【日産新車】メンテプロパックとグッドプラス保証は「元が取れる」?損しない選び方

日産の新車、いよいよ契約!
…と、その前に。
見積もりを見ると、車両本体価格のほかにも、いろいろな「オプション」が並んでいますよね。
中でも多くの方が「これって付けた方がいいの?」と迷うのが、点検パック(メンテナンスパック)と延長保証ではないでしょうか。
日産では、この2つを「メンテプロパック」と「グッドプラス保証」という名前で用意しています。
メンテプロパックは、6か月ごとの点検やオイル交換などを、まとめて定額(前払い)にしたパックです。
グッドプラス保証は、新車を買ったときに付いてくる「新車保証」が終わったあとも、2年ずつ保証をのばせる、日産の延長保証です。
今回は、日産に乗っている読者の方から、まさにこの2つについて、それぞれご相談をいただきました。
メンテプロパックとグッドプラス保証は、付けると損なのか、得なのか。
日産の公式サイトで名前と条件を確かめたうえで、私が日産リーフに乗っていた頃の経験も交えて、お話しします。

見積もりの「メンテプロパック」「グッドプラス」の行を見て、「これ、付けたほうがいいのかな…?」と手が止まりますよね。
営業時代も、この行の前で考え込む方をたくさん見てきました。
ひとつずつ、いっしょに整理していきましょう
日産のメンテプロパックは、「楽にメンテして安心したい人」におすすめです。
自分で管理してコストを抑えたい人は、要検討です。
延長保証のグッドプラス保証は、金額が日産の公式サイトに載っています。
新車のときに入る「グッドプラスⅠ」は、車のクラスによって約2万円〜3.7万円(Mクラスは約3万円)です。
私なら、3万円ほどなら付けます。
ただし、新車のときに入れるのは、新車として登録してから1か月以内(新車無料1か月点検まで)です。
どちらも「絶対」ではありません。
入る前に、期限と、やめるときの条件だけは確かめておくと安心です。
きっかけは読者の方からのご相談
まずは、今回いただいたご相談の内容です。
1人目は、セレナに乗っている方からのご相談です。
セレナに乗っています。
新車で購入してちょうどメンテプロパックが終了したタイミングで、ディーラーから更新の案内と思われるLINEが届きました。
新車購入時はあまり考えずに加入していましたが、はたして本当に必要なサービスなのでしょうか?
2人目は、デイズ(軽自動車)に乗っている方からのご相談です。
走行距離は約4万kmで、通勤で使っているとのことです。
現在新車購入から5年経ち、2回目の車検です。
購入時に補償として、3年間の補償に加え、グッドプラスⅠという2年間延長補償に加入しておりました。
今回さらに2年間の補償延長のグッドプラスⅡ(57,800円)を案内されています。
これからもこの車は乗りつぶす予定です。
この延長保証は加入した方がいいのでしょうか。
ありがとうございます!
新車のときは、見積もりの項目が多くて、メンテプロパックまで、あまり考えずに決めてしまうことがありますよね。
グッドプラス保証のほうは、新車のときに入ったあと、2回目の車検(5年目)で、もう一段階上のものを案内されたというご相談です。
ひとつずつ、私の考えをお話しします。
この記事は日産の「メンテプロパック」と「グッドプラス保証」を例にお話ししますが、メンテパックや延長保証が「元が取れるか」の考え方は、どのメーカーや車種でも同じです。
他社のお車で迷っている方や、先に判断のものさしだけ知りたい方は、こちらの総まとめもどうぞ。
Q1. 日産の点検パック「メンテプロパック」は必要?
