できる形を探せます。
きっかけは、読者の方からのご相談
まずは、今回いただいたご相談の内容です。
昨年、新車で購入した軽自動車を売って、中古の軽自動車(2015年式・5万km走行)に乗り換えました。
月々のローンは3万円から1万円に減りましたが、そもそも、今は週1しか通勤で使わず、手放すか迷っています。
固定費として、車のローン 月1万円(残債 約100万円)、駐車場 月1万円、ガソリン 月5,000円。
車検は来年です。
主に、車が必要なことは、ペットのトリミングや病院、実家に帰省(3ヶ月に1回)、週1回の通勤、週2回程度の買い物です。
10月に保険の更新を払うかどうか、悩んでます。
売却か、レンタカーか、と思っています。
来年、収入が減るので、固定費を見直しております。
ローンを減らすために乗り換えたのに、乗る回数のほうがさらに減ってしまった。
悩ましい状況ですね。
そして、私が目を留めたのは、この2行でした。
10月に保険の更新を払うかどうか、悩んでます。
来年、収入が減るので、固定費を見直しております。
手放すかどうかを迷っているところに、保険の更新という日付が迫っていたんですね。
迷いと締切が同時に来ると、判断はどうしても雑になります。
迷っているときに日付が迫ってくるのって、いちばんしんどいですよね
大丈夫です。この日付のほうは、先に外せます
決めるのは、そのあとで間に合いますよ😊
まず、いちばん近い締切に答えます。保険は、とりあえず更新して大丈夫です
当時、私が最初にお伝えしたのは、これでした。
保険はとりあえず更新して、車を手放すにしても、焦らず少しでも高く売れるところを探しましょう。
理由は単純で、払った保険料は、途中で解約すれば残りの期間ぶんが戻ってくるからです。
全部が無駄になるわけではありません。
ただ、ひとつだけ正確に書いておきますね。
年払いでまとめて払った場合、戻ってくる金額は日割りより少なめになるのが一般的です。
保険会社では「短期率」という決まった率で計算されるからです。
※返還保険料の計算方法は、東京海上日動のFAQで確認しました(2026年9月に確認/一時払・年払は短期率、月払は月割計算とされています)
※率や取り扱いは保険会社によって違いますので、ご自身の保険会社にご確認ください
つまり「更新しても丸損ではないけれど、全額戻るわけでもない」ということですね。
それでも私が更新をおすすめするのは、保険の切れ目を作らないためです。
迷っているあいだに無保険の日が1日でもできてしまうと、そちらのほうがずっと怖いですから。
もうひとつ、覚えておくと気が楽になることがあります。
満期の日までは、次の保険料をまだ払っていなくても、その日まで今の保険は使えます。
だから、更新の案内が届いても、その場で「乗り続けるか手放すか」まで決める必要はありません。
先に締切だけ外して、そのあとでゆっくり考えれば大丈夫です。
売ると決めたあとで保険の期限が迫ったときの、売り方と保険の手続きは、こちらでお話ししています👇
今、手放すとどうなるか。お金の現実チェック
締切が外れたら、次は数字を見ましょう。
感情の前に、まず冷静に「今、車を手放した場合の金銭的な状況」を確認します。
- 車の売却価格(予想):2015年式・5万kmの軽自動車(車種によりますが)だと、ざっくり50万円前後かもしれません(あくまで目安で、正確には査定が必要です)
- ローン残債:約100万円
- 売却時の収支(予想):50万円 − 100万円 = マイナス50万円。つまり売却してもローンは完済できず、追い金として約50万円を用意する必要が出てくる可能性が高いです
これは一時的に「痛み」を伴う決断になります。
「個人情報入力不要」の簡単な査定はこちらをお試しください↓
ダイハツ東京公式:AIスタッフひかりさん
ただ、AI査定で分かるのは「だいたいの相場」までです。
もし「思ったより価値が残っているかも」と感じたら、実際に手放すと決めたときに、複数の買取店に競ってもらって本当の価値を引き出す方法(後述のMOTA車買取など)もあります。
なぜ「だいたいの相場」までなのか。
AIに売却相場を聞くと何が起きるのかを、実際に検証した記事がこちらです👇
この追い金を払ってでも、将来にわたって発生し続ける維持費を止められるのは、大きなメリットです。
「維持費がなくなれば、元はすぐに取れる😃」という考え方もできます。
ただし、それは「車がなくても本当に困らない」という前提があってこそです。
毎月1万円で、残り100万円。それが何年なのかを先に見ておく
当時のやりとりで、もうひとつ話題になったことがあります。
月々1万円のお支払いで、残債が約100万円。
単純に割ると100ヶ月、つまり8年以上です。
金利が乗っていれば、もう少し長くなります。
10年くらいのローンを組まれたのかな、と私は思いました。
ここで大事なのは、金額そのものよりも「あと何年、この固定費と付き合うのか」が見えることです。
そして、見えてくるともうひとつの道が出てきます。
そこをまず払いきってしまってから、手放すかを考える。
追い金を払って今すぐ身軽になるのか、払い終わるまで持っていて、そのときの価値で売るのか。
どちらが得かは、金利と、そのあいだの維持費と、車の値段の下がり方で変わります。
あくまで私の感覚ですが、まだ乗れる車を途中でやめると、それまで払ってきたぶんの回収が終わらないまま離脱することになります。
そこだけは、頭の片隅に置いておいてくださいね。
その車、本当に「なくても大丈夫」?