まず、6か月ごとの点検やオイル交換などがセットになった「メンテプロパック」。
日産の公式サイトには、「6ヶ月ごとの定期点検とオイル交換をオトクな料金でパックにしました」と書かれています。
※ 日産公式サイト「メンテプロパック」より(2026年10月に確認)
結論から言うと、今後の点検やメンテナンスを、基本的に日産のお店にお任せしようと考えているのであれば、加入しておいて損はないと思います。
手間がいらず、安心
「次の点検いつだっけ?」「そろそろオイル交換かな…」と、いちいち考えたりお店を探したりする手間が省けます。
公式サイトにも、「車検、点検の時期が近づくと日産のお店からお客さまに連絡が入ります」と書かれています。
※ 日産公式サイト「メンテプロパック」より(2026年10月に確認)
連絡が来たら、予約すればOKです。
メンテナンスが「苦手だな」「面倒だな」と感じる方にとっては、時間と心の負担を減らしてくれる「安心料」としての価値が大きいです。
e-POWERやプロパイロットなどの先進技術が付いた車は、法定12か月点検(法律で決まっている、1年ごとの点検)と車検のときに、コンピューターでの診断も受けられると、公式サイトに書かれています。
※ 日産公式サイト「メンテプロパック ガソリン車、ディーゼル車、HEV」より(2026年10月に確認)。対象は、ハイブリッド車・エマージェンシーブレーキ搭載車・プロパイロット搭載車・e-POWER搭載車です
費用も、お得な場合が多い
パックに含まれる点検や消耗品交換(オイル、オイルフィルターなど)を、もし毎回ディーラーで個別に支払うと、多くの場合、パック料金よりも高くなります。
日産のある販売会社は、パック料金と通常料金を並べて公表していて、パックのほうが4割弱安い形になっていました。
くわしい金額は、あとで「実際の料金表」としてお見せします。
ディーラーでしっかりメンテナンスを受ける前提なら、料金的にもお得になるよう設定されていることがほとんどです。
整備履歴が残り、売るときにも有利
ディーラーで一貫してメンテナンスを受けると、整備記録がしっかり残ります。
整備の記録は、将来車を売却する際に、有利にはたらく可能性があります。
日産車を日ごろから見ているプロに任せられる安心感もありますね。
そうして残した整備履歴を活かして高く売るときは、複数の買取店に同時査定してもらう一発勝負がカギになります。
ただし、こんな方には不要かも
- 車に詳しく、自分でメンテナンス管理ができる方
- 信頼できて、かつディーラーより安価な整備工場を知っている方
- とにかく維持費を1円でも安く抑えたい方
こういった方は、ご自身で必要なメンテナンスだけを選んで、その都度お店を探して依頼する方が、トータルコストは安くなる可能性があります。
ただ、車検をどこで受けるか調べたり、整備の履歴がバラバラになったり、お店によって技術力に差が出たり…という手間やリスクもあります。
その「時間と手間」をどう考えるか次第、というのが正直なところです。
メンテプロパックは、ひとことで言えば「安心と手間削減を、お金で買う」という考え方です。
メンテナンスに時間や頭を使いたくない、日産のお店にお任せしたい、という方にとっては、十分に「割に合う」選択肢だと思います。
ご相談の「更新の案内が来たとき」も、考え方は同じです。
これからも日産のお店に任せたいなら、更新を考えて大丈夫です。
自分で管理できる、ほかに信頼できるお店がある、という方は、更新しない選択もあります。
実際に、2回目の車検でメンテナンスパックを続けるか迷った方のご相談は、こちらでお話ししています。
メンテナンスで損しないための考え方は、こちらの記事も参考にしてみてはいかがでしょうか。
Q2. 日産の延長保証「グッドプラス保証」はお得?