ここから先は、ご相談者さまの生活環境が分からないままの想像で書きます。
外していたら、ごめんなさい。
「車が必要な場面」を、もう一度見てみましょう。
- ペット(ワンちゃん)のトリミングや病院
- 実家への帰省(3ヶ月に1回)
- 週1回の通勤
- 週2回程度の買い物
この中で、特に代替手段の確保が難しい、あるいは不便さが大きいと考えられるのが「ペット関連」ではないでしょうか。
- 緊急時の対応:ワンちゃんが急に体調を崩したとき、すぐにレンタカーやタクシーを手配できますか。ペット同伴が可能な車両は限られますし、時間もかかります
- 悪天候時の移動:雨の日や雪の日に、ケージに入れたワンちゃんを抱えてバスやタクシー、あるいはレンタカーの営業所まで移動するのは、大変ではないでしょうか
- トリミングの送迎:定期的なトリミングも、毎回レンタカーなどを手配するのは手間とコストがかさむ可能性があります
通勤や買い物、帰省は、ほかの交通手段やレンタカーで代替しやすいかもしれません。
ただ「ペットの移動」という、予測しにくくデリケートなニーズに、本当にレンタカーやカーシェアで対応できるのか。
ここは慎重に考える必要があります。
もしレンタカーを使う場合は、格安レンタカーという選択肢もあります↓
手放す前に、今の車を持ったまま何回使ったかを数えて、車がなくても暮らせるかを試す方法は、こちらでお話ししています👇
見えている費用だけじゃない。「本当の維持費」は月いくら?
車のコストは、ローンと駐車場代とガソリン代だけではありません。
見えにくい維持費も、しっかり把握しておきましょう。
- 車のローン:10,000円
- 駐車場代:10,000円
- ガソリン代:5,000円
- 自動車保険料:等級や補償内容によりますが、仮に月3,000円〜5,000円ほど
- 軽自動車税(種別割):年10,800円 → 月換算 約900円
- 車検・メンテナンス費用(積立):2年ごとの車検やオイル交換、タイヤなどの消耗品交換など。月々ならして5,000円〜1万円
※軽自動車税(種別割)は、平成27年4月1日以降に最初の新規検査を受けた自家用の軽乗用車の税額です(名古屋市の公表資料で確認・2026年9月に確認)。それ以前の登録なら7,200円、最初の新規検査から13年を超えると12,900円になります
これらを合計すると、おそらく月々にならすと「4万円少々」はかかっているのではないでしょうか。
年間で考えると、約50万円です。
この金額をどう捉えるか、ですね。
コストと生活の満足度、どちらを取るか
ここまでの材料がそろったら、いよいよ判断です。
ポイントは「月々4万円以上のコストを払い続ける価値が、今の自分にあるか」。
そして「車を手放すことで、生活の満足度が大きく下がらないか」ということです。
🔶手放すことをおすすめするケース
・ペットの移動問題が、思ったより深刻ではない(近くに動物病院がある、家族が送迎してくれるなど)
・レンタカーやカーシェアを試してみて、「これなら何とかなりそう」と思える
・月々4万円以上の固定費削減による、経済的・精神的なメリットのほうが大きいと感じる
この場合は、追い金(約50万円)を払ってでも、手放して身軽になるのが「損しない」選択かもしれません。
🔶持ち続けることをおすすめするケース
・ペットの移動手段がなくなると、非常に困る、あるいは精神的な負担が大きい
・「思い立った時にパッと乗れる」という車の利便性を、やはり手放したくない
・レンタカーやカーシェアでは、結局不便さを感じてしまい、生活の質が下がりそう
この場合は、無理に手放さず、車を持ち続けるほうが良いと思います。
その代わり、自動車保険の見直しなど、ほかの部分で固定費を削減できないか検討しましょう。
私の個人的な感覚としては…
「思い立った時にパッと乗れるのが車の良さ」です。
特にペットがいる生活では、その「いざという時の安心感」には大きな価値があるように感じます。
乗る頻度が少なくても、「必要な時にすぐ使える」という点が、この方にとって大事なポイントなのではないでしょうか。
もちろん、最終的な判断は、ご自身のライフスタイルと価値観とよく相談してくださいね。