次に、新車保証が終わったあとも保証をのばせる「グッドプラス保証」について。
日産の公式サイトでは、「わずかな負担で新車保証に準じた保証を2年間延長できます」と案内されています。
※ 日産公式サイト「延長保証(グッドプラス保証)」より(2026年10月に確認)
結論から言うと、私なら、新車のときに入るグッドプラスⅠが3万円ほどなら、付けます。
一方で、2回目の車検で案内されるグッドプラスⅡは、金額が上がります。
ご相談のデイズ(5年目・走行距離は約4万km)なら、私は今回は見送ると思います。
理由は、このあと「確率」と「損失」でお話しします。
グッドプラスⅠ・Ⅱとは
まず、新車保証のおさらいです。
新車保証は、新車を買ったときに付いてくる、メーカーの保証です。
エアコンやカーナビなど電装系が対象の「一般保証」は、3年(走行6万kmまで)です。
エンジンなど、走る・曲がる・止まるに関わる部分が対象の「特別保証」は、5年(走行10万kmまで)です。
※ 日産公式サイト「延長保証(グッドプラス保証)」より(自家用車の場合・2026年10月に確認)
グッドプラスは、この保証が切れたあとを、2年ずつ、つないでくれるものです。

| グッドプラス | 入れる時期 | 保証される期間 |
|---|---|---|
| Ⅰ(新車時に加入) | 新車無料1か月点検まで | 新車登録から5年(2回目の車検まで)。ただし新車保証が優先 |
| Ⅰ(初回車検時に加入) | 初回車検の納車日まで | 初回車検から2年(2回目の車検まで) |
| Ⅱ | 2回目の車検の納車日まで(Ⅰに入った車だけ) | 2回目の車検から3回目の車検までの2年 |
※ 日産公式サイト「延長保証(グッドプラス保証)」より(2026年10月に確認)。新車の初回車検は3年目、2回目の車検は5年目です(乗用車の場合)
つまり、Ⅰは「3年で切れる一般保証を、5年までのばすもの」です。
Ⅱは「5年で切れる特別保証と一般保証を、7年までのばすもの」です。
金額は、公式サイトに載っています
メンテプロパックと違って、グッドプラス保証は、公式サイトで金額を確かめられます。
まず、グッドプラスⅠの保証料です(単位は円・税込)。
| クラス | 新車時に加入 | 初回車検時に加入 |
|---|---|---|
| 軽自動車 | 20,200 | 22,400 |
| Sクラス | 22,800 | 25,500 |
| Mクラス | 31,800 | 35,300 |
| Lクラス | 37,400 | 41,500 |
※ 日産公式サイト「グッドプラスⅠ」の保証料より(2026年8月現在・税込/2026年10月に確認)。1回の修理につき100万円まで(お店で付けた用品=ディーラーオプションは10万円まで)
新車のときに入ったほうが、車検のときに入るより、約1割安くなっています。
メンテプロパックとセットで入ると、さらに約5%おトクと案内されています。
新車のときは、「54」というコースとのセットが条件です。
次に、2回目の車検で案内されるグッドプラスⅡです(単位は円・税込)。
| クラス | フルパック | 一般のみ | 特別のみ |
|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 61,300 | ― | ― |
| Sクラス | 70,800 | 41,900 | 48,800 |
| Mクラス | 84,600 | 48,800 | 58,300 |
| Lクラス | 103,700 | 59,800 | 70,800 |
※ 日産公式サイト「グッドプラスⅡ」の保証料より(2026年8月現在・税込/2026年10月に確認)。フルパックは、一般保証部品と特別保証部品の両方が対象です。軽自動車は、フルパックのみ加入できます
ご相談のデイズ(軽自動車)は、2026年5月ごろの案内が57,800円でした。
この表の2026年8月現在の金額は、61,300円です。
金額は変わることがあるので、案内された金額が、いまの表と同じかどうか、お店で確かめてみてはいかがでしょうか。
クラスの目安もお伝えします。
日産の販売会社のメンテプロパックの料金表では、デイズとルークスが「軽自動車」、ノートとキックスが「S」、セレナとエクストレイルが「M」、エルグランドが「L」に入っています。
グッドプラスの表にも、同じ名前のクラスがあります。
ただ、どの車がどのクラスかは、お店で確かめてみてはいかがでしょうか。
私なら「確率×損失」で考えます
保証に入るかどうかは、保険と同じように「起きる確率」と「起きたときの損失」で考えると、迷いにくくなります。
日産の公式サイトには、保証があると安心な場面として、こんな修理代の目安が載っています。
- ドアミラー:約2万円
- エアコン:約3万円
- パワーウィンドウ:約1.5万円
- オーディオ:約2万円
- ドライブレコーダー:約4万円
- スマートルームミラー:約5万円
- カーナビ:約7万円
※ 日産公式サイト「延長保証(グッドプラス保証)」より(2026年10月に確認)。修理代は、目安として載っているものです
新車のときに入るグッドプラスⅠは、Mクラスで約3万円です。
エアコンが1回壊れたら、ほぼ元が取れる金額です。
カーナビが壊れた場合は、修理代の目安が約7万円なので、保証料を払っていたほうが得になります。
一方で、2年のあいだに、そのような故障が1回も起きなければ、3万円は戻ってきません。
壊れる確率は、年式が新しく、走行距離が浅いほど低くなります。
そのうえで、起きたときの損失は、数万円ほどで、とても高い金額にはなりません。
価格と、起きたときの損失が同じくらいなので、付けても損は小さいと考えます。
だから私は、3万円ほどなら付けます。
保証も、保険と同じで「起きる確率 × 起きたときの損失」で考えます。
3万円ほどのように安ければ、付けても損は小さいですが、何万円もする延長保証を、不安だけで全部付ける必要はありません。
掛け捨てと割り切って、その分を自分の口座に貯金しておく。起きた時は起きた時、と考えるのも、立派なひとつの選択ですよ
反対に、グッドプラスⅡのフルパックは、軽自動車で約6万円、Mクラスだと約8万5千円です。
Ⅱの特別保証には、エンジン、動力を伝える部分、ブレーキ、e-POWER専用の部品などが入っています。
※ 日産公式サイト「グッドプラス保証(共通約款)」より(2026年10月に確認)
エンジンやミッションの故障は、修理代が数十万円になることもあります。
ただ、5年目で走行距離も少ない車が、その2年のあいだに、そうした故障を起こす確率は、かなり低いと思います。
ご相談のデイズなら、約6万円は、自分の口座に「万が一の修理費用」として置いておくほうが、いい選択だと思います。
とはいえ、私もエンジンやミッションなど、4〜50万円クラスの故障に備えたいと、悩むことはあります。
でも、保証が切れたあとも、車に乗っている以上、同じリスクは続きます。
だから私は、「起きてしまった時は、起きてしまった時」と割り切って乗ると決めています。
もちろん、Ⅱに入って安心して乗る、という選択も、立派なひとつの考え方です。
特に付けておくと安心なケース
- 年間の走行距離が多い方(3年たたないうちに6万kmに近づきそうな方)
- 購入するのが新型モデルで、発売初期の不具合が少し心配な場合
走行距離が多い方は、3年たたないうちに、新車保証の一般保証の6万kmに届くことがあります。
新車のときにグッドプラスⅠに入っていれば、6万kmに達した時点から、自動でグッドプラスの保証に切りかわります。
その保証が続くのは、走行距離10万kmまでです。
※ 日産公式サイト「グッドプラス保証についてのよくある質問」より(2026年10月に確認)。ただし、所定の車検を日産販売会社に入庫しなかった場合は、保証が失効します
このあたりに当てはまる方は、3万円ほどの保険として、付けておくと安心だと思います。
注意:保証の対象外になるもの
ひとつ注意点を。
延長保証は「何でも保証してくれる」わけではありません。
- 消耗部品(オイル・ヒューズ・バッテリーなど)と油脂類
- ボディの内外装部品(バンパー、モール、インストルメントパネルなど)
- 年月がたって起きる劣化(ガラスまわりのゴムの硬化、メーターパネルの電球、ボディやマフラーの錆など)
- 雨漏りや、水の浸入による修理
- 日産の販売会社または日産指定サービス工場以外での修理
- 車が使えなかった間の費用(レンタカー代・けん引(レッカー)代・タクシー代など)
※ 日産公式サイト「グッドプラス保証の注意事項」より(2026年10月に確認)
また、保証の上限は、1回の修理につき100万円までです(お店で付けた用品=ディーラーオプションは10万円まで)。
「通常の使い方で壊れた、メーカー起因の不具合」に対する保証だと理解しておくと、過度な期待をせずにすみます。
代車やレッカーの費用に備えたい方は、自動車保険の特約で備える方法もあります。
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点検パックや保証の話が出る商談そのもので、値引きを先に聞くと損をする理由と順番は、こちらです。