もし「手放す」と決めたら
いろいろ検討した結果、「手放す」という結論に至った場合の進め方です。
できるだけ高く売る
1円でも高く売れれば、ローン残債の負担が減ります。
複数の買取店で査定を受けるなど、高く売るための努力はする価値があります。
🔧売る側の本音:1社だけの言い値で決めないで
「複数の買取店で査定」と言われても、正直めんどうですよね
でも、ここが手取り額の分かれ道なんです
査定の現場では、「ここは1社しか来ていないな」と分かると、どうしても安めの金額からスタートしがちです
逆に、何社かが同じ日に競うと分かっていれば、最初から本気の金額を出さざるを得ません
ちなみに、ローンが残っていても売れます。残債の手続きは買取店に任せて大丈夫ですので、「ローン中だから無理」と決めつけなくて大丈夫ですよ😊
なお、その車が趣味性の高い一台だったり、20年ものだったりする場合は、少し話が変わります。
一般的な買取店では値が付きにくくても、「その価値が分かるお店」なら、まったく違う金額になることがあるんです。
見つけ方は、こちらでお話ししています👇
自動車保険は、解約する日を先に伝えておく
保険は、車に乗らなくなる予定の日に解約の届けを出します。
その日を前もって保険会社に伝えて、解約の書類を作っておいてもらうとスムーズです。
そのときに、あわせてお願いしたいのが「中断証明書」です。
これがあれば、また車に乗ることになったときに、今の等級を引き継げます。
ただし、条件があります。
引き継げるのは、7等級から20等級までです。
今の等級がそれより低い場合は、対象外になることがあります。
ただ、これはむしろ気にしなくて大丈夫です。
新しく入り直せば6等級から始められるので、低い等級を引き継ぐより安くなることが多いからです。
ただし、1〜5等級で終わった契約は、満期や解約から13ヶ月以内に入り直すと、その等級を引き継ぐ決まりになっています。
入り直すのが13ヶ月より先なら、6等級からです。
※1〜5等級の引き継ぎは、アクサ損害保険の等級の案内で確認しました(2026年9月に確認/過去13ヶ月以内に満期や解約をした契約が1〜5等級の場合は、その等級を引き継ぐ)
もうひとつ、売却・廃車・譲渡・盗難など、実際にお車を手放したことが条件になります。
乗らないから解約する、というだけでは発行されないので、そこは気をつけてくださいね。
※中断証明書の条件は、三井住友海上のFAQで確認しました(2026年9月に確認/等級7〜20・申し出は保険期間の末日の翌日から5年以内・引き継げる期間は10年)
※条件や取り扱いは保険会社によって違いますので、ご加入先にもご確認ください
ちなみに、その車がご自身の車ではないという場合もあります。
実家に置きっぱなしのご家族の車など、決めるのが自分ではないときの進め方は、こちらにまとめました。
まとめ:先に決めるのは、締切のほうです
あまり乗らない車の維持費は、本当にもったいないと感じますよね。
- まず、いちばん近い締切(保険の更新・車検)を外す。保険はとりあえず更新して大丈夫
- 今売った場合の「追い金」を確認する
- 残債があと何年ぶんなのかを見る。払いきってから、という道もある
- 車がない生活で「本当に困ること」を具体的に書き出す(特にペットや通院)
- 月の「本当の維持費」を計算して、その価値と天秤にかける
- 最終的には「生活の満足度」が大きく下がらないほうを選ぶ
どちらの選択にも、メリットとデメリットがあります。
お金の計算だけでなく、「車があることによる安心感」や「なくなった場合の不便さ」といった、数値にできない部分もしっかり考えてくださいね。
そして、急がなくて大丈夫です。
日付に追われて決めた答えより、締切を外してから出した答えのほうが、あとで納得できますから。
【おまけ】売ると決めたときに、損しない順番
売り方によって、手取りはこれくらい変わります👇
🔍 車の売却方法 比較
| 方法 | 買取額 | 手軽さ |
|---|---|---|
| ディーラー下取り | △ やや低め | ◎ 購入と同時 |