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日産だけの「3つの条件」
ここからは、日産の公式サイトに書かれている、日産ならではの条件をお伝えします。
入る前に、この3つだけ確かめておくと、あとで「知らなかった」とならずにすみます。
① 入れる時期が決まっています
グッドプラスⅠは、新車のときに入る場合、新車として登録した日(初度登録)から1か月以内の「新車無料1か月点検」を過ぎると、入れません。
※ 日産公式サイト「グッドプラス保証の注意事項」より(2026年10月に確認)
初回車検まで待って入ることもできますが、金額は約1割上がります。
また、初回車検でグッドプラスⅠに入らなかった場合は、2回目の車検で、グッドプラスⅡには入れません。
Ⅱは、Ⅰに入った車だけが入れるからです。
メンテプロパックの「54」と「30」も、新車のときから、新車無料1か月点検のときまでのコースです。
※ 日産公式サイト「メンテプロパック ガソリン車、ディーゼル車、HEV」より(2026年10月に確認)
入らない選択も、もちろんアリです。
ただ、入るなら期限があるということは、先に知っておきたいところです。
② 途中でやめる(解約・返金)ときの条件があります
まず、メンテプロパックです。
公式サイトには、「以下の場合に限り、お客様からの申し出により、中途解約することができます」と書かれています。
- 代替(買い替え)や車両の損傷などで、その車を持つのをやめた場合
- やむをえないと、日産フィナンシャルサービス(返金額を決めている会社)が判断した場合
返金されるのは、まだ使っていない分から、10%の手数料を引いた額です。
※ 日産公式サイト「メンテプロパックについて(よくある質問)」より(2026年10月に確認)
ですので、「やっぱりやめたい」という理由だけでは、原則として解約できません。
また、有効期限を過ぎると、精算も解約もできません。
有効期限は、たとえば「54」の車検つき(車検の費用も入ったコース)なら、申し込んだ月から60か月です。
※ 同上。車検つきの有効期限は、54=60か月・30=42か月・24=36か月・18=30か月・12=24か月・6=18か月です。車検なしのコースは、それぞれ6か月短くなります
次に、グッドプラスです。
グッドプラスは、原則として、途中でやめることができません。
例外は、新車のときに入ったグッドプラスⅠだけです。
次の2つを、どちらも満たす場合に、解約できます。
- 新車保証が終わるまでに、加入したお店へ申し出ること
- 日産の販売会社での買い替え、車の譲渡・売却、ほかの都道府県への転居で日産の販売会社へ行くのが難しい、事故などで廃車にした、のいずれかに当てはまること
返金されるのは、保証料から10%の手数料を引いた額です。
日産の販売会社で買い替える場合は、手数料はかかりません。
※ 日産公式サイト「グッドプラス保証についてのよくある質問」より(2026年10月に確認)
たとえば、新車保証が終わる前に、日産の販売会社で買い替えるときは、手数料なしで返金される可能性があります。
車検のときに入ったグッドプラスは、解約できません。
③ 初回車検を日産に入れないと、保証は失効します
新車のときにグッドプラスⅠに入った場合、初回車検(3年目)を、日産の販売会社に入れないと、保証は失効します。
公式サイトには、「その場合、解約・ご返金はできません」とも書かれています。
※ 日産公式サイト「グッドプラス保証についてのよくある質問」より(2026年10月に確認)
車検を日産以外で受ける予定の方は、新車のときのグッドプラスⅠを付けるかどうか、先に考えておくと安心です。
車検をディーラーで受けるか、カー用品店などで受けるかの選び方は、こちらでお話ししています。
また、名義が変わると、保証は失効します。
夫婦、親子、同居の親族の間での変更は、除かれます。
売るときや、人に譲るときに、次のオーナーへ引き継がれる保証ではありません。
※ 日産公式サイト「グッドプラス保証の注意事項」より(2026年10月に確認)
その金額、あなたのお店では違うかもしれません
ここまで、公式サイトの内容と、ご相談者さまの金額をもとにお話ししてきました。
グッドプラス保証の金額は、公式サイトに載っていました。
でも、メンテプロパックの金額は、全国共通ではありません。
日産の公式サイトには、こう書かれています。
「本商品の取り扱い及び価格につきましては販売会社が独自に決めております。(一部の販売会社では取り扱っておりません。)」
※ 日産公式サイト「メンテプロパック」より(2026年10月に確認)
取り扱いも、値段も、販売会社ごとに違います。
メンテプロパックの公式サイトには、金額は出ていません。
つまり、メンテプロパックは、定価が公表されていない商品なんですね。
だから多くの方が「これ、高いの?安いの?」で止まってしまいます。
コースの名前は、数字で決まっています
名前は、日産の全国で「メンテプロパック」に統一されています。
そのあとに付く数字が、守ってくれる期間のめやす(月数)です。
公式サイトでは、新車を買ったとき、車検や点検のときなど、いつ入るかで、おすすめのコースが分かれています。
| コース | おすすめの時期 |
|---|---|
| 54・30 | 新車を買ったとき |
| 24 | 車検まであと2年のとき |
| 18・12 | 車検や点検のとき |
| 6 | 車検まであと6か月のとき |
※ 日産公式サイト「メンテプロパック ガソリン車、ディーゼル車、HEV」より(2026年10月に確認)。54と30は、新車無料1か月点検までに入るコースです。このほかに、車検の費用が入った「車検つき」、車検が入っていないコース、オイル交換を除いた「ライト」があります。電気自動車(EV)や商用車は、別の商品です
実際の料金表を、見てみましょう
とはいえ、金額の見当がまったくつかないのも困りますよね。
日産の販売会社が公表している料金表を、見てみます。
先に、お伝えしておきます。
2026年10月に確認した時点で、「いま契約するときの金額」と言い切れる料金表は、見つけられませんでした。
東京のある販売会社は、料金表に「価格改定のため、ただいま準備中」「現在掲載されている価格は旧価格」と書いています。
別の販売会社の料金表は、2024年4月のものです。
ですので、ここから先の金額は、見当をつけるための例です。
契約するときの金額は、お店で確かめてみてはいかがでしょうか。
東京の販売会社の例(旧価格として表示されているもの)
東京のある販売会社が出しているものです。
セレナやエクストレイルが入るMクラスで、車検つきのコースを並べます。
| コース | パック料金 | 通常価格 |
|---|---|---|
| 54 | 201,770円 | 330,027円 |
| 30 | 144,170円 | 234,988円 |
| 24 | 136,010円 | 220,405円 |
| 18 | 108,490円 | 173,892円 |
| 12 | 93,450円 | 149,629円 |
※東京のある販売会社が公表している料金表より(2026年10月に確認・税込)。54と30は、料金表の「ベーシック」というコースです。この料金表には「価格改定のため、ただいま準備中」「現在掲載されている価格は旧価格」と書かれています。お店によって金額も中身も違います
注目していただきたいのは、パック料金が、通常価格より約4割弱安い形で公表されていることです。
差額は、54で約12.8万円、30で約9.1万円、12でも約5.6万円です。
つまり、そのお店で同じ整備を個別に受けるなら、パックのほうが安くなるように作られています。
パックのほうが安いのは、当たり前といえば当たり前で、そうでないとお客さんが入る理由がありませんからね。
ですので「パックは損か得か」という問いへの答えは、実はもう出ています。
問題は、その内容を、自分が本当に使いきるかどうかのほうです。
車検が入っているかどうかで、金額は大きく変わります
同じ表で、Mクラスの、車検がつくコースと、つかないコースを並べてみます。
| コース | 車検つき | 車検なし |
|---|---|---|
| 30 | 144,170円 | 93,280円 |
| 24 | 136,010円 | 85,120円 |
| 18 | 108,490円 | 57,600円 |
| 12 | 93,450円 | 42,560円 |
※東京のある販売会社が公表している料金表より(2026年10月に確認・税込・旧価格として表示されているもの)
この4つのコースでは、車検がつくと、どれも金額が50,890円上がります。
同じ期間のパックでも、車検が入っているかどうかで、金額はまったく変わります。
ご相談の見積もりが、車検つきなのか、なしなのかは、まず確かめておきたいところです。
車のクラスでも変わります
次に、広島の販売会社が公表している、車検つきのコースの料金表です。
こちらは、2024年4月1日に改定されたものです。
見やすいように、金額は、万円の単位(小数第1位まで)に丸めています。