| 買取専門店 | ○ 交渉次第 | ○ 店舗に持込 |
| 一括査定 | ◎ 競争で高額 | △ 連絡は多くなりがち |
一括査定は、たしかに連絡が多くなりがちです。
ただ、サービスによって仕組みが違って、先に金額を出してもらってから上位だけが連絡してくる形もあります。
その形の一括査定の使い方は、画像つきでこちらにまとめています。
一括査定のほかにも、手放し方は6つあります。
値段がつかないと思っていた車に9万円がついた話も、こちらです。
💡 売ると決めた方へ
MOTA車買取なら、先に最大20社が査定額を出して、上位最大3社だけが連絡してきます。
※ 社数と連絡の仕組みはMOTA公式サイトの記載です(2026年9月に確認)。内容は変わることがありますので、申し込みの前に最新の案内をご確認ください
ただし、査定に来てくださる買取店さんも、本気で時間を使ってくださいます。
今日、決める必要はまったくありません。
保険の更新を済ませて、気持ちが落ち着いてからで、じゅうぶんです。
ご相談者さまの、その後
このご相談には、続きがあります。
翌日、ご相談者さまからこうお返事をいただきました。
中古車を売っても、ローンはなくならないんですね。
そうすると、維持費のみの削減だと、たしかに、ペット、帰省(80代の両親がいる)なことを考えると、すぐに手放すのは検討余地あり、ですね。
歩いて5分のところに駐車場のある一軒家で息子夫婦が住んでいます。
息子夫婦はボロボロ車に乗ってるので、ちょっと共有所有を相談してみます。
嫁もいることですからどうなるかわかりませんが、相談してみます。
お気づきでしょうか。
手放すか、持ち続けるか。
その二択では、ありませんでした。
歩いて5分のところに、駐車場のある息子さん夫婦がいらっしゃる。
しかも、その息子さん夫婦は古くなった車に乗っている。
だとしたら、1台を分け合うという道があります。
うまくいけば、駐車場代も維持費も分け合えますし、息子さん夫婦は乗り替えずに済みます。
お互いにメリットがあるなら、話はとんとん拍子に進む可能性もあります。
私がお伝えしたのも、まずは持ちかけてみると良さそうですね、ということでした。
この第3の道は、締切に追われたまま決めていたら、たぶん出てきませんでした。
保険の更新をとりあえず済ませて、時間をつくったから、ご家族の顔が浮かんだんだと思います。
自分だけが得をするのではなく、相手にもメリットがある形を探す。
この考え方については、こちらでまとめています。
この話には、さらに続きがあります。
その2ヶ月ほどあと、ご相談者さまからもう一度ご連絡をいただきました。
息子さん夫婦との話は進んだものの、ローンが残っている車は、払い終えるまで名義を変えられないと分かったそうです。
そこで、名義はそのままにして、費用を分け合う形にする予定だと教えてくださいました。
ご家族に譲るときは、ここが売るときと違います。
買取店に売るならローンの精算はお店がまとめてやってくれますが、譲るときは、名義の変更はローンを払い終えてからです。
そして、それから3年。
ご相談者さまは今も、その車に乗っていらっしゃいます。
生活が変わって、お仕事で使う場面のほうが増えたそうです。
「乗らない車」だったはずの1台が、毎日の足になりました。
締切に追われたまま手放していたら、この形はありませんでした。
ちなみに、ご家庭に「2台あるけど、本当に両方いるかな」という車がある場合は、まとめて手放すという考え方もあります。
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それでは、損しないカーライフをお過ごしください🐧













「これってどうなんだろう」が残っていたら、ここに書いてください。
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うまく言葉にできなくても大丈夫です。私が読んで、お返事します。
お返事は、このページのコメント欄に書きますので、また見に来てくださいね。
※ 車種や金額など、ご自身が特定されそうな情報は書かないでくださいね。