| コース | 軽 | S | M | L以上 |
|---|---|---|---|---|
| 54 | 13.5 | 15.0 | 16.2 | 17.7 |
| 30 | 9.6 | 10.7 | 11.6 | 12.6 |
| 24 | 9.1 | 10.1 | 11.0 | 11.9 |
| 18 | 7.3 | 8.0 | 8.6 | 9.4 |
| 12 | 6.3 | 6.9 | 7.5 | 8.1 |
※広島の販売会社が公表している料金表より(2024年4月1日改定・2026年10月に確認・税込・単位は万円)。いまの金額とは違う可能性があります。クラスの例は、軽=デイズなど、S=ノートなど、M=セレナ・エクストレイルなど、L以上=エルグランドなどです
大きい車ほど、オイルの量や点検の料金が上がるので、こうなります。
2つの販売会社を並べて、同じ名前のコースの金額を比べたくなりますが、おすすめしません。
コースの中身や、名前の付け方が、販売会社によって違うことがあるからです。
私なら、こう比べます
金額が分かったところで、判断の仕方をお話しします。
私がやるのは、この引き算です。
- ①パックを使わずに、自分で払ったらいくらかを出す(点検・オイル交換・車検の費用など)
- ②パックの料金と並べる
- ③差額と、余分に付いてくる中身を見る
たとえば、パックのほうが点検が余分に付いていて、数千円高いだけ。
そういう形なら、私はパックを選びます。
逆に、使いきれない点検が何回も入っていて、金額だけ大きいなら、見送ります。
① 個別に払うと、いくらか
引き算の材料として、日産の販売会社が公表している、個別のメニュー料金を並べておきます。
大阪の販売会社の料金表で、セレナなどが入るMクラスの場合です。
| 項目(Mクラス) | 個別に払うときの料金 |
|---|---|
| 安心6か月点検 | 8,800円 |
| 法定12か月点検 | 18,920円 |
| 車検(法定24か月点検+保安確認検査料) | 43,120円 |
| エンジンオイル交換(技術料1,650円+オイル代6,820円) | 8,470円 |
※大阪の販売会社が公表している料金表より(2024年4月改定・2026年10月に確認・税込)。保安確認検査料は、車検で、車が基準に合っているかを確かめる検査の料金です。車検は、自賠責保険料・重量税・印紙代などの法定費用が別にかかります。パッキン代は別で、オイルフィルターを交換する場合は、部品代と技術料が別にかかります
たとえば、Mクラスの「18・車検つき」を、この表で考えてみます。
内容は、6か月点検が2回、12か月点検が1回、車検が1回、オイル交換が4回です。
※中身は、東京・広島の販売会社が公表している内容に合わせた目安です。車種やグレードによって、オイル交換の回数は変わります
個別に払うと、17,600円+18,920円+43,120円+33,880円で、113,520円です。
オイルフィルターの交換は、含まない計算です。
大阪の販売会社の「メンテプロパック18・車検つき」は、Mクラスで92,400円です。
差は、約2万円です。
※大阪の販売会社の料金表(2024年4月改定)より。2026年10月時点の金額とは、違う可能性があります
個別の料金の積み上げが分かっていると、パックの金額が高いのか安いのか、自分で見当がつくようになります。
車を買うときの見積もりに付いてくる「乗り出しパック」も、同じように1行ずつ値段を当てていくと読めるようになります。
ドアバイザーやコーティング、次の車検の前払いまで、1行ずつ見た例はこちらです。
② パックに入っていないものを、確かめる
いちばん誤解が起きやすいのは、パックに入っていないものです。
車検つきのメンテプロパックに含まれる車検の費用は、公式サイトによると、法定24か月点検と保安確認検査料です。
次のものは、含まれていません。
- 自賠責保険料、重量税などの諸費用(法定費用)
- 点検の結果、部品の交換などが必要になったときの追加の料金
- 車の状態に応じて必要になる、整備の料金
※ 日産公式サイト「メンテプロパック ガソリン車、ディーゼル車、HEV」と「メンテプロパックについて(よくある質問)」より(2026年10月に確認)
含まれないものを勘違いすると、「パックに入ったのに、車検で追加のお金がかかった」と感じてしまいます。
契約するときに、「このパックに、車検の整備費用は入っていますか」と一言確認しておくと安心です。
すでにパックに入っている方向けに、車検代の内訳は、こちらでお話ししています。
③ 使いきれるかどうかを、考える
もうひとつ、見落とされがちなところがあります。
パックには、有効期限があります。
公式サイトには、こう書かれています。
「有効期限を過ぎた場合は、精算及び解約はできませんのでご注意ください。」
※ 日産公式サイト「メンテプロパックについて(よくある質問)」より(2026年10月に確認)
使わないまま期限が来たぶんは、返ってきません。
また、パックの点検は、お客さまが日産のお店へ車を持ち込む形が前提です。
お店に車の引き取りと納車をお願いすると、別に料金がかかります。
ですので「お店に半年ごとに行けるか」は、金額と同じくらい大事な条件です。
遠くて足が向かないお店だと、いい商品でも使いきれません。
日産のパックは、全国の日産のお店で受けられる(一部の販売会社を除く)ので、引っ越しても続けやすいのは安心です。
私自身も、パックに入ったことがあります
じつは私も、日産リーフに乗っていた頃、車検のときにメンテナンスパックに入りました。
車検から始まるタイプのパックです。
日産のお店で、リーフの11年目の車検を受けたときのことです。
| 私が提示された内容 | 金額 |
|---|---|
| 車検だけ受ける場合 | 105,000円 |
| パックに入って車検を受ける場合 | 110,000円 |
| 差額 | 5,000円(点検や洗車が3回ついてくる) |
※私が実際に提示された金額です(2022年12月・日産のお店)。車種・お店・時期によって変わります
入るつもりはなかったのですが、値段設定が絶妙で、つい入ってしまいました。
5,000円で、点検が3回。
お金を払う立場で、お店の雰囲気を体験できるのは、それだけで価値があると思いました。
まぁ、勉強代です。
リーフは電気自動車なので、エンジンオイルの交換はありません。
この記事で取り上げているガソリン車やe-POWER車のパックとは、内容が違います。
ですので、この金額は、ほかの表とは並べずに、私の実例としてお伝えしています。
グッドプラス保証には、入ったことがありません。
ひとつ、正直にお伝えしておきます。
私が経験したのはリーフのパックだけで、グッドプラスには入ったことがありません。
ですので、グッドプラスのところは、日産の公式サイトに書かれている条件と、いただいたご相談への私の考えをもとにお話ししています。
パックは「安くする道具」というより、「考えなくて済むようにする道具」なんだと思っています。
金額以外に、もうひとつ手に入るもの
あまり書かれていないことかもしれませんが、もうひとつあります。
パックに入ると、半年に一度、お店に顔を出す理由ができます。
「定期的に会う」というのが、じつは大きいんです。
担当の方がお車のことを覚えていてくれますし、こちらも小さなことを相談しやすくなります。
困ったときに「あの人に聞いてみよう」と思える相手ができる、ということですね。
もちろん、パックに入らないと相談できない、という話ではありません。
ただ、通う理由があると関係は続きやすい、というのは確かだと思います。
お店とはいえ、人と人とのお付き合いですから。
まとめ:あなたのカーライフに合わせて判断しよう
日産のメンテプロパックとグッドプラス保証、どちらも一概に「絶対必要!」とも「全く不要!」とも言えません。
- メンテプロパック:日産のお店で楽にメンテしたい・安心重視の方におすすめ。自分で管理してコストを抑えたい方は要検討
- グッドプラス保証:私なら、新車のときの3万円ほど(Mクラス)なら付けます。2回目の車検のⅡ(フルパックで約6万〜10万円)は、車の状態と走行距離を見て、見送ることもあります。不安だけで高い保証を全部付ける必要はありません
- 入る前に、3つだけ確認:入れる時期(新車のときは新車無料1か月点検まで)/やめるときの条件/初回車検を日産に入れるかどうか
- メンテプロパックの金額は、販売会社ごとに違います。よその金額ではなく、「自分で個別に払ったらいくらか」と比べてみてはいかがでしょうか
最終的には、ご自身の車の使い方と、「安心」にどこまでお金をかけるか、という価値観で判断するのが良いと思います。
あなたが納得して選べたなら、それが一番「損しない」選択です😊
同じ「必要か、いらないか」の判断は、車検の見積もりでも出てきます。
車検の中身を、ディーラー車検を例にくわしく知りたい方は、こちらでお話ししています👇
車の知識をゼロから整理したい方は、20記事以上を「6つの章」にまとめた教科書ページもどうぞ👇
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